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福島民友新聞 11月13日(水)16時9分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131113-00010019-minyu-l07
いわき市立総合磐城共立病院心臓血管外科の入江嘉仁部長は12日、大動脈瘤(りゅう)破裂や急性大動脈解離など、血圧が不安定な冬季に多いとされる緊急の心臓血管手術が、同病院で東日本大震災、東京電力福島第1原発事故後、逆に夏季に増えているとの調査結果を発表した。
同病院は同市、相双地方を含む医療圏の心臓血管手術を担う。大動脈瘤破裂や急性大動脈解離は心臓の病気の中でも血圧に関係するとされ、入江部長は「震災を契機に季節に関係なく認められるようになったのは、不自由な避難生活など血圧変動を引き起こすストレスの多い生活が原因と推測できる」と指摘している。
福島市の福島医大で同日開かれた福島災害医療研究会で報告した。入江部長は2009(平成21)年1月〜11年2月の心臓血管手術605例と、震災後の11年5月〜今年8月の679例を比較。大動脈瘤破裂と急性大動脈解離の手術数を2カ月ごとの平均でみると、5、6月は震災前8例だったのが震災後26例に急増。7、8月は7例が20例に増えた。
入江部長は「震災後は緊急手術自体が増えた。今後もデータを集め、震災、原発事故後の住民のストレスの影響について調査していきたい」と話している。
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