http://www.asyura2.com/13/cult12/msg/567.html
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放射脳にとって1msvに医学的、科学的に何の意味もないという事実は
「不都合な真実」。
科学よりオノデキタ、デマイエロー、デマリン、野呂美加みたいな方が、
阿修羅の方はお好きなんでしょうか?
https://twitter.com/HidetaFukushima/status/399243690163441664
https://twitter.com/HidetaFukushima/status/399243544365236224
https://twitter.com/HidetaFukushima/status/399175424975990784
https://twitter.com/HidetaFukushima/status/399135576151949312
kikulogから
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1382527433
国が除染目標とする年間追加被曝1mSvは本来は将来目標。
これはもう当たり前になったとは思うけれども、あくまでも「追加被曝」なので事故前のバックグラウンドは引いたもの。
ICRPは平常時の上限として「追加被曝年間1mSv」としているが、これは要するに50年そこに住んでいても追加被曝は50mSvに留まるという意味と、自然被曝の地域差程度という意味がある。特に東日本はもともと自然放射線量が少ないので、年間1mSv追加しても、ヨーロッパやアジアにはそれよりも被曝量の多い地域がたくさんある。
この1mSvはあくまでも単に「切りのいい数字」であることには注意したい。シーベルトという単位で切りのいい数字というだけなので、違う単位を使っていれば、また違う基準になったはずのもの。あくまでも「だいたいこのくらい」という決め方をしただけだということは頭にいれておいていいだろう。もちろん基準としては数値を決めるのだけど、じゃあそれを少しでも超えたらいけないのかといえば、そういうたぐいの数字ではない。
この年間追加被曝1mSvは本当なら内部被曝と外部被曝を合わせた実効線量であるべきものなのだけども、除染目標は空間線量率で0.23μSv/h(バックグラウンド0.04に0.19を上乗せ)という計算になっている。これにはいろいろな問題がある。ひとつには、0.23というとまるで有効数字ふた桁のように聞こえてしまう点で、実際、0.24ならだめなのかという馬鹿げた議論になってしまう。上で述べたように1mSvが「切りのいい数字」にすぎないうえに、バックグラウンド0.04というのがまたただの平均的な数字に過ぎないのだから、ここで0.23のふた桁目を厳格に考える意味はない。意味がないだけではなく、害があると言ってもいいと思う
今は食品中の放射性物質量は非常に低く抑えられている(生産者の大変な努力のおかげ)いて、多くの人の内部被曝は年間1mSvに比べてはるかに低い。だから、内部と外部合わせて1mSvというのを外部被曝だけで1mSvだとしても問題はないだろう。しかし、空間線量率から被曝量を出すところは相当まずいことになっている。政府は、その地域の空間線量率から、「1日8時間屋外にいて空間線量率通りに被曝、残りの16時間は屋内に滞在してそのときの線量率は屋外の0.4倍」と決めうちで計算したものを被曝量としている。これが実効線量だと思っているのかどうか、あまりよくわからない。しかし、これは被曝量をかなり過大評価しているらしいということはわかってきている。2011年にテレビユー福島の社員34人が1年間積算線量計をつけたデータ(早野さんの資料にこれを含めてほかにもいろいろなデータが出ているので、見てください
http://www.tuf.co.jp/pdf/2013_09_01_hayano.pdf )によれば、2011年の福島でもバックグラウンド含んで1年間で平均1.3mSv程度、最大の人でも2mSvちょっとと、モニタリングポストの線量から推定される被曝量の1/4程度になっている。
これは、空間線量率から外部被曝量の推定法に問題があることを示している
ちなみに、モニタリングポストとサーベイメーターと個人の積算線量計は実は違うものを測っているので、同じ場所で測っても数値は違う。測っているものも違うし、校正条件も違う。僕も参加した勉強会まとめ( http://togetter.com/li/564491 )の最後のほうに@clear_wtさんがまとめられた、いろいろな測定量と実効線量の関係の図があるので、見てください( https://twitter.com/clear_wt/status/380269805825048576/photo/1 )。モニタリングポストの数値はわざと低く表示しているとかいう陰謀論もあるんだけど、そうではなくて、測っている量が違うから。そして、サーベイメーターやリアルタイム線量測定システムが表示する1cm周辺線量当量率は、今のように周囲のあらゆる方向から放射線が飛んでくる状況では実効線量率よりも30%ほど大きな数値になることもわかる。いっぽう、積算線量計は校正条件がサーベイメーターと違うために、今の状況ではたまたまほぼ実効線量と一致する数値を出す。まあ、難しいことは考えずに、いろんな測定値は30%やそこらは誤差のうちと思ってもいいと思う。しかも、多くは被曝量を過大評価していることにも注意。積算線量計で測った個人線量が各自の実効線量そのものに近いわけで、それはそれですっきりしている
いずれにしても、空間線量率からの実効線量の推定は数倍の過大評価であることと、基準は本来、個人の実効線量に基づくべきであることは知っておきたい
で、今は年間20mSv以上のところは避難しているわけだけれども(この20mSv/yはICRP勧告に書かれている緊急時被曝状況の下限から取ってきた数字で、これももちろん「切りのいい数値」にすぎない)、この数値は空間線量率に基づいているのでおそらくは数倍の過大評価と思われる。年間20mSvとされているところも、個人の実効線量をきちんと測れば、数mSvなのではないだろうか。
半端になったので、あとでまた書き足したり、書き直したりします。たぶん
宣伝ですけど、連続した数値のどこかに「えいやっ」と線を引く話は「科学と神秘のあいだ」でも一章割いて書きました。
[追記12/10/30]
前に見ていた文章が見つかったので、追記。平成23年12月22日付けで原子力委員会に出された「低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ報告書」( http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2012/siryo02/siryo1-3.pdf )から、避難区域設定時の20mSv/yは過大評価だったことについて書かれた部分を引用しておきます。この文章は現存被曝状況や発ガンリスクなどについても整理されているので、読んでみるとよいと思います
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今回、政府は避難区域設定の防護措置を講じる際に、ICRPが提言する緊 急時被ばく状況の参考レベルの範囲(年間 20 から 100 ミリシーベルト)のう ち、安全性の観点から最も厳しい値をとって、年間 20 ミリシーベルトを採用 している。しかし、人の被ばく線量の評価に当たっては安全性を重視したモ デルを採用しているため、ほとんどの住民の方々の事故後一年間の実際の被 ばく線量は、20 ミリシーベルトよりも小さくなると考えられる。
イ)具体的には、外部被ばくについて、福島市における子ども・妊婦 36,478 人を個人線量計を用いて測定した結果、子ども・妊婦の1ヶ月間(本年9月) の追加的な被ばく線量は 0.1 ミリシーベルト以下が約8割を占めた(平成 23 年 11 月 1 日福島市災害対策本部発表資料)。一方、福島市の空間線量率は毎時約 0.92 マイクロシーベルトであり、この値から避難区域の設定の 際に行った方法により被ばく線量を推計すると、年間約 4.8 ミリシーベル ト、月間約 0.4 ミリシーベルトに相当する。これらの結果から、単純に比 較すれば、福島市における実際の被ばく線量の測定値は推計値の4分の1 程度となる。
ロ)また、文部科学省が行った、児童を代表する教職員に関する個人線量計に よる測定結果では、屋内・屋外の空間線量率にそれぞれの滞在時間を掛け て推計した被ばく線量に対し、実測値は平均で 0.8 倍になっている。(「簡 易型積算線量計によるモニタリング実施結果(その4)(概要)」(平成 23年6月23日文部科学省))
ハ) 福島県が実施している「県民健康管理調査」の先行調査地域(川俣町(山 木屋地区)、浪江町、飯舘村)の住民のうち、1,589名(放射線業務従事者 を除く。)の事故後4ヶ月間の累積外部被ばく線量を、実際の行動記録に 基づき推計したところ、1ミリシーベルト未満が998名(62.8%)、5ミリ シーベルト未満が累計で1,547名(97.4%)、10ミリシーベルト未満が累計 で1,585名(99.7%)、10ミリシーベルト超は4名で、最大は14.5ミリシー ベルト(1名)であった。
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