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(回答先: 違憲の自衛隊創設から始まった数々の憲法空洞化を経て戦争法案に至った今日までの罪の深さの検証も必要 投稿者 仁王像 日時 2015 年 9 月 19 日 17:01:24)
存立危機を認定する場合は、例がくなく国会の事前承認が必要など様々な言質をとっている。これらを正確に理解して国民自らの手で是正していくことが重要/木村草太
(昨夜の報ステ)
〔支持率37.1%↓に 特に女性安保採決「評価せず」7割〕
木村草太「法案に違憲部分があったことは確実であり、それが可決されたこと、しかもその手続きは極めて強硬であったことは極めて残念だ。
ただこの国会で政府はさまざまな言質(げんち)を取られた。たとえば先週月曜日、横畠内閣法制局長官は『武力攻撃事態でない場合に存立危機事態を認定できる場合はほぼない』と言っている。これは事実上、存立危機事態条項によって集団的自衛権を行使できない、と言っているようなもので、これは非常に重要な言質だと思う。
この他にも民主党等の野郎は緻密な質問を組み立てたので、政府から非常に重要な言質をたくさん取っている。あるいは法案に賛成した次世代等の各党が法案と引き換えに付帯決議を付けさせたが、ここでも武力攻撃でない場合に存立危機を認定する場合は、例がくなく国会の事前承認を取らなくてはならないと書いてある。政府が独断で集団的自衛権を行使できるというそういう事態は防がれている。
日本が武力攻撃を受けていれば、確かに緊急の場合があるが、”存立危機”だけを認定する場合は、必ず国会の承認を取ることになっている。しかもこの付帯決議は、閣議決定にもなっている。
野党は法案を廃案にしたり文語を修正というところまではいかなかったが、相当の努力をしたし、無視できない歯止めの言質も取っている。将来的には違憲部分を除去したり、今回立法技術的に稚拙な部分が非常に目立ったが、これを改定していくということが必要だ。それが行われるまでは国会審議で取られた政府の現地や付帯決議や閣議決定という内容を正確に理解して乱暴な運用を防ぐ、これが大事だと思う。
また違憲訴訟だが、実際に集団的自衛権の行使が行われた場合、違憲判決がでる可能性は高いと専門家の間では言われている。
しかし今回のような明白は違憲立法の場合は、裁判所に頼るのではなくて国民自らの手で是正ができないとダメではないかと思う。デモや勉強会への参加もそうだろうし、本を読むニュースを見る、それを選挙でそれを表現する。こうした形で意志を表示していけば、これは是正できると思うし、今回の安保法制がむしろ日本に立憲主義が定着するきっかけになって欲しいと思う」
- (政治板)「駆けつけ警護」は、自衛隊が過失を犯すと自衛隊員個人の責任になるのが今の法体系/伊勢崎 仁王像 2015/10/19 21:35:18
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