http://www.asyura2.com/13/cult11/msg/327.html
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何の業績も残さないで、政治活動に専念してきた小出さん。
北朝鮮の肩持ちすぎでしょう?
北朝鮮のミサイルは日本の主要都市を狙ってるそうですが、それが飛んできたらどうするんですか?
拉致やミサイルは無視ですか?
髪きりうさぎ
@kurofune1365
genpatsu #5月25日 日本が平和利用だなどと言いながら原子力技術を輸出するのであれば、それは核技術を輸出するということと全く同じこと/「小出裕章ジャーナル」http://wp.me/p1u81j-1z1 こんな日本政府が北朝鮮の核開発に物申すとかあり得ないんですけど
https://twitter.com/kurofune1365/status/338465280625893376
小出裕章 (京大助教) 非公式まとめから
http://hiroakikoide.wordpress.com/2013/05/25/radioforum-2013may25/
5月25日 日本が平和利用だなどと言いながら原子力技術を輸出するのであれば、それは核技術を輸出するということと全く同じこと/ラジオフォーラム「小出裕章ジャーナル」文字起こし
2013年5月25日に放送された「ラジオフォーラム第20回」番組での「小出裕章ジャーナル」の内容を文字起こし致しました。
【主なお話】
「原発の輸出について 」
【パーソナリティー】
石丸次郎(ジャーナリスト)
【電話出演】
小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)
▼ラジオフォーラム
http://www.rafjp.org
▼文字起こしは以下。
◆石丸
さて、ラジオフォーラム、今日はこのコーナーからスタートです。
小出さん、こんちには、よろしくお願い致します。
◆小出
はい、こんにちは、よろしくお願いします。
ゴールデンウィークは、小出さん、いかがお過ごしだったんでしょうか。
◆小出
はい、前半は原子炉実験所の宿直というのにあたっていましたし、後半は北海道の東部の3ヶ所で、集会を開いていただいて、そちらを駆け回ってきました。
◆石丸
じゃあ、ずっとお仕事だったんですね。
◆小出
そうですね、はい。
◆石丸
そのゴールデンウィーク中、安倍総理大臣もお仕事されていました。
◆小出
はい。
◆石丸
ロシア、中東を外遊されまして、特に中東では原発をはじめとした新幹線の公共交通システムとか医療分野などのトップセールスをされていました。
経団連の米倉さんとかをですね、引き連れて、されていました。
え、やはり注目されるのは、この原発の輸出、えらく安倍さん、一生懸命やられたっていうことなんですけれども。
◆小出
はい、そうですね。
◆石丸
え〜、この中で安倍さん、次のようにコメントしています。
「過酷な事故がある中で、高い安全基準を持っている日本への期待は大きい、期待に応えていくべきだ。」
え〜、これはどう思われますか。
◆小出
まったく事実に基づかない呆れた話です。
◆石丸
う〜ん、呆れるというのは、具体的におっしゃっていただけますでしょうか。
◆小出
え〜、今現在福島第一原子力発電所の事故が進行中です。
その事故をどうやって終息させていいのか、それすらが分からないまま、たくさんの労働者たちが被ばくをし続けてしまっていますし、放射能が環境に流出することを止めることもできない、という現実が目の前にある、のです。
え〜、日本の原子力技術というものが全くあてにならないということが目の前で示されているわけですから、そうであるときに高い安全基準を持っているなどということが、どうしたら口をついて出てくるのか、私にはさっぱり分かりません。
◆石丸
安全基準、高い安全基準、これはたくさん我々も聞きましたね。
日本の原発は、チェルノブイリ、スリーマイルで事故があったけど、日本の原発は安全なんだと。
ところが事故が起こりましたよね。
◆小出
そうですよね。
◆石丸
これは、法的にはともかくとして、倫理的にやっぱり非常に大きな問題があると思うんですけれども、いかがでしょうか。
◆小出
もちろんです。
これまで、日本には58基の原子力発電所を作って、きました。
え、そのすべての原子力発電所は完全に安全ですと、安全の確認をしましたというお墨付きを自民党の政権が与えて、その原子力発電所でもたくさんの事故が起こってきまして、本当に大きな破局的な事故が起きないでほしいと私は願い続けてきましたけれども、でも、本当に悲惨な事故が2011年3月11日に起きてしまって、さきほど聞いていただいたようにその終息の方策すら分からないという状態なのです。
日本の原子力発電所が安全だなどということは、誰が見てもそう思えない筈だと私は思います。
◆石丸
はい、当然その、ま、お金儲けと、企業ですから利益追求のために、原子力発電所輸出したいということなんでしょうけど、これは裏返すともう日本で新規の開発、あるいは建設というものが非常に困難になったという裏返しだと考えていいですよね。
◆小出
そうです。
え〜、まぁ、自民党政権は、既に作って、現在止まっている原子力発電所を再稼働させると言っていますし、え〜、新たな原子力発電所も作ると未だに言っているのですけれども、でも、本当にそれをやるということは自民党にとってもかなり難しいことだと思いますし、国内で原子力発電所を作れないなら海外にとにかく売りつけるしかないというところに、日本の原子力産業が追い込まれているのです。
◆石丸
はい、え〜、裏返すとですね、それでも、そういうその過酷な事故が日本であっても、それでも原発が欲しい国々があると、建てたいという国々があるという現実があのあるわけですけれども、これはどういう風に解釈したらいいんでしょうか。
◆小出
え〜、日本の場合もそうですけれども、一方ではまあ金儲けをしたいという大きな企業があったわけですし、もう一つの原子力を求めた基本的な理由というのは、核兵器を持ちたいという、その動機から来ているのです。
はい、それはもう日本が原子力に手を染めた当時と今でまったく変わっていませんし、世界中の国々がなんとか核兵器を持てるような力を付けておきたいと、ずうっと思ってきてるわけですし、え〜、日本がそうであったように他の国も、特に中東諸国などはそうだろうと思います。
◆石丸
電力ということ以外に、公言をしないにしても核兵器を作る能力を確保しておきたいという動機が各国にあると。
◆小出
はい、日本ではちゃんと公言をしていますというか、外務省の文書にもきちっとそのことが載っていますし、え〜、政府の要人たちが度々そのことを発言してきましたので、え〜、もういわば公言されていると考えていただいて構わないと思います。
◆石丸
なるほど、で、一方ですね、国際的な原発関連メーカー、開発会社にとっては、原発を作るということが、非常にコストがこれがかかるので、え〜、これは商売にならないという動きもあります。
昨年10月には、イギリスの原子力関連会社セントリカ社が、福島事故後の新しい安全対策などでコストがかかり、もはや投資は適切でないと言って撤退をしております。
ところがこの会社、日立が買収するということに動いたわけですけれども、日本の原発関連会社にとって、コストのことを考えると、まだビジネス的にはまだまだおいしい面があるんでしょうか。
◆小出
そうです。
日本と言うのは、電力会社が独占企業ですので、どんなに高い投資も必ず電気料金として回収できるという法的な仕組みが既にあるのですね。
ですから、原子力発電所がどんなに高かろうと、むしろ逆に言うなら高ければ高いほど電力会社が儲かるという、そういう法律の仕組みの元でここまで来てしまっています。
そういう法律を一切、まずは撤去しない限りは、電力会社が原子力をやりたいという動機が残ってしまいますし、日本の原子力産業もその中で利益を得たいと思い続けると思います。
◆石丸
ん〜、ですから日本の仕組みの中でも、原発開発を現在の仕組みの中で続ける限り、これは消費者にコストを転嫁出来るという、そういう仕組みになっているんですね。
◆小出
電気料金を高くすればいいだけなんですね。
◆石丸
で、先ほどちょっとお話に出ましたあの各国が電気だけではなくて核兵器を保有するということをまあ将来の希望としてと言いますか念頭において、原発輸入を目論んでいるんではないかということですけれども、今、あの、ベトナムあるいはヨルダンなんかもですね、あるいはトルコ、これ中東の国で言うと当然紛争の火種をずっと抱えている地域でありますよね。
で、こういうところに原発を作るっていうことはあの尚更危険度が増すということにつながると思うんですけれども、え〜、例えばトルコなんかはですね、トルコに原発を作ってそれをトルコが核兵器を持つっていうことはやっぱり念頭においてやっているっていうのは、その政治的な意味はともかくとしてですね、それはあの、見方としてトルコの核兵器開発に日本企業が参画するという見方がしても構わないんでしょうか。
◆小出
もちろんです。
え〜、どの国でもそうですけれども、原子力開発をするということは、技術的に言うなら核開発をするということと全く同じことですので、え〜、何か日本では原子力発電と言うと平和利用ということをイメージされる方が多いのですけれども、そんなことは全くなくて、原子力開発をやってしまうとそれはそのまま核開発につながってしまうというものが技術の宿命なのです。
はい、ですから日本があたかも平和利用だなどと言いながら原子力技術を輸出するのであれば、それは核技術を輸出するということと全く同じこととなります。
◆石丸
はい、もうちょっとお聞きしたいところですが、お時間がきました。
どうも、小出さん、ありがとうございました。
◆小出
いいえ、ありがとうございました。
・・・
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