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(回答先: 先進国で有数の貧乏国民になりつつある日本人 投稿者 中川隆 日時 2015 年 5 月 03 日 11:24:20)
上司の評価は、「見た目」がすべて! 吉田典史
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/11516
「見た目」や「評判」こそが大切
「上司が理解してくれない」と嘆く会社員がいますね。私は、サッカーやゴルフなどのスポーツ選手のメンタルアドバイザーを長年してきましたが、「監督やコーチが認めてくれない」と愚痴をこぼす選手もいます。
このような会社員や選手は「自分はこんなに努力している」と思い込み、認められない努力を黙々と続けます。努力そのものは尊いのですが、「努力しよう」と思うと、成功はできないものなのです。自分の能力や才能だけに頼ると、ツキや運をつかみ損ねます。上司や会社、監督やコーチに認めてもらえなければ、能力や才能はないのと同じなのです。
ほかにもいますね。「正しいことを主張しているのに、理解されない人」「努力家なのに、がんばっているという評判が立つこともない人」「優秀なのに、優秀とは思ってもらえない人」…。
いずれも、努力するほどに悪い方向に進んでいきます。ツキや運は、他人が運んでくれることを理解していないからです。この現実を心得ているならば、成功するためには2つの方法しかありません。
1つは、「自分に仕事をさせないと損だぞ」と上司や監督に思わせること。サッカーの本田圭佑選手などは、それをよく心得ているように私は見ています。記者会見でも、ふだんから「強さ」を演じていますね。
もう1つは、監督やコーチに気にいってもらうこと。たとえば、同じ実績、能力で、調子も同じような選手が2人いたとします。どちらかひとりを試合に出す場合、監督は自分が好感をもっている選手を起用するはずです。これは、私が多くのプロスポーツ選手から直接聞くことでもあります。
「実力があれば認められる」と信じ込み、ひとりで努力を続けていくと、上手くはいかないでしょう。私はこの姿勢をかたくなに変えることなく、消えていった選手をたくさん見てきました。
スポーツ選手であれ、会社員であれ、必要なのはまずは自分のイメージづくりです。上司や会社、お客さんや取引先、監督やコーチの目に、自分がどのように映っているかを考えてほしい。「上司が理解してくれない」と嘆く会社員は、上司からの印象がよくないのだと思います。たとえば、「あんな奴は使えないからこの仕事を与えても、どうせ上手くはできないだろう」というイメージです。
それとは逆に、上司や会社から活躍の場を与えられる人は、イメージがいいのだと思います。「この仕事は、あの社員がスペシャリティだ」という評判です。本当にこのようになる必要はなく、あくまで「見た目」であり、「評判」が大切なのです。中身ではなく、「ラッピング」です。
人は錯覚で動いている
西田文郎さん
人間の脳は、前提条件でできていることを忘れてはいけない。「自分はこういう人間なのだ」「この分野では、自分は優秀であり、使える人材だ」と決めると、それを実現するように無意識のうちに行動をとります。他人から貼られたレッテルに反応し、自分をそのレッテルに適応させようとします。しだいに、周囲のデザイン通りの人になっていくのです。
「自分は、こういう仕事ができるのだ」と決めるとき、その仕事ができるとか、できないは2の次です。まずは、「できる」と自分でデザインするべきです。自信がない人ははじめから、「俺はダメだ」「私にはできない」「自分は、使えない人」と思い込みます。そして、ダメであったような経験を拾い集めるのです。「自分はできる」と思った経験に乏しく、「できるようになる自分」を予感できないのでしょう。
予感には、過去の裏付けがあります。成功を予感できる人の脳には、成功した記憶データがあるのです。「できない」と失敗を予感する人には、そのような記憶データがあるはずなのです。つまり、予感が現実をつくるのです。
その人は、きちんと「できた経験」もしているはずなのです。しかし、「できなかった」という前提で脳が動くから、「できた経験」に意識が向かない。その意味では、人は錯覚で動いていると言えます。上手くいくためには、自分の脳を錯覚させるようにすればいいのです。
私は、講演で「自分経営計画書」を書くようによく言っています。「これまでに、自分ができた仕事や自分がいいと思えることを20個書きなさい」と課題を出します。成功の記憶データを思い起こし、脳にインプットするようにするのです。今、仕事などで思い描いたようにいっていない人はなおさら、成功の記憶データを思い起こしてほしい。
「自分経営計画書」を書いたら、それを実現するために「気、縁、運」を理解してほしい。金運、健康の運、仕事の運、配偶者に恵まれる運など、様々な運があります。運を獲得しようとするとき、まず、気に注意をすべきです。自分の心にあるエネルギーをプラスにするのです。「負けないぞ」「これを乗り越えるぞ」という気です。
その気には、プラスのエネルギーを発している人が集まります。「よい縁」がしだいにできるようになります。やがてその縁には、「よい運」が訪れます。ツイている人になり、ついには成功を手にするのです。
マイナス思考で「自分にはできない」という気を発している人と一緒にいると、同じような人との縁ができます。そして、不運とめぐり合うようになっているのです。
最後に、参考になる例を紹介します。赤字会社の社長と黒字会社の社長を比べると、必死に努力をしているのは赤字会社のほうです。会社員でも同じことが言えます。プロ野球の2軍やJリーグのサテライトを見ると、選手は必死に練習をしています。しかし、努力しても努力をしても、はい上がれないのです。
そのような人を見てきて、つくづく思います。ツキのない人の努力は、決して開花しません。ツキのない人は、いずれ努力をすることに疲れます。運のない人は不運を美化し、ますます不運になっていくのです。
努力することを私は否定しませんが、ツキや運は、自分の努力ではつかむことができないのです。人が与えてくれるものなのです。
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