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オウム裁判は死刑囚が証言台に立つという日本の裁判史上でも例を見ない展開を見せている。このカルト教団が引き起こした事件は、教祖逮捕後18年が経過しても尚、その全容解明は進まない。
加えて、被害者は未だにその後遺症に苦しみ、事件に関与し逮捕された40名に上る出家信者は、その洗脳の呪縛から逃れられないままに、人生を棒に振ってしまった。
恐ろしいことには、アレフ内部には教祖麻原に対する信仰が再燃していると指摘するジャーナリストもいる。特に最初期のオウム真理教を知るジャーナリストは、形を変え団体名を変えようとも、凶悪な本質は変わるわけは無いと断言し、事件が風化する頃合を狙って再び無差別テロを画策するのでは・・・という警戒感を解いてはいない。
ここでジャーナリストを自称する池袋在住の妄想メルヘン作家の言葉を借りるなら、第二のオウム事件により日本国内に騒乱を巻き起こそうとするオウムの残党には、その背後に日本の資産を略奪することを目的とする金融ユダヤナントカという人々がいるので、先ずはその連中の計画を暴露し、未然に防ぐことが大事だそうだ。
このあたりは流石にメルヘン作家と呼ばれるだけあって、その妄想は突っ込みどころ満載であるが、この点については、後ほど触れたいと思う。
さて、全世界を震撼させたオウム事件であるが、カルトが引き起こした事件の被害者数としては、それほど多くはない。例えば、キリスト教が世界中で行った略奪と虐殺の歴史においてその犠牲者となった数は数百万どころの騒ぎではない。地球上を席巻するほどの勢いで、大陸に発生した文明そのものを収奪し、破壊の限りを尽くしたのだ。
それらキリスト教の蛮行は、古くからあるユダヤ教にとっては異教徒の狂気なのだ。十字軍を始めとするそれらの宗教戦争は現代に到るまで継続していて、とくに死海周辺はユダヤ教、キリスト教、イスラム教が混在しており、その背景を知ることは日本人には不可能かも知れない。
この日本人の常識を根底からひっくり返したのが、オウム事件だったのだ。史実としてカルトを知ることは出来ても、我々の日常生活に無差別テロという形でカルト集団が出現したのだから、日本人にはトラウマとさえ言えるような記憶の傷となって残ってしまったのだろう。しかもそれが伝承や絵巻物ではない映像や音声として記録されてしまったのだ。
今回、朝日新聞が指摘しているのは、『不正選挙』なる意味不明な妄想と虚言を繰り返す池袋に本部を置くメルヘン作家を教祖とする宗教団体(仮)のことではない。日本を震撼させた大事件に関わった死刑囚が証言台に立つという司法界でも類例の無い裁判に、或いは狂信的な信者が同様の映像記録を残すための行為を行ったり、証言内容によって当時の事件背景があからさまになることを恐れ、証言者の暗殺等を防止するために、東京高裁が徹底した警備を敷いたことに着目しただけである。
つまり池袋の肥え達磨がやった悪辣で下品な違法行為は、厳粛なる法廷を守るための対策を講じた以上のものではなく、阿修羅掲示板や自身のブログで「私は主犯ではないが、中心人物です」と自白したとしても、誰も相手にされていないのだ。
私はそれでは池袋のインチキガマガエルが可哀想だと思うから、哀惜の情により、こうして取り上げているのだ。
上記でこのインチキ妄想作家がオウム事件の背景とやらを妄想をこねくり回して文章にしていることを取り上げているが、最早、発狂レベルの主張である。
しかも噂と怪聞、伝聞だけでそれを組み立てているのだ。さらにそれで自費出版本を出し、それを買い求める暇人も出てきた。まあ、書く方も読む方も同類である。
朝日新聞を徹底的に糾弾しておきながら、自分の都合に合わせて記事を取り上げるのは毎度のことであり、つける薬は無いほどに、頭のどこかのネジが外れている状態なのだ。
それと、つい最近小さな出版社がこのインチキ教祖の本を出版し、全国展開をしたらしいが、調子に乗ってまた本を出すらしい。しかも一応は出版社の体裁をもっているところから出すので、それまでの安普請な小学校新聞レベルのレイアウトと紙質ではないようだ。
ところが、その本ですら既にブログ内において自費出版であることを自白していて、またぞろ信者どもに資金援助を頼み込んでいる。それまでのブログ内での文章では如何にも出版社がコシミズに出版依頼を打診したかのような文面であったが、思うように本が売れないので、本音を吐露してしまったのだろう。
思いつきと妄想だけでは、世間の常識人を騙すことは出来ないので、出版社としても「このオッサン、大口叩いた割には大して売れねえ」くらいの評価が下されたであろう。一冊目は出版社の思惑もあり、資金提供の申し出もあっただろうが、巷に流布する電波本の一種以下の低レベルさで、「オッサン、次に出す本は全額テメエでカネ出せ!そうすりゃうちから出してやってもいいぜ」くらいのお叱りはいただいただろう。
そこで、信者を繋ぎ止める意味でも、朝日新聞の報道を即座にブログ記事にしたのだ。
ところが、朝日新聞の記事そのものが全くお門違いの内容だったというオチが付いて終わっただけだ。
可哀想なガマガエルである。
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