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(回答先: ポイント & フィギュア _ 最強チャート 投稿者 中川隆 日時 2015 年 1 月 03 日 05:20:30)
MACDについて
MACDとは、ニューヨークのシグナラート・コーポレーション(Signalert Corporation)のジェラルド・アペル(Gerald Appel)によって開発された2本の指数平滑平均(EMA:Exponential Moving Average)を使ったテクニカル分析手法で、その方向や乖離などに着目して売買のタイミングを計ります。
2本の平滑平均(単純平均とは異なる)を使用し、一般的には 12日と 26日の平滑平均を使いその差を MACD と呼びます。
MACD の9日移動平均をシグナルと呼び、MACD とシグナルの2本線の水準、クロスの仕方を読み判断する指標になります。
■初期設定
期間1…5、期間2…20、シグナル…9
基本的な見方
[1]
MACD がシグナルを上抜けた時「買いシグナル」
MACD がシグナルを下抜けした時を「売りシグナル」
とし、
MACD がゼロラインを上回れば本格上昇
MACD がゼロラインを下回れば本格下降
と見なします。
[2]
MACD がシグナルを上抜けた後に、両ラインがゼロラインを上回った状態を「理想的な買いシグナル」
MACDがシグナルを下抜けた後に、両ラインがゼロラインを下回った状態を「理想的な売りシグナル」
となります。
https://www.rakuten-sec.co.jp/MarketSpeedFX/onLineHelp/info/chart/macd.html
MACD(マックディー) 移動平均線による分析を発展
http://www.synchronature.com/Finance/Technical.html
RSI、ストキャスティクス、RCIに共通しているのは、適度に上下動する動きで軽く売買するには有効なのですが、強いトレンドが発生した場合に、「その強い上昇トレンドに従う」ということが苦手なのです。
値動きが一方通行になると、これらの指標は上限や下限などに張り付いたような形になってしまうことが多いのです。
移動平均線は、トレンドに従うものですが、MACD は、移動平均線をさらに加工して、「トレンドに従いながら、できるだけ早く売買サインを出す」という意図で開発されたのです。
強い上昇トレンドが発生すると、移動平均線は急上昇、それ以上に株価そのものが上昇、移動平均線との乖離率がどんどん開いていきます。
短期の移動平均線の方が、長期の移動平均線よりも勢いよく立ち上がり、2つの線の乖離率もどんどん開いていきます。
上昇の勢いが衰えてくると、乖離率は横ばいになり、やがて縮まります。
MACD は、短期と長期の移動平均線の乖離の動きを基にした指標です。
MACD の基準になる移動平均線は、単純な移動平均線ではなくて、直近の値動きをより強く反映する「平滑移動平均線」です。
2本の平滑移動平均線を計算して、その2本の線の乖離幅を計算したものが MACD です。
MACD の移動平均を計算したものをシグナルといいます。
売買の判断には、この MACD とシグナルの両方を使います。
通常は、MACD の計算に使う期間は 12日と 26日で、シグナルの期間は 9日とします。
MACD はあくまでも 2つの線の乖離の値幅なので、0 〜 100% の「いくら以上で買い」という考え方はできません。
MACD の下降継続の後で、MACD がシグナルを下からクロス(ゴールデンクロス)して抜いたら買いサインです。
MACD の上昇継続の後で、MACD がシグナルをクロス(デッドクロス)したら売りサインです。
上限がない指標なので、株価上昇の勢いが維持されている限りは売りサインは出ません。
勢いに衰えを察知したところで売りサインが出るという、よく工夫されたものなのです。
MACD (Moving Average Convergence and Divergence)
MACD(マックディー)は、移動平均線による分析を発展させたテクニカル分析です。
「移動平均線」は、正確には単純移動平均線(SMA = Simple Moving Average)と呼び、過去一定期間の平均値を単純に計算したものです。
しかし、MACDで分析する際に用いられるのは、指数平滑移動平均線(EMA = Exponential Moving Average)、指数移動平均と略して呼ぶことも多い)といい、直近(例えば今日)の値をより重視するようにできているのです。
状勢を見る上でも、人間の心理を洞察する上でも、最新の動きが重要であると考えたものです。
MACD 1. シンプルな平均を示す「単純移動平均(SMA)」と直近の動きを重視する「指数移動平均(EMA)」
下のチャートには黄色の5日間 SMA と、緑色の5日間 EMA を表示させています。
同じ期間の平均移動線なのに、急落する場面では SMA よりも EMA のほうがより大きく下落していることがわかります。
大きく下落したその動きをより重視した加重平均値を求めているのです。
それと同じ原理で、急落後に相場が落ち着き始めると、その「落ち着き」をより重視するため EMA のほうの立ち直りが早くなるのです。
しかし、相場に極端に大きな動きがない場合は、SMA も EMA もほぼ同じような動き方をします。
EMA は瞬間的な、かつ大きな動きに反応して、トレンド転換をいち早く察知するために開発されています。
MACD 2. MACDは2つの指数移動平均の「差」を表わします。
チャートに MACD を表示させると、画面下段に2つの折れ線グラフと1つの棒グラフが現れます。
MACDを表示させる際には通常「12(日EMA)」「26(日EMA)」「9(日平均)」という3つの数値を入力します。
MACD(緑の線)
「12日EMA」−「26日EMA」という単純な引き算で2つの指数平均の差をグラフで表わします。
中心がゼロ、差がない状態です。
シグナル(黒い線)
「12、26、9」と入力したので、この場合は過去9日分のMACDの平均値をグラフ化しています。
つまり、MACDの9日移動平均線である。「2つの移動平均線の差」の移動平均線・・・ということになります。
MACDとシグナルの差(ピンクの棒)
MACDそのものと、シグナル(MACDの移動平均)の差を棒グラフで表しています。
つまり、「2つの移動平均の差」と「2つの移動平均の差の移動平均」の差です。
MACD 3. MACDが中心を上抜いたら「買い」下抜いたら「売り」のサイン.
次のチャートでは、上段に MACD の元となる「12日EMA(ピンクの線)」と「26日EMA(青色の線)」を表示させています。
下段のMACD(緑色の線)はこの2つのEMAの差をあらわしているので、上段の2つのEMA が交差するポイントでは MACD はゼロ、すなわち中心に位置していることになります。
下のチャートでは3箇所がそれに該当します。
これが何を意味するかというと、MACD が中心位置にきた場合は、2つの EMA が「ゴールデンクロス」もしくは「デッドクロス」を迎えている、ということになります。
MACD が下降しながら中心に達した場合は「デッドクロス」、上昇しながら中心に達した場合は「ゴールデンクロス」ということになります。
MACD が中心位置よりも上に抜けたら「買いサイン」と読み取りますが、それはつまり「2つのEMAがゴールデンクロスを迎えたから」ということと同義です。
MACD 4. MACDとシグナルがクロスする場面も売買のサイン。
MACDのもう1つの見方に「MACD」と「シグナル」のゴールデンクロス、デッドクロスを見る、という方法があります。
緑色の線の「MACD」と、その MACD の9日移動平均線である「シグナル」(黒い線)が交差する点で売買の判断をするというものです。
MACD は、2つの EMA が近づき始めたり、離れ始めたりする動きに反応します。
シグナルの参照期間も「9日」と短いため、SMA や EMA がクロスするよりも早いタイミングで「サイン」が出現します。
下のチャートでは参考までに上段に2つのSMAを表示しています。
下段の MACD やシグナルが相場の変化により早く反応していることがわかります。
MACD 5. MACDによるサインはなぜ早く出現するのか?。
移動平均線による「ゴールデンクロス」よりも、MACD による「ゴールデンクロス」のほうがより早く出現するのであれば、移動平均線など見る必要がない・・・ということになりますが、果たしてそうでしょうか。
下のチャートには、これまでと同じく12日・26日のSMAと、MACD を表示しています。
そこに1つだけ黒い線を重ねたのですが、実はこれは4日間の SMA です。
少し見づらいですが、長期間での SMA クロスよりも、短期間での SMA クロスのほうが早く出現します。
しかも「4日、12日」の SMA と、「12日、26日、9日」の MACD は、ほぼ同じタイミングでクロスしているのです。
MACD は2つの移動平均線の離れ具合に反応するため、EMA、ましてや SMA そのものよりも今後の方向性に敏感です。
12日や26日の平均値同士がクロスするよりも早く、その動きを察知するのです。
しかし、これを感覚的に言えば「2つの EMA が近づいてきたから、そろそろクロスするだろう」という早まった予測です。
ある意味、EMA よりも早めに反応して当たり前・・・ということになります。
であれば、移動平均線の参照期間自体を短くしたらどうなるか?・・・というのが上のチャートの「4日、12日」の SMA によるクロスです。
参照期間を短くすれば、直近の動きにより敏感に反応するはずです。
案の定、「12日、26日、9日」の MACD とほぼ同タイミングで「クロス」しています。
つまり MACD とシグナルによるクロスは、より短い期間の SMA(またはEMA)のクロスとほとんど変わらない、ということになります。
下のチャートはもっとわかりやすいように、「4日、12日」の SMA と、「12日、26日、9日」の MACD を表示させたものです。
上段(SMA)と下段(MACD)にそれぞれ出現しているサインが、ほぼ同じタイミングであることがより顕著です。
MACD の正体がだんだん明白になってきたと思います。
MACD 6. より短い期間の移動平均線と同じ意味。つまり、紛らわしいサインも多い。
MACD とシグナルのクロスによる売買サインがどれくらい有効なのかを見てみましょう。
下は米ドル/円相場が 106円から 113円近辺まで緩やかに上昇していった相場ですが、明らかにクロスしたとわかるポイントで売買しても、まったく成果が上がらなかったことがわかります。
これは「移動平均線は揉み合い相場に弱い」という性質をそのまま引き継いでいるからです。
よって、比較的大きな波を描く場面では、MACD はもう少し有効なサインを発するはずです。
MACD 7. MACDは特別な分析方法ではない。何を分析しているのかを知ることが大切。
MACD に限った話ではありませんが、よほど大きな値動きが出現しない限り、クロスによるサインが出る瞬間というのは「これは本当にクロスするのだろうか?」といった程度の微妙なクロスか、あるいは接触でしかないのです。
次のローソク足が決まる頃にようやく方向感がハッキリとしてきて「ああ、やっぱりクロスした」などと、事後的に確認することが多いようです。
では、MACD とシグナルによるクロスが、ハッキリと確認できたポイントで売買した場合、どのような投資成果が得られるでしょうか。
下のチャートで確認してみましょう。
1 番目の比較的大きな波を描いた場面では多少利益が出ていますが、その後の小さな波ではやはり、あまり成果が上がっていないようです。
結局は、短い期間での移動平均線によるサインと同じような成果しか出すことができないのです。
「12日、26日、9日」の MACD と、「4日、12日」の SMA を表示させながら、チャートの時間軸を行ったり来たり動かしてみると、いかに2つの分析が酷似しているか理解できます。
MACD が移動平均線を使った分析である以上、大きな流れに乗れたときに有効な分析手法となります。
最後に、もう1つのサインについて。
MACD のチャートで、ピンク色の棒が示しているのは「MACD とシグナルの差」ですが、この「差」が縮まりかけたところで、「天井」や「底値」が近づいている、と察知する方法があります。
こう書くと、とても有効なサインに思えますが、MACD など見なくても、値動きが緩やかになったところで誰でもそれくらいのことは察知できてしまうのです。
テクニカル分析には「たったそれだけのこと」を、もっともらしく説くものも存在するで、深みにはまらないようにする注意が必要です。
http://www.synchronature.com/Finance/Technical.html
MACDを活用したチャート分析手法
https://www.youtube.com/watch?x-yt-cl=84503534&v=5X1ULmWGnGw&x-yt-ts=1421914688
MACD の見方・使い方
http://www.sevendata.co.jp/shihyou/technical/macd.html
MACD とは2本の移動平均線(MACD とそれを単純移動平均化したシグナルの2本のライン)を用いることで、相場の周期とタイミングを捉える指標です。
MACD の傾きからトレンドの方向性を見るといった利用方法もあります。MACD はダマシが少なく使いやすいので、一部根強い人気を持つ指標です。
「Moving Average Convergence / Divergence Trading Method」の略で、日本語では移動平均・収束・拡散手法と言います。
◆ MACD の見方・使い方
株価がトレンドを形成しながら上昇または下降する時、それに追随してまず短期の移動平均線が動き、遅れて長期の移動平均線が動きます。この際、両線の反応の違いから価格差が生じます。
この移動平均線に生じるカイリをベースに、上昇トレンドの初動から中盤には、ゼロ付近ないしそれ以下から急速に上昇し、プラスの圏内で推移します。 逆に、下降トレンドの初動から中盤には、ゼロ付近ないしそれ以上から急速に下落し、マイナス圏内で推移します。
つまり、プラス圏内だと上昇トレンドで、マイナス圏内だと下降トレンドということになります。
株価が転換する時は、短期の移動平均線が横ばいまたは反転するのに対し、長期の移動平均線はそれまでのトレンドを継続するため、急速に価格差が縮小して、MACD の値がゼロに近づきます。
したがって、MACD の天井圏、底値圏がトレンド反転の早期のサインと判断することもできます。
売買サインは、
MACD とシグナル線のクロス、
MACD とゼロラインのクロス、
MACD やシグナル線の方向の転換
などが一般的に使用されます。
以前に反転した位置がその後の反転ポイントの目安となります。
また、0ラインの前後で反転することも多いので注目してください。
大きなトレンドが発生している時に、MACD が相場の流れと逆行した場合は、相場が天底に近いことを示します。
(相場が下降している時に MACD が上昇し始めた場合は、近い将来相場が底を打つ可能性があります。)
また、MACD ラインと同平均(SIGNAL)ラインとのカイリを、棒グラフで表した「MACDヒストグラム」もあります。
MACDヒストグラムの見方
https://www.youtube.com/watch?x-yt-cl=84503534&v=udZ3Io0WPrQ&x-yt-ts=1421914688
MACDヒストグラムの見方・使い方
http://www.sevendata.co.jp/shihyou/technical/macd_hist.html
MACD ヒストグラムとは、MACD ラインと同平均(SIGNAL)ラインとのカイリを、棒グラフで表したものです。
◆ MACDヒストグラムの作成方法(計算式)
MACDヒストグラム = MACD−SIGNAL
◆ MACDヒストグラムの見方・使い方
ヒストグラムが
減少から増加へ転じた時・・・買い
増加から減少へ転じた時・・・売り
一度転換すると、しばらくの間は増加(減少)が続きます。
http://www.sevendata.co.jp/shihyou/technical/macd_hist.html
<買いサイン>
1.先行する MACD が遅行する同平均(SIGNAL)を下から上に抜いた時
2.(1)の後に2本の MACD がともにゼロのラインを上回れば、信頼度が増します
<売りサイン>
1.先行する MACD が遅行する同平均(SIGNAL)を上から下に抜いた時
2.(1)の後に2本のMACDがともにゼロのラインを下回れば、信頼度が増します
◆ MACD の欠点
MACD の欠点は、じり高、じり安のトレンドが続いているような場合に、一時的に下向きになってもゼロまで下がらずにプラス圏内で横ばいになったり、一時的に上向きになってもゼロまで上がらずにマイナス圏内で横ばいになったりするケースがあります。
MACD がプラス圏内では株価は上昇トレンドであり、
MACD がマイナス圏内では株価は下降トレンド
なので、株価が高値または安値を更新した場合は、トレンドを優先させて売買した方がいいと思われます。
この他、横ばい相場ではダマシのシグナルばかり出てしまうことや、相場の天井や大底付近では株価は1日に 10 % 以上も動くこともあり、MACD は移動平均線をベースに使っているだけで、株価の動きが短期間に激しく上下動すると把握できないという欠点もあります。
◆ MACDの作成方法(計算式)
MACD=基準線−相対線
基準線(EMA):過去12日(週・月)間の終値指数平滑平均 【1】(下図参照)
相対線(EMA):過去26日(週・月)間の終値指数平滑平均 【2】(下図参照)
EMA=B+α(A-B) A:t期の終値
B:(t-1)期における平均値
α:平滑化定数 0≦α≦1 α=2/(n+1)
n:平均する期間
同平均(SIGNAL)=9日(週・月)間のMACDの移動平均線 【3】(下図参照)
◆ MACD上級編:ダイバージェンス現象
高値圏、安値圏で、株価が以前の高値(安値)水準よりも上昇(下降)しているにもかかわらず、以前の高値(安値)をつけた時の水準よりも下(上)に位置している現象のことです。
MACD が底を打つ時(時点Bとする)、その水準が前回つけた MACD の底(時点Aとする)の水準よりも高いにもかかわらず、時点Bの株価が時点Aの株価よりも安ければその後大きく反発する可能性が高いとされます。
MACD のダイバージェンス現象をチャートで解説1
また、MACD が天井をつける時(時点Dとする)、その水準が前回つけた MACD の天井(時点Cとする)の水準よりも低いにもかかわらず、時点Dの株価が時点Cの株価よりも高ければその後大きく反落する可能性が高いとされます。
http://www.sevendata.co.jp/shihyou/technical/macd.html
カブドットコム証券会社 MACD(Moving Average Convergence and Divergence)
MACD は“マックD(ディ)”と読みます。
なお、このテクニカル分析は売買シグナルの出すのについては比較的精度の良いものであると私は考えています。
MACDの考え方
明日の値段を考える時に10日前のデータと今日のデータとではどちらが参考になると思いますか。もっと極端にいえば1年前の100円高と昨日の100円高であればどちらの100円高が明日の相場を考えるうえで役に立つでしょうか。
もちろん、昨日の100円高という動きを参考に今日の動きを考える方が通常だと思います。
MACD はこの発想を移動平均に取り入れたところに特徴があるのです。また、MACD という名前自体が移動平均の特徴を表した英語の略になっています。
Moving Average Convergence / Divergence Trading Method の頭文字をとっているのです。
訳すと“移動平均・収束・拡散 トレーディング手法”となります。何やら、移動平均線が縮まったり、広がったりする売買法という感じに受け取れます。
さて、MACD では指数平滑移動平均というものが使われています。これは、直近の値にウェイトをかけ、データが古くなればなるほどウェイトは減少するというものです。単純な移動平均とは違い、n期前のデータと昨日のデータの比重が同じであることが避けられると同時にn期(日)前のデータが完全に落とされるということもないのです。
計算式
指数平滑移動平均のことをEMAと表し、短期・長期とそれぞれ計算します。
そのEMAを求める式は以下の通り。
EMA =前日のEMA×(1−α) + 当日の指数×α
または =前日のEMA + α(当日の指数−前日のEMA)
EMAを求める計算式
(具体例として12日間使用)
EMAの計算例
このnにそれぞれ分析したい長短の日数の数値を入れればいいわけです。
多くの教科書では短期は12日、長期は26日が使われています。
αの平滑定数が直近にウェイトを掛けているのがわかりますか。
例えば、5日間のEMAであれば
5日間のEMAの場合の計算
当日の指数(数値)にこのαをかけますので当日の指数を2倍するわけです。そうすることによって、1日分データが多くなるので 5日間に1日を足して計算しているのです。
5日間の例の場合、平滑移動平均は直近にデータを二倍して求めます
つまり、ここでの平滑移動平均は直近にデータを2倍するということなのです。
短期のEMAと長期のEMAを求めた後にMACDは以下の式で求めます。
MACD = 短期EMA−長期EMA
次に、「シグナル」といって、このMACDをさらに移動平均化したものも計算します。
式は先程の公式と同じですが、このシグナルに関しては単純平均を使っているケースの方が多いと思われます。また、期間は教科書的に9日間がよく使われています。
MACDをさらに移動平均化した「シグナル」
売買ポイント
売買のタイミングにはこの MACD とシグナルのゴールデンクロス・デッドクロスが有効とされています。つまり、MACD の方がシグナルより早く動くので、MACD がシグナルを下から上へブレイクした時を“買いシグナル”、その反対を“売りシグナル”とするのです。
MACDがシグナルを下から上へブレイクした時を“買いシグナル”、その反対を“売りシグナル”とします。
もう一つの見方にゼロを基点とする方法があります。
まず、MACD がシグナルを下から上にブレイクし買いシグナルを出しますが、さらにこれら 2本の線がゼロの線を上回るか否かで上昇トレンドか否かを確認する方法もあります。
逆に、売りシグナルが出た後にこれら 2本の線がゼロの線を下回ると下落トレンドが続くと判断したりします。
他にも MACD 2 (MACDヒストグラム)というのがあります。
これは簡単な式です。MACD からシグナルを引いただけ、
MACD 2 = MACD−シグナル
もちろん、この式からはゼロは MACD とシグナルが同値ということでクロスを意味するのですが、
この数値がゼロを境に
ゼロを下から上に突き抜けた場合を買いシグナル、
ゼロを上から下に突き抜けた時を売りシグナル
とし、トレンドも示してくれるので MACD 2 (MACDヒストグラム) を見ているだけでも参考になります。
http://kabu.com/investment/guide/technical/13.html
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