投資の行動心理学 https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4492731644/asyuracom-22この本は今の私の問題点が全く同じように書いてある。 これからこの問題点を解消して、相場で上手にダンスを踊る。 トレーダーはトレーディングシステムより重要であり、自己鍛錬と自己制御は成功の鍵である。 知り合いのトレーダーの中では、どうやら知的でない方が、知的で分析偏重のトレーダーよりも一貫して成功しやすいように見えた。 リバモア、バルチ、ギャンといって伝説的投機家が、個人の才能の発達、自己抑制、情緒的安定を非常に重視した。これらの資質は、彼らの成功の裏にある本当の理由だったのか。 自分自身を学ぶことは、マーケットテクニック、システム、手法を学ぶよりも重要か。 自己こそが成功の方程式における唯一の、そして最も重要な変数である。 マーケットを実際には理解しておらず、重要な知識がかなり不足しているにもかかわらず、大成功を収めたトレーダーも数多い。さらに言わせていただければ、マーケットを牽引するファンダメンタルズを理解することも成功のためには必要ない。 ━━━━━━━━━━━━━━━ 1-5 行動学習理論@ ━━━━━━━━━━━━━━━ 1,行動学習理論の基本は、学習の枠組みと強化主義である。 2,マーケットシグナル(刺激)とトレード(反応)との複雑な関係に我々は影響されている。 3,学習モデルの恩恵を十分引き出すためには、自分のシステムに厳格に従わなければならない。反応(トレード)はトレーディングシステムの結果であるべきである。そうすれば素早く、十分なテストが可能になる。 4,システムへの部分的な反応(トレード)は、結果の強化行為をわかりにくくする。部分的な強化は、結果的に最も排除困難な学習になる。注意すべし。 ランダムな、あるいは部分的な強化は、結果的に最も排除困難な学習となる。 ランダムに勝つギャンブラーは中毒症状の敗北者となる。 ━━━━━━━━━━━━━━━ 1-6 行動学習理論A ━━━━━━━━━━━━━━━ 1,マーケットでは「なぜ」間違いが起きたかをかんがえるよりも、 「いかに」間違いを正すかを学ぶことの方が重要である。 2,良いトレードで利益を得たり、悪いトレードで損を被ったからといって、それが必ずしも行動を変えるに足るものとはならない。 3,ある出来事がその人にとって報酬となっているか、罰となっているかは、その後の行動変化を調査することによってわかる。 4,他の重要なものを得るために、マーケットで損をする人もいる。トレードにおいてはあ、利益が報酬で、損失は訓練であることを認識する必要がある。 5,利益・損失・差引ゼロのそれぞれについて、とるべき帰結がある。儲けたときはお祝いをすること。間違えたときは記録し、繰り返さないこと。 6,マーケットでの間違いと正当な損失を区別することが重要。 1,「なぜ」はフロイトの深層心理であり、これを考えても答えは出にくい。 「いかに」変化させるか、さえ理解でき実践すれば行動は変化する。 ◎利益に追加する帰結=利益の上がったトレードの前向きな帰結 ・記録帳に勝ったトレードを記録 ・自画自賛し、いかにうまくやったかを自分に語りかける ・トレードについて話し、他人の称賛を得る ・祝う。パーティーを開き、高価な食事で自分をもてなす ・新車など何かを買う ・直ちに25%の現金を手元に置く。口座に入金する ・数日間、獲得した利益にほくそ笑む ・ご褒美としてやりたいことをやる。 ×利益と罰=利益の上がった時の後ろ向きな帰結(必ず避ける) ・トレードを運のせいに、しない ・他人からの称賛を拒否、しない ・利益を矮小化、しない ・他人にあなたのなしえたことを矮小化、させない ・誰からのいかなる罪悪感も認、めない ・負けた人をかわいそうに思、わない ・支払うべき税金について心配、しない ・その利益で次のトレードに対する懸念を起こ、さない ・正しく行ったことを恥じ、ない ・後ろ向きな空想を思い描か、ない 損失の帰結 損をしたら気分が悪くなる。それに加えてどんな罰が適当か? ・自分のシグナルで適切にトレードをして損失を被った場合、何か特別なことが成される必要はない。単に損を許容し、記録帳に記録し、損失がシグナルに拠った正当なものかどうかを二重にチェックし、それを忘れる。損失にあまり注意を向けすぎると、損失に報酬を与えることになる。自分で、あるいは他者によって、損をした経験を慰めようとする行為をつつしむ。 正当な(シグナルに従った結果生じた)損失の帰結 ・損失を許容し、忘れる。 ・記録帳に記録し、蒸し返さない。 ・誰の同情も慰めも求めない ・自分をかわいそうに思わない ・罰をうけたと感じない ・損失について誰にも話さない ・損したことで、自分を罰したり憎んだりしない ・自分のトレーディングシステムを非難しない ・飲み食いやセックスに逃げることで損を慰めない ・愛してる人からの罰を甘受しない。 ・自分のテクニック、システム、手法を変えない ・次のトレードに入ることを忘れない ・自分のマーケット研究をないがしろにすることで対応しない 正当でない(トレード上の間違いによる)損失の帰結 ・できるだけ正確に間違いを特定する ・この目的のための「間違いノート」に間違いを記録 ・間違いを適切なカテゴリーに分ける ・間違いを振り返り、確かに間違えたと確かめる ・始めから終わりまで状況を思い出す ・間違いを犯す前にそのシグナルを発するシステムを作れるか検討する。 ━━━━━━━━━━━━━━━ トレード改善法 ━━━━━━━━━━━━━━━ 1,行動をなるべく明確に定義する 2,刺激となる出来事について、正確な記録を付ける 3,反応の帰結について、正確な記録を付ける 4,ターゲット行動(新たな行動)をできるだけ明確に定義する 5,ターゲット行動(新たな行動)が完遂されたら、即座に報酬が与えられる 6,プログラムが完了した後も、行動を監視し続ける 7,行動が100%近く達成されたら、報酬を徐々に消滅させる 8,すべての行動は、トレード計画全体を構成する部分として重要である。 9,トレード変化の兆候に常に気を配る。これは、損失の拡大として反映される可能性が高い。 10,可能な限り誰かの協力を受ける。 11,刺激となる出来事を制御することで得られるであろうメリットを軽視しない。 12,トレードを組織化する。有効に組織化できれば、すべての必要な行動、刺激、反応条件、頻度、向上をうまく記録することができる。 13,科学的方法でアプローチする。行動のきっかけを調査し、行動の頻度を数え、結果を合計する。 14,行動の理由を考えるのにあまり時間を費やさない。適切な行動をとっていないことを前提の事実として受けとめ、プログラムを設計し、実行し、行動を変える。 ・含み益ポジション、または含み損ポジションを保持する緊張は、投資家によっては非常に大きい。そうした場合、早すぎるポジション解消が安堵という報酬を与えることになりかねない。 ・損失を直視し、ふさわしいときに損失を受け入れることができない投資家は、莫大な損失を被ることを学ぶかもしれない。
━━━━━━━━━━━━━━━ トレンドに乗るのが儲かる。 ━━━━━━━━━━━━━━━ トレンドに乗るのは一般人には難しい。 だが、私がこれまでに出会った最も成功した投資家の一人は、無愛想にこう言った。「いままでそういった無用の物を使ったことはない。私は価格チャートを見るだけだ。価格が四週間前より高くて、かつ四ヶ月前より高ければ、上昇トレンドだ。それで、悪いニュースがでて、価格が大衆の売り圧力で下落すれば、買う。時々高値近辺で買ってしまうこともある。しかし、歴史的な最高値で買ったり、大底で売ったりするようなことは、めったにない」。そして彼は正しかった。
ほとんどのトレーダーは言い訳をしてトレンドに乗れない。 彼らは損失を恐れて、最初のトレンド変化にシグナルを実行に移すことができない。 どうも彼らは無意識に、損失なしにトレードできると考えている。損失は利益を生むトレードに必要なもの、つまり間違いはゲームの一部であることを理解できないのである。 こうした非現実的態度は、イドの衝動に由来している。去勢の恐怖にほぼ直接的に関係している子供じみた空想である。自己主張または親への対立の反応として、去勢不安や損失の恐怖に関するフロイト理論が正しいとすれば、、、 いくつかの明確なシグナルがトレンドを示している事実にもかかわらず、こうしたシグナルが訪れたときに、ほとんどのトレーダーや投資家はそれを実行する精神的準備ができていない。多くの時間が辛抱強く観察と待機に費やされ、ついに大きな機会があっても、それはすぐに過ぎ去って、何の行動もとられない。そうした行動もしくは行動の欠如の理由は以下の通りである。 1,損失に対する非現実的な恐怖 2,自信と前向きな態度の欠如 3,嫌な思いを伴う学習の結果として行動できない 4,トレーディングシステムでの適切な学習の欠如 5,反対の情報源からのインプットを受け入れてしまう。 主要なシグナルに基づいて行動できない人(これはほとんどの投資家にあてはまる)は、一般にいくつかの心理的問題を抱えていることが多く、そうした心理的問題は、生活の中の別の分野にも表れる。私の意見では、そうした人達の横顔は次の通りである。 1,子供に体罰を与える事を好む支配力の強い父親。 2,子供に決定権を与えない親が形成した依存の感情 3,間違いを起こしたとき口汚く罵る、非常に激しい伴侶。 4,嫌な幼児体験による自信の欠如。 何がトレンドで、何がシグナルで、自分が何をすべきかはっきりしているにもかかわらず、欲求不満がつのり、マーケットでの間違いは増加する。 マーケットトレンドでトレードすること なぜそんなに難しいのか さぁ、次は最も深刻な過ちだ。欲求不満のトレーダーは自分自身を合理化して言い聞かせるだろう。「次に相場が上抜ける機会を待とう。そうすれば、トレンドに乗った買いができる」。上抜けに来ると、トレーダーはこれまでにないような恐怖で麻痺する。「価格が高すぎる」。彼は理由付けをする。「上抜けが起きて、それが本物だとわかった。よし、今度は上抜けた価格帯までの下押しを待って買おう」。この方法はたいてい機能しない。典型的な投資家やトレーダーは見るも無惨な失敗をする。そのころになって、彼は動転する。確信を失い、自分を生まれつきの敗者と考え、否定的な態度をとり、トレーディングシステムをすべて廃棄し、マーケットを見る事を拒否し、自分自身を憎み始める。マーケットが直近のボトム付近で引けると、欲求不満は最高潮に達する。価格が上がり始めると、大衆はトレンドが継続すると判断し、「降参」して買う。実際の上値は数日間程度で、当日限りというのもよくある話である。これが、一般に大衆の強気コンセンサスはマーケットが最高値の時に最高である理由である。主要な底値の時に強気が見当たらない理由である。さらに天井を示すシグナルが出ていても、ほとんどのトレーダーがそれを無視する理由である。そうした難しい時期には、自己鍛錬もシステムもない。拒絶、希望、恐怖、欲求不満以外何もない。欲求不満が再び最大になる次の主要な底値まで、そのポジションは維持されることが多い。 以上は出来事の典型的な流れである。もし身に覚えがあり、連鎖の間違いに一つでも二つでも気づいたら、あなたには救助が必要である。こうした兆候に苦しんでいるなら、それがもたらす損失を理解できるはずだ。変化は早ければ早いほどよい。鍛錬が苦悩に対する回答であるとでも申し上げておこう。従来のアプローチに追加するリストを提供する。 1,潜在的な動機に近づくこと。 これは平易で単純な魂探しである。自分のために設定した目標をリストアップすること。投資によって達成していることを正確に理解するように努めること。あなたは十分に明確な目標を持っていないかもしれない。向かうところがわからないなら、そこにたどり着くのは難しいだろう。方向を詳細に決め、実際的かどうか判断し、投資によって達成可能か判断し、目標に向けた自負心の強さを測るべきである。そうするとき、できるだけ自分に誠実であることが必要である。第三者を驚かせるため、または男としての強さをアピールするためだけに投資する人が多い。 4,すでに述べたとおり、あらかじめ決めた一連のトレードルールに従うことで、自己鍛錬を試みること。 6,投資やトレードの初めから終わりまで全体的攻撃計画を持つこと 自分が達成したいこと、それをどのように行うつもりか、期待する結果、予想される問題、必要な時間を正確に理解すること。 まとめ 1,マーケットで利益をえるための最も有効な方法は、トレンドに従って投資することである。少しの時間でトレンドに従って投資し、かなり一環した大きな利益を得ることが可能である。 2,マーケットトレンドをつかむのは難しくない。 3,トレンドとマーケットの反転は比較的容易に突き止められるにもかかわらず、多くのトレーダーと投資家が損失を被っている。 4,それは感情的な要員のせいである。 5,最もよくある合理化の一つに「押し目買い」がある。押し目では押し目を作るだけの理由があり、買うのは困難である。 ━━━━━━━━━━━━━━━ 「また損だ」そんなあなたへ ━━━━━━━━━━━━━━━ 精神的に悪い状態にある。 否定的な態度をつのらせると、トレードは常によくないものとなろう。 シグナルを誤読し、価格を間違って読み、間違った注文を流し、おそらくは感情だけでトレードをするだろう。こうした行動は、ほとんどのトレーダーに損失しかもたらさない。否定的な態度の始まりを感知する能力は、すべてのトレーダーが予防による精神衛生を実践するために発達させるべきスキルである。マーケットでの損失の連続は態度次第で改善も悪化もするのである。それでは、とられるべき第一段階として、感知について見てみよう。 多くの兆候によって、損失の態度、あるいは否定的な態度の始まりを認識することができる。そうした態度のチェックを開始するのは、マーケットにおいても、また個人生活においても、連続して損失が発生している期間がよいだろう。おおかたのトレーダーは、個人生活がマーケットでの活動に影響を与え、その逆も起こりえるということを理解していない。マーケットがうまくいってさえいれば、世界はすべてうまくいくと信じている人が大多数である。これは間違った仮定であり、そうした考えは頭から消し去る必要がある。生活は全体的な経験であり、あらゆる領域から影響が広がり出て、お互いに影響しあうのである。個人、金銭、家族、教育などなんであろうと、失敗を経験した人は否定的態度に陥りやすい。自分が影響を受けやすいと認識することは、予防になる。否定的な態度の起きる兆候を警告する一番効果的な方法は、チェックリストをつけることである。 加えて、感知の助けとなる、行動に関係する事柄がいくつかある。第一のそして最も重要なことは、チャート、データその他、テクニカルな作業の更新を続けようという前向きな気持ちが失われることである。マーケットの研究が退屈で、不安が引き起こされるように思われ、データを更新する動機が大きく減少する。朝寝過ごしたり、仕事に遅刻したり、早く退社するようになるかもしれない。「だからどうした」的態度が生じる。これらは、ごく初期に表れる兆候だろう。トレードで儲け損なうのはこうした時期である。そおして他の多くのトレーダーが同様の態度をとるのもこうした時期なのである。ある日、大きな値動きがすでに過ぎ去ったことに気づき、チャートやファンダメンタルズを見てこう言うだろう。「これは完璧なシグナルだった。これが出たとき、私は何をやっていたんだ…」。こうして、あなたの欲求不満は高まり、さらなる間違いを生じさせる。 災難が差し迫っていることを示す別の兆候は、否定的な独り言である。 「また損だ」 「全然うまくいかない」 「結局損をするから、トレードをしても無駄だ」 「マーケットから出たい」 同様の範疇に入る言葉は、おそらく数百、数千にも上る。それらは、大きなトラブルの鍵となる兆候である。人はみな、それぞれ独自の反応パターンを持っていることを覚えておいてほしい。 著者の場合 ・損失がほんの四回連続するとそれは始まる。 ・旅行する ・日々のチャートの更新を忘れる ・事務所を早く退出する。 ・ジャンクフード消費量が増える ・否定的な言葉で自分自身について語り始める ・損失は日常生活の一部になり、まるで損失が発生するのをあらかじめわかっていたかのように認識する。 ・心ここにあらず 人は自分で処理できるほど強いと考えてはいけない。人の心にある自己欺瞞の能力には限界がない。意識の外へと問題を遠ざけ、抑圧し、抑制し、知的に処理し、空想化する。 マーケットにおける最大の敵ひゃ自分自身である。 これで破滅的態度の始まりをどのように認識するかについて明確な情報を得た。 これをいかに処理するか。対処は今すぐ開始せねばならない。 対処の本質は「物理的な力」。単純に言えば、自分の努力と力を結集し、チャートでの作業に自ら挑み、穀物レポートを読み、トレードを実行し、シグナルを計算する。こういう時こそ、自分のトレーディングシステムでの作業に最大の時間を費やすべき。自分が行動したい方向とは逆の方向で反応すべき。事務所を早く出たければ出たいほど、よりそこにとどまるべき。自分のチャートで作業しなくなければ、もっとその作業をすべき。これは非常に難しいこと。特に初めてこれを行うのは難しいが、実行回数が増えるにつれて、労力は減少するだろう。 そういう経験を幾度も重ねると、自分と激しく戦うほど成功する可能性が高まる、ということがはっきりするだろう。自分の最大の敵が自分であると想定しておけば、特に自体が悪化しそうな時、自分の感情を信用しないことを学習するはずだ。実行の時が来たら、すぐに実行可能な攻撃計画を立てるべきである。 まとめ 1,態度はトレードの結果に直接的に影響する 2,否定的な態度は、損失が連続する状況をさらに悪化させ、有効なトレードを妨げる。 3,否定的な態度を感知することが、修正への第一歩 4,否定的な態度が始まる時、各人は固有のパターンを持つ。自分のパターンを知れ 5,兆候が始まれば、できるだけ早く対処せよ 6,後ろ向きな衝動に対抗するためには「物理的な力」 7,行動チェックリストをつけろ ━━━━━━━━━━━━━━━ 前向きな精神的態度(PMA)positive mental attitude ━━━━━━━━━━━━━━━ 成功するトレーダーのためのおそらく最も効果的なテクニック PMAが高い時には、すべてがうまくいっているように思われる。利益は上昇し、自己概念は積極的で、空は青い。 『毎日、あらゆる面で、自分はどんどん良くなっている』 精神医学治療が生まれて間もない頃に流行った治療。奇妙にもこのテクニックは実際に効果があった。 自己暗示の一形態。しかしPMAはそれ以上、生活様式である。 PMAを実践する人は、必要な報酬を提供するような経験を探し求める。後ろ向きな経験は避けられ、無視され、排除される。 精神的態度を後ろ向きから前向きに変えるために、三段階プロセスを推奨する 1,認識。 2,変化の始まり 3,内面化(自分のものとすること)とその堅持。 前向きな行動と態度への変化は、一朝一夕には起こらない。通常数年かかって成長するものである。小さい変化ほど、形成段階に要する時間は少なくてすむ。 後ろ向きな態度の初期の兆候 1,マーケットでの損失が続く 2,マーケットの研究がスケジュール通り更新されていない 3,トレード、投資をする気にならない 4,トレードシグナルを連続して読み間違える 5,「高値づかみ」が増加 6,否定的な自己批判の発言が増加 7,シグナルを無視した早すぎるポジションの作成や解消 8,寝過ごし、一般的な身体的不調 9,頻繁な遅刻 10,「マーケットがクローズするのが待てない」などといった感情。(毎日トレードする人の場合) 11,建玉の評価損を知る気にならない 12,マーケットに対する興味の喪失 ■変化の始まり 1,変化の試みは一連の機械的な手続きで始めるべき 「物理的力」一貫性、努力、決心、時代後れのハードワーク。スケジュールと明確な行動チェックリストで達成可能 2,後ろ向き主義の明確な兆候は妨害する (a)損失が連続すると、容易に否定的態度が起こりやすい。 過去に高い成功率を誇っている場合:自分のトラックレコードを参照 これから儲ける場合:皮算用を参照 (b)マーケットについていけないときはスケジュールを使用。 3,勝者、前向きな人々、成功している友人とのみ付き合う 4,後ろ向きの関係をやめる。修正不可能な場合 7,明確な目的とゴールを設定。 8,意欲的な目的を設定。少しのパイで満足せず前向きに。 9,五カ年計画は積極的な方向性と態度を維持するテクニック 明確なゴール>月ごと>半年ごとに前進する 10,自分のトレードルールのリストを作り、週に一度読む 常に思い出させる作業によって積極路線に留まれる。後ろ向きの時に修正可能。 ━━━━━━━━━━━━━━━ 10のトレード規則 ━━━━━━━━━━━━━━━ 1,自分のトレードを明確に、かつあらかじめ計画すること。それを常に身につけておくこと。 2,トレードの成功と失敗の責任を負うのは自分だけ 3,ポジションは儲かる方向に向かうと期待するな。反対方向に行くのを恐れるな 希望や期待は間違った認識を醸成するだけで、投機者の最大の敵 4,結果に対するパフォーマンスフィードバックの監視は重要 5,態度は自分の最大の強み 前向きな態度こそが成功を形成 6,効果的かつ前向きな関係を構築 7,マーケットは手段。目的ではない。生活様式になってはならないし、自分のあらゆる行動に影響を与えてもいけない。 8,自分の仕事の結果を楽しむ。利益の幾分かを使い、幾分かを蓄えること 9,自信過剰を避ける。最大の敵 10,自分の次の目標を、常に視界の中に置く
━━━━━━━━━━━━━━━ なぜ多くのトレーダーが損失を被るのか ━━━━━━━━━━━━━━━ トレーダーは等しく創られているわけではない あまりに多くのトレーダーがマーケットで損失を被っているのは、ひとえに、『トレーディングシステムを、有効に、系統立てて、あるいは一貫したやり方で使用するのに必要なスキルを持っていない』からである トレード:すべての中で最も難しいゲーム 1,一貫性 2,感情制御 3,固執(システムへの) 4,自分に正直であること 実行 マーケットは感情によって支配されている 最良のケースではなく最悪のケースに備えること
孤立の美徳 1,テレビでもラジオでも、いっさいニュースを聞かないこと 2,友人の話を聞かないこと 3,政府見通しを信じないこと 4,ニュースレター、マーケットアナリストなどで、手法やスタイルが自分のやり方と一致する人が見つからない場合は、そういう人達の意見を避けること 5,自分のポジション、意見、結果、リサーチについて誰とも議論しないこと 自分自身のゲームをするための自信を持つこと ━━━━━━━━━━━━━━━ ギャン ━━━━━━━━━━━━━━━ 14,忍耐を失ってマーケットから撤退したり、待つことに不安になってマーケットに入ったりしないこと 17,あまりに頻繁にマーケットへの出入りを行わない 23,まともな理由なしにマーケットでのポジションを変えない。 利益は自分の栄誉。損は自分以外のせい。では自分の弱みを修正できない。 とにもかくにも、自分が売り買いをしたからには、損失は自分の行動。 自分の内に問題を探し、それを修正すれば成功する。 私はあなたに、株式ポジションを決定するための、世界で最高のルールと最高の手法を与える事ができる。しかしあなたは、自分の最大の弱みである人間的要素のせいで損失を被るだろう。あなたは、ルールを遵守できないのである。あなたは、事実の代わりに、期待や恐怖を基に行動するだろう。行動が遅れるだろう。辛抱できなくなるだろう。行動が早すぎるか、行動を起こすのが遅れてしまい、自分の人間的弱さのせいで自分を欺き、マーケットのせいにする。損失の下人は自分自身の間違いであり、マーケットやそれを操作する人間の行動ではないことを常に覚えておくべきである。したがって、ルール遵守に努めるか、自分が失敗するという懸念を遠ざけるよう努力するおkと。 期待と恐怖。私は著作のすべてにおいて、これについて何度も述べてきたが、繰り返しても繰り返しすぎることはないと感じている。平均的男性・女性は価格が上昇すると期待したり、誰かが上昇すると助言するため、商品を買う。これは最も危険なことである。期待でトレードすべきではない。期待は、他のなにもりも人を苦しめる。事実を直視し、トレードする時は、期待を排して、事実に基づいてトレードすべきである。
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