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低線量被爆で鼻血、下痢ねえ……(みんから) ギガベクレル単位で大量投与する治療があるが、その副作用にそれらの症状はない
http://www.asyura2.com/13/cult12/msg/373.html
投稿者 会員番号4153番 日時 2013 年 10 月 14 日 07:56:55: 8rnauVNerwl2s
 

「鼻血などの症状に関しては全くのデタラメですね。I-131をギガベクレル単位で大量投与する治療がありますが、その副作用にそれらの症状はありません。放射線性唾液腺炎ならよく出ますが。」これが真実。


「デマ拡散によるリスク拡大の可能性」を認めるかどうかは、彼の良心を測る最後の砦のようなものだったわけですが、彼は私が明示したこれすらも受け流しました。正直、勘違いするのも理解力が粗末なのもある意味仕方がないですが、ここだけはジャーナリスト云々以前に人として絶対に許せません・・・


「みんから」から
http://minkara.carview.co.jp/userid/441462/blog/d20110614/


低線量被爆で鼻血、下痢ねえ……
 東京周辺程度の低線量(0.1〜0.5μSv/時)の被爆で急性症状が何か起こるぐらいなら、西日本では東日本より有意に下痢や鼻血やガンが多いはずであるし、もっと自然放射線が強い地域では大変なことになっている。
 放射性物質が多かった3月21日のピークでも0.8μSv/h(東大柏キャンパス)。

 デマをまき散らす「自称ジャーナリスト」の影響が大きすぎて、驚くばかりだ。
 「うちの子も鼻血が……」「下痢が……」と反響が大きい。
 何かに注目しはじめると、普段見逃していることが目に付くようになる典型のようなことが起きているようにしか見えない。


 そのジャーナリストのブログに対する放射線科医の反論のtogetterがとても参考になる。気になる方は読んでほしい。放射線を扱う医療関係者ならではの解説だけに納得性が高い。

 解説中に登場するシンチグラフィーについては以下を参照。
シンチグラフィーとは


放射線科医による放射性ヨードI-131の解説と木下黄太氏のブログへの反論
http://togetter.com/li/149186

腺障害が本当にI-131によるものなら、I-131をどこかから調達して大量摂取させた虐待を疑います。 RT @chiba_donguri: すみません、これ→すさまじいRTされっぷりなんですけど、ありえないですよね? http://bit.ly/mr7Y0L


あと、鼻血などの症状に関しては全くのデタラメですね。I-131をギガベクレル単位で大量投与する治療がありますが、その副作用にそれらの症状はありません。放射線性唾液腺炎ならよく出ますが。 @chiba_donguri


さっきの件で、私がなぜ件の症状が放射線によるものではないと確信してるかについて、ちゃんと書いてなかった気がするので書いときます。まず、放射線の人体に対する影響ですが、種類別に複雑怪奇な反応を示す化学物質と違って、放射線はそんなに種類がないので、影響を比較的予測しやすいんですね。


たとえばβ線核種であれば、種類によって体内での行き先は違っても、出すものはβ線なので、基本的にはその物質が行きやすい場所でのβ線の影響を考えればいいわけです。厳密には同じ名前でもちょっとは違うのがあったりするんですが、まあ大差はないと思って問題ないです。


で、我々がやる甲状腺癌の治療に「I-131による残存甲状腺焼灼」ってのがあるんですが、これ、症例によっては1人の患者さんに5ギガベクレル以上、つまり5000000000ベクレル以上のI-131を投与するんです。これは患者さん自身が放射性物質として法的規制を受けるレベルのすごい量。


I-131(放射性ヨード)は皆さんご存知の通り甲状腺によく集まります。なので、もし甲状腺が結構残ってたら結構腫れたりもしますし、残存甲状腺はβ線で焼き尽くす感じの、結構荒っぽい治療です。甲状腺ついでに唾液腺にも多少集まっちゃうので、副作用の放射線性唾液腺炎はかなりの高頻度で出る。


ただし、この治療によって鼻血が出たり下痢になったりすることはありません。あるとしたら別の理由が必ずある。バセドウ病のI-131治療では下痢になることもありますが、これは甲状腺機能亢進症の症状が一時的に悪化することが原因で、やはり放射線以外の理由が明確に存在します。


「だってヨードは甲状腺に集まるんだから、集まった場所以外に症状が出ないのは当然だろ」そういう意見があるかもしれません。しかしこれも明確な理由をつけて「違う」と言えます。


http://bit.ly/lPbrqJ ここに、「I-131全身シンチ」という画像があります。黒いのがI-131が集まってる部位。この人は肺転移や頚部リンパ節転移があるので、それらの部位にもハッキリ集まっています。注目してほしいのは、何となく全身がボンヤリ見えてること。


これは、甲状腺や甲状腺癌の転移だけでなく全身にある程度はI-131が遊びにいってしまうことを意味します。全体からすると僅かな量ですが、そもそもの投与量がとんでもないので、これでも現状で意図せず環境から摂取して全身に回りうる量とは比較にならないほど多いんですね。


で、繰り返しますが、こういう集積をする患者さんにも下痢とか鼻血なんかは出ません。もうお分かりでしょう。現状で環境からの摂取で受けうる程度の内部被曝なんて、別に前例のない事態などではなく、我々から見たら散々既出の事例なんです。

では、子供ならどうか。子供の放射線感受性が大人より高いのは事実です。なので、放射性物質の投与を出来れば避けたいのは事実。ただ、甲状腺癌って子供でも見つかることがあって、私の経験では、9歳の子に残存甲状腺焼灼を施行したことがあります。結果、唾液腺炎以外の症状は出ませんでした。


また、治療量投与の経験は少なくとも、核医学の検査自体は子供に行う場合も結構あります。これもI-131同様にある程度全身に分布しますし、やはり現状で環境から摂取するよりは間違いなく多くの線量を浴びる計算ですが、核医学検査で副作用というのはほぼ出ないと思ってもらっていいです。


そもそも、大人で前述の治療量が大丈夫で、子供は現状の環境から摂取する量で鼻血下痢というのは、感覚的には「大人は鋼鉄の装甲だけど、子供の装甲はティッシュ1枚」くらい非現実的な差ですんで、満面の笑顔で「ねーよw」って言い放ってもいいです。


ということで、「関東で内部被曝による鼻血や下痢が!」を全力で否定するのは、それくらい明確な根拠があるわけです。一方で、それが放射線性のものであることの根拠は、聞いても教えてくれませんでした。私の見立てでは、多分これ。→ http://bit.ly/eKyveh


私に言えるのは、鼻血でも下痢でも、あんなのを真に受けるんじゃなくて、軽症なら様子見、重そうなら医者に診せるべきってことです。様々な原因で出うる症状なので、放射線のせいと思い込んで対処を誤ったら、その方が遥かに危険です。劣悪な環境下では、妙な感染症が出ていても不思議ではないわけで。


この「デマ拡散によるリスク拡大の可能性」を認めるかどうかは、彼の良心を測る最後の砦のようなものだったわけですが、彼は私が明示したこれすらも受け流しました。正直、勘違いするのも理解力が粗末なのもある意味仕方がないですが、ここだけはジャーナリスト云々以前に人として絶対に許せません。
 

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コメント
 
01. 2013年10月14日 18:00:43 : 2759xTbsXM
私の見立てでは//////

見立て ⇒ み旨⇒我は逝くんだみ旨道 統一教会の歌


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