http://www.asyura2.com/13/cult12/msg/315.html
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「震災当時に不安を煽る」講演会を聴いてしまったり、TV・新聞・週刊誌等の偏った情報によって放射線恐怖症のような状態になり、それ以降は放射線に関する情報収集を自ら拒んでいる市民もいる。」(市川陽子氏・小児科医)
酋長仮免厨さんのつぶやきから
https://twitter.com/kazooooya/status/386790799985221632
酋長仮免厨
@kazooooya
市川陽子氏・小児科医『福島県におけるリスクコミュニケーションの課題について〜小児科医の立場から見た福島県の現状〜』 http://j.mp/1f9wwbY
「「放射線被ばくはわずかでも健康に有害ある」という認識は誤りであることを、全ての国民が理解する必要性を強く感じている」
↓
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2013/siryo14/siryo1-3-1.pdf
福島県におけるリスクコミュニケーションの課題について
〜小児科医の立場から見た福島県の現状〜
いちかわクリニック 小児科 市川陽子
1.これまでの経過
国・県・東電から出される原発事故による放射性物質拡散地域及びその線量に関する情報開示が遅れ、事故当初は、放射線に関する知識を持っている医師でさえも混乱した。
さらに、放射線被ばくの情報に対する解釈が、識者や報道機関によって異なり、また、県内における放射線被ばくが健康に与える影響に関しては医師の間にも見解の相違があり、このために住民の混乱と不安が増大した。放射線被ばくの健康影響について、正しい情報を発信する者は御用学者と烙印を押され誹謗中傷の対象となり、このために口をつぐむ医療者もいると思われる。
2.福島市医師会母子保健委員会・福島市健康推進課としての取り組み
平成23 年10 月から、福島市母子保健委員会として、福島市健康推進課の保健師達との協力のもと、福島市内の各学習センター等で、「放射線と子どもの健康」と題する講演会を開催してきた。各開催地域の担当保健師がスケジュールを組み、講師は母子保健委員長他委員の計2 名で分担した。
講演会の参加者の殆どは子育て中の母親や孫のいる祖母の他、幼稚園、学校教諭・保育士などで、講演会を聴いた学校・保育園・幼稚園関係者からその後個別に依頼され、これもできる限り引き受けてきた。(資料)
3.講演会を開催した結果
開始当時は「何が本当なのかを知りたい」という参加者の思いが伝わってきた。
放射線に関する誤解をしている方々が予想以上に多かった。これは報道の在り方にも一因があると感じる。参加者からの講演会後の感想の多くは、よく理解できた、不安がかなり解消された、というものであったが、中には理解はできても感情的には不安が残るという感想も見られた。
平成23 年度当初は参加者も多く、ひとつの会場で50〜100 人程度集まったが、平成24 年度後半は10〜20 人ぐらいと少なくなってきた。
参加者の少ない講演会を座談会形式にしてみたところ、放射線に対する質問よりも、福島で今後も生活する工夫などの質問が多く寄せられることが多かった。参加者同士が自らの体験や思いを語ることで、お互いに助け合い励まし合えるという連帯感も生まれた。
このことから、現在福島市内に留まって生活している市民の多くは、放射線に関する基本的な認識はほぼできていると捉えることもできるが、将来の我が子の健康に対しての不安が全て払拭された訳ではなく、感情としては受け入れられないという市民もまだ多い印象がある。
また、市が開催する講演会そのものを知らない、あるいは、震災当時に不安を煽る講演会を聴いてしまったり、TV・新聞・週刊誌等の偏った情報によって放射線恐怖症のような状態になり、それ以降は放射線に関する情報収集を自ら拒んでいる市民もいる。
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