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オーディオ地獄(2) プリメインアンプ編
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/366.html
投稿者 たけしくん 日時 2014 年 1 月 04 日 09:04:54: IjE7a7tISZsr6
 

(回答先: オーディオ地獄 スピーカー編 投稿者 たけしくん 日時 2014 年 1 月 04 日 08:26:23)

スピーカーが決まったので次はアンプである。
ところで、なんでスピーカーから選ぶのか?
これはとても重要なことだ。初心者の私でもわかる。
あるいは初心者だからわかる。

今回の一連の試聴で最初に行ったオーディオ屋のまるまるさん。

お客としててくてく階段を上っていくと、
中二階にコンパクトスピーカーと普及価格のプリメインアンプがあるが
その奥の誰か、多分社長か部長とまるまるさんが話をしていたのが耳に入ってきた。

『ネット見てきたって言われれば値段下げるしかないでしょう!』

まぁ、価格コム見る客に売るなら安くしたほうがいいだろう。しかし、
店舗持ってて人配置して説明して価格コムと同じ値段じゃやってけないしなぁ
とか思いながら、声をかけてみた。

初心者で有ることを伝えると、オーディオ選びの基本のきを教えてくれた。
『まずスピーカーを選べ』全部音が違うから、と。

そうなのである。スピーカーの音は、いい悪いはともかく、
誰でも音の違いはわかる。確実に違うんだから。素人でもわかる。

で、それがいいとか悪いとかはわかんないんだけどね。
いい音でもずっと聞いてれば嫌な音になるかもしれないし、
ぱっとしない音でもずっと聞いてれば心地よくなるかもしれないし。

まぁ、その辺は私にはわからないので、経験値が高い人の言う事を参考したわけだが。

で、今回はアンプ選びである。

まずは頭でっかちになるために口コミ集めである。


●案0 ネットワークCDレシーバー ONKYO CR-N755 \29,500 アンプになる
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/333.html
しかし、USB−DACにはならない。自分のスタイルを再確認してみたが、
PCでデータ操作したいし、PCで見る動画音声もオーディオで聞きたい。よってこれはない。

●案1 SONY UDA-1 \38,850
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/353.html
アンプ+USB−DACと、必要な機能がそろってます。しかしスピーカーを駆動できる?小音量なら大丈夫?

●案2 東和電子Olasonic NANOCOMPO NANO-UA1 \55,423
↑スピーカーを鳴らす力もあるし、音がイイという口コミでがあったので調べてみると、、、
Olasonic NANOCOMPO NANO-UA1 \55,487 USB DACを内蔵したプリメインアンプ
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/339.html

●案3 TEAC AI-501DA \53,290
↑それよりこっちの方が音がイイっていう話もあるので口コミで調べてみると、、、
AI-501DA TEAC \53,290 アンプ選びで参照した口コミ
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/354.html

●案4 ONKYO A-933 \42,500
↑音質優先だとデジタルアンプで唯一部品の良いアンプA-933 の中古がイイという口コミがあり、
ONKYO A-933 \42,500 アンプ選びで参照した口コミ
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/355.html

●案5 ONKYO A-977 中古のみ(\55,000)
↑こっちの方が音がイイという口コミがある。しかしこれは熱いようなのでだめ。
ONKYO A-977 中古で4.5万 アンプ選びで参照した口コミ
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/356.html

●案6 マランツ PM5004 \19,799
逸品館レビューでNANO-UA1よりイイという評論。

●案7 パイオニア A−70 \99,263
↑それよりこっちの方が音がイイという口コミがあり。
パイオニア A-70 \99,263 中古で4.5万 アンプ選びで参照した口コミ
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/357.html

●案8 DENON PMA-390RE \20,275
>>ただ先日、PIONEERのメーカー担当者と話していた際、先方は「A-70はJBLやALTECの古いモデルみたいな音作りのスピーカーには合わない」と言ってましたが、そうなのかもしれません。またショップのスタッフによれば、ヴィンテージな音の作りのスピーカーを鳴らそうと思うと、PIONEERよりもDENONの方が無難とのことでした。
という口コミから、Herbeth HL-CompactにはDENONがいいのかなぁ、と。
消費電力200W.
DENON PMA-390RE \20,275 アンプ選びで参照した口コミ
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/358.html

●案9 DENON PMA-1500RE \76,650
DENONならこっちの方が高いのでイイ?しかし、PMA-390REと比べて口コミが少ないしレビューも無い。
消費電力295W

●案10 DENON PMA-2000RE \123,900
DENONならこっちの方が高いのでイイ?消費電力360W.小さい音の時は何W?
DENON PMA-2000RE \123,900 アンプ選びで参照した口コミ
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/359.html

●案11 マランツ PM-15S2 中古約9万円 アンプ選びで参照した口コミ
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/360.html

●案12 ローテル RA-1520 \103,800

 
 
リストを手にヨドバシ梅田で試聴してみました。
パイオニア A-70
ONKYO A-7VL
DENON PMA-2000RE
LUXMAN L-507uX

CDP パイオニアPD-70
スピーカー Herbeth HL-Compact 7ES-3


同じ曲を頭から2分。これをそれぞれのプリメインアンプで。
2分というのはお客さんも多いので勝手に遠慮したんですけど。


結果、、、

違いがわからない。

何となくなんかちがうかなぁーと思わない事もないが、
次に聞いたときには前の音など忘れてしまうし。

もう少しじっくり聞けば何かわかるのかもしれないが経験値が足りないようです。

>経験値より、私の経験では、1機種め5回から10回聴くのがコツに思います。
>次に、比較機種を視聴すると、直感的に、違和感なり、差異を感じ易い様に思います。
という口コミ有り。次回はそうしよう。

希望的にはどこかの口コミにあるように
『それまではぱっとした音は無かったのに、これを聞いてみたらぱっと目の前が明るくなったような感じで、これにしました』
みたいなのを期待してたんだが、今回はそういうのは無かった。


この辺でマニアがはじめて私が買えそうなアンプを紹介してくれた。
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/451.html#c68
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/451.html#c69

ここでマニアが商品限定のコメント
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/451.html#c72
----------
結論として HARBETH HL-COMPACT に合うアンプは
1. EAR 861
2. Primare 
3. QUAD405, QUAD405-2, QUAD606
4. NAIM
----------

●案13 プライマー PRIMARE I22  \178,000 アンプ選びで参照した口コミ
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/362.html

聞いて違いがすぐにわからないなら、口コミ参考にして選ぶしかない。
マニアが勧めるし、口コミもとてもいい感じだから、これにしよう。

プライマー PRIMARE I22
なんと15万円超えである。3万円で買えるアンプもあるのに5倍もする。
日本のアンプは中身がぎっちり詰まっているが、
このアンプは中身すかすかである。

中身がぎっちり詰まっているアンプが「コストパフォーマンスがイイ」という口コミもあるが。これはこれでおかしな話で、材料代なんて全部合わせて高くても3万円くらいなんだから。払っているお金は材料代・開発費・技術料・事務・流通・広告・営業店利益。
材料代だけ比較しても仕方ない。ユーザーが選択できるのは音と販売価格だけ。
音がわからない私は、口コミと価格だけだが。

音がわかるようになるまでレベルを上げて、その後選択する、という方法もあるのかもしれない。しかし私はそんなめんどくさいことはやりたくない。

できるなら信頼できるオーディオ・コンシェルジュに、
「イイ音を頼むよ」と言ってそろえてもらうのが楽なんだけどね。
自分で選ぶのは面倒。

しかし、どうしても好みの音色・出せる金額があるし、
部屋の大きさ、音量制限もある。
良く聞くジャンルによっても得意分野があるようだ。

それを理解してくれるコンシェルジュが存在しないので自分で選ぶしかない。
非常に難しいのがこの業界である。

選ぶ困難さは自作PCのパーツ選びの比じゃない。

これでやっとオーディオアンプ地獄から解放される。

スピーカーよりもアンプ選択地獄は過酷であった。
試聴しても自分では音がわからないレベルなんだから。


今回の選択基準は、、、
・自分ではわからないから人の口コミを参考に。
・半額程度のアンプを買って、気に入った音が出ない時の欲求不満を想定。
 それなら、結構予算オーバーだが、もし仮に音に不満が出てきた時にも、
 『あのとき(今だが)の判断により、その時点で最高と思われる選択をした。
 よって、別のアンプを探すのではなく、他の対応で対処すべし、』
 と判断するためのもの。要するに退路を断つ感じである。

要するに、ここのマニアがお勧めしたので買ったって感じだな。

次に待ち構えるのはUSB−DAC選択地獄である。
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 中川隆 2014年1月04日 20:36:03 : 3bF/xW6Ehzs4I : 2D6PkBxKqI

嘘教えたみたいで悪いけど

PRIMARE I22  はデジタル・アンプだから止めといた方がいいよ。

買うなら NAIMかな


02. たけしくん 2014年1月04日 21:00:57 : IjE7a7tISZsr6 : Tkd1B4jCF0
あれ?そうなんですか。

デジタルアンプが発熱が少なくていいと思ったんですけPRIMARE なのにだめ?

PRIMARE I21 ならどうでしょう?アナログだし。

アンプの古いのは壊れるのでやめておきたいです。


03. 中川隆 2014年1月04日 21:01:12 : 3bF/xW6Ehzs4I : 2D6PkBxKqI

昔のプライマーを良かったけど、PRIMARE I22 はデジタル・アンプで昔とは音が全く違ってしまったからね。


98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/04/25(水) 17:00:27.04 ID:4n26/AYK

日本でアキュ合わせてるユーザーが多数派かどうかは知らんが、ネット見る限りでは海外だと naim 合わせてる人が圧倒的に多い印象を受ける


NAIT AUDIO NAIT3 定格出力:30W/ch(8Ω負荷)http://en.wikipedia.org/wiki/Naim_NAIT#Nait_3_.281993.29

中古品

•ネイム 「ネイト3」 プリメイン・アンプ \126,000http://www.soundbox.co.jp/newcoming.html


04. 2014年1月04日 21:07:52 : 2D6PkBxKqI
PRIMAREのプリメインアンプは20万円も出して買う価値はないよ。

スピーカーと合わせて40万円も使うなら、他にもっといい組み合わせがいくらでも有るから。


05. たけしくん 2014年1月04日 21:27:48 : IjE7a7tISZsr6 : Tkd1B4jCF0
>ネイム 「ネイト3」 プリメイン・アンプ \126,000
これは古いのでメンテナンスが面倒なので避けたいです。

アンプ中古なら5年程度までが私の心理的限界です。
アンプなら10年で部品交換必要だっていう話があるので。

他にイイ組み合わせはありますでしょうか?


06. 2014年1月04日 21:37:11 : 2D6PkBxKqI
能率が96dB以上の中古スピーカーと10万円の安物 300Bシングルアンプの方がハーベスよりいい音だよ

07. たけしくん 2014年1月04日 21:45:06 : IjE7a7tISZsr6 : Tkd1B4jCF0
なるほど。

でもまぁ、ハーベス買っちゃったとこですし、ハーベスに合う私が買えそうなアンプを探してみますが、他にお勧めはありますか?


08. 2014年1月04日 21:46:47 : 2D6PkBxKqI
QUAD ESL57(3ペアー在庫あり、金、黒、ベージュ)ペアー¥18万
http://homepage2.nifty.com/soundpoint55/newpage3.html

と 7万円の QUAD405中古 を組み合わせればさらにいい音だしね

CDプレーヤーや USB-DAC は3万円ので十分

小型システムに40万円もかけるなんて気違い沙汰だね。


09. 2014年1月04日 21:52:04 : 2D6PkBxKqI
>ハーベスに合う私が買えそうなアンプを探してみますが、他にお勧めはありますか?


TRV-35SE 本体(完成品のみ)
最大出力:45W+45W(8Ω)
EL34 AB級プッシュプル 94,500円(税・送料込み)
http://www.kit-ya.jp/product_info.php?cPath=86_72&products_id=254


ヤフオクで5万円くらいの中古を探せばいいよ:

「TRV-35SE」を検索|ヤフオク
http://aucfan.com/search1/q-TRV.2d35SE/s-mix/


10. 2014年1月04日 21:58:56 : 2D6PkBxKqI

先日のラックスには驚くほどガッカリしたのですが、

今日は一番聴きたかったトライオードが聴けました!!

電源もガッツリ入っており準備満タンです。


真空管アンプ トライオード TRV-35SE です。

このアンプはEL34という真空管をプッシュプルで使用しています。

真空管の特徴としては迫力には欠けるけど非常に繊細と言われています。


さーて、実際はどうなのか視聴してみましょう!!


さっそくCDを入れて視聴開始。

スピーカーは両サイドにあるパイオニアの小さめの物です。

スピーカースタンドもしっかりしており、セッティングは悪くはありません。


感想としては、なかなか良い雰囲気です。

ただし!!JAZZに限る判断。


真空管アンプのコーナーにはワザとなのか偶然なのか分かりませんが、

JAZZ系のまったり風のCDしか置いてありません。

たぶん荒が見えないから。笑


オーケストラのCDあったらたぶん評価下がります。

だってフワ〜〜ンフワ〜〜ンなんだもん。

まぁトライオードって日本のメーカーだって言っても、製造は中国だし中身は基板配線です。

付属真空管も中国製だし、価格も10万円ですし無理もありませんが・・・。


今回はピアノとギターのソースでしたが、まぁ表現としては良かったです。

リアルな音出ていました。安いミニコンポよりは断然良いですね。

分解能力が低いように感じたのは真空管が原因でしょう。

良い球に替えれば化けるでしょうね。これが面白みですから。


私の評価としては、メインアンプには頼りない感じがあるけど、

寝室で寝る前に聞くには気持ちの良い音でした。

タイマーとかリモコンとか無いですから寝れないですけどね。笑


ほんと大人な雰囲気。

喫茶店のような落ち着いた感じを求めているには最適だと思いました。


毎日300Bの真空管の音ばかり聞いていますが、EL−34も悪くないなと思いました。

ただ、J−popとか音圧の必要な曲の場合は無理そうですね。
http://ameblo.jp/k46k46/entry-10476883367.html

素性の良いTRV−35SEの音質を徹底的にチューニング

メーカー希望小売価格が12万円とは信じられない音質と仕上げを実現している「TRIODE TRV-35SE」をAIRBOWでチューニングし「安くて最高の音質のアンプを作ってみたい」。「可能なら『特注品』として生産もTRIODEに依頼したい」。この私の無理な申し出に「TRIODE代表の山崎さん」は、快諾を下さいました。その上「清原さんが作った音を聞いてみたい」とまで言われては、気合いが入らないわけはありません。

TRV-35SEを見たときからコンセプトは決まっていました。「低価格」で「超高音質」を実現することです。どんなにいい音に生まれ変わってもチューンナップ費用を高くしてしまったら、こんなに良いアンプをこんな良心的な価格で実現してくださった山崎代表の気持ちを台無しにしてしまうからです。記念すべき逸品館オリジナルアンプ第一号「玲」に使ったパーツのストックを引っ張り出し、耐電圧の高い真空管に使える数少ない現行パーツを全国から買い集め、気の済むまで何回もテストを行いました。テストに供したボリュームだけでも20種類を超えるという徹底ぶりです。そして素晴らしいアンプが誕生しました。

真空管でしか出せない音を実現しました

TRV-35SEで目差したのは「真空管でしか出せない音」です。それは、一般的に考えられているような「甘い音」でもなければ「穏やかな音」でもありません。中古品も多数扱う逸品館にいると、Audio-researchやCounter-Point、TRV、REEK、QUAD、Dynacoなどなど、数え上げればきりがないほどの「往年の名器」に触れる機会が多くあります。それらから判断すると、真空管の音はトランジスターアンプよりも鮮明(シャープ)で透明(クリア)です。 TRV-35SE/Dynamiteはそれらに習って、真空管の透明感を生かしながら“らしくない切れ味”を高音に求めました。

その高音は、最速のトランジスターアンプを越えるほど鋭く仕上がり、楽器の音の鮮度を全く落としません。真空管アンプの数少ない弱点とされる「低音の緩さ」にもきちんと対処し、だらだらと膨らみがちになる真空管の低音を引き締めることに成功しています。ぐんぐん前に弾ける低音楽器のエネルギー感は、大型のセパレートアンプに匹敵するほどです。

澄み切った青空に突き抜けるようにどこまでも伸びる透明でスィートなサウンド。深い海底に向かって止めどなく落ちてゆくような力強い低音。フォルテの盛り上がりは、すべての鬱憤をダイナマイトで吹き飛ばすかのよう!うっそうとした気分の時は、せめて好きな音楽くらいカラッと晴れやかな音で聞きたいものです。好きな音楽を聴くだけで元気が出せる!TRV-35SE/Dynamiteには、そういう音楽好きな方の夢を実現できる力を与えました。このアンプの奏でる音と音楽は、驚きと心を動かすエネルギーに満ち溢れています。「感動」。言葉にすると安っぽくなってしまいますが、本物の感動は、滞りがちな人生の鬱憤を吹き飛ばし、生きるエネルギーを心にチャージします。さあ、今日からはこのアンプで音楽を毎日聴き、そして心に生まれたての素晴らしい感動の輝きを取り戻してください!

取り扱い上のご注意

接続するプレーヤーやリスニングルームの環境にも左右されにくく、音楽のジャンルや楽器の種類も問わず、真っ直ぐに音楽の感動をあなたに届けられるTRV-35SE/Dynamiteですが、真空管アンプはトランジスターアンプよりもスピーカーを選ぶ傾向が強く、ウーファーのコーン紙が重く能率の低いスピーカーや、密閉型のスピーカーでは低音が出にくくなることがあるため、なるべく高能率のスピーカーでお使い頂くことをお薦めいたします。もし、組合せでお考えのスピーカーに疑問をお持ちの場合には、ご購入前に逸品館までご確認をお願いいたします。

また、真空管の特性上、「数千時間の使用で出力管の交換が必要となる」、「故障発生もトランジスターアンプよりも多い」など、メンテナンスはトランジスターアンプよりも手間がかかります。その点はご容赦くださいませ。
http://www.ippinkan.co.jp/airbow/product/purimain_amp/trv35se.html


まあ5万円ならこの程度で上等かな


11. たけしくん 2014年1月04日 22:10:34 : IjE7a7tISZsr6 : Tkd1B4jCF0
真空管は難しそうですね。やめておきます。

まぁ、高いアンプはやめて、もう少し安いアンプを選んでみようと思います。


12. 2014年1月04日 22:33:04 : 2D6PkBxKqI
QUADのメンテ済みの中古は簡単には壊れないし、修理もすぐにやってくれるよ。

13. 2014年1月04日 22:35:49 : 2D6PkBxKqI
ウエスタンラボ・オンラインショップ QUAD405
http://www.westernlabo.com/29.html


14. たけしくん 2014年1月04日 22:48:00 : IjE7a7tISZsr6 : Tkd1B4jCF0
ほぼずっと使うので消費電力が少ないものが好みです。

最初からのおすすめのQUAD606とかこれとかは、私には心理的に無理そうです。

イイ音をだすのはむずかしいんですね。


15. 2014年1月04日 23:12:43 : 2D6PkBxKqI
じゃあ、デジタル・アンプが正解なんだ。

頑張って PRIMARE I22 買って下さい。


16. 2014年1月04日 23:30:09 : 2D6PkBxKqI
>イイ音をだすのはむずかしいんですね。

簡単だよ

三極管シングル・アンプが一番いい音なんだから、それに合う能率のスピーカーを探すだけ


>オーディオ選びの基本のきを教えてくれた。
『まずスピーカーを選べ』全部音が違うから、と。


これは安物のトランジスタ・アンプを使う場合の話
何を買っても似たり寄ったりだからね。


17. 2014年1月05日 14:06:33 : 2D6PkBxKqI

結局プライマー人気は1986年発売の 928シリーズだけだったのかな:

『PRIMARE プライマー 928 MONO モノラルパワーアンプ ペア 動作品』
http://aucview.aucfan.com/yahoo/k156655209/

8名無しさん@お腹いっぱい。02/01/31 17:50

あのプライマー928。創始者ボウ・クリステン氏がB&Wに創らせた名機。
これは現在のディナ・ウディオが創ったアービターに続くことは言うまでもない。
最高のプリだった。

726802/02/08 13:45
なるほど。中身も良いんですか。どこのメカ使ってるんでしょうねえ?
確かこの200シリーズまででお金を使いすぎたと聞きましたが・・・・。
結局、ボークリステンはその後去ることになりますよね。

73ラックヲタ02/02/08 14:36

プライマーの928/200シリーズの音は大好きでした。
どちらも基本的には透明感の高い、落ち着いた音で、小編成の古楽などをしんみり聴くには最高でしたね。

当時、928のプリ/パワーでQUAD ESL63Proを鳴らして聴いたエンマカークビー、忘れられませんねえ。

まあ、低域の押し出し、躍動感、という世界ではありませんから、どうしても求心的な鳴り方で、開放感のない辛気臭い音とも言えるかもしれませんが。

200シリーズの方はキメの細かさが少し減退し、僅かに艶の乗った音だったと思います。


746802/02/08 14:41

今、928プリ使ってます。管球アンプにつなげて。
>70さんの仰るようにその後のプライマーの音はもう少し力もあり、少し
明るく開放的な方向になっているようですで、あり得るかもしれませんね。
http://hifi.denpark.net/1012448083.html


18. 2014年1月05日 14:14:25 : 2D6PkBxKqI

今のプライマーにはもうボウ・クリステンはいないから、928/200シリーズとは全く別の音になってるんだね:


プライマーのCEO、ラース・ペデルセン
http://www.phileweb.com/interview/article/201111/21/117.html


19. 2014年1月07日 00:25:01 : 2D6PkBxKqI
F-3G[BTL] (アンプセレクター) 14.800円(税込)
http://www.inter-d.com/F-3G.htm


真空管アンプと安物プリメインを両方買って、アンプセレクターで切り替えるのが正解かな


20. 2014年1月07日 00:26:42 : 2D6PkBxKqI
ラックス スピーカー・セレクター AS-5-3 ¥8,180

1台のアンプから最大4系統のスピーカーを選択。または4系統のアンプを切り換えて1組のスピーカーを聴くなどの使い方ができます。
https://www.google.co.jp/shopping/product/13970698124457342183?q=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97+%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC&sqi=2&bav=on.2,or.r_qf.&biw=1032&bih=919&bvm=pv.xjs.s.en_US.EeLgqkzqnSg.O&tch=1&ech=1&psi=6snKUoKvNoqQlQXH4YCYBQ.1389021875779.3&ei=4MrKUrCaCciulQXrwoGQBw&ved=0CIIBEKYrMAI


21. 中川隆 2014年6月21日 18:14:16 : 3bF/xW6Ehzs4I : 3cdYZYbVIc

HARBETH HL-COMPACT とベスト・マッチのアンプは EAR V20 の様ですね。

22. 2014年6月22日 11:11:42 : 3cdYZYbVIc

EAR V20 の詳細は


ティム デ パラビッチーニの世界  
・・http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/404.html


23. 中川隆[5179] koaQ7Jey 2016年11月28日 17:34:58 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5613]

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http://www.ishinolab.com/modules/xpress/

イシノラボ/マスターズの視聴環境のご紹介

イシノラボ/マスターズの工房は、6畳2間に8畳スペースのキッチンを使っての狭いところです。
わたしの整理下手もあって、部屋は綺麗ではありませんが、皆様が入り易い雰囲気はありそうかな!?という感じです。

秋葉原から45分くらいでこれます。
電車でおいでの方は、最寄り駅(京葉線検見川浜駅)までお迎えに参ります。
お車でお越しの方は、駐車も2時間程度ならば当方の駐車場を利用していただけると思います。
スペースが狭いので、定員は原則1名とさせてください。

時間帯は午後13時過ぎくらいのほうが落ち着くでしょう。
なお、タバコは外で吸っていただくようにお願いします。

お手数ですが、必ず3日くらい前までに予約をお願い致します。
時間は原則2時間程度として下さい。

聴けるセットは、そのときの設置状態によりますので、事前にご確認下さい。
具体的に、どのようなセット(アンプ)を視聴したいとかをお知らせいただければ、できるだけご希望に沿った環境をご用意できるようにしたいと思います。。

聴きなれたソフト持参を歓迎します。
CD,アナログレコード,2chテープソフトに対応できます。

使用スピーカはTANNOY アーデン【アルニコ】がメインです。
WRアンプは現在ですと、WRC−α1MKU,α3FBのプリアンプ,WRP−α1MKUを常設してあります。PR中のMOSFET搭載のγシリーズアンプもリクエストくだされば視聴できます。

こちらの工房では、MASTERSの真空管アンプ,TRアンプはもとより、バッテリードライブ,DLCAP装置でのドライブも近々できるように整備中です。

とにかく手狭なところですから、それだけは我慢していただきたいと思います。

(注) イシノラボに関しましては、通信販売専門店ですのでご来店はご遠慮ください。
真空管等の店頭販売は原則行っておりません。
特に、突然のご来店は固くお断りさせていただいております。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=67

イシノラボは元サンスイの技術者だった方が運営されているようで、「MASTERS」ブランドでオリジナルのアンプを出している。
AU-890Lは12W×2、幅33cm奥行き23cm高さ9cmの小型のアンプだ。

オーディオのイシノラボどっとこむ - プリメインアンプ“MASTERS AU−900L/T”
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-900l_t.html

そこはかとなくサンスイっぽいデザインで、なかなか良い。
http://blog.ipodlab.net/Entry/977/


サンスイ ■ SANSUI総合スレッド 55 ■ 山水

562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/11(木) 22:26:33.00 ID:CE81tKAw.net

イシノラボは?

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/06/11(木) 22:51:59.58 ID:yd5bb2d0W

山水出身だと思ってたけど。
ウエストリバーとイシノラボは同じなん?


169 :150:2015/02/15(日) 16:17:49.83 ID:4xsrmAA+.net[3/3]

実質sansuiだけが消滅したかたちですね。
トリオの後継をアキュとみなすか kenwood とみなすかで意見が分かれるんですかね。
イシノラボは sansui の音を継いでいそうですが、量産メーカーではないですし
もはや物量投入されたような機種も現れないでしょうね。


266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/03/06(金) 21:58:16.85 ID:/m4rLPgW.net

イシノラボの製品って音の傾向はかつてのサンスイに近いのですか?

267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/03/07(土) 08:01:57.72 ID:ENuXM3O1.net[1/2]

「かつてのサンスイの音」の定義によるのでなんとも。
バランスとアンバランスでも随分違うし。。
http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/pav/1417391891/


【ここ】良心的ガレージメーカー Part 2【いい】

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/04(月) 00:16:58 ID:KIZmyPbv

イシノラボってどうなん?

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/04(月) 06:40:19 ID:9FbQoFYL
>>69
バランスパワーアンプ買った。
やっぱり SANSUI と似た傾向だよ。
音に厚みがあって良い。鮮度感・解像度はかなり高い。


79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/04(月) 19:14:28 ID:o/CKryu6

イシノラボはほとんどスペック公開してないな
わずかばかり公開されてる数字はトランジスター型とは思えないほど低い

919 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/27(火) 22:34:32.51 ID:zwhYk/Ze

イシノラボは気になってるけど情報少なすぎるので買えないでいるなー
メーカー製のでかくて重くて熱いアンプがいやなので省エネアンプに魅力を感じる

920 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/11/29(木) 20:04:30.33 ID:L2g4gPql

イシノラボのブログのオーディオ史、面白いな。
山水マニアじゃないのに、中古の山水アンプが欲しくなってくる。
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/pav/1285193023/


私の場合、QUAD 11L Classic とチャイナアンプの YS1(生意気にもJeff Rowland Model 10に使用されているLM3886を搭載)で鳴らしていますが、アンプをイシノラボ(元サンスイの技術者の方が立ち上げた会社です)の MASTERS AU-880L に変更予定です。

 最近は多くのメーカーが撤退し選択肢が狭くなった為、アンプの視聴機を貸していただけるメーカーを片っ端から聴きました。
エルサウンド、シャッツグレーバー、イシノラボなどですが、一番気に入ったのがイシノラボさんです。

音質はサンスイを磨いて洗練させた音と解釈しています。
勿論、伝統のMOSFETですが、超ローノイズなので、かつてのジャジャ馬つかいのサンスイとは一味違います。

オーダーメイドも可能ですので、是非クリスキットと聴き比べてみて下さい。
価格は音の品質からすると市場の1/3位と推測します。
殆ど儲けていないようで、良心的なメーカーさんです。
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000002856/SortID=13729854/


イシノラボどっとこむ sara 2010-11-1

朝方物凄い雨が大量に降った千葉です。
電車のダイヤがメチャクチャに乱れました。
一度、試聴予約をして都合がつかずキャンセルした「イシノラボどっとこむ」さんに行ってきました。
6CA7PPアンプの試聴でしたがいろいろなアンプを聞きました。
バッテリードライブの石のアンプ、穢れのない純度の高い音質で、久しぶりに石の音を聞きました。
音の傾向は、山水のアンプに通じるものがありました。
サイトをみればうなずけると思います。
僕はやっぱり、侘び寂びのある真空管アンプが良いです。

トランスドライブのプリもなかなかの音で 6CA7PP よりも欲しくなりました。
どうしよう?と思いつつ、注文してしまいました。

画像は、211シングルアンプです。

闇夜に浮かぶトリタンの輝き。。
絶好調です。
http://w169.or.tv/modules/d3blog/details.php?bid=433

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2. イシノラボ パッシブ・プリアンプ


マスターズのプリアンプはいろいろあって楽しめます! 2012年3月11日
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=296

一般的に、音質・音調に影響を与える要素は、パワーアンプのほうが支配的といわれています。“確かにそうかな!”と私もそう思っていました。

ところが、パッシブプリアンプを作ってみて、その見解がひっくり返りました。パッシブプリアンプの、何も足さない、何も失わないと思えるようなサウンドを聴いて!

けれども、オーディオは趣味・道楽であって、また、科学的にいっても、原音というのが果たしてどうなのかもはっきりしません。マイクが異なれば、ホールが異なれば、ミクシングが違えば、マイクセッティングが違えば、その場の温度・湿度が違えば、などなど。

要は、なるべく原音らしきサウンドを好むも良し、リスナーの聴覚に心地よく聴こえれば良いし、いつも同じサウンドを楽しむだけでなく、たまには異なったサウンドも楽しみたいと思うのも、オーディオ趣味の健全な方向と思います。


1.300B採用プリアンプ“MASTERS CA−X1”

これは、既にアクリル加工が出来なくなったので製作完了です。
けれども、同じような回路構成や電源構成で製作することは可能です。

この方式のサウンドはリッチで、サウンドの生き生きした音調が大変な魅力です。音楽のリズムやハーモニーも大変重要です。

このあたりの音楽の持つ息遣いが感激を与える重要要素のような感じを抱かせるのが、この300Bプリアンプの魅力です。

特に、真空管パワーアンプとの組み合わせが絶品です。

2.API回路方式プリアンプ“MASTERS CA−2000”

オーディオ全盛期のスタジオコンソールに採用されたAPIモジュールアンプが奏でるアメリカンポップス的なサウンドは、この時代の音楽だけでなく、ある意味、普遍的な魅力を有しています。どうしてそうなるのか?

多くのアンプ回路は発振安定度を重視し過ぎるあまり、2段増幅方式がほとんどです。ICのOPアンプもそうしているのがほとんどと思います。

APIモジュールは、たくみに設計された3段増幅方式です。発振安定度をボーデやナイキスト理論をベースに位相補償すれば、まったく安定なアンプができることをAPIは証明したわけです。

1970年代の私が在籍していた当時も、サンスイではAPIのことはまったく知らずに、結果的に“AU−607”,“AU−707”に採用したパワーアンプ回路は、親戚関係にあるような3段構成増幅回路です。その後もダイアモンド差動回路、Xバランス回路にして、ずっと3段増幅回路を踏襲して終了しました。

特に、API方式でのフォノ再生(特に、ジャズ、フュージョン等)は絶品のような感じを受けます。とにかく、精緻でありながらノリの良いサウンドです。


3.1段増幅バランス増幅真空管プリアンプ“MASTERS CA−218”

このプリアンプは、チャンネルアンプシステムを熱心におやりになっているお客様からのご要望でできたカスタムアンプです。

1球だけの1段増幅でやってみたいということでした。それも、バランス増幅が希望です。そうなると、300Bプリの場合もそうなのですが、真空管プリアンプの残留ノイズを半導体なみにするには、ボリュームを入力・出力の両方に入れることが効果的です。

かつては、ヤマハC−2がこの方式を採用してヒットしたことがありますが、真空管プリアンプではマスターズだけだと思います。

出力側ボリュームには、10kΩ以下のインピーダンスならば、出力インピーダンスが大きいということはまったく心配なくなります。

入力インピーダンスは大きいほうが良いといわれますが、10k〜100kΩ範囲なら問題ないでしょう。

このアンプで、1個のつまみで音量レベルを調整したいというと、バランス増幅ですと8連ボリュームになります。もちろん、このような多連ボリュームはカスタムになります。東京光音電波さんに注文して、待つこと45日でできてきました。

このプリアンプはL/R2トランス,2電源・2整流管採用,電源フィルタ回路にはアメリカ製フィルムコンしか採用しない(ケミコン追放)!

出てきたサウンドは、切れ味が良く、音数が多く(情報量が多い)、リッチなサウンドで、私は聴き惚れてしまいました。

4.真空管整流によるAPI回路のプリアンプサウンド

すでに、この方式による『真空管整流電源によるトランジスタ・フォノEQアンプ』について、報告させていただきました。

やはり、LINEアンプに採用しても、サウンドの重心が下がり、オーディオアンプは電源の影響を受けることが明白な事実です。それは、そもそもアンプが電源電力をオーディオ信号で切り分けて、負荷に供給しているからです。

従って、最も安定な電源といえば、大容量バッテリといえましょうが、周波数応答をサポートする意味で、バッテリといえども、コンデンサを電源に付加して、補償することは重要です。


5.パッシブプリアンプ

純粋に入力信号を変換伝達する意味からは、パッシブプリが電源いらずですから、最も有利です。ノイズ発生することもありません。

特に、バランス型トランス式パッシブプリアンプ“MASTERS CA−999FBS”を使うとやめられなくなります。


6.300Bバランス構成プリアンプ“MASTERS CA−5000”

最後に、3年前に納入した究極のカスタムプリアンプを紹介します。

300Bバランス構成プリアンプです。

音量調整は、トランス式を採用しています。堂々としたサウンドが凄かったです。電源部とアンプ本体のセパレート方式です。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=296


新製品パッシブプリアンプの登場 2010年9月9日

トランス式アッテネータ/パッシブプリアンプを相次ぎ製品化しました。

私は、最初に就職した会社がタムラ製作所であったせいか、トランスにはずーっと愛着がありますし、その重要性やメリットを認識しています。
特に、NFBもなく、これだけのワイド・バンドや低ひずみが達成できることは、この原理(電磁誘導)を発見した方に敬意を感じています。

新製品はアッテネータとパッシブプリアンプの2種類あります。

両者は混同しそうですが、その違いは、トランスのタップの選択の仕方で、

ゲインを持たせたのがパッシブプリアンプです。
従って、パッシブプリアンプでも、ゲインセレクタをゼロにすればアッテネータになるので、使い勝手からすれば、パッシブプリアンプをお勧めします。

やはり、トランスは増幅するのではなく、エネルギー変換することができるので、パワフルにパワーアンプをドライブできることにそのサウンドの良さが現れるのだと思います。
ジャズファンの方やロックファンの方には特にマッチすると思います。
また、大編成のクラシックや、熱のこもった室内楽の奏者間の意気も感じることもできます。

調整範囲等のカスタムにも対応できますので、どうぞご相談ください。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=138


イシノラボ 好評を継続する MASTERS パッシブ・プリアンプ 2012年10月20日

パッシブプリアンプは、MASTERSのアンプカテゴリーのなかで、発売以来ずっとご好評をいただいております。

最近は、バランス仕様のご注文も多くなってきました。
それも、皆様がバランス伝送の意味を理解されるようになっていただけてきたからのように感じます。つまり、バランス仕様のパッシブ・プリアンプでアンバランス(RCA)入力の場合、その信号をバランス信号の HOT側と理解して、HOT側を音量調整して、アンバランス入力の場合でもバランス仕様でコンパチブルできるということです。そうなると、アンバランス信号をバランス変換する高価なトランスを内蔵しなくても済み、価格セーブにつながります。

最近ご購入いただいたお客様からは、先日購入した MASTERS のトランス式パッシブ・プリアンプを聴いて、“再生帯域の広さ、腰高にならない、低域の伸び、ほれぼれとさせる高域があると思う。”といった感想を頂いております。
このお客様は、なんと、30年間に12台のプリアンプを使ったというベテランであり、音のグルメといえましょう。
“通常の擦動式ボリュームでは「到達できない部分がある」と感じる”という感想も頂きました。

さらに、複数のカスタム仕様でのご注文をいただき、現在設計中です。

本日発送した“MASTERS CA−999S/A CUSTOM”では、入力を1系統のみでシンプルにして、よりピュアサウンドを求める方に向いたカスタム仕様としました。

このパッシブプリアンプを発送前のエージングで聴いていたところ、そのパワフルでのびのびした低域・中低域には、製作者の私ですら、少なからずびっくりしました。決して製作者の自己陶酔ではないと思います。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=367


トランス式パッシブ・プリアンプとバッテリードライブ・パワーアンプの絶妙なコンビネーション 2010年11月27日

マスターズのトランス式パッシブ・プリアンプ(「MASTERS CA−999FBS」,「MASTERS CA−777S」)とバッテリードライブ・パワーアンプ(「BA−225FB/MOSyB」)は皆様に好評です。

電源問題をまったく無くした究極のサウンドが得られます。

最近発表したトランス式パッシブ・プリアンプは、おかげさまでご好評をいただいております。

1.視聴に訪れた方が感じてくれているようです。

イシノラボは千葉市なので、首都圏から離れた方は来訪されるのが大変ですが、最近聴きにこられた方は、皆さん、非常にリアル、違和感が全くない、サウンドが澄み切っている、Dレンジが広く聴こえるというコメントをいただき、ご注文をいただくケースが増えております。

そして、真空管アンプ、通常の100V電源の半導体アンプでも、大変良好なサウンドを聴き取ることが出来ますが、極めつけバッテリードライブ・パワーアンプ(8W+8Wしかないですが、)と組み合わせて、バランス接続で動作させたときです。
さらに低音の重心が下がり、超リアルなサウンドです。
Dレンジが広く感じられるのはパッシブ・プリアンプのノイズがゼロ、バッテリードライブアンプの残留ノイズはわずか30μVと普通のアンプの1/10以下のおかげと思われます。
静寂から立ち上がるFF(フォルテシモ)サウンドは、より衝撃を聴覚に与えるようです。


2.汚れとノイズ発生源のないサウンドをリーゾナブルな費用で楽しんでください。

海外ブランドとか有名ブランドのオーディオ機器は、私から言えば、なんという高価であろうかと思います。
代理店、販売店、それぞれの立場で利益を取らなければ、ビジネスはやっていけないことは分かります。けれども、このようなご時世でオーディオを家計に無理なく楽しむにはあまりにも高価な機器は、私から遠い存在です。

私が思うアンプにかける費用は、¥10万〜20万くらいが無理のないところと思います。

けれども、一生ものでオンリーワンのアンプを作りたい方の気持ちも分かります。
それならば当方で、超良心的な作りで素晴らしいカスタムアンプをお届けする用意もございますし、すでにオンリーワンアンプを楽しんでいる方もおられます。
それにしても、書いている今、究極とも言える組み合わせで聴いています。何という幸福なことかと、自己陶酔を含めてありがたいことだと思っております。

最近では、アナログレコードの情報の多さ、音楽に大切な成分の充実を改めて感じて、 聴く機会が増えてきました。今、ブログを書きながら、カーペンターズやワルターのステレオLPを聴いています。勿論、フォノイコライザーはAPIモジュール回路を採用したものです。

バッテリードライブというと充電作業が必要です。
これらも、やり方等、お知らせしますので、ご安心ください。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=156

トランス式アッテネータ・パッシブプリアンプ 
MASTERS ATT−900シリーズ 2010年7月18日

1か月ほど前に発売しました、トランス式アッテネータ・パッシブプリアンプ“MASTERS ATT−900シリーズ”の話題です。

バランス/ノーマルとコンパチブルに対応できる世界初の製品と自負しております。

【アンバランス入力のバランス変換の要望】

早速2名の方からの具体的な問い合わせをいただきました。それは、“せっかくバランス対応になっているので、アンバランス(RCA)入力のときもバランス変換をして、それをトランス式バランスATTでレベルコントロールできないか?”というご要望でした。

ブロックダイアグラムを眺めていただくと、LINE1のアンバランス入力対応について、そのレベルコントロールはHOT側のみになります。

バランス信号として扱うには、入力回路にバランス変換トランス(10k:10kCT)の搭載が必要になります。カスタムのご要望にお応えできます。トランスはMASTERSが特注する高性能トランス(USAコア採用)を予定しています。


【リーゾナブルな価格に驚く】

アンバランス信号をトランス・抵抗ハイブリッド式で行うATTに PhaseTech(フェーズテック)の CM−1sがあります。

Phase Tech ハイブリッドパッシブアッテネーター CM-1s ¥918,000(税込)
http://www.audiounion.jp/ct/detail/buy/970/


それは、半導体などの増幅素子を一切使わず、高品位音楽再生の理想とされる高入力インピーダンス・低出力インピーダンスを小音量からフルボリュームまで実現した、高次元の音質追求を行ったハイブリッドパッシブアッテネーターです。

サイズは“W310×H86×D245mm”、ウェイトは“3.8kg”、標準価格は“892,500円”となっています。

上記“PhaseTech CM−1s”に比べて、当社のATTは驚異的に安価です。

しかし、安価だからといって手抜きはありません。

メイン部品であるトランス式ATTは23接点のタップを備えた大型コアを橋本電気株式会社様に特注し、4個を専用のシールドケースに絶縁ピッチを充填した高性能品です。絶縁ピッチを充填するには、この炎天下での手作業となります。

ロータリースイッチは上記フェーズテックと同じ、セイデン製です。

XLR端子はノイトリックを採用しています。

これは、小規模で利幅をとらない弊社イシノラボ/マスターズでしか実現できないでしょう!

これは、“この経済不況の折でも、一回きりの人生、何とか皆さんに大いにオーディオを楽しんでいただきたい!”という私の願いを込めています。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=123

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3. 平野紘一さんの真空管アンプ


ハイエンドショウ 2008年05月09日 イシノラボ(平野紘一)

真空管アンプを中心に販売を展開するイシノラボは、1996年の創業以来、外部イベントに出展するのは今回が初めてという。

MASTERSブランドの300Bを採用した真空管プリアンプ「CA-3000」(¥504,000/アンバランスバージョン)
http://www.phileweb.com/news/audio/image.php?id=8000&row=3

パワーアンプ「225FB/MOSy」(¥135,450)
http://www.phileweb.com/news/audio/image.php?id=8000&row=4

などを展示している。
http://www.phileweb.com/news/audio/200805/09/8000.html

フルバランス増幅真空管パワーアンプ 
MASTERS BA−218FB/P ¥250,020(税抜き:¥231,500)

構成 バランス入力,バランス増幅パワーアンプ
最大出力 18W+18W(3極管接続)

使用真空管
EL34 Svetlana(ロシア製) 4本
6SN7GT SOVTEK 2本
5963 RCA 2本
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ba-218fb_p.html

フルバランス増幅真空管パワーアンプ MASTERS BA−218FB/OS【販売終了】 
この製品は2015年 8月14日をもって、販売を終了いたしました。
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ba-218fb_os.html


バランス増幅真空管パワーカスタムアンプ“MASTERS BA−218FB/OS”のカスタム品 2009年8月16日

バランス増幅真空管パワーカスタムアンプ“MASTERS BA−218FB/OS”は、他のアンプに見られないバランスドライブ方式を採用し、スピーカを+,−端子の両方からプッシュプルでドライブする(バランス増幅)することで高音質を実現できたと考えています。
ユーザーの皆様からは高い評価をいただいております。
そのような状況下で、このバランス増幅回路を使って、直熱3極管2A3を採用したカスタムアンプをカスタム製作し、納入致しました。
パワーは12W+12Wと大きくありませんが、ピュアで、情報量がいっぱい、そしてスムーズなサウンドと、ユーザー様に大変喜んでいただきました。
作り手の立場ではこれまでのEL34よりも製作は大変ですが、EL34とは異なった、フレッシュでユニークなサウンドが得られていると感じています。

2A3に限らず、同じ直熱管300Bを採用すると、パワーは20W+20Wにアップします。ご興味ある方はお問い合わせ下さい。大変、入手しやすい価格で1台だけのカスタムアンプができます。

映像は2A3カスタム・バランス増幅・パワーアンプ、“MASTERS BA―212/BAL”です。
このカスタムアンプはリクエストにお応えして、バイアス可変によってプレート電流をピタリとの調整ができるメーターとバイアスボリウムをフロント面に付けてあります。
また、RCA入力で動かす方なので、このアンプには真空管によるバランス変換アンプが“MASTERS BA−218”と同様に内蔵されています。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=57


300Bプッシュプルによるバランス増幅アンプ 2012年5月14日

バランス増幅真空管パワーアンプ“MASTERS BA―218FB/OS”にも、ご好評をいただき、ロングセラーとなっております。

さらに進めて、3極管の王様というべき300Bを採用して、バランス増幅真空管アンプを作ろうと思っておりました。
すでに試作機として作ったアンプは、試聴にいらした方が買って行かれました。聴いて感激!お買い上げになったお客様だけでなく、同席していた私もびっくりで、こんなに感動するサウンドががあるものだろうかと!

内部抵抗が低く、もともとのひずみも少なく、高圧(400V)を掛けられ、パワー20W以上出て、しかもダイレクト感のある直熱管300Bはやはりすばらしいと思います。
マスターズアンプとしては、やや高額の部類に入りますが、優れたパフォーマンスを発揮する日本製300Bも、お客様のリクエストがあれば採用できます。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=324

STAXイヤーSP対応フルバランス増幅真空管パワーアンプ 
MASTERS BA−218C/STAX
¥237,600(税抜き:¥220,000)

構成 バランス入力、バランス増幅パワーアンプ及びSTAXドライブ回路
最大出力 18W+18W(3極管接続)
使用真空管 EL34×4,5965×4
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ba-218c_stax.html


真空管パワーアンプ 6AS7Gppアンプ 2010年7月8日

5月末に、5998ppアンプの注文を受けました。

もうアメリカでも5998はレア真空管となってしまい、当社の在庫もなくなりましたし、他店にも在庫はないと思われます。このため、どうしても5998を採用したい場合はアメリカで探してもらいますが、5998はとても高価になってしまいます。

そこで、5998より増幅率はさがります(μ=5.2→2)が、入手可能な6AS7Gでのppアンプの注文に切り替えていただきました。

増幅回路はウイリアムソンとして、それ程高くない電源電圧でも増幅率を稼げるところにメリットがあります。5963−6AS7GTのドライバ回路です。

6AS7Gは増幅率が小さいので、バイアス回路にも工夫が要ります。単にオートバイアス回路だけでは有効に電源電圧を使いこなすことが出来ませんし、6AS7Gのプレート損失は13Wとそれほど大きくありません。考えた挙句、オート/フィックス・ハイブリッドバイアス回路を採用しました。フィクスバイアスで−60V程度として、残りのバイアス電圧は固定抵抗で行い、プレート損失内で充分なプレート電圧・電流の利用率を確保しました。

出力トランスは、シールドケースを用意して、出力トランスをアメリカ製充填材で充填して(この暑さで大変!)、振動防止とシールドを両立させました。

そのサウンドは、6AS7Gの内部抵抗が280Ωと低いので、充分なる低域再生が確保できました。残留ノイズも1mV以下で、NFBを5dBと軽く掛けたので、0.6mV以下に低下して、極めてローノイズと良好なサウンドをキープできました。

6AS7Gの本来の良さを発揮できるのはSEPP回路ですが、オーソドックスなのppアンプもなかなかです。歯切れのよさを重視する方にはSEPP回路をお勧めしますが、どちらもこの真空管を生かせる真空管アンプです。

いずれも、MASTERSのアンプならば、リーゾナブルな価格でのご提供が可能です。是非お気軽にご相談下さい。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=120


ユニークアンプ Herbシリーズ 【販売終了】 
今人気の真空管採用アンプおよびトランジスタアンプをお求め易い価格でご提供します!!
Herbシリーズは2013年1月26日をもって、完売を終了いたしました。
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/herb/index.html


Audio Spice BA−D205MK 【販売終了】 
米国クエストアメリカ社とマスターズとのコラボレーションによる初の真空管パワーアンプ!
Audio Spiceシリーズは2013年7月7日をもって、完売を終了いたしました。
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/audiospice/ba-d205mk.html


1996年発売 LUXMAN 管球式ステレオパワーアンプ MQ-30S
30W+30W (6オーム) EL34pp 1996年発売 定価¥250,000


イシノラボ店長 平野紘一の連載 第66回
LUXMAN EL34ppパワーアンプ MQ-30S を委託設計する

委託設計の依頼

ロジャース製品、ロジャースジャパンの業務に注力しているとき、自宅にラックスのO.FさんからTELがあったと家族が言う。
翌日、O.FさんにTELすると、以前、設計業務をおこなった EL34ppプリメインアンプの売れ行きが好調であったので、その勢いで、同じケースを使ってパワーアンプを製品化したいと言う。類似性があるので、同じエンジニアに設計を依頼したほうが話が早く、設計期間、設計のレベルもリスクが少ないから、頼みたいと言う。

私は個人(フリーエンジニア)として、ラックスと委託設計契約ができるかどうかが心配であった。その点を伺ってみると、ラックスとしては、個人事業主とは契約できないというラックスの見解であった。
私は“それでは、この話はこれまでにしましょう”と言わざるを得なかった。
O.Fさんは、会社に掛け合ってくれて、契約のかたちとして、設計会社を表向きとして間に立てて、その設計会社の委託というかたちなら、会社は契約できると言ってくれた。また、設計会社も紹介してくれた。

さっそく、紹介された横浜にある設計会社を訪問した。その会社はデジタル関係の設計会社であったが、事情を話すと、その会社の社長は“我々に迷惑が掛かってこなければ、よろしいでしょう”と承諾してくれた。
そこで、設計会社とラックスとの契約書、設計会社と私との“覚書”等の手続きを踏んで、何とか、設計業務を引き受けることになった。

どう進めていったか!

平日は外資系販売代理店の従業員として働きながら、このような設計業務をなぜ引き受けようと思ったのか?
確かに、海外オーディオ製品に係ることは大変興味あることだし、事実、仕事内容には自分なりのやり方をある程度認めてくれた。けれども、オーディオ海外ブランドの日本法人化で継続していくことは、過去の例をみてもやさしくなく、数年で撤退(最近ではマッキントッシュジャパン)した例が多い。また、私として、このままの状態で終わろうとする気もなかったし、生涯現役でいたかった!少なくとも、60才になる前に個人事業主として独立して活動していこうという考えがあった。

このような考えから、無理を承知で、この仕事を引き受けた。約3か月間の業務計画であった。お金よりもむしろ、自分のキャリアアップと人脈もひろげておきたかった。
短期間であるから、平日の夜、土・日をあてるにしても、マンパワーはどう見ても不足し、とても一人でやれそうもないことは自覚していた。そこで、かつて、設計委託業務先の名エンジニア、T.Tさんにヘルプして貰えないかと話してみた。T.Tさんは、設計者を卒業して、関連会社勤務であったので、少しは時間が取れそうだと言ってくれたし、T.Tさんも大のオーディオ好きであったから、話に乗ってくれたのだと思う。

量産設計業務

設計業務と言う仕事は、職場にコンピュータ−が導入される以前は、1年間程度の設計期間がとれていた。なぜなら、プリント基板の設計には、方眼紙に下図を書いたりして、消したりして、試行錯誤ができた。大型コンピューターによるCADシステムが導入されるようになると、下図完成度を上げて、CAD入力者に提出しなければならない。下図を渡せば、直ぐに入力すればすぐにプリント基板図は完成され、写真製版されて、プリント基板屋に回り、試作基板ができ上がってくる。(近年は各人のパソコンにCADが導入され、自分で完成させ、メールでプリント基板屋に情報を送れば、プリント基板が出来上がってくる。)

今回のパワーアンプはSQ38Signatureとパワーアンプ部は同じ回路を採用すると言うので、回路検討期間は省略することができた。
リクエストは1枚のプリント基板に真空管ソケット等を取り付けて、より組立工数を削減して欲しいということだった。
定尺サイズは横幅380mmくらいであったから、その基板に8本の真空管全部、さらに、ブロックケミコンも取り付けるようにした。(写真参照)


スペースはSQ38Signatureと同じサイズであったから充分に取れた。

試作用プリント基板ができ上がってきて、すぐに、用意しておいた部品を取り付けて、とりあえず基板だけで動作させるように作業を進めた。

ラックスにはプリント基板用GTソケットがないので、自前で入手してほしいという。それでは、アメリカサンスイOBのI.Fさんに連絡したら、何とか入手してみるという返事が返ってきた。その情報をラックスに伝えると、ラックスの資材から、何と、量産手配もできないかと言ってきた。少し、驚いたが、I・Fさんは、買い付けられると言ってきた。そのソケットは中国製であった。結局、中国→NY→日本経由でラックスに入ることになった。ここで初めてラックスの資材に、今後、自営業者“マスターズ”の商号で受け付けてくれるかと要請したところOKが出た。

そうこうしているうちに、試作用シャーシケース、電源トランス、出力トランス、電源チョーク、真空管等の部品が送られてきた。

割とスムーズに試作機の組立も進み、動作させて、あとはラックスに送り、土曜・日曜日にラックスに訪問して、動作チェック、安定度試験、測定等をおこなった。

このあたりは割と精神的負担にならなかった。大変なのは量産設計部品表を作成することであった。各メーカーは部品がコード化されているから、コード表を照合しながら、すべて、書き込んでいかなければならない。ラックスはGE方式ということで、その方式の理解もしなければならなかった。特に、途中での部品変更は面倒であった。(どのメーカーでもそうであるが)

ほとんど毎晩、深夜まで作成業務に追われた。量産用の設計回路図は、T.Tさんが自前のパソコンCADで仕上げてくれて、この回路図をCAD業者に送り、ラックスのやり方に沿った回路に仕上げてくれた。

その出来栄えは!

設計事務作業をこなしながら、土・日はラックスでの音質検討作業に入った。ヒアリングスピーカーは例の通り、JBL4343であった。O.Fさんも同席してくれて、一緒の作業となった。初段管は5814A(軍用:SYLVANIA製)、ドライブ管は6FQ7(これもSYLVANIA製)、EL34はSOVTEK製でこれは資材入手の関係でこれしかないと言われ、変更できなかった。抵抗はリケンRM抵抗、ここまでは変更できず、あとはカップリングコンデンサ、動作電流の設定程度しか動かせるところが無かった。
出てくるサウンドはSQ38Signatureと異なり、割とクール、シャープなサウンドであって、どうやっても、この音調を代えることはできなかった。その原因はSOVTEKのEL34にあるように思えた。Golden DragonのEL34に代えてみると、暖かなサウンドになるのは確かめた。けれども、O.Fさんは割と満足していたように思えた。

私は、このパワーアンプは魅力的な価格にしても、真空管アンプとしての評判はどうかな?と心配であった。

一応の設計業務は予定どおり終了して、あとは、プリント基板用GTソケットの注文がマスターズにラックス資材から入ってきた。最初は200台分の800個であった。航空便で送って貰い、納品した。中国製ソケットの品質はイマイチであったが、特にトラブルは起こさなかった。

このアンプはMQ30Sとネーミングされ、それほど注目されなかった。また、トラブルも一切なかった。おそらく、充分なスペースとすでに実績ある回路を採用したこと、SOVTEK EL34の品質が良かったからだと今も思っている。このアンプの生産台数は4桁にはいかなかった。その後、10年以上経った頃、中古販売店で視聴してみたが、それなりに充分なパフォーマンスを感じとることができた。 最近、検索して評判を眺めてみると、“どっしりした、中低域の豊かな、厚みのあるサウンドで満足”とのコメントがあった。

O.Fさんはその後、ラックスを退社・独立。B・Oブランドを立ち上げ、2.5年の歳月を掛けて、独自のハイテクノロジーを発揮して、超高級セパレートアンプを製品化。当初、新規、それも個人マイナーブランドはなかなか国内ファンには認めて貰えず、苦戦していたが、O.Fさんは海外、それもCES(ラスベガス)に出品し、高い評価を得た。以後、海外が主たる販売先のように見受けられる。


A&M / エアータイト
A&M(エアータイト)はラックス株式会社で長年にわたって販売面に携わってきた三浦篤氏と設計部に所属していた石黒正美氏の二人が独立し、1986年 大阪府の高槻市にエイ・アンド・エム株式会社を設立。社名は2人の名前の頭文字から取ったものです。
http://www.airtight-am.net/about.html


2012年には、ボブ・カーバー、ネルソン・パス、ジェフ・ローランドなどと共にアブソリュートサウンド誌ISS223号で、9人のグレイト・デザイナーに選出された。O.Fさんは日本オーディオ界の誇りと私は思う。
http://www.ishinolab.com/modules/doc_serial/audio_history_japan/serial001_066.html

LUXMAN   MQ−30s

ヨーロッパ管のEL34、日米では6CA7と呼ばれる細身の管を用いて造った、一応パワーアンプだけど、当初よりプリ不要のボリューム回路搭載パワーアンプとして予め入力系統を3つ用意した確信犯的モデル。

何が確信犯かと言いますと、当時メディアや評論家達でさえ、プリアンプ不要論的風潮にかなりのせられてる傾向がとても強い時期で、私自身もプレーヤーの出力をパワーアンプにダイレクトに叩き込んだ音こそ純粋である等ととんでもない思い違いに、ややもすると魅力を感じたりしてる時期があったのを思い出します。

その揺り戻しとして現在はプリアンプの必要性がキチンと語られるようになっては来ていますが、当時はともかくパワーアンプにパッシブアッテネーターこそ最良の様な雰囲気の中、プリアンプでさえトーンコントロールを失っていき、有名な国産ラックスでさえ、彼らにとっての唯一の失敗作じゃないのかと思われるストレートボリュームのプリアンプを出して壮絶にやらかしたりしたのが懐かしく思い出されます。

さてそんな中、丁度変革期にあってお金も使えない中、ともかく市場に何かを出さなければいけない状況のラックスが、手持ちの技術で比較的容易に取り組めたのが同社にとってのお家芸でもある、大型トランスと真空管の組み合わせであった事は容易に想像できる出来事でした。

とてもよく出来た製品だったと思います。
この後、ラックスは息を吹き返して、トランジスタのシリーズを一新したと同時に、真空管のシリーズも常にラインナップするようになりました。
その最初のきっかけだったような気がします。
ただ惜しむらくは、その登場時期が先ほど述べた市場、会社の状況だった時なものですから、最後までこのモデルはそれに見合ったプリアンプ的な物が同社から用意される事は有りませんでした。

時代は代わって、トライオードの様な元気のいい会社からも、積極的にトーンコントロールを積んで価格的にも満足出来るような良い製品が再び手に入るようになりました。
ですから、当時はなかなかその良さを本当の意味で理解して貰えなかったこのアンプにも、漸く真価を発揮する機会が訪れたと思うのです。
私自身も当時このアンプを良く使ったのですが、やはりストレートに接続していて、真空管にしてはなんだか硬い様な気がするな程度の認識だったのですが、後になってキチンとプリアンプで信号を整流した上でこのアンプの音を聴いてみて、当時の自分を非常に恥じた思いが有ります。
http://audios.blog119.fc2.com/blog-entry-58.html

イシノラボ 300Bを4本採用したフルバランス・プリアンプのカスタム製作 2008年9月28日
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=39
おそらく、世界初ではないでしょうか?
マスターズでは300Bによるプリアンプを製品化しましたが(CA―3000)、今度は300Bを使ってバランス回路によるプリアンプを作ってくれないか?とのカスタム注文を3ヶ月前に受けました。

ご存知のように300Bは直熱管ですので、ヒーター回路はDC点火しなければプリアンプにはヒーターハムノイズの点で、実用になりません。
当然、バランス増幅する事になると、300Bは片チャンネルで2本、ステレオトータルで4本必要なことになります。
となると、プリアンプシャーシはとても大型になってしまいます。
しかし、できるだけコンパクトにすべきと考え、シャーシサイズはCA−3000とほぼ同じサイズに収めることにしました。写真でご覧のように、シャーシ内部は、真空管ヒーター点灯用安定化電源回路等で一杯になりました。
また、できるだけ残留ノイズを下げてプリアンプとして高性能で使えるものとしたいところからマスターボリウムは入力、出力で可変できる方法とすることにしました。
そうなると、ボリウムは4連×2=8連が必要になります。8連ボリウムはまず作られていません。
そこで、東京光音電波に海神無線さんを通じて何とか8連ボリウムを作ってもらうことをお願いしました。
8連Aカーブボリウムとなるとそれぞれのボリウムユニットを8個揃えることになり大変です。待つこと2ヶ月以上、でき上がってきました。このボリウム価格はとても高価となってしまったことはいうまでもありません。
このカスタムボリウムのお陰で、マスターボリウムは−120dB以上まで絞り込む(残留ノイズ実質ゼロ)ことができ、実使用状態においても、プリアンプ自体の残留ノイズは極めて少なく押えられます。
ボリウムインピーダンスは10kΩとしたので出力インピーダンスが大きくなることが防げ、パッシィブ・プリアンプと同じインピーダンスに維持できます。

電源部は別シャーシに納めました。内部をご覧下さい。トランス、チョークとそしてコンデンサで一杯です。電源はB電源、300Bヒーター用電源が4回路必要なので、このトランスで2個、さらに前段用DC点灯ヒータートランスが1個、トータル4個の電源トランスが入っています。これらの電源は、5P、6Pのキャノンケーブルによってプリアンプ本体と接続されるので電源トランスによる誘導ハムは全くなくなります。

さてバランスプリアンプの回路はMT管でありながら大電流ヒーターを持つ5687WAをパラレル接続としてこの出力を300Bにとり込む、2段増幅回路です。NFBは14dBと軽くかけ、ひずみは0.05%以下と真空管プリアンプと言えども半導体プリアンプ並みの電気的性能となりました。

この2段増幅回路による仕上りゲインは20dBで、プリアンプとしては4dB程度大きいですが音質の点からこのゲインを最高点と致しました。300Bヒーター回路は安定化電源としたので、規定どおりの5.0Vぴったりとしています。あらためて、300Bは大きい真空管ですが、ヒーター点灯の様子はプレート内に隠れているので外部からは上から眺めないと見えません。4本ともなると、それなりの発熱があります。ともかく壮観です。

大切なことを書き忘れそうでした。バランス構成ですからバランス出力のないCDプレイヤーとかフォノイコライザーを持っていない方にはアンバランス−バランス変換回路を内蔵しています。勿論、真空管回路で構成させています。
さて、肝心なサウンドはどうでしょうか?このプリアンプに対応するアンプはバランスを受け、又はバランス増幅のパワーアンプが必要です。アンバランス(RCAケーブル)出力端子もついていますが、この場合はCA−3000と同じサウンドになるはずです。
音源出版“アナログ”VOL21の記事によれば切れ味がよく明るくパワフルと評価されていました。このバランスプリアンプでは新開発バランス増幅パワーアンプを用意したのでそれでまず聴いてみました。
興味のある方はメール、TEL、FAXにて、問い合わせ下さい。いずれ、製品化する(受注生産)予定ですが、価格は何とか¥30万台に抑えるつもりです。
CA―3000のシャーシに納めることも可能ですが、価格は¥58万程度になります。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=39


イシノラボ 真空管アンプによるフルバランスシステム 試聴報告 2008年10月7日

フル・バランスシステムによるサウンドとは!?

2008年9月28日のブログでご紹介した300Bのバランスプリアンプに、EL34 のバランスパワーアンプを制作し、真空管アンプによるフルバランス・セパレートアンプが遂に完成致しました。
先週末にカスタム注文された方のメインシステムとして収まりました。

写真で示すようにパワーアンプは EL34pp(3結)モノブロックアンプです。回路は当然バランス増幅構成です。

出力トランスは永年優秀な出力トランスとして定評あるタムラ F−683 です。バランス構成ですから各々のアンプのボリュームは2連となります。ここではオーダーされた方のリクエストで東京光音電波のプロ用を採用しています。カップリング・コンデンサはアメリカで最も評価の高い InfiniCap を採用しています。

モノブロックアンプなので作り手としては面倒ですが、L/R 対称として格好良い外観となっています。シャーシは 1.6mm厚の鋼板を採用した強固なもので、そこにブラックの焼付塗装を施しました。焼付塗装とは塗装膜を強固にするために塗装後赤外線ランプで加熱する工程を施すものです。素人がラッカースプレー塗装をやっても何かにぶつけるとすぐはがれてしまうのと比べて、さすがプロの仕事は違います。

このパワーアンプは 16Wの出力で通常のリスニングルームでは充分な出力といえましょう。

さて、これにフル・バランス300プリアンプの出力を接続します。手持ちのCDプレイヤーもバランス出力があるので、CDプレイヤーからパワーアンプまですべてバランス伝送、バランス増幅でスピーカをドライブすることになります。

キャノンケーブルで接続し、スピーカーケーブルをつないで、いよいよ音出しです。

プログラムソースはまずはアイリッシュサウンド、“ケルティック・ウーマン”です。
アイルランド人は音楽的才能に恵まれて、あのジョン・レノンもアイリッシュです。このプログラムソースは音作りセンスが大変素晴しくエフェクティブな音楽が展開します。まず、音の重心の下がった事がはっきりと分かり、低音、中低域のサウンドがズシンと決まります。そしてセンターにフィメールボーカルが心地良いエコーを伴って定位します。

サポートする楽器は多彩で打ち込み系のものもあるようですが、ミクシングセンスが良く素晴しく、眼前に音場、前後、左右に拡がります。通常のアンプシステムですと、素晴しい事には違いないのですがこれ程の迫力、重心の下がったドスの効いたサウンドでありません。

次に聴いたのはクラシック、ゲエルギエフ指揮、マリンスキーによる“春の祭典”です。
この多彩な複雑な技法によって書かれた名曲は、録音が良くないと感激も半減です。幸い、この組み合わせによる演奏は昨年11月に聴いているのでかなり鮮明に覚えています。この曲はストリングスにより、管楽器やパーカッションが活躍します。識者も演奏するオケも気を抜くと間違ってしまう難曲です。CDスタートしてから数分、グランカッサの一撃!このスゴミはこれまで聴いたなかで最もスリリングな体験でした。さらに変拍子による各楽器間の絡み合いともすれば混濁したりしてしまうこの曲が実に鮮明に聴けたのです。
“春の祭典”はコンサートでも真剣に聴くと疲れます。私はこのシステムで聴いて心地良い疲労を覚えました。

最後に、JAZZを聴く事にしました。
最近、亡くなったピーターソントリオによるあの名曲“You Good Look To Me”を選曲しました。冒頭、ベースによる美しいテーマに始まり、軽快なピーターソンのピアノとドラムスが入り込むトリオが一体となります。この曲はもう何百回聴いた事でしょう。

このシステムでひととおりヒアリングを終えたところで、客観的になるために KT−88pp(中国製)のノーマルアンプがあったので、300Bバランスプリアンプはアンバランス出力もあるのでこのアンプに接続し、聴いてみました。
一応、音楽が鳴っているのですが、中域以上だけの音楽が鳴っている感じです。念の為、測定器で周波数特性、ひずみ測定してみると真空管アンプとして水平の出来です。残念ながら欲求不満を覚え、ヒアリングを中断せざるを得ませんでした。どうしてそうなってしまうのかは探っているといろいろあるでしょう。

何と、このアンプ、ものすごく外観がキレイで塗装仕上げなど惚れ惚れします。しかし、音質に関してのノウハウはまだまだ我々ジャパンの方にアドバンテージがあるという感じがしております。でも、真空管アンプの安定性、ゆったり感を味わえる事はできるので売れ行きがよいのは分かります。別に国粋主義者ではありませんが、日本はやはり、まじめさ、緻密さを生かしたモノ作りが向いている民族と言えるでしょう。

そういえば、アメリカ産業が健在な頃、“BY AMERICAN”という、傾向がアメリカ国民にありました。アメリカ製品に誇りを持っていました。ところが、モノ作りを捨てたアメリカの金融産業の破綻は情けないことです。
コツコツとモノ作りをやっていくのが農耕民族出身の我々日本人が生きていく道です。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=42


真空管プリアンプ“MASTERS CA−45S CUSTOM”の嫁入り 2010年12月11日

9月のWRアンプ視聴会に特別参加したビンテージ管 45(直熱3極管)搭載プリアンプ“MASTERS CA−45S CUSTOM”は好評を得て、その後はわたしが楽しませていただいておりましたが、この度、嫁入りとなりました。

特に特殊な組み合わせになりますが、当社のバッテリードライブ・パワーアンプ“MASTERS BA−225FB/MOSyB”との相性が抜群です。
見通しの良いすっきりしたサウンドに、さらにバッテリーアンプのリアルさと低域の再現力が見事にプラスされたせいか、静寂の中から低域がパワフルに、そして透明なサウンドが出てくると、これはたまりません。これまでオーディオをやっていてよかったという心境です。この気持ちは多分、製作者の思い入れが占めるところが多いでしょう。

45という直熱管は増幅特性が優秀で、一番ひずみが少ないとも思われます。
それをプリアンプに軽い負荷で使うのですから、悪いわけがありません。
さらに、残留ノイズのさらなる低減のために、4連ボリウムを採用しているので、小音量で聴いても驚くほどの静寂さで、純粋に音楽信号だけを通す感じがします。

今後、45真空管がまた入手できたら、再製作するつもりです。

同じような回路で 300Bを採用したプリアンプがあります。
これも立派なサウンドです。45より、少し肉食系のサウンドです。
こちらに関心ある方は、委託販売品の真空管カスタムプリアンプ“MASTERS CA−300B”がありますから、どうぞお問い合わせ下さい。
更なるサウンドチューンを施して、お分けできます。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?cat=44


300Bプッシュプルによるバランス増幅アンプの製品開発 2012年5月14日

MASTERS BA−218FB/OS
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ba-218fb_os.html

バランス増幅真空管パワーアンプ“MASTERS BA―218FB/OS”にも、ご好評をいただき、ロングセラーとなっております。

さらに進めて、3極管の王様というべき300Bを採用して、バランス増幅真空管アンプを作ろうと思っておりました。
すでに試作機として作ったアンプは、試聴にいらした方が買って行かれました。
聴いて感激!お買い上げになったお客様だけでなく、同席していた私もびっくりで、こんなに感動するサウンドががあるものだろうかと!
そこでもう一台、製品化を目的として作ってみようと考えております。

内部抵抗が低く、もともとのひずみも少なく、高圧(400V)を掛けられ、パワー20W以上出て、しかもダイレクト感のある直熱管300Bはやはりすばらしいと思います。
マスターズアンプとしては、やや高額の部類に入りますが、優れたパフォーマンスを発揮する日本製300Bも、お客様のリクエストがあれば採用できます。
こ期待下さい!
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=324


イシノラボ 300Bバランス・プッシュプル・パワーアンプ “MASTERS BA−218/OS”の開発検討

EL34によるバランス・プッシュプル・パワーアンプは3年経過のうちに好評に推移して、カスタム化したアンプも数台の製作を致しました。
そこで、今度は 300Bで実現しようと検討を開始し、このほど、やっと形になりかけております。画像に示すように、整流回路に2本も整流管を採用して、他の真空管アンプにはない L/R2電源方式としております。

300B の定評ある良好なサウンドと、整流管整流の整流ノイズや逆流期間のないスムーズな電源で、かなり優れたサウンドが出てくるような期待があります。
但し、パワーは 16W+16W程度に抑え、充分なロングライフが実現できるように致しました。まだ配線中なので、10月になりましたら完成報告出来ると思います。

そして、新開発Zバランス回路の新アンプの試作もシャーシケースが出来上がってきたので、注力しているところです。
とりあえずの試作機は、デザイナーの大友さん(熱心なオーディオファン)に3週間前に送ったところ、益々好ましいパワフルサウンドになってきたとの報告がありました。

それでは、微力ですが、ご期待下さい。
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?p=364

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4. イシノラボ製品の口コミ


イシノラボのパッシブプリアンプ到着 2016-04-30
http://wespirits.blog.fc2.com/blog-entry-1767.html

待ちに待ち、やっと届きました。
部屋が暗くて上手く写りません、チャンネルデバイダーよりは横幅がやや大きいサイズで薄型、格好いいと思います。

パッシブ(受け身)プリアンプで、電源トランスのコアはパッシブプリアンプでは世界初のファインメット、フォノはMCトランスが内蔵されており、そのコアはスーパー・パーマロイです、詳細は分かりませんが、他にこの巻き方のトランスは存在しない特殊なものみたいです。

橋本トランスのMCトランスの製造担当だったOBの方と、長年にわたりノイズ対策を初め、研究しつくされており、どう考えても良さそうです。

ボリュームスイッチは最高水準のセイデンです。

イシノラボの平野さんは、もともと山水のアンプの設計製造者です、しかし山水にいた頃は会社のアンプであり、理想どおりに作れなかった様です。


今は自由に思いっきり作っていらっしゃる、そんな感じです。


実際千葉のIさんと聞きに伺った時も、予約を入れた時「大したことなかったら、大したことことないと正直に言って下さい」とお話になられました。


色々聞かせていただき、セッティングがあれほど酷いのに音の良さに驚き、総て注文することを即決しました。


穏やかで物凄い自信があり、懐の深い方です、会えば誰でもその魅力に引き付けられると思います。


今は基本がしっかりしたウエスタンスピリッツのシステムに、この本物のプリが繋がったらどんなレベルになるでしょうか。


繋いで直ぐは慣らしてないので位相のずれた様な変な音でした、ですがこれは想定内です、やはり七十二時間を経て、二百時間も経て、千時間鳴らさないと真価は分かりません。


ウエスタンスピリッツは鳴らすのを二十四時間止めないので、千時間はすぐにならすことが出来るのです。

ウエスタンスピリッツならば約五週間です。


それにしてもなんという身のつまった広い帯域なんだろうか?
普通のトランジスターアンプでは帯域が広くなると音は薄くなりますが、イシノラボのプリアンプは音が濃厚で、まるで真空管アンプを思わせます。


ならし初めて三時間程で柔らかになって来ました、丸三日間鳴らしたらまた blog にて公開致します。

しかし、良いものは最初から良いですね、音質を劣化させるトーンコントロールやバランスツマミは一切ありません、端子はフォノ以外は総てスイッチクラフトでつけて頂きました。


それにしても、このMCトランスは別格です、ヘッドアンプの様にクリアー且つパワフルで、聞いていて思わずうっとりします。


しかし、歪みや付帯音は一切ありません、やはり今まで使ってきた古い中古のプリアンプは、部品や半田や端子が経年変化で駄目になっていたのです。


イシノラボのパッシブプリアンプは別格です、今まで良いと思っていたパワーアンプがもうついて来れません、後三台のパワーアンプも即注文しました、もう間違いありません。
これから鳴らし込む内に更なる別の顔を見せてくる事でしょう。
http://wespirits.blog.fc2.com/blog-entry-1767.html


イシノラボのパワーアンプ
http://wespirits.blog.fc2.com/blog-entry-1793.html

写真はまだ見積り段階のイシノラボさんのスケッチの状態です、写真の一番上にあるのは、アンプを上から見たスケッチです。


CROWN の D‐45 や D‐70 を思わせる薄型アンプでセンス抜群です、多分、CROWN の様にトランスが唸る事は一切ないと思います。


今までもスケッチと同じものが正確に出来上がって来たので、このデザインに間違いないでしょう、後程ご連絡があり、大きなトランスと大きなケミコンを入れたいとの事で、3p殆ど横巾が大きくなるみたいです。


依頼したのはマルチシステムなので、低音用の 50+50W が一台、後二台は中音用と高音用の 30+30W が二台で、合計三台です、30W 二台は多少横幅が小さい様です、しかしこちらも後程連絡が来て、放熱のキャパを上げたいから、3p程ケースを大きくしますとの事です。


低ノイズ低歪みの高音質設計で、とてもスペックに優れたものです。


今まで依頼したイシノラボさんのサウンドからして、もう答えが出たようなものだと確信致しました。


今の音はどんな感じかと申しますと、極めてロスが少なく、楽器が小さく定位し、雄大なところも兼ね備えており、何時間でも音楽に浸っていられる、録音されたそのものを自然に余すことなく色付けなく再生している、そんな感じです、神秘的で、とてもいかすセンスの良い奥ゆかしい good なサウンドです。


ただ奥行きがあると感じるのでなく、本当に楽器それぞれの音に前後左右上下にしっかりと距離があるのです、立体的なので音が掴める様な錯覚を起こします、特に小音量時の音は素敵です。


そして、音と音の間の空間の表現が素敵です。


この様なプリアンプやチャンネルデバイダーを私は初めて知りました。


日本全国のウエスタン党や、自作真空管アンプマニアも唸る位の音です、アンプはパワーの差ではない質である、本当にそうでした。

特にプリアンプに内蔵のスーパーパーマロイのMCトランスは、ジャズを聴くとパワフルで勢いと繊細さを感じ、クラシックのバロックを聴くと、その弦の音に思わずうっとりします。


本当にオーディオの前から去るのに勇気がいります、でもこれって凄い事です、所詮は再生音ですよ?普通は飽きます。


やはり熟知された方が真剣に作ったならば、この様になるのです、世の中には本当に凄い方がいらしたものです、正にプロ中のプロですね。


回路が素晴らしいだけてはないのです、使う部品やキャパシティーを含めて帯域バランスを理解してないとこうはなりません。


更に素晴らしいのは、トーンコントロールやバランスツマミが存在しないところです、私は特にバランスツマミが大嫌いだったのです、使わない割には接触不良が多いのです。


またバランスツマミは、使っても効果は殆ど期待出来ません。


チャンネルデバイダーのレベル調整もプリアンプのレベル調整も、普通のUカーブのボリュームでなく、最高レベルのセイデンのスイッチです、しかもチャンネルデバイダーに至っては、レベルが 1dBステップです、大体のユニットを、しっかり手を組ませ合わせる事が可能です。


しかもプリアンプに至っては、電源トランスがファインメットコアです、10年位前までは高額で手が出ませんでした。


歪みが少なくクラシックホールの、広さや後ろの壁の材質迄分かりそうな勢いで、広がりや S/N は化け物の様です。


さりげないので、それらもこちらに押し付けてくる様な事は一切ありません、これが本物です。


聞こうと思えばしっかり聞ける、しかし、聞き流そうと思えば、まるでBGMの様に、サラリと聞き流せる、こんな素敵なアンプは他にはありません。


ボリュームを上げてもうるさくならず、ボリュームを最低にしても、音は全く痩せない、理想のアンプなのです。


後見積もりのパワーアンプ 三台が完成したらさぞや素敵な音になるでしょう、後はこちらの技量だと思います。

楽しみです。
http://wespirits.blog.fc2.com/blog-entry-1793.html


イシノラボ 一聴の価値アリ 2014年03月30日
http://blog.goo.ne.jp/mi0318/e/29a6ec7a17a5ac34eb989a1e982d23db

2月1日に注文してたイシノラボの受注生産のプリアンプとパワーアンプが本日届きました。

プリアンプは、

バランス型トランス式パッシブ・プリアンプ MASTERS CA−999FBN/AC
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ca-999fbn_ac.html

という型名のパッシブプリで、パッシブなので、電源はありません。 つまり電源コードやクリーン電源などにこだわる必要はない、ということです。

パワーアンプは SANSUI のアンプにも使われていたMOS-FETを使用した

フルバランス増幅モノラル・パワーアンプ BA−999ZB/M
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/ba-999zb_m.html

というモノラルパワーアンプで、プリパワーともイシノラボのオリジナルブランド製品です。

バランス伝送&増幅にこだわっているところ、パッシブなのにゲイン+6dBなところなど、なにやら良さそうな予感が購入の決め手でした。

まずは、パワーアンプのみプリに C-3800 を使用して PL300 を鳴らしてみましたが、PL300 をしっかり鳴らしきってくれる上に、今まで聴こえなかった音が聴こえるようになりました。中・低域の量感もいい感じで、素性はかなり良いようです。

次に、D/Aコンバータに DAC2 HGC を、プリアンプに CA-999FBN を使用してパワーアンプ含め、クリーン電源に接続して聴いてみました。

ちなみに、D/Aコンバータとパワーアンプ 2台での消費電力はこんな↓ものですが、

パワーアンプや D/Aコンバータの電源ソースも、クリーン電源が効果抜群のようで、一聴の価値アリといえるハイレベルな音質でした。

(5/26追記)
パワーアンプ BA-999ZB/M で、PL300 クラスの中型ウーファーは楽に駆動できたので、今度は大きめのウーファーを装備したスピーカーを鳴らせるか、試してしてみました。

なお、差向いに置いているのは、細いスピーカーケーブルは 1mのものしか手元になくてスピーカーまで届かなかったからで、他意はありません。


スピーカーは、

左:Trio LS-400(30cmウーファー)
手前:Victor SX-521(31.5cmウーファー)
奥:DIATONE DS-205(20cmウーファー)

で試してみましたが、(↓(Technics A3)には敵わないものの)楽々と駆動できるようで、特にSX-521とのマッチングは抜群でした。

組み合わせたプリアンプのゲインが高め(18dB)なのも駆動力 UP に一役買っているようですが、相性としては PL300 や DS-205 とは(中域の量感がもう一つで)合わないように思います。
http://blog.goo.ne.jp/mi0318/e/29a6ec7a17a5ac34eb989a1e982d23db


山水のアンプと云うと、名門と呼ばれブランドが神格化されて一人歩きを続け、日本のオーディオ界隈では殆ど「神」の如き扱いなのですけれども、山水って戦車のような物量級、超弩級アンプという、いわば(小型薄型シンプルおしゃれ指向・・・という)私の感性とは、ある意味で対極にある日本的思想のど真ん中にあるアンプと言って良いかも知れません。

似たような高級アンプメーカーの Accuphase、LUXMAN なんかは今でもその道をひたすらブレずに歩んでますよね。アンチ戦車と云いつつ、それぞれの音には魅力があって好きなのです(笑)・・・ぶれないは正義!

サンスイって、良くも悪くも80年代の日本人の、物量投入と職人芸的、技術的な価値観が際立っていたアンプメーカーだなぁと。

そういや昔、ピアノの先生の所に高級プリメインアンプの AU-α907 がありまして、私はどうにもその音が気に入らなくて、QUAD66 やオーラデザインなどのイギリス製のアンプ(というかシステム一式)をお薦めしていたのですが、所謂ご主人が決めたものなのでリプレイスならず・・・てへぺろヾ(=^▽^=)ノ♪


わっちが思うに、サンスイ(・・・ナカミチも)がオーディオメーカーとして早くに衰退してしまったのは、ブランドイメージと音質とのギャップが少しばかり開きすぎたからなのかな?なんて爆弾発言してみたり。

もちろん、経営が下手くそだったとか、宣伝が下手だったとかはあると思うのですけれども、なんというか、サンスイのアンプは極端に技術系の人に好まれるというか、裏を返すと音楽愛好家の方を向いていないというか、サンスイのアンプが好きな方々って、音楽以前に機械が好きって方が多い印象(ほぼ偏見)。

アンプの回路が魅力的で、物量投入されていて豪華なのにまっとうな価格で、ブランドイメージを過剰演出した、いかがわしい高級感が無い。
そんな日本人気質の質実剛健さが、理系の人々のコアな支持を集めていたのかな〜なんて(^^;

逆に云うと、同じく元がアンプ専業に近いマニアックなラックスやアキュフェーズと比べてしまうと、ブランドの訴求力と音質的な魅力・・・蠱惑感が不足していたように感じます。

コメント

1. フラジール July 21, 2014 00:35
最近僕はサンスイの元アンプ技術者の方が独立して起業したイシノラボさんにアンプを作ってもらいました。(ここは全てのアンプがハンドメイドです)

アンプは神レベルの s/n 比で音楽性はジャズ、ボーカル物が至高です。(ここの入門アンプでも)

ロジャースあたりの裏話もあるので、サイト覗くのも面白いですよ!

3. pastel_piano@管理人療養中♪ July 25, 2014 17:52
フラジールさんってたしかAH!を使われてましたですよね?
あらためてイシノラボさんの御紹介ありがとうございます(*^▽^*)。
サンスイのアンプ修理もしてくれるのですね。
品質の良い小さな製品をハンドメイドしてくれるガレージメーカーは、個人的にも応援したいです。まだ一部しか読んでおりませんが、サイトを拝見していて欲しくなりました(笑)
音質は所謂サンスイをどこか彷彿とさせる音なんでしょうか?
ハイクオリティパーツを厳選していて、もっとシンプルストレート思想の製品に見受けられますけれども。


4. フラジール August 05, 2014 01:03
私は

「プリメインアンプ MASTERS AU−900L/HP」
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-900l.html
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/?cat=58

を購入しました。音質ですが、なんとなくクラシックには厳しいかも?

でも、他の大手日本メーカー製より全然聴けます。私はジャズに興味があまりなかったのですが、ユーチューブ音源のジャズを良く聴くようになりました。
フェラーリの排気音のようなスコーーンと抜ける高音が最高です。金管楽器やボーカルが気持ち良く聴けます。邦楽で歌唱力のある人の声が良く通ります。
基本リアルサウンド指向ですから、邦楽(主にアニソン!)・ジャズ・PCゲーム・映画鑑賞用になっていますね。でもアナログレコードのクラシックはいい音なんですよね(謎

AH! は、
ミィステルIA11
http://audiolab.co.jp/bachkogei/tubeamp/ia11.html

を買いました。案の定輸入取り扱いをやめましたね(泣)
音質・デザインは気に入っています。ただ最近トーンコントロールのついた真空管アンプがこの記事を読んで欲しくなりました。
http://blog.livedoor.jp/thorens/archives/52097358.html

ここに、オーディオマニアが音楽ソースで機器に不満が出る答えがある気がします。


5. pastel_piano@管理人療養中 August 07, 2014 05:23

>フェラーリの排気音のようなスコーーンと抜ける高音が最高です。

これイイですね!
(*^▽^*)ストレートでタイムアライメントにズレの無い音って感じでしょうか。
日本の大手メーカーに限らず録音ソースの持ち味をなるべく味付けせずにストレートに伝えてくれるアンプってなかなか存在しませんので。

AH! は取扱終了ですか〜。
何かもうそろそろ代理店のサポートの在り方が変わって、国際的にメーカーとユーザーが直接製品を取引したり保守サポートするような時代になっても良い気がします。

トーンコントロールは・・・うちは CREEK のアンプに付いてますけれど、マスタリングが極端におかしい CDで仕方なく使う感じです。音の純度が落ちなければ常用しても良いのでしょうが、そこまで質の良いアンプはなかなか無いですからね〜。
最近はスマホのサウンドプレーヤーや DAPデジタル段でいくらでもバランスを弄れますので、むしろそちらを重宝しています。


6. フラジール October 25, 2015 01:38
私のイシノラボのアンプは電源コードを変えたからか、エージングが進んだからかわかりませんがクラシックも含めオールジャンルすっごく音が良くなりました。
本当にクラシックコンサートに行くのと遜色ないです。
チケット買うのを迷うようになりました。

7. pastel_piano@管理人 October 25, 2015 13:05

電源コード・・・ちなみにどんなやつに換装されたのでしょうか?

>クラシックコンサートに行くのと遜色ないです。チケット買うのを迷うようになりました。

これは羨ましい。。。うちは・・・コンサートから帰って直ぐに同じ演奏家の演奏を再生すると・・・やっぱり色々嘘くさくて少々悲しくなるかも。ヴァイオリンの倍音とかも足りてないですし、ピアノも根本的に低域が足てりないんですよね。足りたら足りたで家庭内で使うには厳しくなってはましいますけれども。。。


8. フラジール October 26, 2015 18:08

電源コードは Ortofon PSC-3500XG Silver と AH! AC Direkt KB10 です。
イシノラボのアンプには Ortofon の方がマッチしていました。

さすがにコンサートに行くのと遜色ないとは言い過ぎでしたが、臨場感はかなり近いです。
個人的に

AH!ミィステルシリーズ
http://audiolab.co.jp/bachkogei/tubeamp/

の音楽性とイシノラボのアンプの駆動力があるアンプが欲しいです。
FM ACOUSTICS とか買えればな〜なんて思ったりしますが実際の音質はどうなんですかね?一回試聴だけでもしてみたいです。


10. okayamada November 17, 2015 03:02
はじめまして、横から失礼します。私もイシノラボのmastersを愛用しています。
他のアンプは知らないので、比較はできませんが、s/n レベルは良く、音量を絞っても音楽の細部がよく伝わってくるように思います。
私の構成は、イシノラボのトランス式パッシブプリ に、同工房のAU-900X(ボリュームレスにカスタマイズ)を組み合わせています。自己責任になりますが、鉛蓄電池も試せるようにカスタマイズを依頼しました。
http://www.audiostyle.net/archives/52042989.html

アンプは電源。を再確認
スムーズにもほどがある。 2012年12月8日
http://ezto.info/ezhome/blog/entori/2012/12/8_sumuzunimohodogaaru.html

私がオーディオに興味を持ち、最初の仕事にしたきっかけは、友人宅にあったオーディオセット。

これはその中の一つ、Sansui AU-D707

個人的には後継の「F」が欲しかったけど結局手に入れる事はかなわず。。

去年の今頃に再燃したオーディオ熱ですが、冷める事も無く、エスカレートの一途をたどっています。


しかしながら、しがないリーマンの身。


予算も時間もそうそう割ける訳でもなく、プア・オーディオライフをチマチマと楽しんでた訳ですが、松本の友人とのやり取りの中で、あるアンプ屋さんのブログの記事が話題になりました。

オーディオのイシノラボどっとこむ - 店長のブログ
http://www.ishinolab.com/modules/xpress/

ん?元SANSUIの方?
ん?うちのすぐ近く?

こ。。。これは。。。

という事で、予算の工面をしながら待って待ってまって、本日工房にお邪魔して参りました。

(どんだけ気合い入れてるんだか。。)

実のところバランスアンプ

フルバランス・プリメインアンプ MASTERS AU−999ZB
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-999zb.html

にめちゃくちゃ興味があったんですけど、完全に予算オーバーなので、シングルアンプを聴かせていただきました。

プリメインアンプ MASTERS AU−890L
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-890l.html

うちとはスピーカーがまるで違う(工房ではタンノイのモニターで聴かせていただきました。)ので、しばらく脳内補正全開。w

いやはや。ハイエンド機器にありがちな気難しさも無く、繊細さも優しさもパワフルさもあるし、ジャンルは選ばないし、流石の一言しか浮かんできません。


いくら出力を欲張らないと言っても、残留ノイズ 0.1mVを切る技術と併せて、社長の経験と人柄が現れているようです。


とにかく聴いてて楽しい。

社長と色々お話ししながら持っていった CD 一通り聴かせていたところで、余興にどう?と聴かせていただいたのがバッテリードライブアンプ。

コンパチブル・プリメインアンプ MASTERS AU−700BD
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-700bd.html

。。。。。。。。。。

言葉なくなっちゃいました。
「何が違うんでしょう?」というのがやっと。

いや。私とて技術屋の端くれ。電源がきれいな(ノイズが極端に小さい)のはわかりますし、鉛バッテリーの強力さも知ってますし、現役時代から「アンプは電源」と言って憚らない人でした。


今、この文章書きながら聴いてるおまけアンプもバッテリー駆動です。


だけど、電源回路含めてあれだけ丁寧に作られたアンプでさえ、遥か彼方に置き去って来たような感覚。。


とにかくスムーズ、無理が無い、楽しい。


ACでは越えられない壁を見ちゃった?


アンプ側の回路が素直なので電源の違いを反映しやすいのかもしれません。
こういう高品質な回路使うとスイッチング電源とか目の敵にされるよなぁ。と思ってもみたり。

890Lの音はある意味「想定内」でしたが、バッテリードライブの方は完全に想定外でした。
帰りに郵便局に寄って郵便物受け取ってくる予定をすっかり忘れて帰ってきました。
発注する仕様とバッテリーをどうするか悩んでます。w
http://ezto.info/ezhome/blog/entori/2012/12/8_sumuzunimohodogaaru.html


祝! イシノラボ特注アンプ完成
http://ezto.info/ezhome/blog/entori/2013/2/12_entori_1.html

ウルトラローノイズアンプをバッテリードライブ 2013年2月12日
1月に入り、イシノラボに注文していた MASTERS アンプが仕上がったとの連絡を貰い、1月12日(土)に引き取りに行ってきました。

購入したのは、AU-890L/BTcustom という特注アンプです。
内容的には、

プリメインアンプ MASTERS AU−890L/T
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/au-890l_t.html

から AC電源を外して、バッテリードライブ用にDC入力にしたものです。

出力 8W+8W(8Ω)
サイズも出力もかわいいですが残留ノイズ20μVと、とんでもなく小さく、更にマッチングトランス内蔵で、歪率、ノイズ共に測定限界以下になります。
しかも、バッテリードライブ。
レバースイッチと木製のノブがいい味出しています。

バッテリードライブなので電源電圧が+ー12Vになり、最大出力がノーマル AU-890Lの 12W+12W から 8W+8W に下がります。


これでも 86dB/Wm のフルレンジでも、曲によっては床と壁がビビりまくる程の音圧が出ます。


また、 インピーダンス比 10:1 のマッチングトランスも付いていて、マッチングトランス使用時は最大 0.8W+0.8W ですが、 普段遣いには全く問題ありません。


(ちなみに、私は、90dB/Wm 以上のスピーカーにトータル 3kW以上入れても音圧足りねぇ。。なんていうライブイベントの SRオペレーションもしています。モノは適材適所ということです。)


MASTERS アンプの特徴の一つは、とにかくノイズが小さいことです。


我が家のスピーカーでは、耳を近づけてもノイズが聞こえません。w


フルボリュームにしてやっと中華 DACのノイズが聞こえる程度です。

AC電源ではなく、鉛バッテリー(2個)での動作です。

音は、以前書いた通りですが、工房でバッテリードライブに切り替えたときの驚きに加え、わが家で聴いたときに感じたのは、静寂の中から立ち上がってくる音、静寂に溶け込んで消えていく音が澄んでいて気持ちがいいことや、一つ一つの音が明瞭で、このCDにこんな音が入っていたのか?と改めて曲を何度も聴き直してしまうほどです。

今回私が使ったバッテリーは、激安中華シールドバッテリー(12V8Ah)です。
カタログデータでは内部インピーダンスが 19mΩ(1kHz)とあります。
1.25SQ(16AWG相当)の電線の抵抗が 15mΩ/1m程度ですから、電線 1m+スイッチ程度の抵抗(インピーダンス)しかありません。

一般的なトランス電源の場合、数100m〜数Ωあり、大容量のブロックケミコン(デカップリングコンデンサ、キャパシタ)に一時蓄電することで見かけ上のインピーダンスを下げています。
また、トランスを通して、電源ラインのノイズも流れ込んできます。
これは高性能(大容量)なトランスであればあるほど(電源ラインのインピーダンスが下がり)流れ込むノイズの電流も大きくなります。
しかし、バッテリーは、もともとノイズとは無縁であり、低い内部抵抗とあいまって、充放電電圧が消費電流によらずほぼ一定を保てることから、充電しながらでも電源ラインのノイズの混入が極小に抑えられることと、大電流を安定して供給することが可能です。

特にコンデンサのように一時的ではなく、連続して電源インピーダンスが低く保たれることが効果的な様子で、(私は情緒的な表現はあまり好きではないのですが)どんな低インピーダンスのコンデンサを使ったとしても敵わない、生き生きとしたサウンドになります。
こうなったらソースもDC化したい。
http://ezto.info/ezhome/blog/entori/2013/2/12_entori_1.html


「I」さんはこのほど「イシノラボ・チャンデバ」を導入されたそうで、その試聴結果が届いた。


イシノラボ・チャンデバ導入し約2週間経ちました。その試聴状況です。

             

CDP    DENON DCDー1650SE
プリアンプ   DENON PMA−2000AE(プリメインアンプ)のプリ部
チャンネルデバイダ   イシノラボ   MASTERS CD−300M(12㏈/oct固定)
http://www.ishinolab.com/modules/doc_merchandise/original/masters/cd-300m.html

SPユニット・パワーアンプ・クロスオーバー周波数
  低域 130A用  ラックス MQ68C ハイカット 700Hz
  中域 LE85用  ヤマハ MX−1   ロウカット 800Hz  ハイカット 10KHz
  高域 2405用  ヤマハ MX−1   ロウカット 8kHz

クロスオーバー周波数は、以前のベリンガーでは800Hzと8kHzでしたが、今回は低中を少し離し、中高を少し重ねるように調整しました。

その結果は・・・いいです。「音が」ではなく「音楽」がとてもいいです。

ベリンガーでも大きな不満はありませんでした。ただ、なんとなく静的に過ぎる。換言すると、「音場再現性はあるが音像がやや平面的になる」ところが気にはなっていました。

イシノラボに入れ替えて、その部分が改善されました。結構大きな変化です。

今は時間があれば、ジャズとクラシックのCDを交互に聴いています。

普段敬遠気味のベートーベンも抵抗なく聴けました。クロイツェルソナタ(パールマン・アルゲリッチ)、ピアノソナタ30番から32番(バックハウス)です。素晴らしい。

今はオーディオ的な聴き方を意識しないで音楽を楽しく聴くことができます。このような状況はあまりやってこないでしょうから、しばらく、この感覚のまま行こうと思っています。

以上のとおりだが、このイシノラボ・チャンデバのお値段を伺ってみると、何と87、480円(モノ×2台分)で超安いッ。昔のJBL愛好時代の自分なら即座に飛び付くのだが・・・。

ところで、この良心的なイシノラボ代表の平野さんという方はタムラ製作所やサンスイなどに勤務されオーディオ全盛時代の貴重な思い出を「日本オーディオ史」としてネットに投稿されている。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/cd06b3fd1eb8c22626d8823bc61c45d2


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5. 平野紘一さんとウエストリバーアンプ


WestRiver ウエストリバー アンプ (クラシック向きで JBL には合わない様です)

プリアンプ(高帰還アンバランス型)
EC-1H
EC-2HNEW

パワーアンプ(高帰還コレクタホロワ型)
E-5H
E-10H
E-30H
E-50H

・ヘッドホンアンプ
https://west.wramp.jp/


ウエストリバーアンプ 2ch.net
http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/pav/1436608366/

ウエストリバーのアンプについて語ろう
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/pav/1098454830/

WEST RIVER〜ウエストリバー〜その1
http://hifi.denpark.net/1138024363.html

1644 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Fri Jan 1 00:00:00 JST 2016

謹賀新年 2016

 皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年はハイブリッド化および高スルーレート化のアップグレードを実施し、多くの方にご好評を頂きまして「新しいWRアンプは革命的である!」
と言う名誉あるお言葉まで頂戴する事ができました。

 長年の懸案事項でありましたピアノの異常音は殆ど姿を消し、ほぼ完璧にピアノ再生ができるようになりました。再生の一番難しい楽器はピアノである言っても過言ではないと思いますので、他の楽器の再生も全く問題なく再生できるようになったはずです。WRアンプはほぼ完遂されたと言っても過言ではないかも知れません。

 基礎的研究は半世紀も前にスタートしておりましたが、WR アンプと言う商品を初めて開発したのは多分1997年頃だと思います。
大学時代の友人であった平野紘一氏に頼んだのがその切っ掛けでした。
私は大学に残って学問的にオーディオを研究し、彼は一流のオーディオ会社に就職して実践的にオーディオを研究したのです。その間は、浅からず深からずと言うお付き合いを続けていました。

 1998年にベンチャー甲子園に出場した時にも彼のサポートのお陰で優勝でき、WRアンプが世に出る第一歩になりました。その後、WRアンプはラジオ技術の編集部の扱いで細々とご希望の方に頒布させて頂いておりましたが、彼がマスターズとして独立してアンプ製作を行うようになってからは、マスターズを通じて WR アンプは皆様の手に亘る事になったのです。

 一時は基板製作から出荷まで、全てをマスターズに託していた時期もありましたが、私が定年になりなるべく私自身が製作に関与すべきだと考えて、手始めに基板製作を私が行うようになりました。この期間が一番長く続き、つい最近までこのスタイルで WR アンプは運営されて来ました。

 しかし、何事にも始めと終わりがあるように、2016年から殆ど全てを私が行う事となりました。
デザインシャーシの供給だけは従来通り行われますので、お振込み口座を除いて皆様には特段の変化はありませんので、引き続きどうぞよろしくお願いします。
従いまして WR アンプに関する事は修理を含めてまして全ての窓口がウエストリバーになりますので、ご承知置き下さいますようにお願い致します。

 お互いそれ相応の歳になり、他人の事に気を遣いまた責任を負うのが辛くなってきたと言うのが正直なところだと思います。今後ともウエストリバー、マスターズを共にお引き立て頂きますように、心よりよろしくお願い申し上げます。
http://west.wramp.jp/datawr35.html


1646 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Mon Jan 11 11:00:00 JST 2016

WRアンプをお使いのユーザーのみなさまへ

 新春独立製作第1弾は WR アンプとして初めて Ε-5H をお求めになる方で、目出度く9日に納入されました。
その際、お買い上げの御礼を兼ねて、以下のような WR アンプを使うに当たって目を通して頂きたい事をまとめた文書を添付させて頂きましたので、既知の事ばかりですがユーザーの皆様にも一応ご披露しようと思います。今更ですが、ユーザーの皆様に置かれましてもどうか初心に帰ってお読み頂ければ幸いです。


WRアンプをお使いになる前に

  この度は WR アンプをお買い上げ頂き大変ありがとうございました。
WRアンプを有意義にお使い頂く為に、以下の事に目を通りして頂き、なるべく励行して頂ければと思います。

 1.付属の WR 推奨の電源ケーブルのプラグの極性は、確定していないようなので、こちらで1本1本テスターで調べてアース側に青のマーカー線を入れてありますので、これを壁コンセントの長い切れ目(地中アース側)に入れてお使い下さい。

 2.アナログ系とデジタル系は、なるべく別のコンセントから取るようにして下さい。
 テーブルタップを使う場合は、プラグとタップはパナソニック電工製が無難です。
 電源ケーブルには、MITSUBOSHIスターソフトかM-ONAMBAソフトをお使い下さい。
 決してOFC 系のケーブルやタップなどを使わないようにして下さい。

 3.電源電圧は東京電力の誤差範囲内(95V〜107V)であれば問題はありませんが、絶縁トランスなどをお使いの場合は、それを逸脱する可能性がありますので十分にご注意下さい。適正電圧を越えた使用による故障は保証対象外になる事があります。

 4.信号用ケーブルにはOFC 系でない極普通のものを使うようにして下さい。
 またRCA ピンプラグの内部構造にも注意して下さい。ピンの先(上方)から内部を覗き込んだ時に見える、外側(アース側)とピンの間の誘電体が丸々見えるものが良いようです。
 外側の金属がピンの方の張り出しているものは、プラグのインピーダンスが低くなりミスマッチングを起こす度合いが大きくなると考えられます。

 5.WR パワーアンプは原則的に WR プリアンプとセットでお使い下さい。
他社製のプリ又はパワーアンプと組合わせた場合は、最高のパフォーマンスは望めませんので、WR アンプ入門時点では仕方ないですが、将来的にはなるべく揃えるようにお願い致します。
 パワーアンプのボリウムは全開とし、プリのマスターボリウムで音量を調節するようにお願いします。マルチの場合はこの限りではありません。

 6.スピーカーケーブルにもマッチング抵抗付きのWR推奨のケーブル(作り方はHP参照)を使うようにし、OFC系のものは絶対に使わないようにして下さい。パワーアンプのスピーカー端子にもマッチング抵抗は付けてありますが、アンプ側とスピーカー側の両端でマッチングを取るとより効果的です。
                                     以上


 1については、過去に掲示板でもお知らせしてありますが、WR推奨のSHINAGAWA のケーブルはプラグの向きが一定ではありません。その為、極性が逆になる事も考えられますので、アース側に青ペンで印を付けて発送するようにしました。過去に受け取った方は、テスターで確かめるか検電器で調べて、プラグを正しい向きにコンセントに差すようにして下さい。

 2につてはオーディオの基本だと思いますが、アナログ機器もデジタル機器も同じコンセントから取ると、電源を介してデジタル機器のノイズがアナログ機器に混入し易くなります。ご注意頂きたくお願いします。テーブルタップは自作に限ります。MITSUBOSHI か M-ONANBA のケーブルとパナソニック電工の普通のテーブルタップでお作りになると良いと思います。PC用は使わない方が無難です。

 3については、これまで殆ど言及して来ませんでしたが、絶縁トランスなどの中には出力電圧に無頓着なものが存在しています。パワーが出るとか迫力が増すとか、そんな理由で出力電圧を上げてお使いになるのは絶対にお止め下さい。WR アンプは例外(ΕC-1H等)を除いて安定化電源で供給されていますから、出力電圧を上げてもパワーアップにはなりません。安定化電源に余計なストレスが掛かるだけです。

 我が家の商用電源電圧を測って見ると、かなり 100Vに近い事が多いです。低くても 98V 以上はありますし、高くなっても 102Vを越える事は滅多にありません。一度、ご自分の家の電圧を測定して置くのも悪くないと思います。一般のテスターはデジタルテスターを含めてもそう高額ではありませんし、オーディオをやる以上1台くらい持っていたいものです。

 もう一つ、危険防止と言う観点から申し添えたい事があります。それは夏季の室温です。概略 28℃以下で快適に音楽をお楽しみ頂ければと幸いです。WRアンプは安定化電源を積んでいる関係で、非安定化電源式のアンプに比べて平均で 1.5倍以上の発熱がありますので、なるべく涼しい環境でお使い頂きたくお願い申し上げます。

 4については、これまで口を酸っぱくして申し上げて来た事ですが、音を整える為のOFC 系のケーブルは必要がないばかりか、折角の生きた音を殺す事になり兼ねません。使用を控えて頂きたくお願いします。また RCA ピンケーブルも音を弄ったものが多いようですので、十分にご注意下さい。それだったら、寧ろ安価な赤白ケーブルの方がまだマシです。

 ピンプラグの内部形状ですが、WRアンプの入出力インピーダンスは高周波で75Ωに近付くようになっています。アース側の金属がピンの方に張り出しているものはプラグのインピーダンスが75Ωより低くなる可能性が高く、大きなミスマッチングを起こす可能性があります。ケーブルの理屈は、先ず伝送線路理論に依るべきであると私は考えています。75Ω同軸ケーブルは何処でも容易に入手可能です。

 5については掲示板でも「プリ効果」と言う事で何回も言及してきました。特に最新の ΕC-1H はその効果が高く、百万円オーダーもする著名なプリよりも、良い音になると言う評価を頂いております。
高々 12,3万円程度のプリだと見くびらないで頂ければ幸いです。
そこまでは出せないと言う方には WRP-α9 があります。

 6については、RCA ピンケーブルと共通した問題があります。MITSUBOSHI などの特性インピーダンスをほぼ120Ω として、WR アンプはスタート時点から出力端子に120Ω を付けて来ましたが、コストダウンした新型アンプからは省略していました。しかし高スルーレート化アップグレード作業にこの点検を含め、無いものには必ず付加しています。勿論、新規アンプにも付けるようにしています。ご心配の方は高スルーレート化アップグレード作業を受けて頂ければと思います。

 以上、WR アンプを使うに当たっての肝の部分を改めて書き記して見ました。
今一度、点検して頂ければ幸いです。
http://west.wramp.jp/datawr35.html

イシノラボどっとこむでも販売していた West−River ブランドのホームページです。
http://west.wramp.jp/

イシノラボ/マスターズは、製品企画・製作で全面的に技術協力していました。

イシノラボ/マスターズの工房では WRアンプ は、WRC−α1MKU,α3FBのプリアンプ,WRP−α1MKUを常設してあります。
PR 中の MOSFET 搭載の γシリーズアンプもリクエストくだされば視聴できます。

WR アンプに関しては、じっくりとお聴きになりたい方は主宰者の川西さん宅で視聴なさるとよろしいと思います。京王線沿線の八王子市ですから、こちらより便利なところです。

2つの特許からなる NRL Circuit Technology により、理論的な解析による高周波(デジタルノイズ)対策が可能となりました。デジタル機器の普及に伴い電磁環境が悪化した現代にこそ、真価が見直されているアンプです。
http://www.ishinolab.com/modules/weblinks/singlelink.php?lid=6

2015年 01月 04日
ウエストリバー・アンプの設計者は元電気通信大で教鞭をとっていた、川西哲夫 先生で基本設計と基板の製作を行います。
その後 かつて川西氏と電気通信大で同期だったサンスイで幾多の機器の設計製作に関わった現イシノラボの平野紘一氏が全体の製作と調整を行う、分業体制をとっています。
重要なのはこの設計者(川西氏)が完璧なオーディオマニア(良い意味での)でなお且つ尋常では無い程の音楽マニアと言う事です。

そしてWEST RIVER のアンプが いかにしてリアリティーを持ちつつ音楽を楽しく聴けるかに重点を置き、設計しているという点にあります。
まさに「音楽的快楽とオーディオ的悦楽の融合」を目指して設計されたアンプなのです。
http://flashdaiyo.exblog.jp/23513802/

536 平野紘一さん(マスターズ代表) Wed Nov 22 13:56:48 JST 2006

 川西さんとは大学1年からのお付き合いで、私は

タムラ〜学校戻り〜山水入社〜会社設立〜・・・

と言った人生をたどっておりますが、川西さんは会社勤めは経験していないはずです。
川西さんとの連携は1990年以降、川西さんが何とかWRアンプを世に出して問いたい!、製品のかたちにしたい!と考えていた頃からです。

 サンスイはご存知のように、日本マーケットでは製品の供給がない、悲しい状況が続いております。サンスイアンプの最後の部分では短期間お手伝いをしたのですが、既に日本資本ではなく、現状に至っております。
 
 サンスイのサウンドポリシーはサンスイからこのようにしたいと言って、出来たものではなく、AU−9500で、結果的にそうなったからだと思います。
一時、タンノイのSPをモニターにして、主としてクラシックソースで、サウンドチューンをしていた時期があり、この時期のアンプ売上は落ちました。特に評論家の皆様の支持が得られませんでした。
私が4chとか新型SPの開発をやっていた1975〜76年頃の昔の話です。

 AU−607/707から、ガッツ路線に変えようと努力しましたが、今から思うと、やや不充分だったと思います。しかし、現在、聴いてみると、瑞々しいサウンドで悪くはなかったと思っております。
ダイアモンド差動回路のシリーズから、かなりガッツ路線が明確になりましたが、クラシックに向かないとの評価は当らないと思います。

 今後のオーディ史で触れますが、クラシック音源での評価に厳しいアドバイザーの方がいて、必ず、最終チェックで修正しつつ、ガッツなサウンドにしたつもりです。
私見ですが、今度のバランス入力対応の新型WRパワーアンプはサンスイの明るい、切れ味のあるサウンドに一脈通じるところがあると感じています。
 
 私のつたない掲示板はこれから、スーパーフィードフォワード、Xバランス回路と進んでいきますが、最終的に1982年頃に開発したXバランス回路が改良されながらサンスイアンプの最後を飾ったことは感慨深いです。

 WRアンプはバランス対応が整いつつあります。是非期待して欲しいです。バランス対応は、従来の負性抵抗キャンセル効果だけでなく、バランス増幅にその真髄があります。アキュフェーズさんはじめ、メーカーの皆さん、その効果にそれ程、気がついていないようですが、WRアンプをバランス方式にして聴くと、そのメリットがよく分かります。

 WRアンプでは今後、そのあたりを充分、理論で、サウンドで、発揮していきたいと思います。バランスアンプ方式は従来のWRアンプをアップグレードすることによって実現出来ますので、WRアンプユーザーの方を困らせたり、裏切ることは絶対ありません。
http://west.wramp.jp/datawr13.html


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West−River AMP WRP−α1MKU

音が生きている!これが WRアンプです!
基本から考え直した音楽のためのパワーアンプ誕生。
デジタル時代に最適な1台。

”WRP−α1”は AudioSpice ブランドでお馴染みのクエスト・アメリカ社とのコラボレーションによって、なお、一層すばらしい音質となりました!(2004.01改良型)

WRP−α1MKU(2004.01改良型)
《価格(税込み)》
  完成品(ボンネットなし):  ¥231,000(税抜き:¥220,000)
  完成品(ボンネット付):  ¥252,000(税抜き:¥240,000)

これ聴いた
相当よかった。
クラフトメードらしい音。疲れない、の一言に尽きる。
数ワットしか入力できないスピーカーをはじめ繋いだ。
2Wでけっこうでかい音量になる。そのスピーカーは弱いところがあって音もビンテージな鳴り方するけど聴きやすかった。
僕が使ってるのがウイアコS-1 なので 2WAY をつないでくれた。

ロジャーズ LS5/9classic(定価50万円⇒中古25万円)
これはスペンドールと区別つきにくかった。あのように、メリハリのない自然な弦楽の存在感、雰囲気をもっているタイプ。ブリティッシュスピーカー。ウイーンアコースティックは甘い音色で、輪郭をまとめたい意識があるような現代SPなのでタイプが違う。このLS5/9には、東京文化会館に前々日に行っていたというのもあるけどホールがスピーカーにフラクタルになって出てくるような心地を受けた。雲全体は大きいけど一部をもぎ取ってきても雲の形をしている。
今やBBCモニターシリーズの貴重な遺産だろう。というかこれを店の人は聞かせたかったんだろう。

次はVictorのSX-WD8(定価10万円)[URL]
木の振動板で響きに温かみはあるけどウエストリバーがもともとふんわかしているのでスケールダウンしただけのように感じた。解像度はそれほどでもない感じ。ウエストリバーはメタルコーンより、顕微鏡でみたらニューロンの繋がりみたいなパルプコーンとか、繊細で暖かい音をかもすユニットのほうがいいかもね。

WRP-α1MkII は目を引くところがないけどとてもそのままというか、狙いがないというか、素な音だった。ずっと聴いていて疲れない。粒子は細やかではなく滑らかではなく画素数でいったら131万画素ぐらい。でもそれぞれの画素が自然精神で生きている。
パーツは最高にいいものを使っているらしく外装にはお金をかけてないけど質がいい。
およそ個性というものがないけど。プリなしで鳴らせるというのもすごかった。
プリ使えばもっと色気出せるね。
値引きはしない。
高い定価で安くするのではなくこれがもとの値段なので引かれないとのこと。
注文を受けてから2週間から一カ月ぐらいで手元に届く。出荷数は少ないみたい。プリメインの WRI-β3 はわりと出るけど月に一桁のよう。

WRP-α1 パワーアンプは 25万だけど、これもいい。
グリーグのピアノ協奏曲を最後まで聴き終えたのだけどホールで演奏し終えたあとみたいな感覚でいた。ノニジュースやヤシの実ジュースを飲んだあとのように、自然に体があったまっていた。
LS5/9 と同様、生々しいというわけでなく、ホールのフラクタルとしてのものだった。
ROTEL は最高にうまくチューニングした感性に効く音だけど、ウエストリバーは企業的ではなくクラフトメードで、作られていない感が自然にある。素材で出してる。

帰りの電車でも響いていた自然な音。機械離れした音。
言葉はいつでもあからさますぎて、大切な光をすべて消してしまう。言葉にならないものは、「言葉にならないもの」と書くだけで言葉になってしまう気がする・・


それは本当にやりたいことか
それが本当に欲しいのか
本当にそれでなければだめなのか。

本当にそれを聴きたいのか
それを本当に撮りたいのか
本当にそれを食べたいのか
本当に吸いたいのか。

本当にそれが言いたいことなのか
本当に好きなのか、それは本当に忌むべきことなのか。

そう自問自答するとなにもなくなっていくときがある。

ROTEL はそんな哲学を感じさせる側で、実際なにも残ってないのはウエストリバーだった。
ROTEL はオーディオとしての本質を穿つサウンド。全体的に理念的で、徹底したシンプルな回路でピュア。ミッドファイながら解像は比較的しっかりしている。
ウエストリバーはここの部分をはっきりと聞き取りたいという種類の欲求には多くは応えないが、どんなスピーカーでも同じように体裁ない音で鳴る。地味に鳴る。
本当に魅了させるものがない。音場が広いわけでもないし値段の割に解像度も低いかな。
解像度とは原音をインフィニティとした場合のゲージ(目やす)だけど。
ウエストリバーはインフィニティをフラクタルとしている音なので、解像度というものは(低いが)気にする問題ではなくなる。
プレーヤーは Accuphase の DP67 か何かだった。自分は長時間リスニングで疲れるんだけど、デジタルの再生機だからというわけではなく、アンプのほうが原因の多くを占めるのかなと聞いたら「たぶんそう」だと答えた。
ウエストリバーは解像度は高くない(感じない)けど現代のハイレゾアンプのようにハイあがりなところもない。自分の使ってるものは AU-α907XR でそれは反対に海洋深層水のような自分好みの音色なんだけど疲れる音なんだ。
プリメイン WRP-β3 のほうはほどよい減り張りがあって音の輪郭もつややかだった。
やや結晶的サウンドで中低域などスカスカした感はあるが企業のプリメインのような楽しさがある。低域などにおけるふんわりしたものの厚みは WRP-α1 のほうがかなりある。ウエストリバーらしさがあると思う。
http://www.hikinik.net/camera/MINOLTA_DiMAGEX31_sampleimg3.htm


193 北条さん(会社経営) Thu Dec 30 20:28:58 JST 2004
確かに、ゼロ(WR)はクラシックというか生演奏に適性があるようです。
雅楽、和太鼓等も同様でした。
アルファ1 もそうでしたが、ゼロに比べるとリアルさに欠けます。

195 ミラージュさん(プログラマー・作曲家) Sat Jan 1 13:51:36 JST 2005
 同じ趣味を持つ友人何人かに聞き比べをしてもらいましたが、全く先入観無しで聞かせてみると、例外なく

刺激あるいは挑発する感じが少なくなった

という感想を口にします。 それと、

このアンプなら JBL よりタンノイの方が相性が良い筈だ、

という感想を別々の2人に言われたので、それがちょっと気になってます。


196 北条さん(会社経営) Sat Jan 1 18:49:58 JST 2005
仰るとおり、クラシック向きですから、JBL では合わないと思います。
使用しているスピーカーで、ユーザーの大体の趣向がわかるものです。
ジャズは JBL、クラシックはタンノイ、B&W でホールオンリーならタンノイ愛好者が多いですね。(事実、そのような傾向の音です)

なんでも聴く場合は、ヤマハの1000Mの使用者が多いです(私もそうです)。
アンプでモチーフとなる音は決まっているのですが、SP が変わると、その背景というか環境が変わりますので、モチーフ自体の印象もかなり異なってきます。
映像にたとえると被写体は同じでも、昼か夜か、晴天か雨天か曇天か霧がかかっているのか雪が降っているのかによってのようなもので、そのよさが最大限引き出せるものがベストと思います。

アンプの音を人と考えたら、SP の音は服のようなものでして、それぞれ似合うものか TPO を考慮したものを選ばなければいけないということでしょう。

その意味からみて、私もタンノイがよいと思います。
http://west.wramp.jp/datawr6.html


1666 O.M.さん(アマチュアコントラバス奏者) Thu Apr 7 04:07:48 JST 2016

▪ 古典的なユニットは、WRアンプとは合わない

WRアンプと組み合わせるスピーカーについて当方が経験したことを投稿いたします。

当方は後述のように川西先生がリファレンスにしておられる B&W 805 MATRIX を導入し、JBL D130、LE175を処分することを決断しました。

当方はオーケストラ等でコントラバスを弾いいておりまして、JBL D130、LE175は「コントラバスの音を再現するのに此れに勝るユニットはない」というオーディオとコントラバスの大先輩の主張を受け入れて揃えたものでありました。

導入直後は確かに、分厚い中低音に、ホーンの厚い中高音にしびれました。

しかしすぐにどうしても「耳につく不快な音」に気がつき悩むことになります。

またヴィオラやピアノの左手がどうも落ち込んでいます。

サイン波を入れても音圧がガタガタで特に 1,000Hz〜2,000Hzに凹みがあります。

結果的にこれは過制動による歪んだ音だとわかりましたが、それがわかるまでに数カ月かかりました。

過制動だと判明するまでの道のりが本当に長く苦しかったです。

ネットワークが悪いかと思って高価な素子を買い求めたり、ホーンドライバを買い換えようか、高域用のツイータを導入しようかと悩んだりと落ち着かない日々でした。

川西先生に相談しようにも何が不満なのかうまく表現できません。

とうとう当方のイライラが爆発してWRアンプが悪い!と川西先生に怒りをぶち撒けました。

しかし、このことで結果的に正しい解決の道が開けました。


川西先生より3台のアンプを送って頂きまして解決策を探っていきました。

比較試聴していきますと、JBL は高出力になるにつれて解像度が上がるのですが歪みは決して消えません。

その後一般的な管球アンプを入手してみると、あんなに悩んでいた歪みはすっと消え去り素直な鳴り方です。

しかし音の粒が大雑把です。

なんというか「古い音」とでもいうのでしょうか、
これがスタンダードなJBLの音なんだと納得いたしました。

これらのいわゆる古典的なユニットは管球アンプの特性に合わせた設計である、
という結論に達しました。

録音されたものを適切に再生させようと思うならば現代的な設計のスピーカーを用いて WRアンプで鳴らすのが最善であると分かりました。


▪805matrixと WRアンプはやはり最高であった!

そうなるとしても、当方はしっかりした低音が欲しい。
大型のスピーカーが必要ではないかと考えました。

川西先生がリファレンスとされているスピーカーはブックシェルフ型です。

いくらこのスピーカーで低音も十分出ていると言われてもにわかには信じられません。

しかし B&W の MATRIX で 805 より大型の 802、801 という選択肢も難しい。

802 は川西先生もおっしゃるように中途半端な感がします。

801 は巨大過ぎて躊躇します。
丁度良品が市場に出ていたので思い切って 805 MATRIX を導入することといたしました。

80 5MATRIX 導入当初はウーハーが熟れていないのか低音がすかすかでこれは大失敗だったかと思ったものの、急速に音が変わっていきました。

数日鳴らし込んだ 805MATRIX の音は、当方が今まで聴いてきたブックシェルフ型スピーカーのイメージを覆します。

和音の響きという縦のラインと、音と音の繋がり、進行感という横のラインがこれまで聞いたことがないくらいに自然です。

フルオーケストラの5弦コントラバスの響きさえも十分再現されています。
この低音の再現性の高さは正に川西先生が掲示板で何度も書いておられることです、やはり川西先生は正しかったのです!

クラシック、ジャズ、タンゴ、ロック、ポップス等々全てにおいてコントラバス、
エレキベースの音がくっきり聞こえ全く問題を感じません。

ピアノの低い音の金属巻きの弦を叩いたズンとした響きもあります。
グランドハープも所有しておりますが、その生音と比べても遜色ありません。
目の前で吉野直子さんが演奏している感じです。

ホーンじゃないと分厚い中高音は得られないと思っていましたが全くホーン以上です。
歪みなく繊細でしっかりとした音圧です。
バイアンプで駆動しツイータの音量を相対的に大きくするとJBL のホーンで頑張って出そうともがいていた音が出てきました。奏者の息遣い、細やかな指の動きがはっきり見えます。

定位感もびっくりします。スピーカーがすっかり消えています。

実際のところ JBL も B&W も音の方向性は違いがありません。

世の中では前者は音が前に出る、ジャズ向きだ、後者は音が後ろに広がる、クラシック向きだなどと言われたりしており当方もそう思い込んでいました。

実際に使ってみると当方が JBL のユニットを使って鳴らした音の延長上に B&W の音がありました。JBL も B&W も当時の技術の制約の中で生の音を再現するために
ユニットを開発していたわけで、JBL も真空管アンプを使えば B&W と音のベクトルは全く同一です。


またタンノイのスターリング(TW)も試しましたが、スピーカーの癖のようなものは感じますが、特にクラシック向きという印象はありませんでした。

ただ WR アンプでは 805 程には上手く鳴っている感じは致しません。

JBL のように何か鳴らしにくい要素があるのかもしれません。


805 MATRIX ですと、出力の違う WRアンプで聞いても音は全く同じです(もちろん個体差による極僅かな音の違いはあるような気がしますが誤差の範囲内でしょう)。

5W でも 100W でも再生された音のクオリティは同じく高いです。

JBL の古典ユニットのように W数で解像度が変化するということはありません。

最も安価な E-5H でも何ら問題ないわけです。

どんなジャンルの音楽を聴こうとも、アンプもスピーカーも正しい方向に向かって適切に作られたものを選べば良いだけであって、その一つの方向が WRアンプであり、B&W MATRIX シリーズであるということでしょう。

ジャズ向きだとか、オーケストラ向き、室内楽向きなどというスピーカーはなく、またスピーカーのグレードアップなどというのもなく、WR アンプを基軸におけば、あとはつないだスピーカーの音が生と比べて適切かどうかを基準にすれば良いのではないでしょうか。

川西先生は出力の違うアンプを貸し出してくださいます。

もし比較試聴して音が違った場合はスピーカーに問題があるのかもしれません。

805MATRIX にサイン波を入れてみて驚きました。なんと50Hzまでも音圧が落ちずに
出ているではないですか! サイン波で性能が図れる訳ではありませんがこの数値だけでも805MATRIX は少なくともコントラバスの再生には問題がないように思われます。

そもそもコントラバスは低音楽器というよりは倍音楽器と認識したほうが
しっくりくるかもしれません。弦の振動で震えた駒が表板を叩くことで発生する
豊かな倍音が重要です。基音の周波数を基準に考える必要はないかもしれません。

この小さな805MATRIX でここまで再現されるのであれば、ウーハーの追加された801、802 もどれだけの再現性があるのか興味があるところです。

しかし、これらはユニット数が増えるのでどうしてもチェロが下に、ヴァイオリンが上にくるような定位における違和感が生じるだろうと想像出来てしまいます。

店頭で聞いた最新の B&W の大型スピーカーをそこにあるメーカーのアンプで鳴らしたのを聞いた時にはそういう違和感が大きかったのです。

805 は 805 なりに大変バランスのよい完成されたスピーカーだと思います。

805 MATRIX と WRアンプを組み合わせて音楽を楽しんでいると、スピーカーの B&W の開発者とアンプの川西先生の、生の音を再現したいという熱い思い、熱い執念が出会って見事に実を結んでいるのだと深く実感いたします。

オーディオで求めるものは人それぞれですが、もし生を基準にした再生音を求めるならば、第一候補は川西先生がリファレンスに用いている 805 MATRIX が最良の選択であり、さもなくば現代において素直に設計されたスピーカーを使用するのが良いだろうと思われます。

オーディオ装置などは単なる道具ですので、当方の経験したように懐古的なものや
根拠がはっきりしないのに高額なものなどに惑わされないようにして正しい方向のものを選べば良いでしょう。WRアンプは間違いなくそういうものです。


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1669川西 哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Thu Apr 14 2016

O.M.さん、詳細で単刀直入なご投稿ありがとうございます。

 O.M.さんが使用されていたスピーカーは、ずっと B&W の CDM1 だとばかり思っていました。そして暫く音信が途絶えておりました。

 去年の文化の日の頃でしたか、久し振りにお便りがありました。それは、お持ちの ΕC-1 と Ε-10 のアップグレードのお話でした。2年ほど前にΕ-10 のプロトタイプをお貸し出しし、WR アンプを気に入って頂きご購入頂いたのを思い出しました。

 しかしよくお話を伺うとどうもチャンデバを使ってマルチ駆動をされているようで、ローチャンに Ε-10、ハイチャンにはもっと以前にご購入頂いた WRP-α9/A をお使いになっている事が分かり、結局、WRP-α9/A の安定化電源化も含めてアップグレードをして頂く事になったのでした。

 ところが「どうせアップグレードするならΕC-1 に EQ 基板を載せて LP も聴けるようにしたい」とご希望が脹らみ、結果的に大手術となりました。そのご報告はWR掲示板の 163 6と 1642 に詳述されていますので、改めてお読み頂ければ幸いです。

この時に「WRアンプの音は革命的だ!」と言う名誉あるご感想を頂いたのです。


 実はこの頃に既にヘッドアンプのご注文も賜っており、それは年末ギリギリに納入させて頂いたのでした。この絡みで純粋MCカートリッジが見直されています。また、MMの再生音にも劣るCDの音を改善すべく、プレーヤーも32bitDACを積んだものに買い換えられています。

 このように短期間で O.M.さんは急速な坂道を登られたのです。それが何処かに歪となって皺寄せが来るとは夢にも思っていませんでした。詰まり音が良くなったら、又それだけ粗が目立って来る事になり易いのだと思います。今まで隠れていた欠点が表に出てくる可能性があるのです。

 11月の末頃には、ローチャンとハイチャンの繋がりが悪い、と言うようなお話をチラホラされています。この時に初めて私は O.M.さんが D130+LE175+D91 をお使いになっていると認識したのです。

12月に入ってからこの問題が大きくクローズアップされて来ています。

既に、チャンデバは止めて LE175 の方をコンデンサーでカットする方法に変わっていましたが、そのコンデンサーの質で音がコロコロ変ると仰っています。そこで、私が ASC を推奨して


> ツイータのハイパスのコンデンサーですが、川西先生ご推奨の ASC がやっと届きまして、
> この違和感がすっきりと解決できました!

と一度は満足されています。

 この後、ヘッドアンプ導入によるMCカートリッジの音について色々感想を寄せて頂いたのですが鉄心入り MCカートリッジの音が

> ジャズベースが鉄芯だと一旦PAを通した音に聞こえてきました。

と仰っていたので、最初は誇張かと思っていたのですが、今思えばスピーカーの問題が顔を出していたのかも知れません。

確かに、鉄心入りMCは純粋 MC に比べてそう言う傾向が多少はあるのですが、その時「PAを通した音」と言う表現に多少違和感はありました。

 2月に入ってハイパスのコンデンサーで随分悩まれたようです。エージングの問題、耐圧の問題等で音がかなり変ると言うのがご不満のようでした。今思えばそう言う事で音に大きな変化がある場合は、別に本質的な問題が隠されている事が多いのです。

 中高域に違和感があるとカットオフ周波数を下げたくなるものです。その為にはコンデンサーの容量を増やさなくてなりませんが、そうそう思い通りの容量のコンデンサーが手に入る訳ではありません。勢い、コンデンサーの並列接続になります。

 コンデンサーはそれぞれ直列にインダクタンス分を持っていますので、不用意に並列接続すると高周波領域に共振峰ができ、システムに何らかの問題があると、それが音質に微妙に影響してくるのです。WR アンプのパスコンにも昔から1Ωの抵抗を直列に入れています。

 O.M.さんもこれで暫く悩まれたようですが、並列にされた2つのコンデンサーそれぞれに直列に0.5Ωから2Ω位を入れるようにアドバイスさせて頂いたのです。その結果、

> この音を聞けば、昨日までの音は奇妙奇天烈であったのは一目瞭然です。
> バイオリンのパワーに負けず、ビオラやチェロの粘っこい音が難なく聞き取れます。
> 当然ピアノの左手もしっかりしており、低音の太い金属弦の粘っこい感じ、
> 高音はキンキンせずにカンカンなる感じが出ています!
> これはすごい。正にこの方向の音が欲しくて右往左往しておったのです。

と言うレポートを頂き私は一安心したのです。それから3月の半ば頃までは便りがなく満足されているのかなと思っていたのですが、また問題が発覚したようでした。

それはウーハーとツイターを別々のアンプで鳴らすと、本来はもっと良くなるはずなのに耳に着く違和感があって改悪になると言う問題でした。

音楽がちぐはぐに聴こえると言う事でした。

 ウーハーを鳴らしている Ε-10H の音と、ツイターを鳴らしている WRP-α9/A (Ε-5H 相当)の音がかなり違うと言うご不満でした。

WRP-α9/A の方が膜が掛かったようになると言う事でした。

私は5W以下で鳴らすなら、Ε-5H とΕ-50H の音はそんなに変わらないと常々申し上げていますし、今回のアップグレードの時もそれを確認して発送していますから、これは何かあるなと薄々思い始めていました。しかし、未だスピーカーのダンピングの問題だとは気付いていませんでした。


 それ以降、こちらのΕ-10Hプロト、WRP-ΔZERO(Ε-50H相当)、100W機(Ε-100H相当)を次から次とお貸し出しし様子を見させて頂きました。

それに依ると、Ε-10HよりΔZERO、ΔZEROより 100機とドンドン分解能が上がると言う事でした。

この時に、音の表現を形容詞などで表現すると誤解の元になると痛感し、なるべく具体的に表現するように努めるべきであると悟ったのです。こちらで鳴っている音と余りに違うレポートを頂くと、何を頼りにそれを判断すれば良いか分からなくなるのです。

 この頃に頂いたご感想の一片を記しますと


> 届いたアンプでは、音の次元が違います。これはすごい。
> 当方のアンプもつなぐスピーカーが805matrix だとこのような素晴らしい音で鳴るのでしょうか。
> まったく信じられません!


と言うように、ハイパワーアンプなら結構良く鳴るものの、ご所有の α9/A やΕ-10H では、とても上手く鳴らせないと言う内容です。

この頃は他に何かあると思いつつも、まだネットワークの問題も気になっていて、スピーカーのインピーダンス上昇の問題も考慮し、打ち消しの為の直列素子を入れるように進言したりしましたが、少し効果はあったものの本質的な解決には至りませんでした。

 この頃になると O.M.さんもアンプの問題もさる事ながら、真空管時代に開発された JBL の問題点に気付き始めて居られたのでしょう。

真空管アンプと高帰還アンプ、又大きな箱に入れないと低音が出ない昔のスピーカーと小型エンクロージャーに入れてハイパワーで鳴らす現代のスピーカーの違い等々について、色々調査されたようです。

 D130+LE175 を聴いて衝撃を受けた時、鳴らしていたのは真空管アンプだった事も思い出されたのでしょう。

一度は真空管アンプで鳴らす必要性と、既に JBL を諦めて 805 MATRIX を探す気にもなられていたのだと思います。それから5日程音信が途絶えていました。

 真空管アンプを入手し、805 MATRIX も注文したと言うメールが突然ありました。

真空管アンプは3結シングルのミニパワーアンプでしたが、次のようなレポートが添えられていました。


> JBL とWRアンプでは高出力に比例して解像度は上がります。100Wの解像度はαZEROをはるかに
> 凌ぎます。しかし、しぶとく残り続ける「うまく鳴っていない感じ」があります。

 しかし、3結で鳴らすと

> これが管球アンプだとこの鳴らない感じがすっと消えているのです。
> 解像度は一気に落ちているのに、耳触りはとても自然です。

と言う風に仰っています。

真空管アンプだとずっと付き纏っていた違和感がスッと消えるようです。

どうも、WRアンプだと無理に JBL の穴を叩いているようです。しかし、次のようにも仰っています。

> 管球アンプの解像度はMMとMCのような違いがあります。いや、もっとあるかもしれません。
> WRアンプの解像度を聞いてしまうと全く笑ってしまう大雑把さなんです。
> しかし管球アンプですとユニットの発音の様子が全く異なり、総体的にこれが
> 当時のスタンダードな再生音であると納得できるような質感です。

 生の音を求めて近代的なスピーカーを高帰還アンプで鳴らすのと、昔ながらのゆったりした音を楽しむのと両極端を経験された事になります。

この音の違いの要因はアンプの出力インピーダンスの違いだと思います。

昔ながらのスピーカーはやはり当時想定された目的で使うべきなのでしょう。

無理に定電圧駆動するとコーン紙の振動が制動され過ぎてしまう為に、一部に耳障りな音が残ると考えられます。

D130 がアルニコを使っているのも裏目に出た感じです。

察するに昔の真空管アンプでも、それなりにダンピングが効いた音が出るように図られていたのだと思います。

 振動学的には、臨界粘性減衰係数に、系の粘性減衰係数が近付くと減衰振動は振動的でなくなり、単調減衰になってしまいますが、このような系は反応が鈍くなりますので、切れのある軽い音にはならないのです。

電気振動でも言えて、方形波特性を余り鈍らせるとアンプの音は硬直して来ます。
制動不足でリンキング状態になると音は荒れますが、少しアンダー気味で低い山が1つ見える程度が良いとされています。

 しかし、805 MATRIX が到着すると、

> 805MATRIX 届きまして、衝撃です!
> JBL と合わせて、もう必要のないものとなりました。

O.M.さんは生楽器の音を再現する為のオーディオを目指して居られますので、当然の結果となったのです。どのように衝撃だったかは次に示す文章から見て取れます。

> E-10H で駆動していますが、805 を慣らしきってやろうという先生の熱い思いがビシビシと
> 伝わってきます!第一印象だと低音が薄いかな?と思いやはり失敗だったかなあと思ったものの、
> しばらく聞いていると音がこなれてきたのか、バランスがよく感じてきました。

 ハイパワーアンプに比べてご自分のものは大きく見劣りがするとお感じになっていたはずですが、805 MATRIX ならものの見事に鳴ったようです。

音のバランスが聴くうちに良くなったのは、やはり長い間眠っていたスピーカーのエージングが進んだ為ですが、耳が小型スピーカーに慣れたこともあると思います。さらに、

> この小さな筐体SPでピアノがこんなに満遍なく聞こえるのは奇跡ですね!
> 掲示板や先生のメールに書いてある左手の最低音が聞こえるという記述はさすがに
> 言い過ぎだろう、聞こえていても蚊の泣くような微かな響きでしょうと思っていたのですが、
> まさかまさかこんなに聞こえるとは!


と仰っていて、私が Feastrex で体感した時と似たような衝撃を受けられたようです。この音が認識できると本当に幸せな気分になるから不思議です。

そして、やっとO.M.さんは納得の行く音を手に入れられたのです。

> 全体の音楽性は明らかに805 です。時間軸に沿って響きが繋がっていく感じに破綻がありません。
> 定位感もすごいです。よそ様のところでのJBL で相当大音量で試聴距離も離れて聞いた時にSPが
> 消えている感覚がありましたが、自宅では近接で歪みが多く耳につくのかいまいちです。
> それに比べればこの805はとても素晴らしい!スピーカーを意識することが全くない!
> やっと色々な呪縛から解放されました。

 この成功は B&W805 MATRIX でなければ得られないのではありません。

又 B&W805 MATRIX に WR アンプを無理に合わせている訳でもありません。

その証拠にサトウさんの追試でもっと小型で安価な DENON の USC-M3E を繋いでも「これだけでも十分立派な鳴りです。」と仰っています。

D130では過制動になり違和感が残りましたがその理由ははっきりしています。

現代のスピーカー、特にヨーロッパ系のものなら全く問題はないと思います。
どうぞ安心して、WRアンプをお求めになって下さい。
http://west.wramp.jp/datawr35.html

2ちゃんねる ウエストリバーアンプ

49 : 名無しさん@お腹いっぱい。2015/10/18(日) 20:38:35.07 ID:iTYpjxTB

川西という元サンスイの技術者で大学教授が設計しているね。


50 : 名無しさん@お腹いっぱい。2015/10/18(日) 21:08:54.87 ID:EZAHLq9m
?????
専門は電気じゃなくて機械系なんですのん。
でもって色々微妙に違うのだが ま、いいか。UEC。


70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/12/07(月) 17:45:26.99 ID:cuJxFQrl.net

イシノラボとどっちがいいの?

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/08/06(土) 20:25:34.70 ID:E7h/HSgc.net
>>70
作ってる人はどっちもイシノ爺ちゃんだけど、電源周りに気合入れてるウエストリバーの方が音いい事が多い
爺ちゃんがたまに作る電源別仕様とかバッテリー仕様だとウエストリバーより大抵音いいと WRP−α4MOS (赤ツマミのテスト機の石を日立製 MOS に交換した物) を持っている俺が言ってみる


88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/08/29(月) 07:49:22.42 ID:1fA150G3.net
>>77
ウエストリバーは、現在はイシノラボ製ではないと思うけど。
開発者が直接作っているばず。

イシノラボの別電源仕様とかもイシノラボの音であって、ウエストリバーより良い訳ではないよ。

イシノラボ爺は単にアンプ作りが好きな人で、ウエストリバーは生音の再現に執念を燃やしている人だから、ものづくりの方向性が違うよ。

ボリューム、低音ブースト、電源フィルターとかまとめて全部やったけど、凄いよ。

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/08/08(月) 22:51:20.34 ID:z76HMGFV.net

両方持ってるが甲乙付難い
どっちも大手からみたら破格の高音質

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/08/16(火) 00:00:52.60 ID:t8FEF5eM.net

ここのアンプはボリュームのパーツが悪すぎなんだよなー
摺動式の安価なので全体が歪みっぽい音になる。高音にいたっては細かな音が消える。
お金貯めてマランツとか選んだほうがいいよ。
http://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/pav/1436608366/
http://mint.2ch.net/test/read.cgi/pav/1436608366/

2ちゃんねる 単独スレは難しいアンプについて語ろう

271 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/25 13:08 ID:ZwSCUH5E

Westriver の名が一度だけここにでてきたみたいですが、買っちゃいました。
Westriver のアンプ先月視聴なしで注文しました。
一ヵ月半待ってようやく火曜か水曜に届くはず。
年末製作会社(といっても幕張のマンションの一室でしたが)で売価14万円の安いほうを視聴しました。
今まで Ayre AX-7 を使っていましたが、とんでもない実力を見せ付けられた。
再生空間が桁違いに広く、音色の自然さでいったら過去視聴した中で最強でした。
アンプの値段について大いに考えさせられたひと時でした。
100万のアンプ持ってきてもかなわないでしょう。
あくまで主観ですが。意匠がいまいちなのがちょっと所有欲を満たすまでにはいきませんが、まあ架体にかねかけると販価があがるのそこまでやりたくないというのが、 開発者の回答でした。


324 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/18 04:38:14 ID:VBmnUj/9
>> 271
14万円の WRアンプ(Westriverアンプ)というと「WRP-α3」のことでしょうかね。
このアンプずっと気になっていたのですが、評価らしい評価を初めて眼にしました。
お尻を押してもらった気分です。さらに欲しくなりました。
新しく発売された約13万円の「WRI-β2」も気になります。

ところで、川西さんの“音・耳の良さ”は信頼してよいものでしょうか。
WRケーブルはもひとつとのことですが…。

同価格帯で評価の高いドットラボの「PrimaLuna プロローグ・ワン」を加えた上記三機種のアンプからどれを選んだものか迷っております。
いずれも自宅試聴はできないアンプなので賭けになりますが、音を知っている方がいらっしゃればアドバイスなどよろしくお願いします。


331 :272:04/09/22 19:50:13 ID:pehxvbLp
>>324
漏れの書いたインプレは低下20マソ程度の初期モデルの奴な。
14マソのアンプの音は知らんのよ。
で、20マソアンプの音は普通?のアンプの音とはチョトタイプが異なる。
まず一聴して高域があまり出てないのが分かり、更に音に潤いというかエコー成分が少ない感じで、コレが乾燥気味の音という印象に繋がる。
オーディオ的演出がほとんど無い音ってかんじ。
音の表現力も単調ぎみに聞こえるかも。
乾燥肌な感じが、漏れが所有する エレクトロコンパニエのアンプとは対照的だとオモタ。

一般的なオーディオで再生される音が、生の音に比べて妙に透明だと気が付いているなら WRアンプに価値を見いだせる鴨ね。
「音色の自然さ」とかいうのが、自分にとってはどういうものかと言うところが評価の分かれ目かな?


272 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/26 00:52 ID:iotk1NHd
>>271
オーディオ的には ツマラナイ音だった記憶がある。
華が無いって言うか、高域が大人しい感じ。
漏れ聞いたのは SP に B&W M805 を使ったデモだったが、乾燥系な音がしてあまりパッとしなかったような。

>音色の自然さでいったら過去視聴した中で最強

自然な音って、第一印象が大人しいモンだから、自分が実際使用する場合果たしてこれで満足できるのかな?
なーんていうふうに思っちゃうんだよね。オーディオテクネの音もそうだった。
広めの部屋でデモしたところで、死んだ音にしか聞こえないからね、こういう音は。

でも、自分の部屋で聞いたらどんな印象なんだろう?

273 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/26 01:02 ID:iotk1NH

川西さんは、WR アンプは全くの無個性だから SP の特徴を引き出すだけだとかなんとか言ってたけど、そりゃ違う。
SP を変えても、ドライで高域が萎んだ音は変わらず出てた。
この音の特徴は聞いてすぐに分かるようなハッキリしたものだったよ。

気に入った人にはいい音なんだろうな。漏れも気に入るアンプがほしいよ。

332 :324:04/09/23 20:38:02 ID:EQX7v8O5
>>272
それは「WRP-α1」ですね。
そのような方向性は正に私が目指しているものです。
オーディオの音を、自然音のリアルさに近づけていくこと。

これは「WRP-α3」や「WRI-β2」を聴いた人の意見が聞いてみたいですね。

奇遇ながら私もエレクトロコンパニエの「ECI-1」持ってました。
ウェットで叙情的でありながらスピードの速い音を聴かせる素晴らしいアンプでしたね。
電源部が超強力で、うちの低能率スピーカーをちゃんと手なずけてくれてました。

WRアンプも電源部には相当こだわっているようですね。


335 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/27 22:34:17 ID:QpYgcDEf
>>272,>>273
>>ドライで高域が萎んだ音は変わらず出てた。

それってオーディオテクネも一緒ですか?
オーディオ的にはツマラナイ音、という意味でオーディオテクネと似ているのか、
出ている音そのものがオーディオテクネと似ているのか?
その辺が詳しく知りたいです。

336 :272=攻撃的人格者:04/10/27 23:17:22 ID:xQ5VQD4A>>335

あー、もう記憶が薄れてるよ(ワラ
記憶にある限りのことを書くと、

聴感上の高域をロールオフさせてるのはどちらも同じ。
低域もガッツがない。っていうかマッキンとか山水のパワーみたいな音とは逆方向。
ツマンネって意味で同じ。音的にはね。躍動しないしハッタリが全くないし。
心臓の弱いジジイ向けだな(ワラ
音が向こうからやってくるってより、自分から聞き込みに逝って初めて良さが分るタイプかな。

つーか、WR は広い部屋でのデモだから、エネルギーバランスとか基本的な音調しかつかめんかった。
普通の部屋で聴くなら空間表現なんかもよく分るだろうが。
でも、あの高域萎んだ音はいただけんなって思った。
音楽の表現力をどう感じるかは個人差が激しすぎるからノーコメント。

あ、これだ。思い出した。SPの飲酒にカーボン製の使ってみ。
この方向の音の変化は音がスッキリした感じがするが・・・似てる方向性の音かなぁ?
http://hobby5.2ch.net/test/read.cgi/pav/1055167476/


9 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/24(火) 16:42:30 ID:YyzsVzlF

WRP-α1 Mark2(プリ&パワー)の保有者の私がやってきましたよ。
なんか質問あります?


15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/01/24(火) 23:30:27 ID:u+88x3J6
>>9
何のスピーカー使ってる?
30Wのアンプで力不足にならない?
プリは必要?


21 名前:9 :2006/01/25(水) 10:40:56 ID:9sfnKQJ1
>>15
スピーカーはマラプロの NM-01 とパストラルシンフォニーのAP103です。
何れも能率的には慣らしやすいスピーカーなので 30w でもパワー不足を感じたことはありません。

プリが必要かの件ですが、WR パワーアンプ単体でもノイズが少ないウェストリバーアンプの音は楽しめると思いますが、WR プリを導入すればノイズ感がさらに激減して音に深みが出るので、間違いなく導入するべきですね。
プリ無しでは多少つまらない音に聞こえると思います。


22 名前:14 :2006/01/25(水) 11:12:56 ID:EL0Mnaix
>WRパワーアンプ単体でもノイズが少ない・・・
とありますが、プリメインとしても使えるのですか?


23 名前:9 :2006/01/25(水) 15:34:05 ID:9sfnKQJ1
>>22
ボリュームもあるのでプリメインとしても使用は可能です。
確か RCA 入力が3系統だったかな?
入力がセレクタで切り替え可能ですので、最初にパワーアンプだけ購入してのちにプリを買うのが良いと思いますが、パワーアンプのみだと実力の半分程度しかWRアンプの良さが出ないと思います。
予算が少ないなら WRプリメインも選択枝に入れてみてはどうでしょう?

35 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/02/10(金) 14:32:57 ID:AzW+qnQ4

山水アンプが正常進化した音がウェストリバー。
そんな感じの音です。

37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/02/11(土) 12:06:13 ID:2WVc7ZyZ
>>35
おいおい、スゲー耳してるな?オーディオ止めたら?
ちなみに漏れは山水のパワーと直截聞き比べた事がある。
山水は川西に比べ作為的な音作り(特に低域)をしていて音色が濃い。
そして音に躍動感がある。作られた音だという事が分かっても漏れは山水を取る。
聞いていて楽しいのは山水だったからね。踊らない音は川西。
http://hifi.denpark.net/1138024363.html

530 平野紘一さん(マスターズ代表) Thu Nov 16 11:38:27 JST 2006

エンジョイオーディオ!その行く道は!?

 WRアンプの製作・販売を始めて、数年経った。
おかげ様でその製作台数は3桁になっている。
わたしのようにオーディオ黎明期から、繁忙期にオーディオで飯を食ってきた者には現状及び近未来が楽しみであり、心配である。

 長年、オーディオ業界にいるので(1965年から)、内外からいろいろ情報が入ってくる。 
皆さんの参考になるかどうか分からないが、ここに書いてみることにする。 

 まず、アメリカではオーディオ、とりわけ、ハイエンド・オーディオは非常にシュリンクしてしまっている。
振りかぶって言うと、共和党の金持ち優遇によって、金持ちしか、ハイエンド・オーディオを買えなくなったからである。
従って、アメリカのハイエンド・コンポは非常に高額である。
また、アメリカのオーディオメーカーの設立・廃業・転売が著しい。

 あの、有名なオーディオ誌”ステレオファイル”もあまり、みるべきものが無くなってきた。
マッキントッシュはクラリオンに支えられてきたのは故存知の方も多いと思うが、クラリオンが傾いてきて、マッキントッシュはリップルウッドの傘下に入ることになった。今後、どのような方向になるのか?

今年、創業60年になるJBLの新商品開発のエネルギーは素晴らしい。
 アメリカの友人に聞くと、JBLをアメリカの東海岸ではあまり見かけないと言う。
JBLを率いるハーマンさんはユダヤ人だけにクレバーであるから、JBLをうまく導いていくと思う。そうなると、JBLの商売はアジア、それも、日本、中国、台湾、それに韓国あたりのオーディオファイルの方々が買うのではなかろうか?
特に、最近の中国の富裕層の購買意欲がすごいらしい。
 金持ちではないオーディオ好きのアメリカ人は AVレシーバーを買って、スピーカーを自分できれいにセットして、SPケーブルは壁に入れてきれいに処理するらしい。
重点はやはりVであり、それからがAであると言う。
AVレシーバーは日本勢(DENON、パイオニア、ケンウッド、ヤマハなどなど)が強いと言う。
 ハイエンドオーディオではなかなか日本勢はむずかしそうである。
まず、スピーカーではサウンドバランスの点で、イエローがやったのは認めたがらないようだ。
スピーカーユニットでは日本の技術は世界一であったのだから、サウンドバランスは早く、彼等に任せれば良かったのだ。近年、パイオニアがそのようなシステムを取り入れて、かなり良いサウンドバランスになったと言う。
(つい、最近、CEATECでパイオニアのこの種のSPシステムは聴いた。かなり、聴かせる!)

 アンプでは、近年デジタルアンプが登場しているが、高周波を取り扱うので、もう、普通のオーディオメーカーでは他におえないところまできている。
すなわち、デバイスはIC製造ノウハウが必要だし、プリント基板は多層構造が必要である。こうなると、初期投資が大変で数が出る平面TV、5.1chサラウンド、カーオーディオ用アンプ、それこそipodのようなアイテムにデジタルアンプは皆さんの気がつかない分野にどんどん採用されている。
最近のTV、音質が違うとは、皆さん気がつかないかな?

 アメリカのハイエンド・オーディオは一握りのお金持ちが買えるものになってしまったから、日本での価格は¥100万を超えるものが多くなったのはそのせいでもある。
 それでは、ヨーロッパはどうかと言うと、まだ、かなり、健全である。
まだまだ、SACDはこれからだし、アナログレコードも健在で、アナログレコードプレーヤー、フォノアンプ、カートリッジなどもある。スピーカーが苦手だったドイツからエラックのような小型でありながら、優れた音質のSPが出てきたし、B&Wに至っては技術的にも、サウンドバランス的にも非常に評価が高い。アメリカでもB&Wはアメリカ勢を圧倒していると言う。
 価格も特に金持ちでなくとも、買えるようなリーゾナブルな製品が多い。
残念なのは、BBC出身のSPブランドに元気がややないことだ。BBC出身のエンジニアから、後継者への橋渡しが難しいのかも知れない。

 さて、日本の現状はどう見たらよいであろうか?
特にアンプに絞ると、アキュフェーズ、DENON、マランツ、LUXとブランドも限られてきた。そして、真空管アンプは中国製も多くなってきた。
そして、オークションを眺めると、懐かしいアンプが沢山、売りに出ている。
どう、考えたらよいのだろうか?
 
 医学的には聴覚・味覚は発生学的に皮膚感覚の一部である。そして、オーディオはエンジョイするものである。そこから、WRアンプのような、NFBアンプの問題点を解決したアンプもあるし、ノンNFB真空管アンプもあるし、小型・高効率(言わばオーディオのファーストフード)のデジタルアンプもある。
それぞれの主張があり、これぞオーディオは面白いと思う。

 最後に話が少しそれるが、NFBの発明者ハロルド・ステファン・ブラック氏に生前お会いしたS社のTS氏の話によると、NFBはMASTER &SLAVE システムであると言う。誤解されそうであるが、悪い意味ではないことを次回書かせていただこうと思っている。
 
 ”皆さん、一度きりの人生!楽しんでください。それには、広告も充分ではなく、地道にやっているところも尋ねてみると、新しい発見、喜びを得ることありますよ!”
http://west.wramp.jp/datawr13.html


528 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Sun Nov 12 15:23:58 JST 2006

最近考えていること−WR アンプのキットは如何?

 真空管の根強い人気とクラフトの面白さからか、真空管アンプキットが流行っていると言う。
真空管の魅力は、ヒーターやフィラメントが赤く灯りムードがある事、そこそこの音が出る事、そして作り易い事などが挙げられる。

 日本のメーカーが真空管の製造を止めて久しいが、上記の理由からか未だに真空管の人気は衰えていないし、寧ろ拡大する気配さえ感じられる。私は日本のメーカーが真空管から撤退し始めた頃に、将来性を考え思い切って見切りをつけたので、もう真空管には微塵の未練もないが、一時は真空管のアンプで真剣にいい音を求めていた。

 最近、WR アンプがほぼ完成の領域に入って、自分の決断が間違っていなかったと思うし、真空管に拘っていたら、今現在得られている音質のグレードには、到底到達出来なかったと思う。
真空管とトランジスタの違いは煎じ詰めれば、後者の方にのみコンプリメンタリー素子があると言えるのではないかと思う。

 例えば、プッシュプルを構成する場合の事を考えてみると、真空管の場合は必ず位相反転回路が必要になるのに対して、コンプリメンタリー素子が使えるトランジスタでは、その基本性質から、位相反転回路を使わないでプッシュプルが構成できる。勿論、純コンはその代表的なものであるが、準コンもその恩恵に浴している。

 この事は真空管がどんなに逆立ちしても真似のできない技術的優位性である。
最近、銅シャーシの準コンアンプを発売してご好評を頂いたが、真空管でこれと似た様な事をしようとすると、多くの低内部抵抗の真空管を並列に接続した OTL アンプになるが、それでも、位相反転回路とそのドライブに関する大きな技術的問題を抱え、今回得られた音のレベルにすら到達できない場合が多いのである。

 これは一例であるが、真空管とトランジスタの違いを如実に示す縮図である。従って、真空管の場合は余り欲張らずにほどほどにして置くのが正解であろう。
即ち、裸の特性が良いと言う、逆にトランジスタには無い特長を生かした、シンプルな構成のアンプが生きる道であろう。
だから、クラフトに向いているし、アマチュアでもそこそこの物が出来上がる。

 ラジオ技術、MJ誌などの製作記事が殆ど真空管になってしまったのも、頷けることではあるのだが、それは裏を返せばやさしいトランジスタアンプの製作記事を書くライターが居なくなったと言う事でもあるのだ。

 トランジスタの欠点は素子の直線性が悪い事であるが、それ故に真空管のような無帰還シングルアンプは最も不得意とする分野である。音は出てもトランジスタラジオ並である。到底ハイエンドに耐える音は出ないだろう。トランジスタの直線性の悪さを補正するには、どうしても大掛かりな帰還技術が必要になる。

 しかし、これまでの帰還技術は少なくてもハイエンドオーディオでは本領を発揮できなかったと言ってもよいだろう。それは、真空管が第一線を退いてから、数え切れない程のソリッドステート式アンプがメーカー各社から発売されたが、その殆どは短い生命で終わってしまったし、それが原因となって多くのメーカーがオーディオからの撤退を余儀なくされた事は周知の事実である。

 それは帰還技術を 100%信じて真っ向勝負したメーカーの責任であり、もう少しハイエンドオーディオの観点に立って考えるべきであったろう。我田引水で申し訳ないが、私は帰還技術をオーディオにアプライする場合のマナーを心得ていたので、100%は信用していなかったのである。元来、帰還技術はハイエンドオーディオ用に考えられたものではないからである。

 帰還技術をハイエンドオーディオにアプライする適当な方法を独自に見つける事ができた私はラッキーだったと思う。それには普段からの幅広い経験が役に立ったと思う。オーディオが好きな割りには、アマチュア無線のような無線通信にも非常に興味を持ち、短波送信機も自作した事があるので、自然に高周波的センスが身に付いていたのである。

 それでオーディオを高周波的な見地から見直したのであるが、当時は誰も私の言う事を信用しなかったのである。しかし、それが功を奏して高帰還アンプに内包される負性抵抗の存在に気が付き、長い年月をかけて2つの特許NRL 回路に行き着いたのである。誰も信用しようとしなかった技術が今WRアンプとして花を咲かせ、WRアンプユーザーの方達に、それが正しかったと言う事を証明して頂いていると思っている。

 しかし、WR アンプは高価であり、誰にでもお求め頂ける価格ではない事も事実である。もう少し裾野を広げて、なるべく多くの方に気楽に WR アンプの音を楽しんで頂きたいと思うのだが、音を良くしたいと言う欲求と、価格を下げると言う事は相反するのでなかなか難しい。

 そこで製作を担当して頂いている平野紘一氏とも相談し、一つの方法としてクラフトブームでもあるので、WR アンプのキットを売り出したら良いのではないかと言う事になったのである。
平野氏の調査によれば、現在の日本には本格的なトランジスタアンプのキットは無いと言う事だし、オンリーワンを目指して是非実現したいと構想を練っている。

 何故、今現在トランジスタアンプのキットが無いかと言えば、技術的に面倒な事が多く、キットにし難い事と、上述の理由で簡単にいい音のアンプが出来ないからであろう。幸い WR アンプの NRL 回路を用いた高域補償は非常に安定なので、細かな調整が不要であるし、音質は太鼓判が押されている。キットの条件は満たしているのである。

 勿論、価格は少なくても銅シャーシ準コンアンプ並にして、普通の人が手の届く範囲に設定し、誰が作っても失敗の無いアンプにしたいと思っている。その為には基板は調整済みにして、機構部品をねじ止めし、必要な線材を半田付けすれば完成できるように考えている。間違いなく完成できれば、高音質の WR サウンドが聴けると言う寸法である。自分で作れば尚一層いい音に聴こえるだろう。

 日頃買いたいと思うけど手が出ないと諦めて居られる方は、是非 WR アンプのキットに期待して頂きたいと思う。準備万端整えて、来年の初めには何とか発売に漕ぎ着けたいと考えている。
クラフトに趣味のある方は勿論の事、少し半田付けくらいは出来ると言う方でも完成できるように、キットの構成をなるべくシンプルにしたいと計画している。WR アンプユーザーの方にも面白い遊びとして受け入れられたら最高である。

 真空管アンプキットは山ほど在るが、トランジスタアンプキットは希少価値だし、出来上がりの音はメーカー製高級アンプに引けを取らない自信がある。安易に真空管アンプに決めないで、是非、WRアンプのキット発売を待って欲しい。
http://west.wramp.jp/datawr13.html

529 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Wed Nov 15 18:52:00 JST 2006

ものの考え方−オーディオに対する考え方

 私はかなり純粋な理工系人間である。「正しいか正しくないか」を何時も考える。
生まれ付き親から受け継いだDNA のせいもあるし、若い頃経験した勉強のせいでもあるだろう。兎に角何かにぶつかった時は常に、それが優先されて頭に浮かぶ。

 難関な理工系大学を突破するには、その位の徹底した考えをもたないと、到底あの難しい数学の問題は解けないだろう。特に私のように能力に余裕の無いものはそうだ。冗長な考え方をしていれば、時間内に難問を解く事はできない。それを高校3年間と浪人生活で徹底的に鍛えられた。

 だから今の自分があるのだし、それを今更後悔もしていないが、明らかにその延長線上に私の人格が形成された事は確かだ。良く言えば常に正しい路を選ぼうとする善良な人間だし、悪く言えば融通の利かない堅物に映る。

 WR アンプもそうした「正しいか、間違っているか」と言う、長来にわたる自問自答の末に到達した結果であるので、それを大事にして得られた結果もそれを基盤に考えるようになる。

しかし、大学以来長い間の付き合いである平野紘一氏は私とは若干考え方が違う。

 勿論、彼も基本的には理工系人間であるが、彼はオーディオは食事と同じで味覚に通じるものがあると捉え「正しいか、正しくないか」より「美味いか、美味くないか」なのだと言う。だから、オーディオアンプに対する考え方も微妙に違う。

 私は WRアンプ一筋であるが、彼はもっとフレキシブルであり、真空管アンプもデジタルアンプも手がけていて、彼の頭の中でそれらは決して矛盾しない。
私にそれが出来ないのは、一つの原理に忠実であろうとする為に、それと融合しない理屈を受け入れられないからである。

 誤解を避ける為に言って置きたいが、私と平野氏の生き方がどちらが正しいか、等と言う低次元の比較をしているのでは決してないので、興味本位で読まないで欲しい。あくまで、事例として身近に居る平野氏の事を書かせて貰ったに過ぎない。

 だから、これは平野氏の悪口では決してなく、世の中にはいろいろな考え方がある、と言う事を示したかっただけである。このように、人間の考え方は人それぞれで、右から左までいろいろな考え方がある。その意味に置いて、私は最右翼かも知れない。少なくてもオーディオに関してはハト派ではないだろう。

 具体的な例を挙げよう。

私の研究に依れば、高帰還アンプの安定度を自動制御理論で決定してきた従来の設計法では、十分な安定度が確保できない為、音質に何らかの問題が出る可能性が大きいと私は考えている。

その根拠は、特許NRL 回路によって負性抵抗が無くなるまで補償を行うと、自動制御理論でよく使われる安定度の指標である位相余裕が、設計目標とされる値より遥かに大きくなるからである。
 こういう場合、従来の設計法による帰還アンプは理論的に不備があるから、得られた音は評価できないと私は考える。

一方で理屈は兎も角、出てきた音がその人にとって好ましい音だと感じれば、それはそれで良いとする考え方が明らかに存在する。どちらにもそれなりの言い分がある。

 私は帰還アンプが不安定になった場合に発生する音を極端に嫌うので、出来れば皆さんにもその音の洗礼を受けて欲しくないと考えている。

しかし、仮に不安定な音だとしても、それで低音が出ていると感じるなら、あるいはそれで歯切れが良いと思うなら、それも価値はあると考える人もいる。
 それがずっと続けば良いが、私はその錯覚は長くは続かないと思うし、人は必ず何時かは気が付くものであり、その時又新しい別の物を求めようとする。そして、また伝統的な帰還アンプか気分を変えて真空管アンプを新しく求めても、結局は同じ事の繰り返しになり、何時かは諦めて、オーディオを趣味から外す人が出てくる事になる。それが、過去の日本のオーディオの歴史ではなかったか。

 確かに、アンプの買い替えがあれば、アンプの売れ行きを確保できるメリットはあるが、それは製造側の言い分であって、買う側の論理ではない。
先日も書いたが、数年以上も前に WR アンプを買って頂いた方が未だに愛用されている現状は、ビジネス的には失敗かも知れないが、私はそれを間違っているとは考えない。ビジネスチャンスは買い替え需要に頼るのではなく、新規に開拓すべきだろう。WR アンプのキットはそれを目指している。

 このように歯に衣着せぬ発言も私の性格から来るもので、最近はこのような発言をする人は少なくなっている。それは社会から嫌われるからであろう。今の社会は目立つ者を許容しない。皆等しく幸せを望む。それが日本の民主主義なのだろう。そして誰も本心を言わなくなる。評論家もズバリ本音を言わなくなる。それが住み易い社会を造ったのだろうか。

 最近の虐め及び自殺、幼児虐待及び殺人、談合汚職、酒酔い運転などなどニュースで報じられる事は嫌な事ばかりである。しかし、これが日本の民主主義の現実だ。私は、もう少し識者がその専門の立場を生かした、攻撃を恐れない、自分の信じる本当の事を言うべきだと思うし、周りもそれを謙虚に聞くべきだと思う。皆一人前面して、人の話しに敬意を払わないのも最近の傾向だ。

 結局は、社会にしろオーディオにしろ、国民または消費者が何が正しいかを識別する目を養う事、そして言うべき時は正々堂々と発言するべきだと思う。そうでないと世の中は一向に良くならないだろう。

やはり、私には「正しいか、正しくないか」が人間の基本にあるべき事だと思えてならないのである。
http://west.wramp.jp/datawr13.html

43 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Thu May 13 17:59:03 JST 2004

私のアンプ理論は、最終的な結論まで学会で認められたわけではなく、寧ろ世の中からは冷たい目で見られて来ました。

 「オーディオアンプは可聴帯域を扱うのだから、高周波領域の問題が関与するわけがない」
というのが、当初の世の中の反応でした。
そして帰還アンプの設計と言えば、自動制御論が唯一の理論的よりどころだったのです。
そして、大メーカーを含む各アンプメーカーはそれをよりどころに、一体何種類の帰還アンプを発売してきたでしょうか?

 そこへ、

「制御理論だけでは不足であり、帰還アンプが必然的に内包する負性抵抗を考慮しなければ、正しく動作する帰還アンプは作り得ない」

と唱えたわけですから、社会の力関係から言っても、それが素直に認められるわけがなかったのです。

 それ以来、大学に席を置く研究者でありながら、学会での活動を打ち切り、特許取得に力を注ぎました。審査に異例の時間が掛かったりはしましたが、2つの特許が取得でき、小生の考えがお国から認められたのです。

 それに勇気付けられて、
「実際にアンプを作って第3者に聴いてもらう」、
「そして実際に聴いてくれた人の評価で自分の考えが正しいかどうかを判断しよう」
と思い、大学時代の友人、平野紘一氏にアンプの製造を依頼したのです。

 それが1998年の夏頃でした。
当初はα1のみの販売で、公的機関で唯一の理解者だったラジオ技術のサービス部を通じて販売を始めました。以来、少しづつですが WRアンプを理解してくれる方が増えてきたのです。

 正直言って、アンプの利益率は極小であり、特許料や無くなりつつあるトランジスタの購入費を考えると、決して楽な道ではありません。会社組織ならとっくに倒産しているでしょう。

人件費ゼロ、平野さんには手弁当、というような事で切り抜けています。

 それでも、これが自分の使命だと考えて、命ある限り頑張って行こうと思います。そして「WRアンプを買って良かった!」という人が1人でも多くなるように努力を重ねて行こうと考えています。

 どうか、アンプに疑問を感じた方は是非 WRアンプを試してみて下さい。
WRアンプはそういうあなたを決して裏切らないでしょう。
http://west.wramp.jp/datawr4.html


803 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Tue Dec 4 17:23:00 JST 2007
Tomさん、WRP-α100のお買い上げと試聴レポートありがとうございます。

 WRアンプが曲がりなりにも製品化されたのは1998年の秋でした。
折りしも三多摩の有力大学によって組織された、多摩起業家育成フォーラムが主催する「ベンチャー甲子園大会」が電通大で開催され、恩師の勧めもあって「WRアンプ」を引っ提げてエントリーしました。

 私が「NRL 回路」の理論的な発表を行い、別会場では平野紘一氏によって製作されたWRアンプ第1号が、ワーグナーの「タンホイザー序曲」などを奏でてデモを行っていました。

既に特許が成立していた事とその理論が実用化されていた強みから、幸いにも「大賞」を受賞する事ができ、楯と賞状を頂きました。

 その模様は読売新聞やテレビ朝日によって取材されていました。新聞にはその模様が写真入りで報道され、テレビでは翌年の1月30日に「ザ・スクープ」という鳥越俊太郎氏が司会する番組の中で「ベンチャーに賭ける男たち」と題して放映されました。新聞やテレビの影響力は凄いもので、全国から問い合わせが殺到しましたが、残念ながらまだビジネスに対する準備が全くなく、具体的な進展はありませんでした。

 最初にビジネスらしい事が始まったのは、私がよく執筆していた「ラジオ技術」の編集部とのタイアップで、現在の WRP-α1MK2 に相当するアンプを半完成キットとして、売り出した時に遡ります。

当時 18万円でした。機種はそのパワーアンプ1台のみで、今から考えるとWRアンプの本領は本当の意味では発揮されないスタートとなりました。

 当時は 30W もあれば十分だと考えていましたし、事実当時の8Ωスピーカーなら何とか鳴らす事ができていました。その後プリアンプWRC-α1 が開発され、次第にネット販売に移行して行きました。30W の時代はかなり長い間続いたと思います。世の中は次第にコーン紙を重くし、強力なマグネットを搭載したスピーカーが開発されて、小さなエンクロージャでも十分な低音が得られるようになって来ました。その結果スピーカーの能率は低くなり、アンプには高出力が求められてきたのです。

 そこで、WRP-αZERO なる 50W アンプが開発されたのです。
50W という値は近代的スピーカーを駆動する最低ラインのようで、私が使用している B&W の MATRIXシリーズは確か 50W 以上のアンプを使うように指定されていたと思います。WRアンプの50W は全段安定化電源駆動である為、普通の 50W アンプより駆動能力は高く、これで大方のスピーカーに対応できると思っていました。

 しかし、Tom さんが所有されているディナウディオを始めとした、ローインピーダンス化されたスピーカーが開発され始め、8Ω以下でのアンプ駆動問題が浮上してきました。実はこの話は今に始まった事ではなく、インフィニティの2Ω問題は既に存在していて、メーカーはその対処を済ませていたのですが、その解決に不可欠なパワートランジスタの並列接続による音の濁りを嫌って、WRではインフィニティは例外問題として考えていたのです。

 そんな折、Tom さんが昔憧れた YAMAHAの旧型スピーカーからディナウディオに乗り換えられたのです。そして、偶々Tom さん宅に納められたWRP-αZEROのプロテクションが、過敏に動作する問題にぶつかったのです。
これは後から分った事ですが、まさか個体問題であるとは夢にも思わなかったので、新たな高出力アンプが必要ではないかと思ってしまったのです。

 そんな折、Tom さんが1年前の秋の試聴会でお披露目した X-100(100Wアンプ)に注目されて、これを何とか都合つけて貰えないだろうか、と言われたのです。このアンプは確かに8Ωで 100W出るようにはなっていましたが、私の悪い癖でローインピーダンススピーカーへの対応は面倒な事もあって考えておりませんでしたので、パワートランジスタの並列接続もしていませんでした。

 即ち、ローインピーダンス(4Ω)スピーカーを接続すると、単純に考えて電流が2倍流れる事になります。この事はアンプ部分のパワートランジスタは勿論の事、安定化電源のパワートランジスタにも摘要される話です。
極端な場合はパワートランジスタがぶっ飛びます。
それが原因でスピーカーを破壊する事も考えられます。
非常にアンプ製作側からは厳しい条件になるのです。

 従って、このままX-100 をお渡しする事はできません。それから急遽、背に腹は代えられないので、パワートランジスタの並列接続工事を行い、業界で行われる厳しい4Ω連続負荷テストや激しい音楽をフルボリュームで再生して、放熱器の温度上昇が限度内に納まるかどうか等、種々の過酷なテストを繰り返し、これならばディナウディオに接続しても安全である、と評価できるように改造したのです。

 こうして完成した新生 X-100 と代替えの αZERO をもって、平野氏と共にTom さん邸を訪れた事は既にご報告した通りです。
今回もある意味厳しいTom さんのご要望があったからこそ、ローインピーダンス・スピーカーを駆動できる、WRアンプが完成できたのだと思っております。


 我が家のX-100 も、α100 がドック入りしている最中に、α100 の良さをフィードバックして出来る得る限り同じように改造しました。
かなり音質は近づいたと思っています。
B&W 805 MATRIX と組み合わせて聴いても、その改造の利点がよく分ります。
並列接続による音の濁りも殆ど気になりません。メーカー製によくあるパワー感はあるけど大味だ、という印象も全くありません。

 ゴールドムント等の海外製高級アンプもお聴きになっている Tom さんが α100 の良さを色々と書いて下さいました。
価格差から考えても、α100 は凄いハイC/P パワーアンプです。
そろそろ外国崇拝から脱却して、実質的にはより優れている α100 をお使いになって見ては如何でしょうか。
大切なのは、他人に対する見栄ではなく、自分自身が如何に満足して音楽を楽しむかどうかだと思うのですが。

 このように自信をもってお勧めできるのは、帰還アンプに不可避的に発生する負性抵抗を特許 NRL 回路で消失させているのは、世界広しと言えども多分 WRアンプだけだからです。
負性抵抗がアンプ内に包含されている限り、どんな超高額・高級アンプと言えども絶対いい音のアンプにはならない、

これが私のオーディオ上の信念であり、根拠もなくお勧めしている訳では決してないのです。
http://west.wramp.jp/datawr17.html


804 川西哲夫さん(WRアンプ開発・設計者) Thu Dec 6 18:38:59 JST 2007

ベストバイ・プリアンプのブロックダイアグラムについて

 先日HPにアップした、ベストバイ・プリアンプのブロック図について補足説明させて頂きます。
このブロックダイアグラムの特徴は

1.バランス入力された4つの独立した信号は、完全バランス増幅器及び4連音量調節VRを使って独立に処理されている事。

2.A1及びA2はオペアンプを使わずに、特許NRL回路を生かしたディスクリート回路で構成されている事。

3.アンバランス信号は、−6dBのA1増幅器でホット・コールドの両信号を可能な限り均質にバランス信号に変換している事。

4.A1とA2のゲイン配分を適当に設定し、バランスプリとしては10dB、
  アンバランスプリとしては4dBのゲインが得られるようにして、両立を図っている事。

5.RCAピン端子のバランス出力を利用して、2台のパワーアンプをブリッジ接続したりバイアンプ駆動したりできる事。

6.イコライザーをオプションする事により、LPの信号もバランス化する事が可能になり、アナログレコードをこれまでにないパフォーマンスで再生できる事。

7.100V用トランスを2つ直列に接続して使用する事により、電源部がセパレート型で安定化電源を採用しているフラグシップ機と、同等の高S/N比を得ている事。

以上のようになっています。項番毎に解説を加えさせて頂きます。

 1に関して: 昔のトランス結合のように一度アンバランス信号に変換し内部でアンバランス増幅してから、最後にバランス変換して出力すれば増幅器の数が半分で済むとか4連VRの必要がないなどのメリットがありますが、その変換の際に音質を損なう可能性があり、WR では完全バランス増幅方式を採用しています。

 2に関して: 増幅器に LF357 のようなICオペアンプを使って構成すれば、比較的簡単にこのブロック図を実現できますが、音質は月と鼈くらい違う結果になるでしょう。特に-6dBのゲインに設定するには、過度な帰還が必要になりオペアンプの動作上に大きな問題が生じてくることが考えられます。-6dBという特殊なゲインでも、何ら音質に問題を起こす事なく信号を増幅できるのは、特許 NRL 回路の大きな特長です。

 3に関して: 簡易にバランス信号化する事は可能でもホットとコールドの信号が均質でない場合には、真の意味でバランス信号にはならないので、バランス伝送の音質上のメリットは余りなく、最悪の場合は、余計なひずみ感が生じてくる危険性があります。A1は高域補償の問題も含めて、かなり神経を使って均質性を保つように設計・製作されています。

 その結果バランス出力を有するCDプレーヤーなどは必須ではなくなり、アンバランス出力しかないプレーヤーでも、バランス伝送の効果を大いに享受する事が可能です。私はこれまでアキュフェーズの高級 DAC(DC-91)を原則的に使って来ましたが、WRのアンバランス−バランス変換回路が完成してからは、TEAC DV-15でも十分なパフォーマンスが得られており、最近は、殆どアキュフェーズを使わなくなりました。

 この事をもう少し言えば、プレーヤーやDAC に入っているバランス増幅器の性能が完璧でない可能性もあり、場合によってはWRプリのアンバランス−バランス変換回路を使った方が結果的に音が良い場合が有り得る事になります。バランスとアンバランス両方の出力端子を有した機器の場合は、両者をWRプリの隣り合わせの入力端子に同時に接続して、瞬時切替によって音質の違いを見極める事も必要になると思います。

 4に関して: まだまだ世の中の趨勢はアンバランス伝送なので、アンバランスプリとしても使用可能なように、ゲイン配分を考えてあります。私の経験ではWRパワーアンプのゲインは 26dBと高いので、0dB のプリでもVRの位置を右に大きく回せば実用上使えない事はなく、事実かなり長い間0dB プリを愛用していた事があります。従って普段余り大きな音で聴く事がない方は 4dBのゲインが有れば、十分使えるものと思います。

 5に関して: ブリッジ接続には逆相の、バイアンプには同相の2つの信号が必要ですがこの為にバランス出力端子を使う事ができます。普通のパワーアンプの、左右の入力端子はRCA 端子ですからRCA ピン接続ケーブルを用いる必要がありますが、仮にパワーアンプの左右の入力端子がキャノンコネクタの2、3番に用意されているならば、バランス接続用のキャノンケーブルを用いてブリッジ接続が可能です。一部のWRバランス入力対応パワーアンプはそのように加工されています。
尚、バイアンプに使う場合は2つのアンプの位相が逆になりますから、どちらかのSP端子の極性を変えて位相を揃える必要があります。

 6に関して: WRのイコライザーはオーディオ誌の評価も高く定評がありますが、これをバランス化して、さらに高品質な音でアナログディスクを楽しむ事ができるようになります。

9月の試聴会で平野紘一氏がデモった音に多くの方が度肝を抜かれたのではないでしょうか。
アナログディスクからあのような凄いピアノの音が出るなんて、昔では考えられなかったでしょう。我々の常識を完全に覆したあの音は、昔作られたレコード盤から再生されたのです。カートリッジの性能もそんなに変っていないのですから、これはイコライザーを含む WRアンプの勝利だと言っても良いでしょう。LP再生に今後の楽しみを託す方には特にお勧めです。

 7に関して: 電磁及び静電シールドの施されていないトランスの漏洩磁束は、プリアンプに使うには余りに多く不用意に電源トランス内蔵型に使うとS/N 比が悪化し、音質を大きく損なう事があります。従って、WRのフラグシップ機は、安全を見込んでシールドを施した上に別筐体に収納しています。しかし、これはコスト高になる事は自明であり、ベストバイプリに採用する事はできませんでした。
そこでトランスの設計経験のある平野氏のアイデアで、100V 用トランスを 50V で使う事にしたのです。

 即ち、2個直列にして使うとトランスの漏洩磁束および唸りは激減するので、トランス内蔵型プリに使っても何ら問題がなくなるのです。

こうして、上記特長を生かしたプリアンプの製作に成功したのです。
平野氏の実測によれば、WRプリの残留ノイズはフラグシップ機で平均10μV であり、ベストバイプリでは平均15μV であったと報告されています。

 このように、WRのベストバイプリアンプは優れた回路構成と、スチコン、MALLORY のフィルムコン、ニッケミSME コンなどの優良部品を使用して、非常にハイ C/Pのプリに仕上がっています。
東山さんが掲示板で仰っているWRプリの効果を、気楽にお試し頂きたいと思います。10万円位でこれだけの機能及び性能を満載したプリは他にないでしょう。メーカー製パワーアンプ等と組み合わせても、それなりの効果があると言うご報告を別のユーザーの方から頂いています。

 今回掲載したブロック図はベストバイ型でしたが、フラグシップ機も電源部を除いて同じ構成になっています。αZERO などには当然フラグシップ機が良い訳ですが、ベストバイ型プリアンプと組み合わせてもランク違いで聴けないと言う事はなく、それなりに聴けることを確認してあります。

注) フラグシップ機のA2ゲインは6dBですが、ご希望により10dBに設定する事は可能です。
http://west.wramp.jp/datawr17.html


ウエストリバーのアンプを聞く 2014年12月28日

だいぶ昔余所で聞いたことがあるのだがよい印象を持っていたので借りてみた。
パワーは WRP-ΔZERO(50W)、プリは WRC-α1/FBAL である。
推奨バランスケーブル、スピーカーケーブルも付けて頂いた。
結論から言えば 802SD を駆動できなかった。
低域の量が少なく抑えた表現になっていた。伸びやかさが不足している。

中高域が立った音が好きな人からすればナローに聞こえるだろう。
しかし、音の動きは良くわかるし、奥にきれいに広がる。定位も安定している。
音が整理された感じだ。この中高域で好き嫌いが分かれると思う。
ちょっとゴソゴソした雰囲気があり、S/N が悪い感じはある。
適切なスピーカーを用いて試聴すればだいぶ印象も変わるでしょう。
うちはパワーがある意味ちょんまげ純正のクラッセだったから相手が悪かったかもしれない。
余所で聞いて印象が良くても自宅に入れると印象が変わるところが難しい。
http://otogawarui.seesaa.net/article/411354745.html


24. 中川隆[5250] koaQ7Jey 2016年12月03日 13:43:13 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5685]

イシノラボとウエストリバー以外では

真空管アンプで有名なサウンドパーツのプリアンプも超お買い得ですね:

サウンドパーツ ≪Love Five≫ プリアンプ

ハイ入力専用ライン・プリアンプ
・RK50ボリューム搭載/XLRバランス入力付き 税込238000円
・バランス入力なし⇒税込223000円
・ノーマル・ボリューム付き⇒税込187000円

高級アンプでも採用を躊躇する最高級ボリューム≪アルプスRK50≫を採用
出力部はたった1段
特注スーパーパーマロイ製出力トランスとの組み合わせで15Hz〜40kHzをほぼフラット

創業から30年余プリアンプ・イコライザーアンプを600台以上製作し、ここ数年は特に受注量が増え続けています
http://www.soundparts.server-shared.com/


サウンドパ−ツ
http://www.soundbox.co.jp/soundp.html
http://www.soundparts.server-shared.com/index.html

あまり古い話から始めても意味が無いので15年くらい前から。PRIMARE 928というアンプをご存じだろうか。

これは、PRIMARE 設立の第一弾として928シリーズとして販売されたプリアンプである(写真左下)。

http://omsound.exblog.jp/iv/detail/?s=15329300&i=201205%2F17%2F79%2Fa0277279_12545796.jpg

おおよそアンプらしからぬ素晴らしいデザインと、抵抗式アッテネーターの重厚な感触のボリュームはまさに持つ喜びを与えてくれるアンプであった。B & O の技術者のアドバイスを受け製作されたこのプリアンプは、色付けの無いとても精緻な音がした。これ以上何を求めようかとと思っていた。

ところがである!
人は、「知らなければ良かった」と思うことがしばしばある。まさにそれである。
現在まで約10年使い続けているのがこの PRIMARE 928 の牙城を崩したサウンドパーツの「LIVE5」(写真下)である。

http://omsound.exblog.jp/iv/detail/?s=15329300&i=201205%2F17%2F79%2Fa0277279_12532712.jpg
http://omsound.exblog.jp/iv/detail/?s=15338905&i=201205%2F18%2F79%2Fa0277279_13155182.jpg

オーディオファイルがやれ高音だの低音だのと講釈を述べるが(私も)、そんなことはどこ吹く風。そこには、ただ自然な音楽が存在するのみであった。
その帰り、奥さんと相談の上即購入を決めてしまった。待つこと1週間(完全受注生産のため)、ぴたりとおさまった外観はお世辞にも良いデザインとは言えず何ともさびしい限りだが、出てきた音は。。。

なんと芳醇な良い音だぁ・・・・。

初めはエコーでもかかっているかと思ってしまった。
それほど PRIMARE 928 は微細な音が出ていなかったのだった。

これは PRIMARE 928 に限ったことではない。私はこれまで様々なアンプをオーディオ店に足を運び聞いてきたが、こんな経験は初めてであった。これ以来わたしは LIVE5 を超えるものに出会っていない。

このアンプは、サウンドパーツオリジナルの回路で構成されていて、過去の回路の焼き直しではない。ここが重要である。

現代の真空管アンプは、そのほとんどが過去の回路の焼き直しである。
さらに重要なトランスがある。このトランスが素晴らしい。
その当時、日本に数人と言われた技術者による完全手巻きのものだ。
さらに、このプリにはフォノイコライザーも付いている。実はこれがこのプリの一番の要なのであった。
http://omsound.exblog.jp/15329300/


このサウンドパーツ製プリ LIVE5 に使用されている出力トランスは5Hz〜50000Hzまでフラットな極めて優秀なトランスである。通常トランスは奇数次歪率を嫌ってカットするが、これはカットしていないらしい。なぜなら、自然界には存在するから。もちろんこれによって耳につくようなことは無い。これを手巻きによって作っているのである。当時、御歳80歳を超える賢人である。あれから10年近くたっているのでご健在かどうか心配である。
さらにもう一つ、極めて優秀なフォノイコライザーを内蔵しているのである。

もちろんMCトランスも内蔵している。パーマロイコア78%の1インチタイプのもので、メーカー品ならこれだけで数十万円はするだろう。

さらに、驚くなかれこのクオリティーのインダクターを使用した LCR型なのである。

メーカー品なら数百万円もするコニサーのアンプくらいしか知らない。
市販品の多くのCR型プリなら数個の抵抗で済むところを、数万円の原価がかかるコイルを、ステレオで4個も使用しているのである。

さらにコンデンサーはデンマークのJENSEN(ヤンセン)製の銅箔/オイルコンデンサーをふんだんに使用している。なんと贅沢な。。。

このフォノイコライザーから紡ぎだされるアナログ音楽は言いようもなく自然で、奥行き、広がりが石のアンプとは比べようがありません。

ここもPRIMARE 928のヘッドアンプを使用した音とは雲泥の差でした。
ということで、プリもスピーカーに続きこれを超えるものが見当たらないので、現在落ち着いています。
http://omsound.exblog.jp/15338905/

私の使用しているフォノイコライザーはサウンドパーツ製プリアンプ LIVE5 に内蔵されている。下記画像は以前プリアンプ2でも紹介したLIVE5の内部である。

http://omsound.exblog.jp/iv/detail/?s=17980826&i=201306%2F22%2F79%2Fa0277279_11382130.jpg

 白ラインで囲まれた部分、上部4本の真空管(茶色の真空管ラジエターが付いている)と、左に見える4つの銀色円筒形と、その右上の2つの円筒形部分がフォノイコライザー部分である。回路はLCR型である。
 ここでLCR型の説明をば・・・。

一般的に市販のフォノイコライザーはNF型もしくはCR型である。中でもNF型がほとんどで、おそらく99%以上であろう。NF型とはNFつまり、ネガティブフィードバックのことで、パワーアンプで言われるNFBのことである。つまり、よく言われる通り、ノイズが出にくく、容易にカーブ特性が出せるなどの如何にも市販に向いた回路なのである。しかし、私はどうしてもネガティブフィードバックが掛ったものは綺麗な音になりすぎるきらいがありやはり好きになれない。
 ではCR型はというと、C(コンデンサ)とR(抵抗)でカーブ特性を作る非常にシンプルな回路である。非常にシンプルゆえ使う部品のクオリティがとても重要になってくるのである。つまり、部品の選別が肝である。NF型とは違い電気信号が一度しか通らないので各パーツ選びが重要なのである。一般的に自作派やガレージメーカーの製品に多く見られる回路である。私としてはNF型より好きである。
 さて、最後にLCR型であるが、LCR型はCR型にプラスしてコイルを使用する回路である。LCR型は定インピーダンス回路となるためノイズにとって有利となり最も自然な増幅を可能とする。では、なぜメーカーはLCR型を採用しないのか。理由は簡単である。製造コストに難があるのである。

1.イコライザーの前後段増幅において非常に小レベルなノズの増幅器が必要となる。
2.L素子(インダクター)のクオリティが重要となる。
3.電磁シールドが必要となる。

特に、良いインダクターを作れるところが無いのである。

まあ、全体がNF型やCR型に比べコストが掛るうえに技術(ノウハウ)が必要となってくるので、頭が良いだけでは出来ないのである。

私が知る限るで、一般市販品でこのLCR型を採用しているものがあるのはコニサーだけだ。

コニサー製品のすべてが採用しているかは定かでないが、LCR型を採用している型番は失念した。たしか数100万円はした。しかし、コニサーは確か半導体とハイブリッドだったと思う。

コニサーに関してはネットでも情報が極めて少ないので、聞いたことがあるオーディオファイルもすくないに違い無い。私は聞いたことがあるが、確かに良い音だった記憶がある。しかし、いかんせん価格が高すぎるのである。その試聴時は、アンプとフォノイコライザーだけで1千万円を軽〜く超えていた。これでは、頭の片隅にも置けない。

 私の使用しているフォノイコライザーはプリアンプ部と含めて40万円である。

一般的なハイエンドフォノイコライザーとしてはプリも含まれるので破格の値段だ。
しかし、単純に値段で判断しないでもらいたい。職人の技(わざ)は値段だけでは判断できないものである。

聞いて、耳で判断してもらいたい。
数100万円のフォノイコライザーが霞むであろう。

私はFMアコースティックの「FM222MKII」400万円弱のものと比較したが、気配の再現性でこのLIVE5に軍配を上げた。

これは衝撃としか言いようが無い。しかしこれが、会社と屋号の違いである。
職人の技なのである。これは作品である。

 本当に良いものは大量生産できない。改めて感じるLCR型フォノイコライザーの驚異である。
http://omsound.exblog.jp/17980826/


プリアンプ 3 “ボリューム”

 プリアンプとは音量を調整するアンプである。まさか、プリアンプのボリュームを最大にして、CDプレーヤーのデジタルボリュームで音量調整している方はいるまい。
もしかしているのだろうか・・・。はっきり言ってこれはやめた方が良い。
入力の微小信号をカットするというのは極めて非効率的で、音質劣化は免れない。この話は後日ということにして、今日はプリアンプのボリュームについて。

 プリアンプのボリュームは以前書いたとおり、そのほとんどが Aカーブの可変抵抗を利用している。中にはデジタルアンプのデジタルボリュームや、抵抗式アッテネーター、巻き線型トランスによるボリュームが付いている機器もある。

ここでは一般的な150度開度のAカーブボリュームを使用しているプリアンプのお話。プリアンプを見るとき、ボリュームはかなり重要である。なぜなら、私達が音楽を聴くとき、そのほとんどの音がボリュームによって失われているからである。

例えば100KΩのボリュームの場合、時計の針12時の位置でアンプ出力の15〜25%程度の抵抗値、残り85〜75KΩのボリュームを通ることになる。言ってみれば、85〜75%がボリュームによって失われているのだ。

いかにここの部分が大事かお分かりかと思う。
だから、抵抗式アッテネーターを作る場合、良い抵抗を奢るのはこのためである。川上に当たるCDプレーヤーやBDプレーヤー、TVなどいくら高価なものを揃えても、このボリュームがプアならすべて良い音が失われることになる。
100万円のCDプレーヤーを購入するなら、良いボリュームを入れた方が良いのである。

私が使用しているサウンドパーツ製プリアンプ“LIVE5”はアルプス製の RK-50 を使用している。

http://omsound.exblog.jp/iv/detail/?s=15842087&i=201207%2F25%2F79%2Fa0277279_14264422.jpg

(写真右のもの)真鍮の削り出しによる精密加工だ。直径は50mm、厚みは40mm近くある。価格は1個36,750円もする。ボリュームだけの値段である。
このボリュームは適度なトルクと、回した時の感触が何とも言えない高級感がある。もちろん高級なのは感触だけでは無い。これを使用したことによる音質の差となって表れる。まさしくベールを取ったようなクリアさと、聴感上のSN比の向上である。音の前後左右、上下の広がりに差が出る。

写真左側のボリュームはアルプスのミニデテントボリュームだ、これは左右のバランスに用いている。音楽信号では無いので、ここではこれで十分である。
価格は1,000円程度だ。もし、出来ることならご自分のアンプをちょっと覗いてみてほしい。どの程度のボリュームを使用しているかで、そのアンプの真価が分かるものである。
http://omsound.exblog.jp/15842087/

3) サウンドパーツ _ 廉価なのに超高性能で色付けのない模範的プリアンプだけど…

2012/03/13 GRF邸の巻
http://wankata.cocolog-nifty.com/music/2012/03/grf-93e4.html

先週の土曜午後、GRF邸を再び訪問する機会に恵まれました。
実は GRFさんは、常用にされているエアータイト製のプリアンプ ATC-2 に代わる新型プリ、サウンドパーツ製の“Basic Line”ラインアンプを導入されていて、なかなか高評価でしたので、これを聴かせていただくことにしていたのです。


AIRTIGHT ラインコントロール・アンプ ATC-2
希望小売価格 \518,400 (税込)
http://tannoy.exblog.jp/17279708/
http://www.airtight-am.net/products/atc2.html

そこにご友人のOさんが、是枝さんのパワーアンプに相性が良い、同じ是枝さん製作のプリアンプを持ち込まれて比較試聴しようという話になったのです。
Oさんが来られる前は ATC-2 と新型アンプを繋ぎ替えて聴いてみたのですが、小生にとって新型アンプの音は純粋過ぎて音楽に魂が宿らないように感じました。
モニター使用には変に色付けがない方が好ましいでしょうが、どうも小生には古き良き時代の音が性に合っているようです。
エアータイト製のアンプの色付けは小生にとっては心地よいものだと感じました。

(3月14日追記)
ここでOさんが持ち込まれた是枝さんのプリアンプに繋ぎ変えました。
外部電源ユニットは Oさん自作なのですが、最終調整は是枝さんにお願いされたとのことで、是枝さんのパワーアンプとの組み合わせはいかような音楽を聴かせてくれるのか?というのがポイントでした。

結論から言いますと、この特注プリの性能は、明らかに数十年前から稼動しているエアータイトの音を凌駕しているように感じました。
メーカーが揃っているからじゃないかと思われるかもしれませんし、確かにそうかも知れません。

小生にとってはサウンドパーツの無味無臭の音よりも魂のこもったエアータイトの方が好みということを割り引いて考えても、この是枝アンプの組み合わせは、正にこのユニコーンで音楽を奏でるにはベストの組み合わせではないかと思いました。
http://wankata.cocolog-nifty.com/music/2012/03/grf-93e4.html

デーンちゃん Audio Phile-webコミュニティ
バンザーイ \(≧∇≦)/\(≧∇≦)/\(≧∇≦)/\(≧∇≦)/ キャァ♪ 2012年04月27日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2633/20120427/30487/

ついに、ついに、ついに・・・
届きましたー!!!♪ ヘ(゚∇^ヘ)(ノ^∇゚)ノ ヘ(^∇゚ヘ)(ノ゚∇^)ノ ♪

サウンドパーツさんのプリアンプ、Basic Lineです。

必要な機能だけでいいのでパーツに良いもの奢ったプリアンプをずーっと探してまして・・・

KBLの情感に訴えかけるような濃〜いのもアリだとは思いますし、ジャズや特に女性ヴォーカは艶やかでエロくて絶品です。

でもねぇ・・・なんか自分は違うなぁと、ずーっと思ってて溜めてまして・・・

今回タイミング良くお店の30周年記念企画でアホみたいに(すみません(笑))安く提供されてたので、ドキドキしながらお願いしたのが2ヶ月前・・・

やっと届いたそのアンプは・・・・


どこが○○円やねん!

http://community.phileweb.com/images/entry/304/30487/1L.jpg?1335530768
http://community.phileweb.com/images/entry/304/30487/2L.jpg?1335530768
http://community.phileweb.com/images/entry/304/30487/3L.jpg?1335530768

シャンパンゴールドのつや消しアルミヘアライン筐体、ヴォリュームはアルプスの超高級 RK50 でぬめーっとした質感でかつての NEC の銘プリ A-10 の様なツマミ、天板を開ければでっかくしっかりしたトランスに徹底した手配線、端子も手抜きは無くとても○○円とは思えない質感、ホントにこんな値段で良いんでしょうか・・・?

もう・・・・


チョーかっちょイイ!!!♪ o(>▽<*)(*>▽<)o ♪(アタシ的には)


レス一覧


いいものを見つけられたようですね! 素晴らしい! 
僕もプリを探しているところなのでとても羨ましいです。
某セッティングで有名な方が使われているようです。
その記事を発見した当時、僕もポチリたくて堪らなかったのですが、流石にそのとき安直にポチるわけにはいかず(-_-;)
一時だけ、本当に安い値段ででていましたから、まさにラッキーチャンスでしたね。
by2Hくん at2012-04-27 22:06


望んでいた機能全て搭載したシンプルプリアンプです。
そうです、例のブログ『GRFのある部屋』で一目惚れして安直に(笑)逝ってしまいました(爆)
手に取ってみるとあの値段はありえないですよ。
そして、いや〜やっぱりすごいですよこれ。
何がすごいかって・・・
レビューはもうちょっとお待ちください(笑)
byデーンちゃん at2012-04-28 23:53


真空管アンプのガレージメーカーで30年も生き残るって事はそれなりの技術があって、かつファンも支え続けたからだと思います。
しかも HPであれだけ独自性を謳っていて、ブログで紹介されたSP平行セッティングのGRFのある部屋さんが発注&ショップオーナーと共同改良されたとあれば変なものではないはず・・・と思いまして・・・
byデーンちゃん at2012-04-29 00:12


いやほんとに言っては悪いですが、ガレージメーカーって箱にお金かけられないから無骨だったり安っぽかったりイメージ悪かったのですが、チョーかっこいいです。
音の方も凄いんです。
何が凄いかというと・・・

すみません、いろいろ実験してみてからレビューしたいと思いますのでしばしお待ちください(笑)
byデーンちゃん at2012-04-29 06:18
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2633/20120427/30487/

経過報告です 2012年05月07日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2633/20120507/30694/

導入したプリアンプ、めっちゃええです(≧∇≦)o
お店の人の言うように鮮度抜群、情報量UPで非常に生々しく自然です。
望んでいた透明感、上も下も伸びやかで気持ち良いです。
そして期待していたcelloとのコンビは果たして・・・

ぶぉ〜〜〜ん!!!ぶぉ〜〜〜ん!!!(」゜□゜)」


思わず大笑い!

倍音が全部聴こえるというか、部屋中ものすごい響きがあふれかえって・・・
低域出過ぎ、響き過ぎ、もこもこ(・へ・;;)うーむ・・・・
KBLとのコンビではちゃんベースがぶるんっ!って締まって響いてたのに・・・
よく言われる石プリと真空管パワーは良いけど逆は難しい、となってしまいました(|||_|||)ガビーン
思うにプリが色付けがなく他の機器やアクセの色付けに過敏なのではないかと。
実際電ケー替えるとかなりケーブルやプラグの音が乗ってくるのがわかりやすくなります。
そして相性なんでしょうね。
試しにラステームのデジアンに繋いだら嘘のように低域締まって普通に聴こえます。
まぁもちろん楽しい音ではないですが。
そして遅れて試聴用のエントリークラスのパワーアンプが届きました。

http://community.phileweb.com/images/entry/306/30694/1L.jpg?1336383627


純正コンビですから相性が悪いはずはなく、今までの石コンビの生々しさとは全然違って、何と自然で滑らかでかつ生々しいことか!
ベクトルが全然違う感じです。
別に石アンプを否定するつもりはないですし、今までのもこれはこれでありだとは思います。
比較すると今までの石コンビは積極的に音作りをしている、今回の真空管コンビは入ってる音そのまま出す、と言う感じでしょうか?
あとは好みなんでしょうね。
チェロの音作りは心掴まれて添い遂げようと思ってたのですが・・・
ちょっとこれではまとめられない感じなので・・・泣く泣くお嫁に出すことになりました。
これでチェロコンビの夢は宝くじでも当たらない限り儚く消えてしまいました・・・(ρ_;)

まぁ古い海外ハイエンドだと将来メンテに不安ですし、実を言うと破壊王様2号が誕生することになりまして・・・(6 ̄  ̄)ポリポリ
国産のちゃんと作り込んであって、コスパも良く、メンテもしっかり対応できるところのを探してたんです。
そこでかのブログで紹介されてたので、ピンときまして今回のテコ入れになったと言う訳です。
先日聴かせていただいたサトリアンプの方が生々しさと言う点ではある意味上かもしれませんが、アタシ緊張してドキドキしちゃうんです。
サウンドパーツさんのは生々しいけど緊張感が無くすーっと沁み入る感じで自然なんです。
あくまで私見ですが。
それとやはり低域が締まってるんですけど不思議に柔らかくて(表現が難しくて違ってたらごめんなさい)何か物足らないんです。
まぁサトリはお店での試聴だけですし、今回のはパワーがエントリーなので単純に比較はできないのはご了承ください。

というわけで、早々に発注することになりまして、来月あたまにはアンプ揃いそうです。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2633/20120507/30694/

加減・・・じゃない? 2013年10月08日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2633/20131008/39484/

先日の和室のユニコーンさんの訪問、もちろんユニコーンや平行法のT4をお聴かせいただくのが一番の目的だったのですが、実はもう一つ確認したいことがあったんです。
前からどうしようか悩んでいたのがプリアンプ。

これはサウンドパーツさんが創業30周年を記念してコンパクトなBasicプリを採算度外視で非常にお安く提供されていたものです。
もちろんあの値段ではありえない性能で、倍以上の値段してもおかしくないシロモノです。
色付けなく鮮度高く情報をそのままパワーアンプに送るという感じです。
当時課題にしていた透明感と高域の伸びやかさをクリアしてくれて、非常に満足していたんです。
ただ人間って・・・ねぇ?(笑)

このままの傾向で変な色付けなく、もう一歩踏み込んだ表現力が欲しくなってきました(^。^;)。
だから今さら他のメーカーのプリアンプを考えるつもりはなかったんです。
と、和室のユニコーンさんはこれの上(お店のオリジナルプリアンプは現在1機種しかありません)のプリ・Love Fiveをお持ちで、ユニコーンの部屋でご使用なさっています。
しかも左右セパレート&クロス、アッテネータ等細部を改造して特注されているとのこと。
そして先日の訪問・・・

完全にノックアウト!(°□°;)

もうあれは送り出しやユニコーン、是枝さんアンプだけではなく、プリの表現力の違いも大きいと確信。
回路的にはそれほど違いはないそうなので、一番大きいのはやはりトランスではないかと?
和室のユニコーンさんもBasicを所有されていたこともあるのでそう仰ってました。
アタシはどちらかというとデザイン的には高級感はないけどコンパクトな今の形の方が好み。
買い替えるお金も気もないので、トランス交換って可能か聞いてみたらできますとのこと。
しかも見積もりは今のトランス下取りで部品代と交換工賃だけで儲け無し。
いつもながら良いんでしょうか?(-ω-;)ウーン
そして昨日届いたので聴いてみました。


どっひゃー!!!オォォーーー!! w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w オォォーーー!!

これですこれっ、これが欲しかったんです!
低域の沈み込み、厚み、なめらかさ、途中で消えていたホールトーン・響きが長くなり、ものすごい音場感!
そしてニュアンスすごく細かくなり各楽器の表現力全然違います。
今まではなんだったんでしょ?
やはりプリの影響は(も)大きいです。
いや、当然ユニコーンの部屋にかなうはずはありませんよ。
ただあの傾向に少し近づいたことは確かです。
そして聴いていくとある点が浮き彫りに・・・

低域のレスポンス、スピードが全然違う(6 ̄  ̄)ポリポリ
まぁ元々ベートーヴェン・コンサート・グランド(T−3G)は低域が遅れ気味なのはわかってましたからしょうがないです。
あの全く遅れない低域は無理です。
あらためてユニコーンが凄いスピーカーだというのが確認できました。
買えませんけど・・・(笑)

ということで、わずか数諭吉でものすごくグレードアップしました。
これは足し算引き算ではなく二乗ではないかと?(≧∇≦)o

言い過ぎ?柱| ̄m ̄) ウププッ

あ〜早くSP位置調整したいよ〜



レス一覧

デーンちゃん、こんばんは

>色付けなく鮮度高く情報をそのまま
水谷さんの印象そのままに音も感じてられるのかと、ビックリしました。

私は駆け出しの営業マンだった頃、松本市にいました。サウンド・パーツさんはその当時確かお子さん達の健康の為と家族で安曇野に越してきたんです。
事務所の目の前に取引先があったので、それにかこつけてよく長居をしていました。

私が遭ったオーディオ人の中でも群を抜いてキレイ好きな人で、家の水回りに対するこだわりは建築中の現場まで見せてもらった思い出があります。
残念ながらアンプを使う機会は未だありませんが、あのお人柄ならばこんな音。と結びつく納得の音なのでしょうね。
それと、ボッタクリとは無縁の価格設定もそのままですね、清潔感一杯の値段です。

改装でグレードアップして良かったですね。
少しご無沙汰だったので、近況も知れてよかったです。
また、よろしくお願いします。

byLoge at2013-10-08 18:14


こんばんは

とっても良心的なお店さんですね>>サウンドパーツさん

プリは大切。 オクでも常に出物を観てるジャンルです。 ^^;

春になったらゆっくりSP位置の調整ですね。
イメージをふくらませておくと調整が早いかも?!

byKurashiki at2013-10-08 18:21


デーンちゃんさん、こんばんは。

いきなり「全開!」なレビュー、ありがとうございます(笑)
各機器全てが大事ですが、特にプリは変わりますね。
人物の外見は変わらないのにその中身だけが入れ替わって目の前にいるような錯覚を起こしたりとかします。
果たしてどのような音楽が奏でられているのか? 聴かせていただきたいものですね。

仕事の都合で遠出が難しいのが…(泣)

拙宅は入手を諦めていたあるモノが手に入ることになりました。
現状よりも良くなるかどうかは分かりませんが、これで行こうと思っています。
入手できない前提で考えていた代案にも魅力を感じてはいるのですけれどね。

byfuku at2013-10-08 22:36


Logeさん、こんばんは

そうですか、水谷さんとお顔見知りだったんですね。
実直で真摯な姿勢は製品からもうかがえます。
どうだ、という感じがなくて一種の仰る様な清潔感や清涼感を感じます。
和室のユニコーンさんがブログでご紹介されていて、こういう出会いとなりました。
大事に使っていきたいと思ってます。

byデーンちゃん at2013-10-08 22:38


Kurashikiさん、こんばんは

>プリは大切。オクでも常に出物を観てるジャンルです。^^;
いや、アタシも実はプリ大好きなので、買い替えないと言いつつ常にオク見てます(笑)
基本の形、方向性を決めるのはココが肝ですもの。
でも宝くじ当たって逝ってもcelloコンビぐらいかな?^_^
冬に雪避難で相方が実家に帰る時がチャンス、です(@ ̄ρ ̄@)

byデーンちゃん at2013-10-08 22:46


ストラさん、こんばんは

どちらかと言うと無味無臭系のアンプに、血が通って躍動感増して、音がすごく立体的になりました。
相方からも「今までのベスト更新だね」とお墨付きをいただいておりますm(_ _)m
できれば冬の間にSP位置まで最終調整したいです。
そうすれば春以降に来ていただいてもある程度お聴かせられると思います。

byデーンちゃん at2013-10-08 22:53


fukuさん、こんばんは

やはりプリは整える基地でした。
そして結局どれも大事だというオチになってしまいますね(笑)
CD聴きながら感動と同時に「ぶっ!」って何度も噴き出すぐらい「なんじゃこりゃぁ」状態です☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
fukuさんにも聴いていただいてダメ出しして欲しいです(@ ̄ρ ̄@)

>拙宅は入手を諦めていたあるモノが手に入ることになりました。
またまた面白いブツが降臨なのですね。
2Hくんさんが引越しされても、そちらは熱いですね(笑)
また四国ツアー組まないといけませんね。

byデーンちゃん at2013-10-08 23:11


デーンちゃんさん、こんばんは。

プリアンプのトランス交換で更に狙った方向へ行かれたようで良かったですね。
やはり微小な信号を扱うプリのクオリティはシステム全体にかなり影響を与えるんでしょうね。
良心的なメーカーさんのようで、応援したくなりますね。

ユニコーンの低域は遅れが感じられなくて速い印象でしたね。
それでいて量感も充分で・・・あの構造で不思議です。

byKYLYN(キリン) at2013-10-08 23:24


KYLYNさん、こんばんは

プリを何台も所有する人の気持ちはわかります。
わかりやすく変わりますからね。
アタシは無理、と言うかもうこれで十二分です。
安いのはありがたいのですが、もう少し儲けていただかないと潰れると困ります(笑)

ユニコーンは聴いて一瞬で思考を停止しました。
考えても謎が深まるだけですし、出るもんは出るんですよ(^.^)

byデーンちゃん at2013-10-08 23:42


あの和室のユニコーンさんの管球式プリは、そういうことだったのですね。こだわりの手作りのアンプだとは聞いていましたが。

フタをとってしまっているので中味が丸見えなのですが、なかはスカスカ(笑)。ラインアンプだけなのでほんとうになかはからっぽです。おそらく一段増幅で、入出力にトランスを使用した極めてシンプルなノンNFBアンプ。それが製作者の信条なのでしょうね。

それだけにトランスはすごく大事ですヨ。

トランスは、コア材やシールド材などの素材の吟味ばかりではなく、巻き線などの手間ヒマかけた作業も大事。お酒造りと同じです(爆)。

byベルウッド at2013-10-09 10:47


ベルウッドさん、こんにちは

仰る通りこれ以上簡単にできないぐらいシンプルなノンNFB1段増幅で、部品点数も少ないです。
これがあの鮮度や透明感に繋がっているのだと思います。
トランスもいろいろ探しまわって、今は引退した個人の技術者に一つ一つ磁束漏れ等計測しながら作ってもらってるみたいです。
以前のものと比べると圧倒的な差があります。
時間あったら作ってる現場を見に行きたいですね〜(笑)

byデーンちゃん at2013-10-09 12:36


デーンちゃん 出力トランスの交換ですね。一番効くところですね。私のは、無理言って、真空管も別けて左右別々にして貰っています。入力トランスもそれに伴い、二つですね。この辺りは、水谷さんは変わらぬと言っていますね。ここまでくるのに、何回も行き来しています。水谷さんに感謝しています。

byGRF at2013-10-13 18:35


和室のユニコーンさん、こんばんは

先日の訪問ではありがとうございました。
プリに手を入れられているのはブログを拝見して知ってましたが、どういった傾向なのかはやはり聴いてみないと、と思ってました。
出力トランス交換、効きましたね〜あの雄大な低域が出てきました。
例のオルガンも、鍵盤を押さえた時の風が少しこちらに届くようになりました。
もちろんユニコーンの様に「ぶわっ!」と強くはないですが(笑)
仰ってた無色透明なアンプに魂が宿った感じです。
来年にはパワーのドライバー球プレートチョークを検討しようと思いますが、新しい箱はもう買うことはないと思います。
じっくり育てていきたいと思います。
自分もそれほど若いわけではありませんし・・・(爆)

byデーンちゃん at2013-10-13 19:02
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2633/20131008/39484/

新パワーアンプ! 2015年08月21日
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4365/20150821/48525/

8月のとある日・・注文していたパワーアンプが我が家にやってきました。


サウンドパーツ LoveThree 
ステレオ構成パワーアンプ
完全バランスプッシュプル
ファインメット63VA出力トランス採用
ドライバ―専用プレートチョーク仕様
ウルトラリニア接続
使用真空管:E80CC×2本 E130L×4本(どちらもタングスラム)
出力:18W+18W?

・・・・なんとなくすごそうですw


プリアンプ LoveFive を導入した時の音は、特に中音域から低音域の情報量の増加など劇的な変化がありました。、
以前のプリアンプであるSPL-UHEでは、クラシックは良いのですが、ジャズのベースやドラムスの音に締りがなく不満がありましたが、LoveFiveの導入により改善がはかれました。
LoveFive+EAR861の奏でる音は優美で伸びやかで今までで最良の組み合わせと満足していましたが、LoveFiveと純正の組み合わせであるLoveThreeはどのような音を聴かせてくれるのかと期待してしまいます。


さっそく聴いてみました。

最初はまずジャズ、Art Pepperの[Art Pepper Meets The Rhythm Section]から”You'd Be So Nice To Come Home To”
[Art Pepper Meets The Rhythm Section]は私がはじめて購入したジャズのアルバムで、1957年の録音としては音質が良い名盤中の名盤です。
まず気づいたのが、LoveFive+EAR861と比較して中低音において情報量が増えた感じに聴こえ、アルトサックスは少し細身で硬質な感じですが伸びやかさがある印象。
現状においてはEAR861の方が全体を雰囲気よく再生するが、LoveThreeは高域がきつめで高音と中低音のバランスがとれていないように聴こえました。

次はジャズボーカル・・Laura Fygiの[Bewitched]から”It's Crazy”
これはいい感じ、ローラ・フィジーのハスキーなスモーキーボイスにノックアウトされました。

次はクラシック・・・
モーツァルト ”交響曲第39番 変ホ長調 K.543 Bruno Walter:Columbia Symphony Orchestra 1959年12月2日録音”
LoveFive+EAR861の時よりもヴァイオリンの音色がきつくでる気がします。中低音は情報量多くいい感じでした。

バッハ ”無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 BWV1006 Henryk Szeryng 1967年録音”
やはりヴァイオリンの高域の音色は硬質に出てしまいますが透明度はあり伸びやかさという点ではとてもいい感じです。


他にも色々と聴いてみましたが共通していえるのは、高域がきつく出るが透明度があり伸びやかなこと、中低音の情報量が増えた感じで今まで聴こえてこなかった音が聞こえてきたことでした。
まだエージングもしていない状態なのでこれからエージングが進んで少し高域が落ち着いてくることに期待です。


次回の日記→

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レス一覧

初めまして。パワーアンプの真空管の保護カバーを外されると、音が柔らかくなります。私は、プリの上蓋も外しています。こちらはもっと聴きます。音の抜けが良くなります。水谷さんのアンプは、安心して使えますね。タンノイとのマッチングはばっちりです。

byGRF at2015-08-22 02:09


GRFさんはじめまして。
レスありがとうございます。

まだただ繋いだだけなので色々調整をしなければと思ってます。教えていただいたパワーアンプ真空管の保護カバーとプリアンプの上蓋はさっそくはずして試してみたいと思います。
タンノイとのマッチングがばっちりだと言えるよう調整を頑張ります。

byバックロード at2015-08-22 21:20


バックロードさん、こんにちわ

RIRAです

すてきなアンプが届いたようですね〜
私にとっては不確定要素が多く、なんかすごそうと 興味津々です

保護カバーは、私も真空管アンプを買ったとき
何となくもったいなくて付けていました

スピーカのサランネットのような、保護用らしいのですね〜

byRIRA_ at2015-08-23 15:51


バックロードさん、こんにちは

アタシは初めての真空管パワーアンプということで、球転がしできるEL34版にしましたが、E130Lの方が水谷さんのイチオシみたいですね。
最初は少し不安定との事ですが、その後いかがでしょうか?
ウチは入れ替え前のセッティング(制振シート等)のままで鳴らしたら響きが吸われた経験があります。
チューニンググッズ等一度ガラガラポンしてから設置をオススメします。
(既にやられていたらスルーしてくださいm(_ _)m)

byデーンちゃん at2015-08-24 09:22


RIRAさんはじめまして。
レスありがとうございます。

文系脳の自分ではどうすごいのかわからないのですが、なんとなくすごそうですねー。音の傾向は素直で透明度があり情報量が多く使いこなしによっては・・すごそう・・になりそうです。

保護カバーは真空管を割りそうでつけたままにしていたのですが、音が良くなるのでしたらはずすしかないですねw

byバックロード at2015-08-27 17:48


デーンちゃんさんこんにちはー。
レスありがとうございます。

球転がしができるEL34版もとても魅力的でどちらにするか迷いましたが、面倒くさがりやの自分では球交換はあまりしないだろうということでE130L版にしました。
E130Lは使用当初ヒーターが暖まる頃からスピーカーから「キューン」というようなノイズの出るものがあるとのことですが、今のところうちのアンプはそのようなことはないようです。
ファーストインプレ時はなにもアクセサリーを使用しない状態でおこなったところ、高音域が多少硬めの音がしましたが、その後ゴム系のインシュレーターをプリアンプにかましましたところ少し音が柔らかくなりました。
あまりアクセサリーを持っていないので効果のあるものを少しずつ手にいれていきたいと思っています。

byバックロード at2015-08-27 20:46
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4365/20150821/48525/

新型プリアンプの導入 GRFのある部屋 2012年 02月 24日
http://tannoy.exblog.jp/17234409/
和室のユニコーンは、是枝さん謹製の5933p.p.アンプで駆動されています。

CD とパワーアンプの間を結ぶ、ボリュームとして、パッシーブ・アッティネッターと、もう、25年以上愛用している A&M社の ATC-2 のプリアンプの両方を使い分けていました。
一つには、CD の出力が大きいことと、プリアンプを入れると、音質的はよいこともあるのですが、音場が狭まります。
反対にアッティネターだけだと、小編成の室内楽やリートなどの声はいいのですが、オーケストラだと大音量の迫力が無くなり、音楽の幅が小さくなったりします。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=17234409&i=201202%2F24%2F99%2Ff0108399_1434562.jpg

去年、是枝さんのアンプが入ったとき、ハートレーを鳴らしている松本のサウンドパーツさんのこれも特製アナログ用アンプの Love Five を繋いで聴いたことがあります。
すると、帯域といい音場感といい申し分なかったのですが、GRFの部屋用なのでこちらで使うわけにはいきません。
この和室では、レコードのイコライザーは必要ないので、CDプレーヤーと DSD への録音機能をだけを持ったシンプルなプリをサウンドパーツの水谷さんに作って貰おうと思いました。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=17234409&i=201202%2F24%2F99%2Ff0108399_15254798.jpg


水谷さんのホームページを見たら、なんと新しい構想の下で、Basic なプリアンプを作られるとのこと。

趣旨を読んだらそれこそ私の需要にぴったりでした。
余計な物をそぎ落とし、その代わり必要なところには、思い切ってよい部品を投入するという、理想的なプリです。
そして、通常のタイプで、何と!定価が118,000円とのこと。
これはお買い得です。早速、連絡をしました。
水谷さんも、早速取りかかるとの快諾を頂きました。
特別注文は、ボリュームの交換と将来に備えた入力のバランスの追加だけでした。

途中、Basic のプリと言っても最小限の見栄えも必要だと言うことで、アルマイト処理をしたり、入力トランスをより高級品に換えたり、至る所に水谷さんらしいこだわりが追加され、予定より一月ほど遅れましたが、今週、ようやく到着しました。

梱包を空けて驚きました。とても、10万円台のアンプには見えないからです。
この機能と作りなら、通常最低でも25万円ぐらいしないと合わないと思います。


Commented by SEIBO at 2012-02-24 20:46
なかなかかっこ良いプリですね。プリはほんとに音が変わりますね。


Commented by TANNOY-GRF at 2012-02-24 20:56
なかなか、よさげでしょう?実は音がいいのですね。
期待通りと言えばその通りなのですが、、、。
http://tannoy.exblog.jp/17234409/

新型プリアンプの音質 GRFのある部屋 2012年 02月 25日
http://tannoy.exblog.jp/17236848
早速繋いでみました。
Love Five もそうですが、水谷さんの作られるアンプは、皆、S/N 比がいいのが特徴です。
雑音が一切しないので、音が透明なのが特徴と言えば言えるのですが、そこに、何らかの色を期待している人には、拍子抜けするほど何もないのです。
しかし、そこには音楽が静かに鳴っています。安心しました。

水谷さんご自身は、それが当たり前だから何も言われないのですが、実際にアンプを作られた方なら、透明な水のような音を出すのがどれほど難しいか解っていると思います。
プリアンプに求められる機能は、入力切り替えと音量の調整です。
音量の調整だけだったらアッティネターでも事は足ります。
シールドがしっかりとしていれば、S/N 比もいいですね。
アンプになれば、電源ノイズや真空管のノイズも乗る場合があります。
また、そのようなS/N 比の悪い真空管アンプがどれほど多い事か!

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=17236848&i=201202%2F25%2F99%2Ff0108399_419538.jpg

ご本人は、あまり宣伝するのは、人前で我が子を褒めるような物で、恥ずかしがっていますが、敢えて、特徴を訊いてみました。

・音場の広がりや奥行き方向の広がり感に優れ、情報量の多さも抜群。
NON-NFB の真空管アンプで有りながらボリューム位置が適度で使い易い。

・カナダ/HAMMOND 社の業務用のライントランスを用いた、シネマ時代にプロ現場で多用された真空管式ラインアンプの復活版。
300Ωの低インピーダンス出力。

・電源投入直後の急な初動電圧の発生がゼロ。
パワーアンプをプリアンプの後で電源ONする作業は必用ありません
(真空管プリは要注意です)

・入力選択にMBB(メイク・ビフォー・ブレイク=ショーティングタイプ)の切替時のノイズの無いリレーを使用し、余分な配線の無い構成。

・リレー回路以外は全て「からげ配線」の徹底した手配線。

・オプションで真空管アンプでは当店のみのバランス入力に対応できる。
PC オーディオやDSD 機器の出力に対応でる。

・出力もRCAアンバランス・XLRバランスの2系統を常備。
使い方次第で2台のパワーアンプの切替も可能。

・別売のフォノ・イコライザーアンプのCR型の<Basic EQ>、LCR型の<Basic LCR/EQ>アンプに電源供給できる。

・真空管1球(6H6n)のみの単純な設計。長寿。堅牢なボディ。
通常なら実現できない C/P の良さは「30周年記念」製品としての位置付けから。

控えめながら、ご自分のアンプの特徴をしっかり捉えられていると思いました。


私の感想は、何よりも優れているのは、その透明感と S/N の良さ、色づけの無さ、そして音場感の自然さです。

力感を残したままで、SP間の音場が完全に埋まります。
今まではSP間の中にステージが作られていたのが、SPの外側まで拡がります。
二階席から見下ろすように聴いていたリスニングポジションが、ホールの中央の空中に浮きます。マイクの位置により近づいた感覚です。
残響音の美しいこと!大変満足しました。

そして、何よりも、コストパフォーマンスが抜群です。
この音質を、この価格で出されては、他の真空管メーカーはお手上げでしょう。
生き残るのは、それこそ、一握りのアンプ設計者だけになるほどのインパクトです。
オプションの アルプス RK50 ボリュームを付けて貰いました。
これは、必需品ですね。
「30周年記念」なので大特価ですが、本来は25万円以上でしょうね。
お薦めです。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=17236848&i=201202%2F25%2F99%2Ff0108399_1402029.jpg

アッティネッターの方も、アルプスの HQPRO を使用して、以前、水谷さんに作っていただいた物です。


Commented by TANNOY-GRF at 2012-02-25 05:07
チューバホーンさん、ウフフです。CD専用にこちらもぜひ導入して下さい。
筐体の違いも音に現れています。UNICORN の音が、一段とリアリティを増しました。いつでも聴きに来て、どうぞヒントを盗んでいって下さい(笑)!

Commented by seibo at 2012-02-26 00:16
貧乏性の僕はこのプリと5933パワーでハートレーやGRFを鳴らすとどんな音かつい想像してしまいます。そっちもきっといい音で鳴るのでしょうね!


Commented by GRF at 2012-02-26 06:16
seiboさん 吝嗇な私も同じ事を考え、昨晩実行しました。余りの違いに唖然です。先日、岡山できいたハートレーの音になりました。
Love Five もアップデートしなければならないようです。
余りの音の違いに聞き惚れ、気がついたらソファーで寝てました。
至極の時でした、、、、。


Commented by YK at 2012-02-27 03:57
それにしても、なんて良心的な製品なのでしょうか?
誠実という言葉がふさわしいですね。
姿形は私の好みとは違いますが、こういう誠実な製品が10万円足らずで手に入るとは驚きです。サウンドパーツさん、あんまり儲からないと思います(笑)
Commented by TANNOY-GRF at 2012-02-27 10:42


製品の価格に占める部品代を三分の一以下とすると、製造費を入れるとその倍になります。
これがいわゆる工場出荷価格ですね。
それに、流通コスト、販売経費を加えていくと、実勢価格はコストの三倍以上になります。
この製品は、その意味では、工場出荷価格以下での価格ですね。
生産コストが出ればいいという、直販でなければ出来ない価格構成です。
産直野菜みたいなものでしょうか?消費者にとっては、とても美味しいですが。
http://tannoy.exblog.jp/17236848

アンプの相性 GRFのある部屋 2012年 03月 11日

ハートレーの方にも繋いで聴いてみましたが、こちらはサウンドパーツさんの、ファインメットによる 6550p.p.なので、木に竹を繋いだような音になり、上手くいきませんでした。面白いモノです。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=17298582&i=201203%2F12%2F99%2Ff0108399_015983.png

和室の方は、是枝さんのパワーアンプなので、同じ是枝さんのプリが合うのですね。
低音が良い ATC-2 を繋ぐと、今度は高音の抜けがいまいちです。
新型プリは、高音と音場はいいのですが、少しだけ音が薄くなります。
素直な音なのですが、他のNFアンプに比べると柔らかな音になります。
でも、音の広がりや音場感はとてもいいので、これを常用にしていくつもりです。
プリアンプは難しいと言いますが、S/N 比だけでしたら、しっかり電源を作れば問題はありません。
音場感とか音色は、中の配線の仕方でも大きく変わります。
電源は正統的にお金を掛ければ比例して良くなる部分です。
電源インピーダンスが重要になってきます。

また、新型をGRFの部屋に持っていき、同じサウンドパーツさんの LiveFive と比べると、音の静かさや、上品さが違います。
音の定位は新型の方が単純なだけいいのかも知れませんが。音色が違います。
Mullard の ECC82 と専用に開発した出力トランスの音の差でしょう。
価格が違いますから仕方がありませんが。
音の差を埋めるために、プリとメインを結んでいる MIT のケーブルを MI-350 の最高級品から、MI-330 のショットガンタイプに替えてみました。
音にいい意味で、活力が出ました。いい音ですね。
ハートレーの方は、ベーシックの MI-330 ですから、もう少し早く気がつくべきでした。だからオーディオは面白いのですが、、、。


Commented by デーンちゃん at 2012-03-13 08:10
おそらく色付けの無いプリですと躍動感やエネルギー感は不足すると思われるので、クライオブレーカー直で電源ケーブル・コネクタの選定をせねばと予想しているところです。
TL3N との組み合わせは非常に楽しみです。


Commented by TANNOY-GRF at 2012-03-13 10:06
このアンプは、無色透明です。
特に、デーンちゃん(さん)のところに行くバージョンでは、相当性能は向上している筈です。
使いこなしは、電源とケーブルの選定ですね。色づけが無い分、相当変わりますから。
昨晩は、夕方から深夜までいろいろな曲を、MI-330 の旧いケーブルで楽しみました。幾分、荒さもある方が、聴きやすいのは、良くあることですね。
TL3N はどの DAコンバーターと組み合わせるのですか?


Commented by デーンちゃん at 2012-03-13 11:37
CEC のガチな組み合わせで DA1N・BNCスーパーリンクです。
他の接続とは比べ物にならないぐらい次元が違う音が出てきます。
DA1Nのクロックは10ppm と今では精度高くないのですが、クロック同期でこんなに違うものかと驚いています。
某ページのSV192S とMC-3でクロック同期させた感じと同じだと思います。


Commented by TANNOY-GRF at 2012-03-13 12:08
そうですか!いずれにしても、SACD が要らないCDの音を聴いているのですね。
アナログレコードしか聴かれない方々に本当は聴いて貰いたいですね。
http://tannoy.exblog.jp/17298582/


サウンドパーツ新型プリ GRFのある部屋 2012年 07月 13日
http://tannoy.exblog.jp/17757231/
四月頃、同じサウンドパーツさんのシンプルなプリをご紹介しましたが、以前から持っている同社のプリとの微妙な音の差が気になって、シャーシーを木製パネル付きからアルミの厚手パネルに変更になったのを機に、アップグレードして新しいプリの出来上がりを待っていました。

先週の一連のユニコーンの試聴は、この新型プリを使って行いました。
誰もが、驚いた最低音の再現は、SPだけの力ではなく、このプリに寄るところも大きかったのです。
今回は、フォノイコライザーが無い、ラインアンプだけのタイプですので、中を見るとトランス類が隙間無く詰まっていたイコライザー付きのタイプと比べると、拍子抜けする程中はがらがらです。
それでも、入力の切り替えや録音端子の充実、入力出力とも定評あるトランスでの構成、この出力トランスの差が、シンプルプリとの一番の差なのかもしれません。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=17757231&i=201207%2F14%2F99%2Ff0108399_9171021.jpg

試聴機は、アッティネッター方式で、微妙な音量の差を選んだりできず、最少に絞ったときに音量に制限があったので、いつもの RK50 のボリュームの方を頼んでみました。しかし、ボリューム角度と、ボリュームの構造の差から、試聴機のような晴れ晴れとした音がでなかったのです。

そこで、無理を言って水谷さんに標準のアッティネッター方式に戻していただきました。
そう、あの時の音はこのプリの音なのです。ボリュームだけで相当変わりました。

水谷さんのお話しだと、このプリは大変好調だそうで、バックオーダーを抱えるぐらいだそうです。長い間使える本当に音の良いアンプが、認められているのですから、嬉しい話です。水谷さんの姿勢と頑固さが生み出す信頼の音ですね。

このアッティネッターだと、音質的には小音量の時に、沢山の接点を通ることになります。音質的には、パイ型が理想的なのですが、大変高価ですし大きさも考慮しなければなりません。しかし常用の帯域での使い勝手大変良くなります。ボリュームですと、九時半ぐらいがいちばんおおいのですが、アッティネッターですと11時前後になりますしそのあたりの微調整が効く領域です。

具体的には、このプリは、最低域の再現性に特徴があります。出力トランスの特性の差が出てきますね。水谷さんの使用しているトランスは、入力系が WE618B の再現を目指しているそうです。出力トランスは音は良いけど断線等の心配があったWE197A の信頼性を上げて作られているそうです。

http://tannoy.exblog.jp/iv/detail/?s=17757231&i=201207%2F14%2F99%2Ff0108399_9143969.jpg

今回、ユニコーンのユニット交換して、初めて聞こえてきたこのプリの低域再現性に驚いています。使用変更時にはその差が良くわかりました。この様にスタックするのは良くないのですが、差し替えると音の差が良くわかります。同じサウンドパーツの以前のタイプとは、当然音は近似しています。

Commented by GRF at 2012-07-15 23:31
新しいプリは、回路上は、シンプルプリとほとんど変わりません。
電源と入出力トランスが、いつものタイプになっただけです。
それで、どこが違うのだと問われそうですが、まったく違うとしかいいようがありません(苦笑)。
http://tannoy.exblog.jp/17757231/


25. 中川隆[6246] koaQ7Jey 2017年1月22日 20:13:43 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6697]


超お買い得アンプ 1 _ イシノラボ
http://www.ishinolab.com/

超お買い得アンプ 2 _ サウンドパーツ
http://www.soundparts.server-shared.com/index.html

超お買い得アンプ 3 _ チューブ オーディオ ラボ 6FD7シングルステレオアンプ
http://shinkuukan2.web.fc2.com/2016/6FD7/6FD7_17_11.html
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/c/45d6e4b9b842f142d7022ba9f57e4c44


26. 中川隆[6247] koaQ7Jey 2017年1月22日 20:51:32 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6698]

チューブ・オーディオ・ラボ
http://shinkuukan2.web.fc2.com/index.html

真空管アンプ 修理工房
http://shinkuukan2.web.fc2.com/Repair/repair.html


チューブオーディオラボ  
〒949-6680   新潟県 南魚沼市 六日町1857-3    

TEL/FAX 025-775-7383

E-Mail:tubeaudiolabo@rouge.plala.or.jp

修理依頼等お問合せ
http://form1.fc2.com/form/?id=561942


チューブオーディオラボでは、真空管アンプ作成はもとより、各種オーディオ機器の修理 メンテナンスも行っております。お気軽にご相談ください。


•お待ちの真空管、トランス、パーツ等を活用した特注アンプの製作を承ります。

•指定の真空管及び、当方ストックの真空管を使ってのオリジナルアンプの製作を承ります。

•シャーシの穴加工、メラミン焼付塗装、レタリング入れ等の製作を承ります。

•制作途中で作れなく成ってしまったアンプ、自作及びキット製品等も制作承ります。

•自分で真空管アンプを製作したいのだが、シャーシ加工、ハンダ付け作業等の場所が無いと
お悩みの方、休日を利用してアンプを製作したいが場所がと言う方
ワークショップが利用出来る様に進めています。

•部品の購入手配、シャーシ加工、配線、完成後の試聴等アドバイス致します。

事前にご予約頂ければ、各アンプでの試聴が出来ます、普段お聴きになっているCDを持ってお越しください。
http://shinkuukan2.web.fc2.com/koubou/koubou.html

6FD7シングルステレオアンプ


2016年の真空管オーディオフェア で好評を得た 6FD7 ステレオアンプ

真空管オーディオフェアに間に合う様に・・・ ステレオアンプを製作いたします。

真空管アンプに興味は有るが・・・ビンテージ真空管アンプはお値段が・・・ 其処で・・・此のアンプ・・・テレビ球の6FD7シングルステレオです。

ビンテージ真空管1本のお値段で制作できます。
決してパーツをケチった安物のアンプでは有りません・・・制作過程を紹介致しますので、ご期待ください。
http://shinkuukan2.web.fc2.com/2016/fair_amp_6FD7/fair2016_amp2.html#koushin
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/c/45d6e4b9b842f142d7022ba9f57e4c44

魅惑のアンプ「6FD7アンプ」        

   オーディオフェア出展の 6FD7アンプの評判よろしく、バックナンバーを抱えるまでのオーダーとなってしまいました。

ただいまからの納期は約3か月・・・とても一人じゃ手が回らない・・・
此処は真空管ドクターM氏にお手伝いいただきながら、完成までの奮闘記をご紹介します。
http://shinkuukan2.web.fc2.com/2016/6FD7/6FD7_17_11.html


魅惑の真空管アンプ〜その1〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2016年10月18日


1か月ほど前からちらほら耳にはしていた。

「1970年前後のカラーテレビ(アメリカ)に使用されていた球を使ったアンプを作って楽しんでいる方がいる。テレビ用の真空管ともなると誰も見向きもしないのでお値段は格安だが、信じられないほどいい音が出るらしい。」

この話題の出力管は「6FD7」という、ドライバー機能と出力機能が一体化した珍しい複合管でこれまで聞いたこともない球だが、こういう稀少球の出所となると例によって北国の真空管博士にトドメをさす(笑)。

博士に詳しくお伺いしたところ、近隣にお住いのウェスタンの名管「205D」に精通した名うてのアンプ・ビルダー(Hさん)が、博士のお薦めで子供さん用にとこの球を使ったアンプを作ってみたところあまりの音の良さに驚かれたとのこと。

その話を聞きつけられたのが新潟県で老舗の真空管オーディオショップを経営されるKさん。この方もまた百戦錬磨のアンプ・ビルダーさんだ。「名人は名人を知る」で、博士とはご昵懇の仲である。

先日(10月9日〜10日)開催された「第22回真空管オーディオ・フェア」(東京)で、この「6FD7シングルアンプ」を製作し出品したところ、こんな小さなアンプからこれほど力強い音が出るのかと、注目の的だったそう。

こういう話を聞きつけて黙って見逃す手はない。このアンプをお借りしてぜひ我が家で試聴させてもらおう!

「真空管アンプはパワーとお金をかければかけるほど音が悪くなる」という通説があるが(笑)、「誰にも手が届く価格帯で音がいいアンプこそあるべき姿だ」と思っているので、(博士のご紹介のもとに)Kさん(新潟県)にお願いした。

「6FD7アンプにたいへん興味がありますので是非試聴してみたいです。よろしかったら真空管オーディオ・フェアの終了後に我が家に送付していただけませんでしょうか?」

すると「ハイ、いいですよ。じっくり試聴してください。期間は来年の春ごろまでOKです。その頃にはエージングも済んで一段とレベルアップした音で戻ってくることでしょうから。」とご快諾。

いやあ、厚かましいお願いに対してありがたいことです!心構えとして球もコンデンサー類も何もかも新品なのでエージングが完全に済んでいないことを念頭に置きながら聴いたほうが良さそうだ。

そして、間髪を入れず真空管オーディオ・フェア終了後の11日に「6FD7」アンプが新潟県を出発。別府到着は13日(木)。

さっそくオーディオ仲間のKさん(福岡)に連絡した。

「噂の6FD7アンプが13日に我が家に到着予定です。クロネコに問い合わせたところ、通常の配達なら夕方になるそうですが、営業所まで取りに来てくれれば14時頃にはお渡しできるとのことですがどうされますか?」

「ハイ、是非試聴させてください。もう今から胸がワクワクしています。」(笑)

さあ、当日は朝からの曇り空だったが暑からず、寒からず、「オーディオ三昧」にはもってこいの日だった。

いつものように10時半ごろにお見えになったKさんと、とりあえず我が家のシステムを試聴。

前回と変わったところはグッドマンの「AXIOM110」(ウェストミンスターの箱入り)の導入と、前段管に「LS7」(GEC)を導入した「PX25シングルアンプ」だった。

最初にクラシックを聴いていただいたがジャズの方が音の変化が分かりやすいので試聴に選んだCD盤はシェリー・マンの「マイ・フェア・レディ」。

すると「クラシックもジャズも両方うまく鳴ってくれますねえ。音を聴くのならともかく、音楽を聴くのであればスピーカーはやっぱりグッドマンですよ。」と、ご満悦。

ちなみに、オーディオシステムの音をクラシックで調整するか、それともジャズで調整するか、なかなか興味深いテーマだと思う。

オーディオの世界では「その道の権威だ!」と自称される方がたくさんいらっしゃるので、「物言えば 唇寒し 秋の風」だが(笑)、自分の拙い経験で述べさせてもらうと「クラシックで調整したシステムはジャズがうまく鳴らないことが多い」、その一方、「ジャズで調整したシステムはクラシックもうまく鳴ることが多い」というのが正直な感想だ。

つい先日、ジャズマニアの「I」さん(東海地方)からメールが来て「いつもジャズで調整したままでクラシックを聴きます。」とあったので、思わず頷いたことだった。ジャズを聴くときのスピード感(音の立ち上がり)重視とクラシックを聴くときの量感重視について優先すべきはどちら?答えは自ずとわかるだろう。

ま、各人の好みの問題だが(笑)。

さて、そうこうするうちに待望の14時近くになったので、クルマで15分ほどのクロネコさんの営業所にアンプを受け取りに出かけた。

予定の定刻通り到着して取り置きされていたのでひと安心。図体もコンパクトだし重量もそれほどではないので腰を傷めなくて済む。年寄りに優しいアンプだ(笑)。

すぐに我が家に持ち帰って梱包を解いて設置しケーブル類を繋いだ。最初の試聴スピーカーは「AXIOM110」で、材料代がたかだか5万円程度というこの破格の小型アンプがウェストミンスターのバックロードホーンをどう鳴らすのか、半信半疑ながらKさんともども固唾を呑んで耳を澄ました。

そして「こんな小さな球から・・・」と、二人ともビックリ仰天(笑)。

          

以下、続く。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/eff103f223032ff3489fb626398240ae


魅惑の真空管アンプ〜その2〜 2016年10月20日

真空管オーディオに嵌り込んで40年以上になるが、ときどき真空管(出力管)の種類っていったいどのくらいあるんだろうと考えることがある。同種の球でもプレート電圧などいろんな仕様の違いがあり、おそらく気が遠くなるほど夥しい数があるに違いない。

そういう中から実際に使われてみてクチコミで段々と評判が伝わっていき「WE300B」や「PP5/400」などの名管伝説が生まれていくのだろうが、実は秘めたる実力を有しながら誰も知らない、使わない、そして注目されない球だってきっとあるに違いない。ましてやテレビ用の球なんて「オーディオ用には無理」とハナから無視されてもちっとも不思議ではない。

こういう市井の中に埋もれてしまい一顧だにされない球の中から「回路などの工夫次第でいい音が出る」球を発掘することは、まるで砂浜の中から一粒のダイヤモンドを見つけるようなもので、これこそ真空管を愛好する人間の醍醐味だといっても過言ではあるまい。

北国の真空管博士が掘り出された「6FD7」はまさにそういう球だった。

          

再掲画像左側の2本がそうだが、ミニチュア管を一回り大きくしてふっくらさせたような可愛らしい図体だ。用途は1970年前後のカラーテレビ用(アメリカ)で、家庭で長時間点けっぱなしという酷使される環境を前提として作られた丈夫さと、アメリカにおける長きにわたる古典管製造のノウハウを併せ持った球だという。

ドライバー機能と出力機能が一体化した複合管のため、きわめてシンプルな回路が持つ優位性が存分に発揮されたアンプというのが第一印象だった。

試聴しながら「低音域の制動力が見事です。ウェストミンスターのバックロードホーンを苦もなくコントロールしてますよ。アンプがスピーカーを牛耳ってます。こんな小さな球からこれほど力感の溢れるサウンドが聴けるなんてとても信じられません。これは凄いアンプですよ。」

一緒に聴かれていたKさんも「いやあ、これほどとは思いませんでした。(ジャズの)ベースの音はこれが一番ですね。周波数レンジも広くて録音された音声信号をそのまま出してくれる感じです。回路がシンプルな分、音のスピード感も申し分ありません。たしかに、これは凄いアンプです。」

二人でひたすら、凄い、凄いを連発(笑)。

「お値段が安い割には音がいい」という次元を明らかに突き抜けており、目隠しでこの音を聴いたらどなたもこんな小さなアンプから出てくる音とは信じられないに違いない。

無論、人によって評価が左右されることは否めない。どちらかといえばアメリカ系サウンドで「音声信号をいっさいの装飾なしにそのまま出す」ところにプラス面とマイナス面が同居していて、その辺が好き嫌いが分かれるところだろう。

自分の場合は「音の粒立ちとエネルギー感」が圧倒的に買いで(笑)、現用の「PX25」アンプや「171」アンプには求められない持ち味があるので、ぜひこのアンプをメイン・アンプの一角として戦列に加えようと決心した。

ただし、この「6FD7」は国内では製造されなかったし、オークションにも出品されることはまずない。したがってアメリカからの直輸入品に頼らざるを得ないのが実状だ。

また、独自の工夫が為された回路、個人が手巻きした出力トランス(これがたいへんな優れもの!)、小粒だけどピリッと辛い整流管(6BW4)、配線材はウェスタン製、使用ハンダはナッソといった「絶妙なバランス」のもとに成り立っているので、この球を使いさえすれば誰が作ってもいい音が出るという保証はない。

アンプ製作者のKさん(新潟県)によると、ヒアリングテストでは片チャンネルにはオートグラフを、もう片方にはローサーを繋いで最後の音質調整をされた由。

「低音が出過ぎて困るほどで対策に苦労しました。」とのことで、通常のアンプとは真逆なのがユニークだ。

こんな凄いアンプを独り占めするのは勿体ないし、いろんなスピーカーを試したい気が湧き起こったので、さっそく武者修行の旅に出ることにした。

行く先は大分市内のMさん、Nさん宅でこのアンプによる試聴テストの申し込みをしたところ両者とも一言のもとにご快諾(笑)。

対戦相手はタンノイ「オートグラフ」、「クリプッシュホーン」(アメリカ)そして「アルテックA5」という強敵たち。

相手にとってまったく不足なしだが、この一騎打ちの結果やいかに〜。

以下、続く。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e1f919d2572a7fabe7b23fedd7051a69


「いやあ、これは素晴らしい!この音はわたしの大好きなブリティッシュ・サウンドそのものです。

6FD7アンプは私も是非欲しいですね。
それに出力管もさることながら出力トランスの優秀性が際立っていると思います。」

広い帯域を身上とするこの出力トランスに目を付けられたSさんの慧眼には驚いた。

「市販されている機械巻きのトランスと違って個人の丁寧な手巻きによる出力トランスですからその効果は歴然としています。

それこそ製作者は福岡市近郊の方だそうですよ。
北国の博士が優秀性に着目され実際に使用されていますので折り紙つきです。
このトランスの存在なしに、この音は語れないでしょう。」と、自分。


さあ、ここから我が家の手持ちのアンプテストに入った。このDAコンバーター直結状態のもとで次々にアンプを取り代えて試聴した。何しろアンプの個性が一目瞭然に分かるのだからこたえられない。

そして「171シングル」「71Aシングル」「71Aプッシュプル」「2A3シングル」がいずれも枕を並べて討ち死に〜。何も比較してやらなければ誇り高く生き残れたものを・・・、無念(笑)。

それにしても、このチビちゃんアンプ「6FD7」は出力トランスが出力管を生かしているのか、出力管が出力トランスを生かしているのか、どうも両者の主従関係がよく分からない。いい真空管アンプとはそういうものだろう。もちろん、独特の回路も良質な整流管も陰の主役だ。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/53675333c7f218bf6cb681177029cc3c

「いやあ、こんな小さなアンプから出てくる音とはとても信じられませんよ。
カーテンをして聴いたら、大型アンプで駆動しているみたいです。

ヒラリー・ハーンのヴァイオリンはこれまで聴いた中では最高です。
音のスピードが信じられないほど早いです。
大規模編成の曲でも破綻がありません。

このアンプぜひ欲しいですねえ。
〇〇さんと同タイプのもので結構ですからさっそく注文をお願いします。」


「この出力管6FD7は複合管のためドライバー機能と出力機能が一体化していますのでスピードが並外れて早いのでしょう。たいへんなメリットですよ。

アンプ発注の件は製作者にすぐに連絡しておきます。いくらアメリカからの直輸入ルートがあるといっても、スペア管などのことも考え合わせると本数に限度が有りますので早い者勝ちです。なかなか評判が良くて注文が舞い込んでいるようですが、まだ間に合うと思います。」と、自分。


実際に試聴してみての注文だから説得力がある。これまでこのアンプを実際に聴いた人間は自分も含めて7名。そのうち実際に注文したのは3名。保留が1名だから確率は50%だ。高いか低いかは読者のご判断に任せよう。

とにかく、お値段がリーズナブルだし、軽いので持ち運びに便利だし、音もいいし、シンプルな回路で球も丈夫だし、こういう四拍子そろったアンプはなかなかお目にかかれない。
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/0300248068bcfcd68fe3e68a0bb0f773

魅惑の真空管アンプ〜その11〜 - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2017年01月12日


テレビ用の真空管「6FD7」を使ったアンプについては

「魅惑の真空管アンプ」シリ〜ズ
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/c/45d6e4b9b842f142d7022ba9f57e4c44


として、新たにカテゴリーを設けて連載しているが、次から次に話題が出てくるのでオーディオをますます楽しませてくれる。

このアンプを「デモ用として使っていいですよ。」と「チューブ・オーディオ・ラボ」さん(新潟県)から預かったのは「真空管オーディオフェア」(東京都)が終了した10月上旬のことだった。

音質が我が家のシステムにマッチしていたのですぐに注文したところ、よそ様からの注文が相次いだため「お馴染みさんは後回し」の原則(?)のもとに待たされること3か月、ようやくこのほど待望の完成品が届いた。

舌なめずりしながら、さっそく試聴してみたところ「デモ用アンプ」をさらに上回る出来栄えだった。

          

左側がデモ用アンプで右側が完成品だが基本的な部品の配置は変わっていないものの、いろんなところが改良されている。

列挙してみると、


☆ 電源供給の要となる電源トランスが容量の大きいものに変更され、それに応じて「6FD7」のプレートにかける電圧が190Vから220Vへアップ、また電解コンデンサー(2本)も300Vから500Vへと大幅にアップされている。

☆ デモ用アンプはグッドマン(能率97db)のときには目立たなかったが、フィリップス(能率100db)のときに微かな残留雑音(ハムノイズ)が感じられてやや気になっていたのだが今回のアンプでは完璧に抑えられていた。つまりSN比が大幅に向上している。

☆ SPターミナルがネジ式からバナナプラグ式に変更されてSPコードが接続しやすくなった。

さらに肝心の音質だが、周波数レンジの拡大は言うに及ばず、スピード感、透明感から音のゆとり感までまったくケチのつけようがない。

我が家ではこれまで「PX25」アンプが王様として君臨してきたが、その牙城に迫らんとする勢いがある(笑)。

「6FD7」はドライバー管機能と出力管機能が一体化しているので信号の伝達にロスが無く、その辺のメリットが音のスピード感に寄与しているのだろう。我が家のジャジャ馬的な存在の「AXIOM80」(最初期版)との相性では、弱点である中低音域の量感を増やし、鋭すぎる高音域を抑え気味にするなど、このアンプが今のところベストの組み合わせといっていい。

さっそく製造元様に次のように申し上げた。

「完成品は素晴らしい仕上がりぶりです。デモ用アンプとはかなり違います。もし、デモ用アンプを借りて試聴したいという申し出があっても、むしろ悪い印象を持たれるとまずいので貸さない方がいいかもしれません。完成品を新たにデモ用としたほうがいいので早急に(完成品を)送付していただくわけにはいきませんか。」

すると、製造元様から

「それは分かりますけどフル稼働してもチョット追いつかない状況です。もし希望者がありましたら、おおよその音の傾向とか自宅のシステムとの相性の具合とか、大まかな範囲でよろしければという条件付きで貸していただくわけにはいきませんか。」
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/e018447070a10a242503af255c9b7a6c


27. 中川隆[6400] koaQ7Jey 2017年1月28日 12:52:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6853]

板橋商会
「チューブオーディオラボ」様の関東・東海販売代理店も行っております。


6FD7シングル真空管アンプ

チューブオーディオラボ様の独自の回路・パーツ選定、6FD7の潜在能力、優秀な出力トランス。これらが見事に合わさり、2Wの出力ながら高能率のスピーカーを下から上まで鳴らしきる能力を秘めています。

大反響につき、注文が殺到しています。真空管も徐々に貴重になりつつある為、資材調達・製作を兼ね、納期を頂いております。
(真空管含む、税抜き120,000円)
http://www.arisan58.com/product.html

6FD7 シングルステレオアンプ 出力 1.8W×2
http://shinkukan.happy-cruiser.com/6fd7s/index.html
http://shinkukan.happy-cruiser.com/6fd7s/k6fd7s.html


6EM7 の MT版の 6FD7 シングルアンプ

整流管に 6BW4 を使用 出力段は MT管なので軽めに使用

6FD7の第1ユニットでドライブ、第2ユニットを出力に使用。整流管は当初 6CA4 を使用していたが整流管だけ背が高いのがアンバランスだったので高さをあわせて6BW4 に変更。

今回使用した真空管は日本ではあまりお目にかかれないものばかり。
6FD7 は 6EM7のMT版。定格はほとんど 6EM7 と同じだが、少しだけ内部抵抗が高い。
本来は 9T9 バルブだが細管を8本ほど入手。プレート損失はGT管や9T9と同じ10Wだが夜見るとプレートが少し赤くなっていたのでプレート損失を9Wまで落とした。
タカチFU44-160使用した定番シャーシだが真空管3本なので内部配置は楽。 
整流管は最初 6CA4だったが1本だけ背が高くてどうみてもおかしかったので 6BW4に変更したら高さがそろってしゃきっとした。
6FD7, 6BW4 はいずれも日本では製造されてなかったようでなじみのない球です。
今回使用したのは RCAブランド。予備球を確保しておきました。
ただこのクラスのHi-GmのTV垂直出力管は特性のばらつきがひどい。
6FD7 も 8本入手しても2本のペアが2組しができない 
日本製だともう少しはましなのだが・・・。


電源コードはメガネコンセントを標準にしている。 
コンパクトなことと、移動するときなど電源コードがはずせると便利だし、忘れたときもどこででも手に入る。
PT は春日無線の OUT54B57です。
この時点では整流管は背の高い6CA4です。  

内部はゆったりしています。複合管の場合は配線をあまり引き回さずにすみます。
1.3H のチョークを使っているけど抵抗でもあまり変わらないかも。
http://shinkukan.happy-cruiser.com/6fd7s/index.html


28. 中川隆[6475] koaQ7Jey 2017年1月30日 12:58:16 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[6929]

超お買い得アンプ 1 _ チューブ オーディオ ラボ 6FD7シングルステレオアンプ
出力 1.8W×2 (真空管含む、税抜き120,000円)
http://shinkuukan2.web.fc2.com/2016/6FD7/6FD7_17_11.html
http://www.arisan58.com/product.html
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/366.html#c26
http://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/c/45d6e4b9b842f142d7022ba9f57e4c44

超お買い得アンプ 2 _ イシノラボ
http://www.ishinolab.com/
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/366.html#c23

超お買い得アンプ3 _ サウンドパーツ
http://www.soundparts.server-shared.com/index.html
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/366.html#c24

超お買い得アンプ4 _ 真空管アンプ「カトレア」
http://www.cattlea.jp/
http://www.cattlea.jp/product/
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/425.html

KING OF TUBE ティム・ディ・パラヴッチーニの世界  
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/404.html

プリアンプは必要か?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/625.html


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