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ウクライナ紛争とマインドコントロール
2020年オリンピック開催地決定のころに紛争化していたトルコのことについて、今は全く報道がない。そもそも、公園の木を伐採するかどうかが原因であり、そういったことが政権に対する広範な反対運動に発展すること自体が不自然だった。更に、反政府運動に若い女性が参加していることが報道で大きく取り上げられていた。性的なものは最もマインドコントロールをかけやすい、つまり、人々の心を動かすときのとっかかりとしやすいものだ。世界のほぼ全域にテレビ放送は普及してしまっているし、インターネットや地デジ放送は先進国を中心にほぼくまなく普及していて、こういった地域では各個人ごとにマインドコントロールが可能だ。一定の方向へ誘導するだけでなく、一定の方向を回避するという形でのマインドコントロールが可能であるはずで、それまでもてはやされていた人や物事が一気に反対に遇されるということが起こるはずだ。実際、リビアではそれまでかなりの善政をしいていたカダフィ大佐が一気に追い落とされた。
ウクライナ紛争も背後にテレビやインターネットを使った様々な形でのマインドコントロールがあるはずで、今後どういった展開をするかは予断を許さない。ただ、ウクライナとロシア間の国境紛争は2012年夏には決着がついていて、クリミア半島をめぐって再度紛争が起こすことは難しいはず。ただ、ティモシェンコ氏が監獄から解放されたということは、ロシアとの紛争がある程度激化するという意味のはずで、ウクライナを通過する天然ガスパイプラインが閉められて、ヨーロッパへのガス供給が一時的にも無くなってしまう可能性はある。
BPのメキシコ湾海底油田事故がリビアでのカダフィ政権追い落としの前に発生し、これがイギリスのリビア空爆を誘導したことはほぼ確実と言えるはずで、今回のウクライナ紛争が本格的な中東紛争、つまり、サウジ王政打倒へと続く可能性もある。
サブリミナル効果によってどの程度のマインドコントロールができるかがはっきりしない。多分、相当に技法は進歩していて、ほぼどんなことでもやらせることが出来るようになっているのではないだろうか。問題は、そういったことを自発的にしたと見せかける必要があることで、動機の説明が付かない事件が多発すればマインドコントロールではないのかと疑う人々が出てくるのは自然なことだ。
だから、こういった意味でのマインドコントロール、つまり、サブリミナル効果を使ったインターネットやテレビなどを通じたマインドコントロールに対抗するためには、多分二つのことが必要なのだと思う。
一つは、サブリミナル効果によるマインドコントロールが可能になっているということを多くの一般市民が理解すること。このことによって、各個人がマインドコントロールに対して耐性が出来るし、また、他者がマインドコントロールにかかっているのではないかと注意することが出来る。
もう一つは、情報公開や手続きの透明性確保などにより、権力の正統性を確保することだと思う。判断の難しい問題が山積していて、現実の政治の中では困難さがあるが、それでもなるべく隙を見せないようにすることは有効であるはずだと思う。
その他、キーとなる人物にマインドコントロールがかからないようにメディア機器を監視するとか、いろいろな対策が実際はあるはず。
しかし、結局、マインドコントロールは現実を誤って自覚させるものだから、マインドコントロールが多用されればされるだけ、現実対処の方法が歪んでいき、結局社会が劣化するばかりのはず。マインドコントロールはある意味麻薬と同じで、それを使う方のモラルハザードを起こさせる。
2014年03月08日13時20分 武田信弘 ジオログのカウンターの値:44182
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