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「犬は猫よりも賢い」、国際研究で結論 神経細胞数を計測
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/796.html
投稿者 中川隆 日時 2017 年 12 月 05 日 15:10:58: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 犬の起源は欧州、狩猟時代にオオカミが家畜化 投稿者 中川隆 日時 2014 年 7 月 24 日 19:28:23)


「犬は猫よりも賢い」、国際研究で結論 神経細胞数を計測
2017.12.05 Tue posted at 11:32 JST

犬は猫より「賢い」ことが国際研究で判明した

(CNN) 犬と猫はどちらが賢いのか――。昔から続いてきたこの論争に対して、国際研究チームが確固たる結論を出した。研究チームによれば、犬がもつ脳の神経細胞の数は、猫の2倍に上ることが判明。神経細胞は情報処理を担っていることから、数が多いほど情報処理能力は高いという。

この研究は、米国、ブラジル、デンマーク、南アフリカの6大学が実施し、神経解剖学の専門誌に発表した。

生物の知能の比較に関するこれまでの研究では、脳の大きさを指標として使っていた。

しかし米バンダービルト大学の研究所が2005年、脳および脳の部位の細胞の数を手軽に計測できる手法を確立。脳内物質を取り出して液状化し、細胞の核を分離することによって、顕微鏡で数を数えることが可能になった。

この手法で猫と犬について、情報処理をつかさどる大脳皮質を調べたところ、猫の大脳皮質の神経細胞の数は2億5000万だったのに対し、体重約6.8キロの雑種犬の神経細胞は4億2900万だった。

体重約29キロのゴールデンレトリバーの場合、神経細胞は6億2700万とさらに多かった。

「犬の大脳皮質の神経細胞の数は、猫の約2倍だった」「これは、犬の方が猫よりも認知能力が高いことを示している」と研究者は解説している。
 

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コメント
 
1. 中川隆[-12126] koaQ7Jey 2018年5月08日 21:08:36 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13498]

イヌはネコより賢い? 科学が出した答えとは
イヌの大脳皮質にあるニューロンの数は、ネコの約2倍と判明 2017.12.06
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/120500472/

 これまでさまざまな議論を呼んできた“ある問題”に、答えが出たのかもしれない。イヌの大脳皮質にあるニューロンの数は、ネコに比べて約2倍であることがわかったのだ。このことは、イヌがネコの2倍の知力があることを示唆している。

(参考記事:「動物は何を考えているのか?」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8957/


 この発見に関する論文は、近く学術サイト「Frontiers in Neuroanatomy」に掲載される。研究には米国、ブラジル、デンマーク、南アフリカの6大学の研究者が携わっている。

 論文の執筆者の一人で、米ヴァンダービルト大学教授の神経科学者、スザーナ・エルクラーノ=アウゼル氏は、10年前から人間と動物の認知機能に関する研究を続けている。動物の知性をできる限り正確に測るために同氏が採用しているのが、ニューロンの数を調べるという手法だ。ニューロンは、脳内で情報の伝達を担う神経細胞である。

(参考記事:「赤ちゃんの脳の構造はほとんど完成している」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20141224/429791/


「まずは脳を溶かしてスープ状にします」。ニューロンを数える方法について、エルクラーノ=アウゼル氏はそう説明する。脳をスープ状にしたうえで、その中に漂っているニューロン細胞の核の数を数えれば、脳内にあるニューロンの数を推定できるというわけだ。

「ニューロンは情報処理を担う基本ユニットです。この基本ユニットを脳内にたくさん持っているほど、その動物は認知能力が高いということになります」

ニューロンの数を調べる

 同氏の言う「脳のスープ」を作る際、研究チームが使用したのは、脳の外側を覆うしわだらけの層「大脳皮質」の一部だ。視覚や触覚といった外部刺激は、脳のさまざまな部位で処理されるが、大脳皮質はこれらの刺激をまとめて、意思決定や問題解決などを行う機能を担う。「大脳皮質は、脳に複雑さや柔軟性を与えています」と同氏は話す。

(参考記事:「イヌやネコはなぜ死んだ飼い主を食べるのか」を参照)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/062700244/


 イヌとネコが一般にどれだけの数のニューロンを持っているかを調べるために、研究チームは今回、3つの脳を使用した。1つ目はネコ、2つ目はゴールデンレトリバーというイヌ、3つ目は雑種の小型犬のものだ。イヌの脳を2つ使ったのは、イヌは個体によって体のサイズが大きく異なるためだ。


【参考動画】イヌは人間に見られると表情を変えることが明らかになった。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/120500472/?P=2


(解説は英語です。記事本文は

「犬は人が見ると「悲しげな子犬の顔」をすると判明」を参照)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/102500411/


 2匹のイヌは体の大きさに差があったものの、どちらの脳からもおよそ5億個のニューロンが見つかった。この数は、ネコの脳から見つかった2億5000万個の倍以上だ。ニューロンの数を基準に考えると、イヌはアライグマやライオンと同程度の知性があり、ネコはクマと同程度ということになる。

(参考記事:「ネコが人の口をふさぎ、イヌが人の妊娠を悟る理由」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/082200316/

 ちなみに、ヒトの大脳皮質にあるニューロンの数は160億個と、イヌやネコよりもはるかに多い。人類に最も近い親戚であるオランウータンやゴリラは80〜90億個、チンパンジーは60〜70億個だ。

 研究チームがこれまで調査した中で、霊長類以外の動物で最も知性が高いのはゾウであり、彼らは56億個のニューロンを持っている。ゾウはまた、運動機能をつかさどる小脳にも、一般的な動物よりも多くのニューロンを持っている。彼らが重たい鼻を器用に操れるのは、そのおかげなのかもしれない。

(参考記事:「【動画】子ゾウが溺れる!! 母親ゾウが必死の救出」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/070500254/

知性をどうやって測るか

 今回の研究は、知性を数値で測る基準としてニューロンを使おうという、大規模な試みの一環として行われた。過去に採用されてきた知性を測る手法は、脳の大きさや構造の複雑さを基準とするもので、ときには異論が出ることもあった。

 米ワイオミング大学動物行動・認識研究所のサラ・ベンソン=アムラム氏は、脳の大きい肉食動物は問題解決能力も高いという仮説の裏付けをいくつか発見している。しかし同氏によると、脳が大きいほうが常に知性が高いといえるかどうかについては、ほとんど証明されていないという。「多様な動物群において、脳の大きさが知性の基準としてどれだけ有効なのかを明確に示すためには、まだ多くの研究が必要です」

 エルクラーノ=アウゼル氏もまた、ニューロンの数を調べるという自分の手法は最も有効と考えられるものの、知性を測る手法の一つにすぎないと語る。「体が大きいからといって、ニューロンの数が多いわけではありません。脳の大きさが同程度の動物でも、ニューロンの数はまるで違うということがあります」

(参考記事:「タコのニューロン(神経細胞)はいくつあるでしょう?」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/330261/111700138/


 研究チームはこれまで肉食の陸生動物を対象としてきたが、将来的には海の哺乳類も研究したいとしている。

(参考記事:「動物たちも「戦争」をするのか?」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/020200038/

文=Sarah Gibbens/訳=北村京子


2. 中川隆[-12121] koaQ7Jey 2018年5月09日 05:42:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-13498]

イヌやネコはなぜ死んだ飼い主を食べるのか
80件を超える事例から傾向と対策を探る 2017.06.28
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/062700244/


 1997年、ドイツ、ベルリンの科学捜査官が、ある珍しい事件に関する論文を学術誌「Forensic Science International」に投稿した。

事件の夜、31歳の男性が母親の家の裏庭にある、物置を改装した小屋にこもっていた。彼はそこで飼いイヌのジャーマン・シェパードと一緒に暮らしていた。

 午後8時15分頃、小屋のほうで銃声が鳴ったのを、近隣の人々が耳にした。

 45分後、その男性が拳銃で口を撃ち抜いて死んでいるところを母親と隣人たちが発見した。男性の手にはワルサーの拳銃が、テーブルの上には遺書が置かれていた。つらく悲しい出来事ではあるものの、ここまでは特別に珍しいことでもない。ほかと明らかに違っていたのは亡きがらの状態だ。彼の顔と首の大半は消え失せ、傷の縁には歯型が付いていた。床には、半分まで餌が入ったイヌ用の皿が置かれていた。

(参考記事:「真犯人を追う 科学捜査」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/magazine/16/062000011/062100001/


 ジャーマン・シェパードは落ち着いた様子で、警察官の指示にもきちんと反応した。動物保護施設へ向かう途中、シェパードは飼い主の体の組織を吐き戻し、その中にはひと目でヒゲとわかる毛の生えた皮膚も含まれていた。

(参考記事:「ヒトの死体の骨を食べるシカ、はじめて観察」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/051000176/

 ペットが死んだ飼い主の体を食べるという事件は、どのくらいの頻度で起こっているのだろうか。それを追跡調査した記録はないが、科学捜査関連の学術誌には、そうしたケースが過去20年ほどの間に数十件報告されている。これらの記録からは、ひとりで死んで飼いイヌに食べられるという、人間にとってはぞっとするような状況がどのように発生するのか、その実態が見えてくる。

(参考記事:「遺体の腐敗状況を研究する「死体農場」」)
http://tocana.jp/2016/02/post_8855_entry.html


 今回の記事では、学術誌に掲載された20件ほどのケースに加え、屋内で起こった63件のケースをまとめた2015年の研究を精査し、イヌが死んだ飼い主を食べる理由を探った。


ネコのケース

 ネコという動物は、隙あらば飼い主を食べたがっているという、いわれのない非難を受けることがよくある。また、確実な情報ではないものの、救急の現場で働く人々からは、そうしたケースは実際に珍しくないという声も聞かれる。英ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(UCL)の法医人類学者カロリン・ランドー氏によると、現実の事件においてネコが飼い主を食べる場合、彼らは顔、特に鼻や唇といった柔らかい部分を選ぶ傾向にあるという。

(参考記事:「ネコは自ら家畜化した、遺伝子ほぼ不変、最新研究」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/062100235/


「私もネコを飼っていますが、ネコのそうした行動を意外とは思いません」と彼女は言う。「人が寝ているとき、ネコはこちらの顔をパシパシと叩いて起こそうとしますから」

(参考記事:「ネコの尻尾は何を伝える?」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/062000093/


 一方で、学術誌「Journal of Forensic and Legal Medicine」には、2010年にこんなケースが掲載されている。ある女性が動脈瘤で亡くなり、翌朝、浴室の床に倒れているところを発見された。法医学検査によって明らかになったのは、飼いイヌが彼女の顔の大半を食べたこと、そして2匹の飼いネコは、飼い主には一切手を付けなかったことだった。

 法医学の専門誌に掲載されているケースのうち、人間を食べた動物としてもっとも頻繁に登場するのはイヌだ。とはいえ、これはイヌのそうした行動を目にした法医学者が、他の動物の場合よりも大きな衝撃を受けることも理由のひとつだろうと考えられる。

原因は空腹?それとも…

「イヌは狼の子孫です」。イヌに関するテレビ番組の司会や書籍の執筆をしている心理学者のスタンリー・コーレン氏はそう語る。「もし飼い主が亡くなり、そこに食べるものが何もなかったとしたら、彼らはどうするでしょうか。近くにある肉を、それがなんであれ食べようとするはずです」

(参考記事:「犬がテレビに夢中になる理由」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20150115/431867/


 いくつかのケースでは、動物たちは明らかに生き延びるために飼い主を食べていた。2007年に提出されたある報告には、チャウチャウとラブラドールのミックス(雑種)が、飼い主の死骸を食べて約1カ月間生き延びたとある。飼い主の体は、頭蓋骨の上部と、バラバラの骨のかけらしか残っていなかった。

 しかし冒頭に紹介した1997年のケースでは、ジャーマン・シェパードは飼い主が死んだ後、すぐにその死骸を食べはじめている。

「本来は行儀のよいペットが、空腹でもないのに、なぜそれほどすぐに飼い主の死骸を食べようとするのか、その理由は考察に値する」。科学捜査官のマーカス・ロスチャイルド氏の論文にはそうある。

 2015年の研究で対象とされたケース(関わった動物はすべてイヌ)のうち24パーセントでは、体の一部を食べられた死骸が発見されるまでに、1日もたっていなかった。しかも一部のケースでは、イヌがアクセスできるところに普段から食べている餌があり、そちらには手が付けられていなかった。

 また、イヌが人間の死骸を食べる際の行動パターンは、野生のイヌ科動物の摂食行動とも一致しない。屋内でイヌが死んだ飼い主の体を食べる場合、そのうち73パーセントのケースでは顔を食べている一方で、腹部を食べたものは15パーセントにとどまっている。

(参考記事:「イヌ属で150年ぶりの新種見つかる」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/b/080400024/


 これとは対照的なのが野生のイヌ科の行動パターンで、彼らはまず胸部と腹部を開いて栄養豊富な内臓を食べ、その後から四肢へと進む。野生の仲間の場合、頭部に傷をつけるケースは全体の10パーセントしかない。


人間を食べるのは「悪いイヌ」か

 イヌと深い絆で結ばれ、イヌを大切に扱っていたなら、たとえ自分が死んだとしても彼らに食べられることはないだろう。そう思いたい人もいるかもしれない。

(参考記事:「犬は飼い主の言葉を理解している、脳研究で判明」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/083100325/


 しかしイヌの行動は、それほど単純なものではない。今回調べたケースにおいては、飼い主が過去にイヌを虐待していたことを示す証拠は一切見つかっていない。それどころか、いくつかのケースでは、友人や近隣の人たちが、飼い主はイヌと非常に良好な関係にあったと証言している。

(参考記事:「カリスマ ドッグトレーナー、シーザー・ミランに聞いてみた」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/360768/052000003/


 ここで注目すべきはペットの心理状態だ。「ああした行動の説明としてひとつ考えられるのは、ペットが意識を失った飼い主を助けようとしている、というものだ」とロスチャイルド氏は書いている。「動物は最初、顔を舐めたり、そっと押してみたりするが、それでも事態が変わらない場合、彼らは逆上してパニックになり、それが噛むという行動に繋がっている可能性がある」

「噛む」が「食べる」へと変化するのは、そう難しいことではないとランドー氏は言う。「必ずしもイヌが食べたがっているわけではなくても、血の味に刺激されて、食べるという行為が促されるわけです」

(参考記事:「絶滅と考えられていた犬、半世紀ぶり見つかる」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/040400123/

犬種による違いは?

 イヌは種類によって気質が異なり、それが飼い主の死に対する反応に影響をおよぼす可能性があるとランドー氏は言う。とはいえ、飼い主を食べたケースを扱った法医学論文にはさまざまな犬種が登場し、その中にはいかにも愛らしいラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバーも含まれている。

(参考記事:「犬の遺伝子を科学する」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20120120/296833/


 今回参照したケースの中にも、雑種もいれば、狩猟犬や職業犬もいる。全体として見ると、イヌの大きさは概ね中型から大型で、もっとも小さい犬種はビーグルだった。ただし、体が大きく力が強いイヌほど死骸に大きな損傷を与えやすくなるため、そうしたケースの方が人の注意を引きやすい傾向にあるというのも否定できない。

(参考記事:「戦場で兵士を守る犬たち」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20140521/398334/


 たとえば、頭が切り離されるほど飼い主の死骸が食べられた例が別々に3件あり、そのすべてがジャーマン・シェパードによるものだった。しかしおそらくは、ポメラニアンやチワワであっても、もしもっと力があれば人間の首を落とすのではないだろうか。

 ランドー氏は、重要なのはあるいは、犬種よりも個々のイヌの気質ではないかと考えている。飼い主と離れることに対して常に不安を感じているような、自信のない臆病なイヌが、パニックに陥って飼い主を舐め、それが齧ったり食べたりといった行動にエスカレートしやすいと考えられるためだ。

飼い主にできる対策は?

 あなたが死んだときに、ペットが絶対にあなたを食べないようにするには、ペットを飼わない以外に方法がない。ハムスターや鳥でさえ、人間を食べた記録がある。

(参考記事:「風変わりなペットたち」)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20140318/388551/


 飼い主が講じられる最善の対策は、あなたの姿がしばらく見えなかったときに、様子を見に来てくれる人を確保しておくことだとランドー氏は言う。そして、もしあなたの近所に高齢者や病気の人がいるなら、定期的に顔を見にいくようにすべきだろう。

「こうした対策を心がけることは、周りの人々と関わるためのちょうどよいきっかけになるでしょう。歳を重ねた人が社会の活動に参加するのは、誰にとっても益があることです」

文=Erika Engelhaupt/訳=北村京子


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