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真の国際化とは何だ。internationalのinterは入るとか相互という意味だそうだ。
とすると国際(くにぎわ)という訳語は極めて出島的は発想だ。明治期の造語だろうからしょうがないか。
しかし、その英語で造語した英米のいう国際化の実態は最後に植民地競争に勝ち残った覇権ブロックであることはいうまでもない。ここでちと厄介なのはなぜ彼らが勝者であるかというとその戦略が一番よかったということに加え、徹底した間接統治を採用したこと、そして英米の政治経済システムは20世紀においてはやはりもっとも自由主義的で普遍性があったということだ。
だが、その英米覇権と真の国際化との齟齬が徐々に拡大していることは諸子もご承知であろう。
簡単にもうせば、英語を世界言語と思い込み、当然のごとく他国民にそれで押し通そうとする英米人、そして普遍性のない文化や社会的慣習までも押し付けようとする英米人はまさに反国際化の古い帝国主義時代の白人同様の行動規範に完全に染まっているということだ。
もちろん、自国のアイデンティティを保持するのとそれを他国に押し付ける違いは中学生でも理解できるだろう。
では、真の国際化とは何だろう。それは異国の言語や文化、社会を結局、一つずつ理解していくほかはないのであって、国際化の内容において標準となるような絶対的行動規範や文化、社会慣習など存在しないということだ。そして、自由主義・民主主義、そして個人主義は普遍性があるとしたら、当然、地域や民族の個別性や自由性を尊重せずして、国際化は成し遂げられないだろう。
というわけで、諸子の考える国際化の定義とは?
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