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産経新聞 11月4日(月)20時47分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131104-00000539-san-soci
夏から秋にかけて増えると言われる抜け毛。従来、男性の悩みと思われがちだった薄毛や抜け毛だが、近年は女性も大きな関心を寄せている。頭皮のタイプを見極めてシャンプーを選んだり、ウイッグを利用して気分を変えたり、専門医院を受診する人も増加。あまり語られることがなかった女性の薄毛対策が注目を集めている。(安田奈緒美)
■紫外線、生活の乱れ…
「男女を問わず、夏に受けた紫外線のダメージや生活習慣の乱れの影響がちょうど秋に出てきて抜け毛につながります」。頭髪治療クリニック「脇坂クリニック大阪」(大阪市北区)を開業する脇坂長興(ながおき)院長(50)はこう指摘する。「特に睡眠時間が5時間を切ると抜け毛が増えるという臨床データもあります。汗をかくからといって頭皮を洗いすぎて乾燥させるのもよくありません。これらの要因は一年中、頭髪に影響しますが特に夏は生活が乱れがちということです」
近年、目立つのが女性の受診者。同院には昨年、年間約4万人の患者が来院しているが2割近くが女性で、平成18年と比較すると女性患者数は約4倍に増えているという。
女性からは「髪をセットしづらくなった」「分け目が薄くなったような気がする」といった相談が多く、脂漏性皮膚炎や更年期脱毛、生活習慣の乱れからくる抜け毛などの原因が考えられるという。ただ、「女性の来院者の9割に、シャンプーなどケアのしすぎによる皮膚の乾燥などのトラブルがみられます」と脇坂院長。自分の症状にあったケアを勧めているという。
■“育毛”の視点でシャンプー選び
阪神百貨店(大阪市北区)6階で女性向けの化粧品の販売やエステ、マッサージを展開しているコーナー「リラクシア」。「頭皮ケア」「天然成分で髪にやさしい」といったキャッチフレーズとともに約30種類のシャンプーが並ぶ。
男性向け薬用シャンプー「スカルプD」の女性版として注目されている「スカルプD ボーテ」(アンファー)は約4千円と高額だが、一番売れているという。売り場担当者は「ここ数年、“育毛”の視点でシャンプーを選ぶ女性が増えています。“エイジングケア”の概念が浸透してきたことと、テレビCMなどで女性のウイッグが紹介されるようになり、女性が堂々と薄毛の悩みを言えるようになったのでは」と話す。
■かつらも抵抗感薄れ
カツラ販売のトップメーカー、アデランス(東京都新宿区)では平成24年3月から1年間の女性用オーダーメードのウイッグ売上高が、前年比16・2%増の約159億円に上った。ちなみに男性用は約97億円で、前年比も2・6%増に留まっている。
男性用カツラ会社として昭和43年に創業した同社だが、平成14年度2月期にオーダーメードの売り上げの男女比が逆転。以来、女性用は好調に伸びているという。同社広報IR室は「昭和40年代のツイッギー来日で、ミニスカートと共にはやったのがウイッグ。当時を知る世代が違和感なく使ってくださっています」。
インターネットでオーダーメードカツラの注文を受ける「ウィズアルファ」(福岡市)では、医療用などの需要に次いで、加齢にともなう薄毛対策としての注文が増えているという。同社の宮崎弥生社長は「中心購買層は30代から70代ぐらいと幅広い。若い人たちの間でもウイッグを使ったファッションが浸透していることもあって、抵抗感が薄れ、選択肢のひとつとして定着してきているように感じます」と話す。
脇坂院長も「治療によっては内服薬や外用薬をお渡しすることもありますが、まずは自分にあったシャンプーなどに変えたり、ウイッグを使ってもいいと思います。自分が鏡を見て笑顔になれるようにいろいろ試してみては」とアドバイスしている。
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