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http://www.nhk.or.jp/gendai-blog/100/181850.html
2014年02月27日 (木)
個人による精子提供の実態
きょう(2/27)のクロ現は「徹底追跡 精子提供サイト」です。
(番組趣旨より)
「私の精子を無償で提供します」。いま、ネット上に個人の精子提供サイトが立ちあがっている。詳細な出産実績が書かれているものもあるが、すべてが匿名で実態はわかっていない。本当にこうした活動は行われているのか。行われているとすれば、提供者は何を目的にこのようなことを行っているのか。希望する女性はなぜリスクを冒してまで提供を望んでいるのか。調査報道で一つ一つの事実を掘り起こし、水面下で行われる個人の精子提供の実態とその背景に迫る。
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おかしい。そもそも、出てきた精子提供者もそれを受けていた女性も顔を隠している。また、取材して結婚されている女性と未婚の女性がいたということを記者が言っていたが、その内訳、つまり、何人取材して、そのうち何人がどう言うケースと言う説明はなし。
慶応大学の医師の方が出てきて、衛生上の問題があるとか、または将来父親だと精子提供者が出てくる恐れがあると問題点を指摘していたが、そういったフリップもなし。
また、この医師は子供のことを考えるべきだと言っていたが、具体的に子供がどんな問題を抱えるかをまとめてはいない。
アメリカでは精子提供者について登録制を取っているとまでは放送したが、アメリカで何が問題化しているかを説明はしていない。
一番の問題は家庭を持つことなく子供を作ることが出来てしまい、それがそれで個人の選択の自由の結果だとこのNHKの番組が認めてしまっているような印象を与える点だ。このことは、国谷キャスターの「女性の産む権利がある」という発言に象徴される。
そんなことを言えば、無精子症の夫を持った妻は自由に浮気をしていいことになるだろうし、逆を言えば、不妊症の妻を持った夫は自由に浮気をしていいことになる。
社会の最も基礎となる家庭というものを持つための結婚を今の社会がどんどんと不可能にしているという問題点の指摘がない。つまり、能力給という一見もっともな給与制度を採用することで、現実には低賃金での労働を強い、社員教育もしないまま、短期的な利益だけを追いかけている現在の経済体制を容認しているのだ。
子供は両親が育てるものだ。男はそもそも精子を提供するだけではない。女性も単に男を精子源としてだけ見ているわけではないだろう。そもそも、精子提供を受けただけで10年以上にわたる子育てができるのか?
両性間の愛情という問題もまったく取り上げられていなかった。本来は、このことこそが問題点として指摘されるべきはずだが、こういったことの問題意識もNHKはなくしてしまったのか?
全体の印象は、以前、援助交際が流行っているということをテレビで取り上げた時と同じで、「こういったことが可能になっていますよ」という宣伝でしかない。
NHKは一体どうなってしまったのか。その内、「日本には低線量被曝被害は一切ありません。福島第一原発の事故は津波で起こったのであり、そのことは現場に居た作業員が証言しています。」とでも報道しかねない。実際、以前、事故調で作業員の聞き取りをやったとNHKは放送した。しかし、それは事故原因についてのものではなかった。国会事故調で作業員の方へアンケートを取ったのは、事故後の東電の対応などに付いてであり、事故当日、どんなことが現場で起こったかは聞いていない。または、少なくとも少人数以外には聞いていない。
こんな番組を作っていたら、この行先は、日本社会が破滅して、NHKの受信料が入らなくなり、NHK職員も路頭に迷うということのはずだ。まあ、今の偉い連中は逃げ切るのかも知れないが。
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