http://www.asyura2.com/13/cult11/msg/676.html
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「原爆被爆者でも100mSvで0.37%(長崎)、0.66%(広島)の増加であるが、固形がん過剰リスクは100mSv以下では疫学的に不確定とされる。高自然放射線地域での低線量率慢性被曝では100mSvを超えても、転座型異常も発がんも過剰リスクは確認できない。
人体はきっちり仕事をしているが、電子に規定されない人間集団社会は100mSv問題をうまく解決できない。」(齋藤紀/わたり病院・福島市)
1リットルの醤油を一気飲みすれば倒れるが、100ミリリットルの醤油を一年かけてちびちび薄めて飲めば問題ないのと同じこと。
同じ医者でも共産党系の「奇形児デキタ」とかとはえらい違いだ。
共産主義に医学は関係ないからね。
■「福島県保険医協会グループ」掲示板から
http://www.fms.gr.jp/?module=Jouhou&action=Detail&eid=4095
苦しんできた100mSv問題
不死化細胞株を用いた実験ではDNA二本鎖切断はごく低線量の数mSvから10万mSまできれいに線量反応関係が見られる。放射線もDNAも原子殻中の電子に関係する物質中の物質であることを教えられる。
しかし24時間たつと二本鎖切断のほとんどは消失する。細胞内酵素反応によって切断が修複するからである。DNAが5万分の1に折りたたまれた染色体の場合も切断とその再結合を顕微鏡下に見ることができる。これもまた放射線や他のフリーラジカルによる切断現象である。染色体の誤った再結合である転座型染色体異常は体内で一生続く安定型異常であるが、放射線被曝に特異的ではなく生活全体の発がんリスクを反映している。つまりγ線100mSv荷重(医療被曝)で転座型染色体異常は約0.4%増加するが(p<0.001)100mSv以下の領域では線量相関性はあやしくなる(サイガーソン、2008)。
原爆被爆者でも100mSvで0.37%(長崎)、0.66%(広島)の増加であるが、固形がん過剰リスクは100mSv以下では疫学的に不確定とされる。高自然放射線地域での低線量率慢性被曝では100mSvを超えても、転座型異常も発がんも過剰リスクは確認できない。
人体はきっちり仕事をしているが、電子に規定されない人間集団社会は100mSv問題をうまく解決できない。しかしこの未解決性は当分人間社会にとって自然なようにも思える。
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(齋藤紀/わたり病院・福島市)
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