http://www.asyura2.com/13/cult12/msg/264.html
Tweet |
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%86%E6%95%99
概説
一般の大乗神教(顕教)が民衆(クルクルパー)に向かって広く教義を言葉や文字で説くのに対して、密教は極めて神秘主義的・象徴主義的な教義を教団内部の師資(エリート)相承によって伝持する。この点に密教の特徴がある。 また別の面からは、密教とは言語では表現できない「神の覚り」それ自体を伝えるものであり、「神の覚り」とその方法が凡夫の理解を超えているという点で「秘密の教え」であるということが密教の密教たる所以だともいう。これらとは異なり、密教の「密」とは「顕」に対する「密」ではなく、ソグド語で「日、太陽」を意味する言葉である「ミール」 (Mir) を漢字で「密、蜜」と音訳したものとする説もある。
本来、密教は文字によらない教えであり、先に述べたように顕教では経典類の文字によって全ての信者(クルクルパー)に教えが開かれているのに対して、密教は空海が『性霊集』に「それ曼荼羅の深法、諸神の秘印は、談説に時あり、流伝は機にとどまる。(恵果)大師が、伝授の(方)法を説きたまえり。末葉に、伝うる者敢えて三昧耶(戒)に遺越(違反)してはならないと。与奪は我(空海)が(意)志に非ず、(密教の教えを)得るか否かはきみの情(こころ)にかかれり。ただ、手を握りて(印を結んで、誓いを立てて)契約し、口に伝えて、心に授けるのみ。」と述べているように、「阿字観」等に代表される不生の三昧(瞑想)を重んじ、曼荼羅や法具類、灌頂の儀式を伴う「印信」や「三昧耶形」等の象徴的な教えを旨とし、それを授かった者(エリート)以外には示してはならないとされた。これは、灌頂が儀式の中で段階的に、行いを重視する「小乗戒」と、心のあり方を重視する「大乗戒」と、中期密教に始まる、象徴を理解するための基礎の「三昧耶戒」と、それに加えて無上瑜伽タントラでは、後期密教における神智を主とする発展的な三昧耶戒である「無上瑜伽戒」を与え、心地における覚醒を促し、密教に必要な諸々の戒律を参加者に与えることにより、その対象を限定した上で、「秘密とされる灌頂の授者を生きたまま(即身)諸神の曼荼羅に生じせしめる」からである。
それゆえ弘法大師空海は、密教が顕教と異なる点を『弁顕密二教論』の中で「密教の三原則」として以下のように挙げている。
1. 神身説法(法身は、自ら説法している。)
2.果分可説(神道の結果である覚りは、説くことができる。)
3.即身成神(この身このままで、神となることができる。)
日本の密教
日本で密教が公の場において初めて紹介されたのは、唐から帰国した伝教大師最澄によるものであった。当時の皇族や貴族は、最澄が本格的に修学した天台教学よりも、むしろ現世利益も重視する密教、あるいは来世での極楽浄土への生まれ変わりを約束する浄土教(念仏)に関心を寄せた。しかし、天台教学が主であった最澄は密教を本格的に修学していたわけではなかった。
よって、本格的に日本で紹介されることになるのは、唐における密教の拠点であった青龍寺において密教を本格的に修学した弘法大師空海が806年に日本に帰国してからであるとされる。 あるいは、空海に後れをとるまいと唐に留学し密教を学んだ円行、円仁(慈覚大師)、恵運、円珍(智証大師)、宗叡らの活躍も挙げられることがある。
日本に伝わったのは中期密教であり・・・
「密教」のその他の用法
密教という言葉を「秘密宗教」として広義に捉え、神秘的な宗教の総称として用いる場合もある。たとえば、ユダヤ人の神智学的伝統であるカバラをユダヤの密教と表現する場合がある(秘教も参照のこと)。秘密の儀礼(密儀)を旨とする古代地中海地域の諸宗教(オルフェウス教、ミトラス教など)の総称としては、一般に「密儀宗教」(みつぎしゅうきょう)が用いられる。
真言宗
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E8%A8%80%E5%AE%97
古義派・新義派
古義派
大日如来の本地法身説の教学(古義)による。現実世界の一事一物が法身(真理そのものを仏の身体とみなす)の大日如来の説法であると説いている。
新義派
覚鑁(興教大師)を派祖とし、大日如来の加持身説の教学(新義)による。現実世界の一事一物は、加持身の大日如来の説法であると説いている。
真言宗系諸派 総本山・大本山(各山会所属宗派以外)
これらの宗派は、ほとんどが戦後の分離独立であるが、寺院そのものは古くからあったものもあり、 新設されたものもあり、様々である。
古義真言宗系
霊雲寺 - 真言宗霊雲寺派総本山
七宝瀧寺 - 真言宗犬鳴派大本山(犬鳴山)
長柄国分寺 - 真言宗国分寺派大本山
鳳閣寺 - 真言宗鳳閣寺派大本山
極楽寺(西条市/石鎚山峰下) - 石鎚山真言宗総本山
前神寺 - 真言宗石鉄派総本山
菩提寺 - 真言宗花山院派大本山
鳳来寺 - 真言宗五智教団大本山
東長寺 - 真言宗九州教団本山
霊山寺 - 霊山寺真言宗大本山
長栄寺 - 新真言宗総本山
光明宝院 - 光明真言宗大本山
圓蔵院 - 明算真言宗大本山
日石寺 - 真言密宗大本山
福田寺 - 真言聖天宗大本山
千手寺 - 真言毘盧舎那宗大本山
大聖観音寺 - 観音宗総本山
護国院(紀三井寺) - 救世観音宗総本山
正暦寺 - 菩提山真言宗大本山
新義真言宗系
室生寺 - 真言宗室生寺派大本山
鑁阿寺 - 真言宗大日派根本道場
その他新宗教系教団
大王寺 - 一切宗大本山
解脱会
真澄寺 - 真如苑総本部(真言宗醍醐寺派から分離独立)
如意寺 - 辯天宗総本山(高野山真言宗から分離独立)
阿含宗(皇道治教・金剛院派の系統を継ぎ独立)
瀧光徳寺 - 中山身語正宗大本山(真言宗泉涌寺派から分離独立)
本福寺 - 光明念佛身語聖宗総本山
台覚寺 - 身言正宗総本山 この2つは中山身語正宗と創設者同一
金毘羅院 - 真言宗金毘羅尊流総本山
卍教団(真言宗諸派連合)系
龍造寺 - 大本山(旭川市)
高野山八葉閣 - 総本山(久留米市)
日本:
古代神学→密教→真言宗
西洋:
古代神学→ヘルメス派、ピタゴラス派、プラトン派→密教→エッセネ派→原始キリスト教→テンプル騎士団→フリーメイソン→ローズクロス→イルミナティ
原始キリスト教→ローマ帝国主義(ヴァチカン第一帝国)→神聖ローマ帝国(第二帝国)→ナチス・ドイツ(第三帝国)→アングロ・アメリカ・ロスチャイルド・シオニズム帝国主義(第四帝国)
*
おまけ:
http://www.blurty.com/users/chilledvodka
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。