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初期の人類は肉食を主とする雑食
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/433.html
投稿者 中川隆 日時 2014 年 3 月 15 日 08:57:12: 3bF/xW6Ehzs4I
 

人類最古の集団の食生活と環境変化という外圧にどのように人類が適応してきたのか、紹介している記事がありましたので紹介します。

紹介するブログでは、初期人類を単純に「肉食」としていますが、もちろん普通の肉食動物と同じではありません。まともに生きてゆけず、洞窟に閉じ込められていた人類は、虫や貝やコケ類の他に動物が食べない骨を拾ってきて骨の髄や脳髄をメインにしていたと考えられるので、人類の消化菅が肉食動物の消化管に類似しているのは当然かもしれません。


ガン治療研究ブログ〜初期の人類は何を食べていたか
http://ameblo.jp/kurosukehazama/

〜より引用します。

〜引用開始〜
そもそも初期の人類は何を食べていたのでしょうか。

人類の消化管の構造は肉食動物に類似していて、草食動物の消化管とは全く違っているし、草食霊長類であるゴリラとも違っています。

少なくとも消化管の構造を見る限り、初期の人類は肉食動物か、あるいは肉食をメインとする雑食と考えるのが妥当です。

その初期の人類が何を食べていたかですが、初期の人類の化石はアフリカ大陸大地溝帯付近の、かつて川や湖だった場所で発見されることが多いようです。

水辺で捕らえられることができる小型哺乳類や爬虫類、様々な昆虫、そして貝類などが主要な食材だったと想像できます。

それらに加えて、水辺の環境で手に入る木の実や果実などを手当たり次第に食べていたのでしょう。そして、巣穴を持たず、食物を求めて少数のグループで誘導生活を送っていたのでしょう。

初期人類がアフリカに登場したのは、今から500万年前(700万年前という説もある)ですが、地球の歴史全体を俯瞰すると、比較的平穏な気候が続いた500万年間だったと言えます。

地球上ではこれまで何度も天変地異というべき気候の大変動があり、その度に生物の大量絶滅があったからです。4億4000万年前のオルビドス紀末、2億5100万年前のペルム紀末、そして6500万年前の白亜紀末などです。

このような比較的平穏な気候を背景に、初期の人類は水路沿いに生息範囲を広げていきましたが、およそ10万年周期で氷河期が襲ってきたため、寒冷になった地域に生息していたホモ属は絶滅し(原因は正確に分かっていない)、その度に新しいホモ属がアフリカで誕生してゆっくりと生息範囲を広げ、栄枯衰退を繰り返したようです。

そして25万年ほど前、現在の僕達の直接の祖先と考えられる最初のホモ・サピエンスが、アフリカの東部に誕生します。

この当初のホモサピエンスは、それ以前のホモ属とほとんど同じ遊動生活で、食性にも変化が無かったと思われます。

この時期は多少の気候変動はあったものの、変化は長期間には及ばず、ホモ・サピアンスは緩やかに数を増やしていったようです。

しかし、7万年前に最終氷河期と呼ばれる地球最後の氷河期が来襲し、気候が目まぐるしく変動する時代に突入しました。

氷河期とは、平均気温が低いだけでなく、気候の変動幅が極端に大きいのは特徴です。

そして最終氷河期の始まりの時期にホモ・サピエンスは一気に数を減らしたようです。

ミトコンドリアDNAの分析などから、全世界でわずか2000人まで減少したという研究があるくらいです。

この個体数は、現在の絶滅危惧種であるインドサイ(2000〜3000頭)と同程度であり、この時にホモ・サピエンスが絶滅しても不思議はなかったかもしれません。

しかし、ホモ・サピエンスは死に絶えることなく生き続け、同時に、この時期にホモ・サピエンスには大きな変化が生じました。突如として絵画芸術を生み出し、死者を丁寧に葬るようになり、

宗教の萌芽が明らかに見て取れるようになるのです。また石器に模様を刻み、多種多様な形態と機能を持つ石器を作るようになりました。

それ以前にもホモ・サピエンスは石器を作っていましたが、数十万年にわたり石器自体に大きな変化はなく、工夫を加えることはありませんでした。

つまり、500万年間にわたりほとんど変化のなかったヒト属は、5万年ほど前に突如として、“ 新しいものを生み出す創造主たる脳 ”を手に入れたのです。

同時に彼らは 『 衣服と糸と針 』 という大発明を成し遂げ、重ね着という優れた防寒法を考案します。

防寒衣服を身にまとうことができたホモ・サピエンスは、最終氷河期という過酷な環境をものともせずに順調に生息範囲を広げ、両極地方を除く全ての大陸に進出することに成功します。

一方、同時代に生きていた同じホモ属のネアンデルタール人は、ホモ・サピエンスより体が大きくずんぐりしていて、寒冷地仕様の体型であったが、最終氷河期は乗り切れずに絶滅しています。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=288209


最古の人類の主食は骨髄だった!
 
最古の人類の主食について調べていたところ、人類の親指と歯の形によって、彼らの食生活がわかるという記事がありましたので紹介します。

道楽回転式本部
http://www.kaiten.jp/syokuji/6.html

より引用します。

〜引用開始〜

「主食は霊長類の手(指)と口(歯)の形を決定する」そうです。
これを島氏は「口と手連合仮説」と名付けました。

島氏は、原猿類からニホンザル、チンパンジー、ゴリラにいたる霊長類の主食と口・手の関係を調べて、自らの「口と手連合仮説」の有効性を検証しました。島氏はその研究から、初期人類の主食は骨であるという結論に到着しました。

親指が太い人類の手は、物を握るのに適しています。この手で石を握り、骨を砕いて食べたのです。人類はチンパンジーと袂を分かったのち、森から草原に出てきました。

ライオンやシマウマの暮らすサバンナです。サバンナは低木が点在するだけですから、森のようにエサとなる果実が豊富にありません。ひ弱な人類はライオンなどと争って捕食者になれません。シマウマの足にも追いつけません。

そこでライオンなどの肉食獣の食べ残しを漁りました。内臓はライオン等が食べます。その食べ残しの肉をハイエナやハゲタカが食べます。その食べ残しを人間が食べます。

肉はほとんどありません。石で骨を砕いて中の骨髄を食べました。骨髄は栄養学的に見ると、ほぼ肉と同じです。蛋白質と脂質が豊富にあり、糖質はほとんど含んでいません。

その後、人類は脳の発達により、様々な武器やワナを作り、肉を食べることも可能になりました。

「初期人類の手と歯は、骨を主食とするために必要不可欠な条件を全部見たしている。どんな大きな骨でも砕くことができる石を握りしめる大きな親指のある手と、硬度4の骨を砕いてすり潰すことのできる硬度7(水晶と同じ)のエナメル質に厚く覆われた歯によって前後左右上下のすり潰し運動を可能にした平らな歯列こそが、初期人類の主食である骨を開発した道具セットである」

長い間、ベジタリアンの人たちが「人間の犬歯や臼歯の数から考えて、ライオンのような肉食動物のように犬歯の数が多くないから人は穀物を中心に食事をし、肉類は一割以内にするべきだ。」

と主張してきました。

しかし、石器を使える人間はライオンのように刃物のような犬歯は必要ありません。骨と骨髄を食べるために臼歯が必要でした。

上記の「親指はなぜ太いか」には、手と歯と主食の関係が、様々な霊長類を例に詳しく書かれています。

〜中略〜

骨髄だけではない、骨そのものも十分食べられるし、私は食べた。もしも塩味でもつけていたら、文句なくうまかっただろう。

親指ほどの骨のかけらなら、数分で糊状にでき、飲み込むことができる。」

人類はライオン等の食べ残した草食獣の骨を食べ、海では貝を食べました。
手が使える人間だからこそできたことで、競争相手のいない安定した食料確保でした。

骨を噛み砕くアウストラピテクス属。柔らかいものばかり食べている現代人。弱くなるはずですね。

親指太さ指数(中手骨の長さに対する同骨の骨頭幅の比率)

チンパンジーの親指太さ指数は22.7
マウンテンゴリラが27.5
人間は30.6
ネアンデルタール人は32.3

人間の主食が果物や穀物だったらチンパンジーと同じくらいの親指太さ指数でよかったのです。30以上の指数は、なにか太く重たいものを持つためです。つまり石器です。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=288343  

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コメント
 
01. 中川隆 2014年5月25日 08:53:38 : 3bF/xW6Ehzs4I : 3cdYZYbVIc
上記の話はすべてデタラメでした。 騙されない様にして下さい。

詳細は

BRIAN ENO氏のアホ陰謀論を斬る _ Warburg の研究を理解しないで嘘八百言ってるだけ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/554.html


[32削除理由]:アラシ

02. 中川隆 2014年8月26日 21:09:30 : 3bF/xW6Ehzs4I : 3cdYZYbVIc

この後判明したのですが、本稿で紹介した話はすべてデタラメでした。

詳細は

BRIAN ENO氏のアホ陰謀論を斬る _ Warburg の研究を理解しないで嘘八百言ってるだけ
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/554.html


3. 中川隆[-5814] koaQ7Jey 2017年11月30日 14:53:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

人類の進化、古代の調理器具で加速か 研究
2016年3月10日 13:32 発信地:パリ/フランス
http://www.afpbb.com/articles/-/3079919?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r1&cx_rss=afp&cx_id=3153585


現生人類と同程度の大きさの歯を持つ初期ホミニンの食事は、全体の約3分の1が肉で、3分の2が野菜だったと考えられている。


  
仏南西部のトータベルにある先史時代の遺跡で見つかった顎の骨(2013年7月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/RAYMOND ROIG

【3月10日 AFP】食物を薄切りにしたり、細かく砕いたりするのに使う道具の製作は、現生人類の祖先が食物をそしゃくする回数を減らす必要性があったことを意味するとする、進化科学者らの研究結果が9日、発表された。その結果、言語といった、その他の口を使う技能を磨くための時間が増えたのだという。

 約250万年前、ホミニン(ヒト族、類人猿を除く現生種と絶滅種の人類を表す用語)に大きな変化が訪れたことが見て取れる──大きな歯、顎、そしゃく筋などからの転換だ。

 口は小さくなり、その一方で脳と体は大きくなった。その結果、食物から得なければならないエネルギー量がますます増加した。このパラドックスは長年、科学者らの頭を悩ませてきた。

 このパラドックスをめぐっては、我々の祖先が日々の食べ物に肉を組み込むことで、獲得する栄養を増やしたと示唆する説や、調理の発明を指摘する説などが、これまでに提唱されている。

 ホミニンが調理をしていたことを示す最古の証拠は、約100万年前にさかのぼる。しかし、そのはるか以前に、顎の小型化は起きていた。

「そこで一つの大きな疑問になるのは、調理が日常的なものとなるまでは何をしていたのかということだ」と、研究論文の共同執筆者で、米ハーバード大学(Harvard University)の進化生物学者、ダニエル・リーバーマン(Daniel Lieberman)氏は話す。

 英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された論文によると、その答えは「スライスしたり砕いたりすること」だという。

 リーバーマン氏は、論文発表に先がけて実施された電話会議で「われわれが実際に主張しているのは、食材の簡単な処理が、化石記録にみられる歯、顎、そしゃく筋の小型化への選択を可能にした可能性があるということだ」と説明。この種の転換は「より上手に発話できること、言語能力の発達、運動機能(動き)の向上などの、さまざまな種類の適応にとって有益なのかもしれない」と付け加えた。


■かんで、かんで、かんで

 リーバーマン氏と共同研究者のキャサリン・ジンク(Katherine Zink)氏のチームは、先史時代の人類が食べていたと思われるものと同様のヤギの肉、ビートの根、ニンジン、ヤムイモなどの食物を、現代人がそしゃくする様子を観察する実験を行った。

 食物に及ぼされるそしゃく力の違いを測定するため、実験に参加したボランティアには、丸ごとや石器を使ってスライスしたり砕いたり、生のままや加熱調理済みなどの、さまざまな形態の食物を与えた。

 その結果、生の未処理の肉をそしゃくするのが非常に苦手としていることが分かった。研究チームにとって少し意外な結果だったという。

「人に生肉を1切れ与えると、かんでかんでかみ続ける」とジンク氏は話す。「生肉は、実際には極めて軟らかいが、非常に弾力性がある。チューインガムに近く、実は細かくかみ砕けないのだ」

 そして、生肉を細切れにすることで状況は改善され、加熱調理するとさらに状況が好転することを、研究チームは確認した。また、野菜の場合も細かく砕いたり、調理したりした方が良いことが分った。

 次に研究チームは、現生人類と同程度の大きさの歯を持つ初期ホミニンが日常的に食べていた可能性がある食物に、今回の実験結果を適用した。ホミニンの食事は、全体の約3分の1が肉で、3分の2が野菜だったと考えられている。

 今回の研究についてジンク氏は、「単に肉をスライスしたり野菜を砕いたりするだけで、ホミニンは、そしゃく活動、すなわち使用するそしゃくの回数を約17%軽減させることが可能と思われることがわかった」「これは、かむ回数が年間約250万回少なくなることに相当する」と説明した。

 人類において、栄養の摂取を向上させ、その後の進化を後押ししたのは、肉食自体への移行ではなく、肉を食べやすくするための手段、基本的には食物を砕くための重い石と、切るための鋭利な石片を手にしたことだったことを、このデータは示唆している。

 これはすべて、調理の発明のはるか以前のことだ。(c)AFP/Mariëtte Le Roux



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