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(回答先: 日本の1946年預金封鎖 投稿者 中川隆 日時 2016 年 10 月 21 日 05:46:59)
2015年11月28日
日銀国債買い入れで「日本破産」と喚いた連中 日銀国債は返済しなくて良い
日銀が買い入れた国債は、再び売却しない限り、存在しないのと同じ
引用:https://www.nissay.co.jp/enjoy/keizai/images/pict_60_03.gif
日銀による日本国債買い入れが急増し、いまや360兆円に達しているとされています。
この国債は返済を迫られるのか、それとも雲散霧消するのでしょうか。
安倍首相対財務官僚
2013年から2015年春にかけて日銀が国債を買い取れば「日本が崩壊する」と主張する人が大勢居ました。
それも立派な肩書きを持つ経済学者や大学教授、官僚や国会議員、著名文化人や投資家を総動員して「日本は滅びる」キャンペーンを展開していました。
日本という国では時おりこうした、国を挙げた反政府キャンペーンが展開され、最近では反安保法制がありました。
このように国全体、特に全マスコミや教育関係者に命令できる組織は官僚しかなく、特に財務省が政権を交代させたがっている時に起こります。
財務省は事実上全省庁の予算を握って命令できる立場に居るので、マスコミ、大学教授、言論人などあらゆる人々を利権によって動員します。
安倍首相が消費税先送りを決めてから、反安倍運動が展開されたのは偶然ではなく、そう指導した人が居たからです。
財務省は全省庁で唯一、日本の財政が悪化すればするほど権力を増し、利益を得る役所です。
日本財政が健全だった頃は、当時の大蔵省には何の権限も無く、田中角栄に子供のようにあしらわれていました。
だから財務官僚は日本の財政を悪化させて地位を高めようとし、その為の有効な手段が消費税です。
消費税を導入すれば国民は消費をしなくなるので日本のGDPが減少し、税収も減少するのが分かっています。
消費税増税で得られる僅か数兆円のために、日本のGDPを減らして数十兆円の税収を減らすことが出来ます。
税収を減らせば財政は悪化するので、財務官僚の権勢は朝廷を支配した平家一族並みに高まるでしょう。
その財務官僚に真っ向から歯向かう行為が「日銀の国債買い入れ」でした。
嘘つき学者達は沈黙した
日銀による国債買い入れは安倍首相就任後の2013年から始まり、同時に財務省による「日本が破産する」キャンペーンが始まりました。
この頃ごく一部の変人を除いて、全ての経済アナリストや評論家は、日銀による買取に反対していたと思います。
代表的な意見は「金利が急上昇して国債支払い不能になりデフォルトする」というものでした。
別な意見では「ハイパーインフレが発生してジンバブエのようになり日本は破産する」とも言っていました。
ジンバブエは超インフレで100兆ジンバブエ・ドル札を発行したので知られていて、国庫金が2万円を割り事実上破産しました。
インフレ率は5000億%に達し、トイレットペーパーを買うのにその何倍もの紙幣を持っていかなければなりませんでした。
中央銀行が国債を買い取れば信用が低下して金利が上がる、国債を買い入れてお金をばら撒くのでインフレになる。
両方とも事実ですが話が極端であり、普通は僅かに金利が上がり、僅かにインフレ率が上がる程度です。
例えばアメリカはリーマンショックの時に、日銀を遥かに上回る国債買い入れを行いましたが、少し変化した程度でした。
日本崩壊論は大嘘も良い所で、カブトムシを見て大怪獣だと叫ぶような行為でした。
そう言っていた偉い先生達は今は黙り込んでしまい、自分がそう主張した過去すら隠そうとしています。
替わって彼らが現在言っているのが「日銀が国債を買っても借金は減らない」という主張です。
財務省が発表した「日本の借金」のうち、本当の借金は半分以下に過ぎない
201505081803
引用:http://www.marketnewsline.com/news/images/201505081803.jpg
日銀が買い取った国債はどうなる?
日銀が買い入れた国債はやがて満期を迎え償還されるが、日銀が「国債乗換」をすれば政府はお金を支払う必要がありません。
「国債乗換」とは満期が来た国債を1年間の短期国債と交換する行為で、毎年繰り返すと支払わなくて済みます。
日銀保有の国債は毎年10兆円以上満期を迎えているので、その分の支払いは免除されている恰好です。
日銀の保有国債は300兆円を突破していて、まだまだ買い入れをするつもりなので、やがて400兆円にもなるでしょう。
日本国債の発行残高は約800兆円ですが、色々なカラクリがあって実際には400兆円程度しかありません。
例えば「高速道路の通行料やガソリン税で支払う」と財源が決まっている建設国債も「国債」と一まとめに計算されています。
国民が支払う借金ではないので建設国債を外国では国の借金に含めていませんが、こうした手口で財務省は日本の借金を多く見せかけています。
従って日銀が400兆円の国債を買い入れるという事は、事実上日本国債の全てを日銀が買い占めるという事なのです。
国債買い入れの先輩である米国FRBを見ると、毎年3000億ドル(40兆円)も国債を買い入れているが、FRBが倒産するという噂はありません。
FRBの総資産は2014年末でで2.5兆ドル(約300兆円)まで膨らみ、現在はもっと増えたと思います。
FRBは満期を迎えた国債を償還し、再び国債に投資していて、日銀の「国債乗換」とほぼ同じ事をしています。
FRBが得た金利収入は政府に納めているので、政府はFRB保有分は実質的に国債金利を支払っていません。
インフレによって国債の価値は少しずつ減少し、一方で金利は払わず、実質的に償還もしていないのでFRB保有分は、政府の負担になりません。
長期的には中央銀行保有分の国債はインフレによる価値の目減りでどんどん減少していくでしょう。
日銀が保有する日本国債も同じことで、インフレ率がプラスでさえあれば返済する必要が無いのです。
これに異を唱えているのが財務省による宣伝部隊で、インフレになればインフレ率を下げるために、日銀は国債を売却せざるを得ないと言っています。
これもまた小さな事を大げさに言う類で、今の日本のインフレ率はゼロなのに、10%になった時の事を心配しているのです。
日銀が国債を売却しなくてもインフレ率を下げる方法は色々とあり、すぐに国債を売却する必要などありません。
というわけで日本は800兆円だか1000兆円の借金を気にする必要は無く、年度ごとの収支だけを正常にすれば「破産」はしません。
気がかりなのは安倍首相や日本政府が、財務省の言いなりになって消費税を増税し、再びマイナス成長にする事です。
http://thutmose.blog.jp/archives/48914879.html
2016年02月15日
金融緩和で国債買取280兆円 日銀への利払いや償還はどうなった
日銀は毎年90兆円ペースで国債を買っています
引用:http://livedoor.blogimg.jp/aps5232/imgs/1/0/1058642f.jpg
日本政府が発行した国債の27%を、日銀が保有しているのが分かりました。
今年はさらに増えそうですが、日銀が保有している国債の償還や利払いはどうしているのでしょうか。
日銀が国債の27%を保有
日本銀行が保有する日本国債は、2016年1月29日で、日銀HPで2,855,022億円つまり285兆円に達しました。
国債残高は財務省HPで1029兆円と書かれているので、日本国債の27.7%を日銀が保有しています。
2012年末には89兆円、2014年末には190兆円(短期国債を除く)だったので、1年で90兆円のペースで買っているのが分かります。
今年も同じペースなら2016年末には370兆円近くになり、日本国債の35%を日銀が保有する事になります。
いったい日銀が保有した国債は将来どうなり、金利の支払いなどはどうなっているのでしょうか。
国債には満期があり、10年国債は10年後に額面の金額を支払う必要が生じます。
しかし日銀は「国債乗換」をするので政府は償還する必要がありません。
「国債乗換」は満期が来た国債を別の国債と交換することで、繰り返すことで国はお金を払わずに済みます。
日銀保有の国債は毎年10兆円以上満期を迎えているので、その分を国は支払わなくて済んでいます。
ではもし日銀が「国債乗換」をせず満期を迎えたらどうなるのか、興味深いですね。
理論上政府は日銀に額面の金額を支払わねばならないが、「必ず支払う」のではなく請求があって初めて支払います。
日銀がもし政府に請求しなかったら、財務省のHPの説明では満期から10年間請求しなければ、請求権が消滅します。
日銀国債の償還や利払いはどうなっている
日銀は政府の借金を消す為に、満期を迎えても請求せず、10年経ったら国債は消滅してしまうのです。
日銀保有国債が消滅し、政府がお金を払わなければ日銀は額面分の損失を計上する事になります。
日銀が巨額損失を被ったら、破産して日本は倒産するのでしょうか?
日銀が国債を買いまくっているのは、金融緩和をしてインフレ率を上げて、経済成長するためです。
従って充分にインフレ率が上昇し、経済成長率が上がったら、逆に保有国債を手放す「出口戦略」を取るでしょう。
すると政府は新しい国債保有者に現金を償還する必要があるが、その時は経済が好転し税収も増えているので問題なくなる。
インフレ率が上がると金利も上がるので、政府の支払いが増えるが、それはインフレ率上昇で相殺されます。
こんな風にやがて日本経済が好転すれば、問題も解決する事になっています。
ところで現在日本は政策金利がマイナスですが、日銀保有国債への金利支払いはどうなったのでしょうか。
政策金利がマイナスになっても国債金利がマイナスになった訳ではないので、国は金利を支払う必要があります。
実際政府は日銀に金利を支払っていますが、「国庫納付金」という名目で政府に戻しています。
日銀の決算日には「受け取った」事にしておいて、決算後に政府に戻すことを延々と繰り返しています。
要するに日本政府は日銀が国債を持っている限り、利払いも償還もしていないのです。
http://thutmose.blog.jp/archives/54757382.html
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