http://www.asyura2.com/13/cult11/msg/604.html
Tweet |
「0.1ミリグラムと聞くと、暫定基準値ぎりぎりの食べ物を食べ続けていたら、すぐにそのぐらいになるのではないか思うかもしれないが、実はそれだけの量になるには 823 年もかかるのである。現状の食品汚染レベルがだいたい数十ベクレルぐらいであり、水道水が不検出であることを考えれば、何も考えずに東日本の食品を食べても数千年はかかる計算になる。」(ある東北の科学者)
恐るべき反原発派の情報操作。
■放射線が目にしみるから
http://greenlig.jugem.jp/?eid=48
セシウムの致死量は?
「放射性セシウム137が500Bq/Kg含まれた食品を3年食べたら致死量に達する」
ということを言っている人がいるらしい。もしこれが本当なら、日本と基準値がほぼ同じで、チェルノブイリ事故で食品が汚染されているヨーロッパの人はバタバタ死んでいそうなものだが、そういう話は聞いたことがない。いっぽう、中部大学の武田教授によれば、セシウムの半数致死量は0.1ミリグラムだそうだ (※1)。0.1ミリグラムというと、見た目には食塩1粒ぐらいだ。それだけで2人に1人が死ぬというのなら、なるほどセシウムは猛毒ということになる。
そこで、基準値ぎりぎりのセシウム入り食品を何年間食べたら 0.1 ミリグラムになるのかを計算してみた。セシウムの暫定基準値と成人の1日平均食品摂取量は以下のとおりだ。
食品群 飲料水 牛乳・
乳製品 野菜類 穀類 肉・卵・魚
その他
暫定規制値(ベクレル/kg) 200 200 500 500 500
成人の1日平均摂取量(Kg) 1.65 0.2 0.6 0.3 0.5
摂取する放射能(ベクレル) 330 40 300 150 250
成人の平均摂取量はこちらの数値を使用した。
(投稿者注:元の投稿を確認してください)
したがって、一番下の行を合計すると、1日あたり 1070 ベクレルのセシウムを摂取することになる。1年間だと 390,550 ベクレルだ。
ところで、Wikipedia によれば、1グラムのセシウム137の放射能は3.215テラベクレル (3.215 x 1012 ベクレル) なので、半数致死量であるという 0.1 ミリグラムだと 3.215 x 108 ベクレルだ。これを年間摂取量の 390,550 ベクレルで割ると、823 年となる。
つまり、武田教授の話を信じるとすれば、
「セシウムが基準値ぎりぎりまで入った食品を823年間食べ続けると、半分の人が死ぬ」
ということだ(※2)。逆に言えば、それだけ食べ続けないと半数致死量にならないわけで、3年程度ではまず死なないと言っていいだろう。
0.1ミリグラムと聞くと、暫定基準値ぎりぎりの食べ物を食べ続けていたら、すぐにそのぐらいになるのではないか思うかもしれないが、実はそれだけの量になるには 823 年もかかるのである。現状の食品汚染レベルがだいたい数十ベクレルぐらいであり、水道水が不検出であることを考えれば、何も考えずに東日本の食品を食べても数千年はかかる計算になる。
サスペンスドラマなどでよく見かけるように、青酸カリ200ミリグラム(※3)をお茶に混ぜて人を殺すのはいとも簡単だ。しかし、0.1 ミリグラムのセシウムを一生の間に摂取するのは、福島原発のごく近くの山で野生のきのこ狩りやイノシシ狩りを一生続けたとしてもほぼ不可能だ。
※1 こちらのページに詳しいが、実際にはこれも怪しい。
(http://togetter.com/li/185357)
※2 正確には、「セシウムが基準値ぎりぎりまで入った食品の823年分を一度に食べ、すべてのセシウムが一度に崩壊して放射線を出した場合に半分の人が死ぬ」である。なお、スターウォーズの「ヨーダ」が800歳ぐらい。
※3 200ミリグラムは青酸カリの半数致死量。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。