http://www.asyura2.com/13/cult11/msg/572.html
Tweet |
ベレッタのナナメ45度視点!出張所から
http://ameblo.jp/hina8989/entry-11553321830.html
心疾患による死亡は本当に原発事故の被曝の影響なのか??
去年、心疾患での死亡が被災県で増えていることについて
「被曝の影響だ」という話が出まわりました
また、一部の人達は
「関東でも心疾患による死亡が急増している、原発事故の影響だ」
と騒いでいます
本当でしょうか??
一応平成24年度まで、統計が出ております
http://ameblo.jp/hina8989/image-11553321830-12577261968.html
http://ameblo.jp/hina8989/image-11553321830-12577261966.html
23年度は、岩手、福島、宮城で大幅に増加しています
これは、複数の医師が指摘しているように「震災のショックにや避難生活、避難による若者の減少」によるものだと考えられます
なぜかというと、津波や原発事故で避難を余儀なくされた3県で大幅に増加しています
逆に、栃木や群馬の様な、放射性物質の汚染レベルで言えば宮城、岩手より放射性セシウムの降下や沈着は多いですが、心疾患による死亡率はごく普通の推移です
http://ameblo.jp/hina8989/image-11553321830-12577261969.html
放射性物質、例えば放射性セシウムが心疾患による死亡に関係しているなら、むしろ群馬県や栃木県で増えてもいいはずですが、この2県の推移は事故前からの推移と変わらない
さらに「心疾患による死亡率」の値は「人口10万人あたり」です
なので表を見ていただくと解ると思いますが、高齢化している県では当然高くなっています
岩手や福島では、より高齢化が促進されています、これが「心疾患による10万人あたり死亡率」を押し上げる要因にもなっています
福島県では平成22年に65歳以上人口が25%でしたが、平成24年末には26.2%に増加しています
心疾患を「原発事故による被曝のせい」とするにはもう一つ問題があって、普通被曝量に比例して、また経年で「増加」するはずなのですが
平成23年度に比べ、平成24年度は岩手は横ばい、福島や宮城では御幅に減少しています、今までの増加推移と変わらない数値に平成24年度はなっていると見えます
これは平成23年度の増加を「原発事故による被曝のせい」とするなら無理のある話だと解ります
逆に「震災のショックや避難生活」が原因だと考えると辻褄が合います
「影響が単年度で緩和されている」のですから、要因は「単年度しか効かないもの」だと考えるのが妥当です
「被曝は累積…」
「放射性物質が体内に蓄積して…」
という話と、実際の心疾患での死亡率推移は辻褄が合いません
さて、「原発事故後関東で心疾患による死亡が急増している」というような話を
「病院で医師が言っていたのを聞いた」
とか
「私の知り合いも心疾患で…」
とか伝聞や体験談を根拠に流布している人も居ますが
グラフを見れば解るように全国の推移と変りなく推移しており、とても「急増している」という話にはなりません。また平成23年以前と比べても、推移は変わりません、東京、神奈川と栃木、茨城を比べるなら震災前から差が広がってきています、これは高齢化が効いてきているのではないかと考えます。
以上、見てきたように
原発事故による放射性物質の降下と心疾患には関連性がなく、23年度の異常値は「震災自体によるもの」の可能性が高い
また関東で心疾患による死亡は急増しては居ない、特に東京や神奈川などは、全国に比べても「増加が緩やか」なほうである
いま見られいている心疾患については、「原発事故による被曝とは直接関係ない」ことが県別の推移や、放射性物質の降下量の比較から言えると考えます
おまけ
http://ameblo.jp/hina8989/image-11553321830-12577261967.html
関東の推移が異常値で、原発事故の影響なら
「震災後の和歌山県や高知県の、心疾患による死亡率の急増も、原発事故の影響だ」
あれ?
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。