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さいたま新都心駅から200mの場所にある「三菱マテリアル」には、劣化ウランやトリウムなどが含まれるドラム缶が3万本も存在する。
劣化ウランは燃えると70%が極めて細かい「エアロゾル」というミクロン以下の微粒子の状態になる。
このエアロゾルは体内に入ると肺や肝臓にとどまりやすく、特にエアロゾル中の60%は5ミクロン以下の微粒子となり、半永久的に体外へ出ない。
このエアロゾルからは微弱な放射能が出続け、その量は年間1360レムと言われているが、これは許容量の8千倍の数値である。
しかもエアロゾルは簡単に戦場から数十km離れているところへも広範囲に飛散して広く汚染してしまう。
劣化ウラン兵器は作られたときからアメリカ国内で問題となっていた。
すでに1990年7月、アメリカ軍によって作成された報告書に、劣化ウラン弾が非常に強力な対戦車兵器であることを認めつつも、その着弾の衝撃で飛散する粒子を吸入した場合には放射能によるガンの発生の危険があり、使用を禁止される恐れがあると指摘していた。
劣化ウランを「低レベルのアルファ放射線放出物質」とした上で「戦闘状態によっては、劣化ウランのエアロゾルが制御不能なほど放出される。」「兵士が戦場でエアロゾルの劣化ウランに被爆した場合、放射線や化学的毒性の影響を強く受ける恐れがある」「体内被曝の時はがん」「化学的毒性は腎臓(じんぞう)損傷の原因となる」。
そして体内に入った劣化ウランの放射能がガンを発生させることは、すぐに実験的にも証明された。
1991年、世界で初めて湾岸戦争でイラクに対し攻撃力の高い兵器として使用された。
合計320トンの劣化ウランが投下された。100万個の劣化ウラン弾が発射された。
燃えたイラクの戦車の映像には劣化ウランを使用したあとが見つかっている。
しかしアメリカ兵たちはその危険性を一切知らされることなく、破壊されたイラク軍の戦車に乗ったり、中に入ったりしたことを1万人の調査で82%のアメリカ退役軍人が証言している。
使用された劣化ウラン弾の70%以上が発火したという報告もある。
320トンの劣化ウラン弾が使用され、もしそのうち燃えたものが1〜2%としても3〜6トンのエアロゾルが発生したと考えられる。
湾岸戦争に参加した米軍兵士69万6千人のうち、劣化ウラン弾による汚染地帯に身を置いた兵士は、43万6千人とされている。
その米軍兵士のほとんどは吸引したかもしれない。
湾岸戦争のすぐ後、まず米軍兵士のあいだに疲労しやすい、癌になりやすい、帰国直後にできた子供に異常が現れるなどの原因不明の現象がおきた。
アメリカの復員軍人局が調査したのに、湾岸戦争直後にはその報告を公開しなかったが、民間団体が手に入れて公表した。
これはミシシッピ州在住の湾岸帰還兵251家族を州全域に渡り調査したもので、戦争後に妊娠・出生した2百数十人の子供のうち67%が失明、無眼球、無耳、指が融合している状態だった。
血液感染症や呼吸器障害もあった。
また派遣された70万人のアメリカ兵のうち、現在1万4千人、つまり2%がガンになっている。
1995年1月の段階で全米で4万5千人が何らかの症状で苦しんでいる。
アラブ世界はイラクを中心として劣化ウランに汚染された。
広くアラブの人々の日常生活が汚染されたのだ。
イラクでは、数年後に被害が確認され、劣化ウランが原因と考えられている。
保健担当官は次のように報告している。
1.人間の子供の先天性異常が8%から28%と3.5倍に急増している。
2.5歳以下の子供では肝臓と腎臓の病気が死因の4番目、5番目である。
3.小児癌も増え、子供の死因としての小児癌の順位は7位から4位になった。
4.肺機能障害などの報告もなされている。
地上戦の行われたイラク南部地方最大の都市バスラの大病院イブン・ガズワン病院のジャワード・アル・アリ医師は、「バスラ市内のガン死亡者数が急増し、ガン発生率も10倍以上となっている」と述べた。
1999年にコソボに派遣されたイタリア兵のうち白血病による死亡者が6人に達し、イタリア政府はアメリカ軍の使用した劣化ウラン弾の放射能が原因ではないかと疑い、2001年1月、NATOに情報公開を求めた。
ベルギーでは5人の兵士がガンで死亡し、フランスでは4人の兵士が白血病にかかっている。
1999年にコソボ紛争では3万1千発ほどの劣化ウラン弾が発射されている。
劣化ウラン弾の危険性はNATOにとっては「公然の秘密」だった。
アメリカ軍からその危険性はNATOにも伝えられていた。
コソボで使用された劣化ウラン弾を分析したスイスの研究者たちは、微量(0.0028%)のウラン236を検出した。
この元素は自然には存在しない。
この劣化ウランは使用済み核燃料の再処理工場から来た事を意味する。
するとこれには確実にプルトニウムが含まれている。
プルトニウムはごく微量でも人体に非常に危険な放射性物質で耳掻き一杯で5万人がガンを発症する。
そんなものをアメリカ軍およびNATOは戦場で使っていた。
これら劣化ウラン兵器は、通常兵器としてアメリカが世界世論の隙をぬって使い始めた。
しかし放射能で相手国に被害が起きることは始めから織り込み済みだったのであろう。
しかもアメリカはまだ50万トンの劣化ウランを抱えている。
ケンタッキー州パデューカにあるウラン濃縮用核施設など3カ所で、金属容器に収められて戸外に積まれている。
これらが兵器に使用されていけば、まだまだ被害は拡大するだろう。
日本の原発で劣化ウランを生み出し、アメリカ軍がそれを使用するという流れも存在する。
以下は、日本の核燃料使用施設(100本以上を保管している施設だけを抜粋)
政令第41条に該当しない事業所における放射性廃棄物の保管量は、191施設において200リットル容器換算で計約77,000 本相当となっている。
日本原燃(株) 濃縮・埋設施設事業(青森)450本
ジェー・シー・オー東海事業所(茨城)8,311本
日鉱金属(株) 磯原事業所(茨城)139本
住友金属鉱山(株)エネルギー・触媒・建材事業部(茨城)710本
東北大学金属材料研究所附属量子エネルギー材料科学研究国際センター(茨城) 163本
日本原子力発電(株)東海第二発電所 (茨城)2,919本
(株)日立製作所 エネルギー・環境システム研究所 (茨城) 740本
(株)日立製作所 エネルギー・環境システム研究所 分館(茨城)1,063本
三菱マテリアル(株)エネルギー事業センター(茨城) 4,011本
ニュークリア・デベロップメント(株)大宮管理室(埼玉)9,196本
三菱マテリアル(株)大宮総合整備センター(埼玉) 30,910本
( 独)理化学研究所 (埼玉)104本
住友化学(株) 千葉工場 袖ヶ浦地区(千葉)2,132本
旭化成(株)研究開発センター(神奈川)299本
旭化成ケミカルズ(株)川崎製造所(神奈川)539本
名古屋大学工学部 工学研究科(名古屋)151本
原子燃料工業(株)熊取事業所(大阪)260本
三井化学(株)大阪工場(大阪)1,889本
三井化学(株)岩国大竹工場 (山口) 3,379本
住友化学(株)愛媛工場(愛媛)555本
旭化成(株)延岡支社 日向細島一区 (宮崎)8,030本
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