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米国が普通の大国に退潮し、近々「新・帝国主義の時代」の到来か
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/124.html
投稿者 仁王像 日時 2013 年 11 月 05 日 22:59:27: jdZgmZ21Prm8E
 


01. 仁王像 2013年11月03日 13:33:07 : jdZgmZ21Prm8E : GxoXEP2zAU
http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/746.html#c1
 (しがない所見だが)
 米国の覇権体制があと100年持つと思っている人はいないと思う。50年はどうか? これも思考のピントを合わせれば、まずあり得ないと思うのではないか。30年はどうか、この辺になると見解は二分されるかもしれない。
 20年後ぐらいとなると覇権体制の末期ぐらいが浮かんでくるのではないか。すでに覇権体制にはひび割れが生じてきていて、これが拡大しやがて収拾がつかなくなる予感がある。あと10数年もすれば、ガラガラと崩れ落ちていく可能性が高いのではないだろうか。
 田中「ブラジル主導で、BRICSが米国を回避したインターネット網を構築する計画も完工間近だ」とのことだが、以前には全く考えられない質的に大きく違った現象だ。米国はもはやこれを阻止する力を持ち合わせていないのだろう。
 以前、EUが独自にGPSを上げようとしたところ、米国から「待った!」がかかり沙汰やみとなったことがある。今後はEUが軍事用にも転用できる本格的なGPSを打ち上げる可能性も出てくる。そうなれば中国、ロシアもということになる。

・GPSの衛星はどれだけの数があって、どこの国がいくつ打ち上げているのですか?
 http://www.rex-rental.jp/knowledge/gps/gps_001.html

(上の続きのつもり)
 佐藤優「新・帝国主義の時代」2巻がある。未読だが、大体の想像はできる。
 つまりソ連邦が解体し、世界を大きく二分していた冷戦構造も終焉した。ロシアと周辺諸国は社会主義体制から離脱し、資本主義体制の道を歩んでいる(早20年)。
 中国は共産党の一党支配だが、経済は市場経済に移行し株も大量に売買されている。もはや社会主義国とは言えない、過渡期的な国家体制にある。古典的な社会主義国と看做されるのは、小国・北朝鮮とキューバのみとなっている。
 ここで米国が普通の大国へと凋落していけば、20世紀初頭辺りの帝国主義時代に逆戻りした世界地図となるということではないかと思う。

 この世界地図では大中の国々が、自国の利益のための市場争いや資源確保に先代の時代の武力進攻という形態とは少し違った多様な情報戦が主役となってゆくのではないか。
 米NSAが日本への諜報活動もしていて、その主な理由は経済活動で優位に立つため、などと説明しているのは、もはや普通の大国がやりそうなことではないか。
 米国が同盟国への諜報活動をしつづけることはもはや溝に嵌っていて抜け出すことはできない。そしてどういうわけか秘密裏に実施することも適わなくなってきている。極秘の裡に実行できてこそ覇権国の貫録というものである。 
スノーデンの前にも先駆者がいたが(名前は失念)、今後も第二、第三のスノーデンがスピンアウトしてくるだろう(覇権体制のひび割れ現象)。米国がたやすくバルるような諜報活動する能力しかなくなると、同盟国間との不信感も増大せざるを得す、米国が求心力を失っていくのは必然である。


http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/729.html#c4
 

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コメント
 
01. 仁王像 2013年11月05日 23:30:53 : jdZgmZ21Prm8E : QBYjZdfr6o
 田中「米国中心の覇権体制が比較的安定していた時期には、世界のマスコミや言論界が覇権体制に言及することは少なかった。政治経済の体制が安定していると、多くの人に、その体制が未来永劫、不変に続くものに見える。現体制が、いくつもあり得る体制の中の一つにすぎないと考える人は少なく、体制分析が出てきにくい」との指摘は非常に新鮮である。

 ある視点から見ると、中国はなにか不用心のようにも見える。中国の多くの要人がハーバードなどの米国に留学しているという。本来政治思想が正反対の米国へ何の抵抗感もなく留学するとこと自体が筆者には奇異に見える。
 ここで純粋に学問だけ収めて帰国するというのは考えにくい。何らかの工作を受けている公算が大きいと思う。中国の留学生受け入れに米国が何らかの便宜供与を計っていることも疑ってみる価値がある。

 中国が次の覇権国に仕立て上げられることを拒否し、現代の世界に「天下三分の計」を施す手綱さばきをするぐらいの大人の大国に脱皮して行くことを、同じアジア人として強く願う。


02. 2013年11月06日 09:49:00 : j38uWocHcc
現在のアメリカ首脳陣(前のブッシュ政権から)

天下三分の計は成されているのではないでしょうか?

(精密に数えると五分または六分割ですが)


03. 2013年11月06日 18:48:18 : FxqTcFOeT6
>>02

 その辺、私は把握していません。(仁)


04. 仁王像 2013年11月06日 20:37:28 : jdZgmZ21Prm8E : FxqTcFOeT6
◆中国包囲網のほころび/田中 宇
http://www.tanakanews.com/
 【2013年11月6日】 フィリピン政府が米政府に軍事駐留の強化を依頼しても、米軍は当初決めた海兵隊の巡回駐留を超えるプレゼンスの拡大をしなかった。アキノ政権は、米国の軍事協調強化が口だけであるとの苛立ちを強めた。行き詰まり解消のため、今年10月にオバマ大統領の訪比が計画された。しかし、米議会との対立による米政府閉鎖に対応するため、オバマは訪比を直前にとりやめ、比側の不満は解消されなかった。米国のやる気のなさをみて、アキノは再び中国に対する姿勢を緩和した・・・

05. 仁王像 2013年11月06日 21:32:29 : jdZgmZ21Prm8E : bytLjsdMBQ
 04の記事の解釈は、単にくたびれた米国が手抜きしているだけ、との見方もできるが、米国に寄生している世界権力の代理人たちが、中国を覇権国の側に追いやる・仕立て上げるためのサボタージュとの見方もできる。何かが臭う。

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