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(人類史年表)過去1000万年の気候変動の概要
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/603.html
投稿者 中川隆 日時 2015 年 5 月 27 日 15:45:52: 3bF/xW6Ehzs4I
 

(回答先: 地球史上最大の絶滅、海洋酸性化が原因か 投稿者 中川隆 日時 2015 年 4 月 11 日 09:54:09)


【人類史年表】過去1000万年の気候変動の概要
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=304379

1000万年前 南極氷床発達→海流変化による乾燥化の進行
      →ナミブ砂漠の誕生【類人猿の時代】

700万年前 ヒマラヤ隆起→サハラ砂漠誕生、乾季・雨季の発生
      【人類誕生】

500万年前 アフリカ熱帯雨林が減少(大地溝帯の隆起も影響)

200万年前 氷河期の開始(4〜10万年周期で氷期・間氷期が交代)
      イネ科植物の発生→サバンナの発達【道具の使用】

 15万年前 最終氷期(最盛期2〜1.3万年前)

12.5万年前 エーミアン間氷期:温暖化(2℃)

 9万年前 寒冷化→ヨーロッパ北部でツンドラ地帯拡大

 8万年前 寒冷化→スカンジナビア半島の万年雪地帯拡大

7.4万年前 トバ火山(スマトラ島)による寒冷化
     (噴火後2〜3年で15℃低下)→北半球で氷雪地帯拡大
    影響は1000年続き、生き残ったのはネアンデルタール人と現世人類(人口1万人?)のみ

7万年前  スンダランドが陸地に→南方モンゴロイド

3万年前  針と糸→衣服の発明

2.5万年前 北方モンゴロイド

2.1〜1.8万年前 最終氷期極寒期→北海が海面上に浮上、イギリスが大陸と陸続き。ドイツ北部まで氷原が南下、森林地帯はイベリア半島や地中海沿岸のわずかな地域のみ

2万年前 温暖化と寒冷化の繰り返し(−4〜−5℃)
     弓矢の発明

1.75万年前 南半球で温暖化

1.6万年前 寒冷化(−8℃)

1.5万年前 氷河期の終わりと急激な温暖化→森の拡大・草原の縮小

1.5〜1.35年前 北半球で温暖化→中・東欧に原白人

1.47年前 急激な温暖化(0℃)

1.4年前 スンダランドの縮小が始まる→南方モンゴロイドの拡散

1.4〜1.3年前 安定した温暖化(−2〜3℃)

1.3〜1.16年前 急激な短期寒冷期:極寒(−7〜−8℃)
      →南西アジアは深刻な干ばつ、森林が後退し草原が広がる
      →地中海東部沿岸一帯が激しい干ばつに→栽培

1.16〜1.1年前 急激に温暖化(11300年前 急速な一時寒冷化)

1万〜8000年前 温暖化、亜熱帯化(0〜2℃)
     →中東・イラン高原にニグロ(この頃までに黒色化)
     牧畜の始まり、農業が中心に

8200〜7800年前 寒冷化と乾燥化
       →ヨーロッパ南東部・小アジア・地中海東部沿岸で干ばつ

7800〜7600年前 温暖期→イギリスの森林限界は現在より200〜300km北上
      温暖化で海水が黒海に流入→原白人が西欧・東欧・中東へ移動

7500〜5700年前 最も温暖な時期
       →北緯35°より北=小アジア・コーカサス南・イラン高原北は乾燥化
   北緯35°より南=エジプト・アラビア・メソポタミア・イラン高原は湿潤化
メソポタミアの降雨量は現在より25〜30%増
サハラ砂漠etcがステップ化→西アジアで遊牧(6000年前)

6000年前 スンダランド水没

5700年前 寒冷化と乾燥化
   →北緯35°より北=アナトリア高原・中央アジアは湿潤化→コーカサス集中。
    北緯35°より南=メソポタミア・エジプトは急激に乾燥化→都市文明

4200年前 寒冷化→メソポタミア地方で厳しい干ばつ→印欧語俗の大移動

3500〜3200年前 寒冷化と乾燥化

2800年前 寒冷化 ※10000〜1000年前までは、概ね1〜2℃温暖(グリーンランド)

 

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コメント
1. 中川隆[-13768] koaQ7Jey 2020年3月19日 14:20:47 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1114] 報告
2020年03月18日
氷期と間氷期の原動力
https://sicambre.at.webry.info/202003/article_31.html


 氷期と間氷期の原動力に関する研究(Bajo et al., 2020)が公表されました。日本語の解説記事もあります。258万年前頃〜現在までとなる第四紀は、一般に氷期と間氷期を繰り返す特徴があるとされ、北半球の大部分では、大陸ほどの大きさの氷床が凍った海水のように拡大・縮小と浸食を繰り返しています。中期更新世気候遷移期(MPT、125万〜70万年前頃)より前には、第四紀の地球における氷河周期は約4万年ごとに繰り返していました。しかしMPTの間、第四紀の氷期パターンは基本的に約10万年間隔で移動と拡大を繰り返しました。MPT以前の4万年周期は、地球軌道の傾き(自転軸傾斜)の周期的変動により引き起こされた、と広く認められているものの、軌道強制力理論ではMPT以降の長い氷期・間氷期をじゅうぶんには説明できません。

 地球の氷河時代周期の軌道理論を評価するさいの主な課題は、年代特定によく使用される深海堆積物記録の年代がもともと不確かなことです。しかし、正確に年代推定された洞窟二次生成物の記録を用いて、64万年前頃までの海洋堆積物に記録された氷期終了の年代を決定した最近の研究によると、むしろMPT以降の間隔は軌道変化により引き起こされる短いサイクルである、と示唆されています。この研究は、イタリアの洞窟二次生成物にウラン・鉛年代測定法を適用して、新たに高精度で海洋堆積物記録の年代を制約し、それを過去数百万年間に起こった11回の氷河拡大・退氷事象にまで拡張しました。この研究は、MPT以降の最初の2回の退氷事象が2回の自転軸傾斜周期に分けられることを示し、MPTの最中も後も、第四紀を通して、地球の自転軸傾斜は依然として氷期・間氷期周期の主な原動力である、と結論づけました。気候変動は人類進化にも大きな影響を与えてきたと考えられることからも、注目される研究です。


参考文献:
Bajo P. et al.(2020): Persistent influence of obliquity on ice age terminations since the Middle Pleistocene transition. Science, 367, 6483, 1235–1239.
https://doi.org/10.1126/science.aaw1114

https://sicambre.at.webry.info/202003/article_31.html

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