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奥西死刑囚の弁護団が異議申し立て
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投稿者 gataro 日時 2014 年 6 月 03 日 10:07:01: KbIx4LOvH6Ccw
 

【社会】
奥西死刑囚の弁護団が異議申し立て

中日新聞 2014年6月2日 21時57分



http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014060290200600.html
http://megalodon.jp/2014-0603-1003-01/www.chunichi.co.jp/s/article/2014060290200600.html

 三重県名張市で1961(昭和36)年、農薬入りの白ぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡した名張毒ぶどう酒事件の第8次再審請求審で、殺人罪などで死刑が確定した奥西勝死刑囚(88)=東京・八王子医療刑務所収監=の弁護団は2日、名古屋高裁刑事一部の請求棄却決定を不服として異議を申し立てた。今後は高裁の別の部で審理される。

  高裁の石山容示裁判長は5月28日、第8次再審請求は第7次で提出したものと同一の証拠関係に基づいているとして「同一の理由での再審請求は許されない」と棄却の理由を説明した。

  弁護団は昨年11月、犯行に使われた毒物は奥西死刑囚が当初自白した農薬ではなかったと主張し、大学教授ら3人の意見書を「無罪を言い渡すべき明らかな新証拠」として第8次請求を申請。いずれも第7次で提出したものだが、最高裁はその半月後に棄却決定を出しており、弁護団は「検討された形跡がなく、新規性を失っていない」と主張していた。

  2日に名古屋市で記者会見した鈴木泉弁護団長は、異議審でも意見書3通が新規性を失っていないと訴える方針を表明。提出資料を踏まえて判断したことが決定書で明示されていない場合、実質的な審査を経たとはいえないとする判例があるとして「高裁刑事一部の認定は誤り」と訴えた。

  また、検察側に証拠を開示させるよう高裁に求めたにもかかわらず、退けられた点に言及。「検察側が膨大な証拠を隠し持っているのに開示命令を出さず、十分な審理が尽くされたとは言えない」と述べ、異議申し立ての理由の一つに挙げた。


 

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<参照>



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声 明


名張事件第8次再審請求棄却決定に抗議する


 

2014年5月29日
日本国民救援会
会長  鈴 木 亜 英


 


5月28日、名古屋高等裁判所(刑事1部、裁判長:石山容示、裁判官:河原俊也、伊藤寛樹)は、奥西勝さんの名張事件第8次再審請求に対して、異例の速さでこれを棄却する決定を行った。



1 弁護団によると、4月25日に行われた三者協議において5月中に準備した新証拠を6月に追加提出すると予告していた事情の下での決定である。決定のその拙速性からは、再審請求を受けた裁判所として、確定判決の証拠構造を確認し、追加提出予告のものを含む新証拠が、新旧証拠の総合評価を行ううえで、何を弾劾するものと位置づけられるかという初期の審理すら怠たり、ひたすら棄却を急いだという深い疑いをとうてい払拭できない。



2 そして、後述するとおり、棄却判断の理由とするところの不当性とともに、人倫に反する付言を加えていることからも、国民救援会はこの決定に対して厳重に抗議する。



⑴ 決定は、提出した証拠について「第7次請求と同じ証拠に基づく同じ主張で、請求権は消滅している」と指摘し、いわゆる門前払いの判断を行った。そして、犯行の機会を持つ人物は外に存在していないとした確定判決の心証や、第7次請求審における、証拠を無視した「科学的知見」によらない恣意的な推認判断と無罪の厳格な証明を要求するという、刑事裁判、なかんずく請求人の利益のために存在する再審制度に対して、刑事裁判の鉄則を逆立ちさせる立場を引き継いで、無情に棄却したものである。



⑵ さらに決定は、拙速判断を行った理由について付言し、「収容先である医療刑務所に病状照会をし、裁判官が同所を訪問して請求人と面会するなどして確かめた同人の加齢の程度や健康状態の悪化の程度を踏まえた上、本件再審請求については、当裁判所の判断を早期に示すこととした」と述べている。


奥西さんは、第7次請求中の2012年春から体調を崩し、同6月に収監先の名古屋拘置所を出て八王子医療刑務所に移送されたが、2013年5月には一時危篤状態となり気管切開などの手術を受け、その後は小康状態を保っているとはいえ、重篤な病態が続いていることに変りはない。その事情を「踏まえた上…判断を早期に示すこととした」とは、一体どういうことを言っているのか。裁判官の情理とは、通常の人間が有する品格の水準と比べて、かくも軽薄・冷酷なものであるのかに思いを至らせるとき、激しい憤りとともに、心底からの驚きを禁じ得ない。



3 1961年に発生した名張毒ぶどう酒事件は、これまで2回にわたって「無罪」の判断がなされた事件である。それを、「何が何でも有罪」との立場で、覆されてきた。その手法は、刑事裁判の適正・公正性を投げ捨てたさまざまな違法に彩られているが、「奥西さんは犯人ではない」という真実は揺るがない。惨めに孤立する裁判所に比して、広範な識者と国民世論がこれを確信し、支えている。


国民救援会は、奥西さんの雪冤の日まで、今後も各界・各層の皆さんと連帯・共同して、激励、支援のために力を尽くす意思を、あらためて表明するものである。


 

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コメント
 
01. 2014年6月03日 20:38:54 : 3cdYZYbVIc
こいつらが完全なアホで無能なのは有名な話

真犯人が誰か明らかにしなければ再審される訳ないからな

そして誰が真犯人かは最初の裁判の時から関係者はみんな知っていたんだな

[32削除理由]:アラシ


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