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今のジャパンではせいぜい25%の投票で選ばれた内閣が2/3を本来必要とする憲法内容を実質的にかえようとしてるとか。にしても自民のこの安定政権ぶりは震災で揺らいだジャパン人の里帰り的メンタリティーによるとおもうねん。しかし、その支持者のコアは勝ち組だしネット右翼の妄衆達も貧乏負け組であっても、(だからこそ)精神的には国家主義になる。しかし、安倍の性格って読めないね。小泉のような派手さもないネガのような男だからこそ戦後の首相が誰も出来なかった制度的変更が可能なんだろう。体制変革期の初期に良く出るタイプだ。ヒトラーの前の首相とかだ。誰が安倍の精神分析してくれ。次のたか派首相こそ真に危険なのだ。 で、民主主義の向上への道筋が世に喧伝されているのは幻にすぎないことを検証してみるか。 タイじゃ内閣が司法で否定されて軍事クーデター。 民主主義の自浄作用なんて1/10000の確率でのみ成立する。 三権のうち、二権が独占されて成立している議院内閣制で、また、司法も行政の支配下にあるばあい、どのような民主化が期待できるのだ。おまけにでたらめな少数支配のためのテコのような選挙制度を抱えて。 ソ連じゃ崩壊時に連邦政府に立ち向かったのはエリツィン率いるロシア共和国政府だった。得てして体制内変革が困難な場合は地方政府と中央政府の対立や国家の分裂を生じるものだ。 当然、民主制をうたっていても改善困難なレジームにはドラスティックな根本的な革命、内乱の手しかないわけだ。例えばアメリカ建国は当時の最民主国家英国にたいして行われたし。フランス革命のいう絶対主義的レジームにのみ民主的革命の正当性があるなんて希少な例に基づく戯れ言だ。 周知のようにナチは合法的に選挙され、政権に就いたし。 また、現代の民主先進国と言われている英米も本当に民主主義によって国が向上しているのだろうか。ただ民主的手続きという儀式に則って現状維持が関の山じゃないのか。 話が長くなったが、簡単にいえば議会主義による民主化なんて既に理想的な民主制の元での話であって、そこに至るためには議会外の圧力がなくしてはありえないということだ。ほとんどすべての民主制は全体主義国家同様に銃口から生まれてきたのだ。 サラっと言ってのけたが、これには単なる社会的、経済的圧力のみでなく暴力あるいは物理的、軍事的圧力を要素、手段として否定できないのではないかということだ。ゼネストや大デモンストレーションだってそこには暴力の圧力を示唆すること無しにどれだけの力となるのだろう。 このような体制変革論は右翼政権に対する左翼やその反対でのみ、理論化され、実行されてきたが、それが民主制体にたいする民主化過程に適用できないと誰が決めたのだろう。それを言うと平和的変革という民主制の表看板が倒れるとしても、どうにも半永久的に変革され得ないエセ民主制の変革に他の方法が見いだせるのだろうか。あるとしたら個人的選択としてせいぜい国を捨て、他の体制を選ぶという消極的あるいは達観した政治的選択(一種の亡命)しかないだろう。
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