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日本には新聞、テレビ、ラジオ、雑誌、書籍、インターネットと実に様々なメディアが存在し、その媒体それぞれに記者やレポーターがいて、ジャンルを問わず報道を行っている。
中でも毎日目にする新聞は古くから日本の報道メディアとして信頼され、熟読されてきた。
現在、タブロイド紙もメジャー紙も犬も歩けばコンビニに当たるくらいあるコンビニエンスストアで、気軽に購入することが可能である。
さて、新聞なり雑誌が経営権と編集権が分離し、単独で編集が行われているのは、『噂の真相』亡き後は『サイゾー』ただ一つと言われている。
日本で最も新しい信仰宗教団体(無届)独立党教の人々は、その中に日刊ゲンダイもあるではないか!と、主張を行っているようだ。
確かに週刊現代や母体の講談社とは持ち株比率の関係もあり完全独立とは言えなのでは、との指摘もあるが、一応会社としては独立している。
ただ、新聞社、雑誌社双方に言えるのは、その経営に関しては日を追う毎に縮小に向かっているという事実だろう。既にネット上で各新聞社や雑誌社は独自のサイトを開設し、紙媒体との差別化を図りながら生き残りに篠木を削っている。
近いニュースで言えば、あのニューズウィークが遂に紙媒体から撤退したことが、世界中に報道され、各社は衝撃を受けた。
僅か20年ほど前にはタイム誌とニューズウィーク誌は、世界中でもっとも読まれている雑誌との評価を受けていたのにである。
如何に編集権が独立していようとも、購読料のみで新聞、雑誌の経営が成り立つわけはないので、当然、広告収入が必要になる。それは様々な形態の広告で、3行記事から全面広告まであり、新聞、雑誌の媒体そのものの営業よりも広告主を探す営業の方が、よっぽど大変だと言われている。
日刊ゲンダイは大手新聞やテレビが切り込めない事件や事象に対し、確かに鋭くメスを入れているのだが、当然、多くの社員を抱える企業なので、どのような広告であっても掲載を拒む理由は無いのだ。
勿論、犯罪に加担していたり、その恐れのあるものか否かという調査はするであろうが、やはり背に腹は変えられないという事情があるのも頷ける。
さて、少し前に「裏社会へのバンカーバスター!」という迷セリフを吐いて、独立党教の教祖リチャード(イノシシ)コシミズ氏は、日刊ゲンダイに全面特集記事っぽいものを載せた。
あ、名前間違ってたらごめんね。
あたかも日刊ゲンダイの記者が取材をしたかのような見せ方で、文面は日頃のインチキジャーナリストの過激な表現を抑えて、一般読者に妄想を抱かせやすい文章であった。掲載された記事に「流石、プロはちゃいまんなー」と自分も作家の筈なのに、オベンチャラを言うという間抜けっぷりを見せてもいた。
多分、実際の取材現場では自称ジャーナリストの白熱した妄想全開トークに、記者は笑いを堪えるのが大変だっただろうと思う。
その掲載内容を見て、広告掲載をしたから、内容に興味を持った記者が、特集記事を組んだのだろう、というのが信者や物見遊山の読者の見方であった。
ところが拙記事のコメント欄に記載された内容を見ると、カネを払って取材をさせ記事を書かせた広告記事であったとすっぱ抜かれた。
そこで裏づけをとるためゲンダイのサイトから確認作業を行ったところ、ゲンダイ自身が特集したりすっぱ抜いた記事は、サイト内で検索が可能であったが、このインチキジャーナリストの記事はどこにも項目が見当たらない。
そりゃそうだ。広告なんだから一回掲載したらハイ、オワリである。何を好き好んでわざわざサイト内にまで検索バナーをくっつけたりするものか。
今までもその手口を評して「子供だまし」とのレッテルを貼られてきたが、いよいよ駄本の売れない状況にしびれを切らしたのか、一発勝負で読者を詐欺まがいの手法で煙に撒こうとしたのだろう。
ところが、世の中は賢明な人が多いのと、インチキジャーナリストに鉄槌を加えたいという正義感の強い人が多いのとで、早々にその手口がバラされてしまったのだ。
これで益々、インチキジャーナリストは飯の種を減らすことになるだろう。
正々堂々と取材活動を行い、独立党教などという意味不明な宗教団体を設立せずとも、取材内容に基づいた書籍の刊行で飯を食うという当たり前の仕事をこなしていれば、このように世間からインチキとのレッテル貼りはされなかった。
この点は耳くそ程度には気の毒に思う。
しかし一方で、デマ情報を垂れ流し、無垢な人々に犯罪行為を推奨してきた行為は許されるものではない。
しかも公人に対する誹謗中傷記事やデマ記事もしかりで、その人々の背後にある支持者や賛同者の思いを踏みにじる行為と断罪されても言い訳は出来まい。
どうか信者諸君の所見を聞いてみたいものだ。
多分、誰も言い訳できないよなあ。
今こそ私は万感の思いを込めてこの言葉を贈ろう!
万ちゃん、ご苦労サマ。
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