http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/194.html
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フロリダの陪審が2兆円を超える賠償をたばこが原因であるとみられる肺がんで亡くなったとされる男の未亡人へ払うようにたばこ会社へ命じる評決を出した。
日本では、東電に対してアメリカのトモダチ作戦で被曝したとされる米兵の方たちの裁判と、アメリカのサンオノフレ原発の蒸気発生器が不良品だったとして三菱重工へその責任を問う裁判が起こされているが、その詳細はほとんど明らかになっていない。
特に、三菱重工の場合、蒸気発生器の納入時の検査などがどうなっていたかについて、ほとんど報道がない。しかし、例えば、ガンダーセン氏のサイトでは、原発運営側が検査をしたうえで納入を受け入れていることが明らかにされている。そもそも、蒸気発生器の取り換えは、熱交換のための細管の合金を新しいものにしているが、既に原子炉全体としては相当に経年劣化していて、振動特性などがかなり変化してしまう新しい合金製の細管を採用すること自体が不自然だった。つまり、取り換えするにしても今までと同じ合金で作られた熱交換器にするのであればコスト自体も、また時間も節減できるはずだった。実績のない新しい部品にした結果、それなりのシュミレーションでの検査が必要になり、それなりの結果が出たはずだが、そのことがサンオノフレ原発運営側からも三菱重工側からもきちんと出てきていない。
同様に、アメリカを舞台として、武田薬品がアクトスという糖尿病治療薬で巨額の賠償請求をされている。
下に引用する記事では、今回の評決で裁判が終結するような印象を受けるが、実際はこれで確定ではなく、いわゆる上訴・上告ができるし、実際、今回のたばこ会社も、武田薬品も巨額の懲罰的賠償金が不当だとして新たに別の裁判を申立てしている。少なくとも、まだ裁判が続いているということも触れて報道をするべきではないかと思う。
東電と三菱重工は、裁判の状況をもう少し公的に明らかにするべきではないかと思う。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140720/amr14072018090002-n1.htm
たばこ会社に懲罰的賠償2兆円超 米陪審評決
2014.7.20 18:09 [米国]
RJレイノルズ・タバコは約236億ドルの賠償支払いを命じられた=2008年、米ノースカロライナ(AP)
米フロリダ州の陪審は、夫が肺がんで死亡したのは長年の喫煙が原因だと主張する女性の訴えを認め、米たばこ大手RJレイノルズ・タバコに懲罰的賠償約236億ドル(約2兆3900億円)の支払いを命じる評決を出した。米主要メディアが19日報じた。
キャメルなどの製品で知られるレイノルズ側は「合理性を欠いた評決だ」と反論し、異議を申し立てる方針。原告の女性はシンシア・ロビンソンさんで懲罰的賠償のほか、遺族側に約1680万ドルの損害賠償も認められた。
ロビンソンさんは夫が1996年に36歳で死亡したのは、13歳から毎日1〜3箱のたばこを吸い続けた結果だと指摘。メーカーが健康への悪影響や中毒性を隠蔽したのが原因だと主張した。(共同)
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