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世の中には、正常な人間と狂った人間がいる。血液型や性別のようにはじめから最後まで分かれているものなら、なんら難しいことはない。狂った人間を避けていれば大丈夫だ。しかし、正常と異常の両者の間には、おそらく同じくらいの範囲と密度を持つ「境界」の領域が横たわっている。つまり、どっちに転ぶかわからない層、もしくは正常があるきっかけで異常に転換される段階がそれにあたる。
正常でいられないが、完全に現実を逸脱できるわけでもなく、病棟で管理されるわけでもない、この「境界線上」の無力な人々の団結で成り立っているのがカルトである場合が多い。リタード・コシミズひきいるネットカルト「独立党」はまさにその典型である。
かつては「現実にはなかった殺人事件」を捏造しては警視庁をたびたび困らせていたコシミズ。警視庁が捜査しないのは裏社会にてなづけられているから、との見解をネットに発表、担当の刑事の名前や顔写真まで公開した。そして被害妄想はさらに流行熱のように近辺の信者にも飛び火し、今回の選挙ネタでの騒ぎである。
まず国民新党の街頭演説に赴いては、亀井代表にとりいってカメラ視線で「ワタシが見方につけば４０万人の票がゲットできる」などと公開動画でアピール。彼らが惨敗すると立場をなくしたコシミズは現実の結果をまったく無視して「選挙結果が改竄されていたのが落選の原因。超人気ブロガーの私が応援して落ちるわけがない」などと狂いだし、そして昨年暮には「不正選挙」糾弾のキャンペーンを参議院選に備えて開始。
この時点でまたコシミズが選挙結果を不服として何らかの行動に訴えるであろうこと容易に予想できたが、まさか東京高裁で不正選挙を裁判沙汰にし、法廷をカルト党員で占拠し鎮圧されるところまでは常識人の私には見えなかった。ブレーキの壊れた集団の心理を理解するのは、ある意味、狂気を必要とするようだ。
コシミズを代表にした原告９名による第23回参議院議員通常選挙における不正な投票・開票をめぐる裁判は秋の終わりの霞ヶ関で汚臭を放つ煙をおこした。煙は「ないものをある」と言い張る妄想と、「なにがなんでも目立って歴史上の人物になりたい」とする病的な顕示欲のブレンドでできた幻覚剤からわきあがっていた。
ゴング。いつものように信者達にかこまれ勢いづいた豚教祖コシミズはのっけから大声で裁判長を非難。ついには２００％信者で構成された傍聴席と一体になった「売国奴」のシュプレヒコールで法廷がおき、恥をしらない窓際・ニートの連帯が場の空気をのっとる。いつものやつだ。http://www.youtube.com/watch?v=JsSb11QayhM
キチガイ集団の攻撃を受け、蜘蛛膜下出血へ至るプロセスを２年半短縮させられた斉藤裁判長は話の通じない境界線上の群集に心を折られ「嗚呼！はやく帰って甘酒のみながら娘のメールをチェックしよ」などと首をふりながら、すごすご退席したのだった。
見たか！俺様の力を。
しつけの悪い窓際・ニートを引率してヒキコモリ撲滅の社会見学ツアーを、まじめな国民の税金でまかなわれた神聖な裁判所において開催し荒らしまくったリタード・コシミズに反省の色はない。ユダヤの傀儡政権の一端に位置する法廷に風穴をあけ、司法に正義の鉄槌をくらわせてやった！などと息巻くだけである。
表現の自由も結社の自由も信条の自由も確かに戦後憲法で保障されているわけであり、狂ったカルトの大行進が拍車がかかる様に誰も抑制力は持てない。証拠がない「不正選挙」はコシミズのプロテスト商法にのって舞い上がり、黄沙で汚れた日本海上の空に日中の虹の架け橋をわたすつもりらしい。無論、日本が嫌いなコシミズはこうやって捏造をくりかえしては国家の威信を失墜させ、シナ共様に支配していただけるためのお手伝いをしているというわけだ。
それにしても・・・・・キチガイの妄想とかでないのなら、法廷で遊ぶのは案外おもしろいかもね。俺も色んな公共施設でゴネたことあるけど、いつも１人だったのでなんか本当の意味での経験はなかったんだよね。運動会もつまらない、遠足もつまらない、学園祭なんてもっとつまらない、スキーもつまらない、温泉もつまらない、仕事もつまらない、正月もつまらない、ギャンブルもつまらない、阿部千代フォローも究極的にはつまらない、万引きもつまらない、雪がとけたら春になる・・・これもつまらん。いっそ、ハイジャックでもしようかな。超能力で。
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