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小泉元首相、「脱原発」新党構想 安倍首相に圧力 細川氏と連絡取り合い協力も
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/163.html
投稿者 やきとり 日時 2013 年 10 月 12 日 18:21:07: GfhHtT9OcD0u.
 

2013.10.12 夕刊フジ

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131012/plt1310120720000-n1.htm

★鈴木哲夫の核心リポート

 小泉純一郎元首相が「脱原発」論をブチ上げたことが波紋を広げている。安倍晋三政権がアベノミクスや東京五輪招致などで高い支持を得るなか、存在感が示せなかった野党陣営に反撃のきっかけを与えそうなのだ。「脱原発=日本の産業を空洞化させ、経済を停滞させる」と指摘する識者も多いが、永田町では、小泉氏を旗頭とした「新党構想」まで流れ出した。ジャーナリストの鈴木哲夫氏が衝撃の核心に迫った。

 「驚いた。(脱原発への熱意が)みなぎっているというか、興奮して話が途切れないんだ」

 野党幹部は先月中旬、都内での宴席で会った小泉氏についてこう語り、続けた。

 「ちょうど、脱原発発言が新聞に出た直後だった。小泉さんの隣席が空いたのであいさつに行ったら、『おぉ〜、あなたも脱原発だよな。原発を止めるタイミングは今しかないんだよ』って」

 小泉氏は8月に脱原発のドイツと、原発推進のフィンランドを視察したことを話し、「あれ(=原発ゼロ)しかないんだよ」と語ったという。

 永田町が驚いた小泉氏の「脱原発」発言は、8月26日の毎日新聞に始まり、9月24日と10月1日の講演でも続いた。「原発ゼロと政治が決断するのはいま」と主張したのだ。これを、政界引退した元首相の「大所高所からの意見」と思ったら大間違いだ。

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131012/plt1310120720000-n2.htm

 シンクタンク代表は「小泉さんは、脱原発を主張している野党幹部や、シンクタンク研究員、原発や再生エネルギーの技術者、有識者、官僚OBらに自ら声をかけて、会っている。そして、その場では『脱原発を軸にした政界再編』について話し合っている」と明かす。

 掛け声だけで一向に進まなかった野党再編だが、脱原発で「この指とまれ」にして、一気に白か黒か2つに分けよう−という考えだ。

 小泉氏の真意を、自民党のベテラン議員はこう語る。

 「あくまで、小泉さんは自民党の政治家で、安倍政権を応援している。だが、『脱原発しかない』という信念も持っている。安倍首相が決断しないなら強硬策しかないと。つまり、強力な反原発野党を作ってプレッシャーをかけて、政策変更させる。いわば『弟子を思っての荒業』だ。ただ、小泉さんの怖いところは、安倍首相がそれを感じ取れないなら、本気で野党側に立って戦う覚悟があるということ。そこまで決めての行動とみていい」

 小泉氏の動きに呼応するように、意外な名前が浮上してきた。細川護煕元首相だ。前出のシンクタンク代表がいう。

 「細川さんは先月末、専門家など数人と会って『脱原発』の可能性を探っている。もともと、細川さんは脱原発論者だが、タイミングや内容から、専門家は『小泉さんと連絡を取っているようだ』と語っていた」

 小泉、細川両氏をよく知る野党幹部が解説する。


http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131012/plt1310120720000-n3.htm

 「2人が再びバッジをつけることはないが、連絡を取り合って野党再編の話をしているようだ。顧問的な立場で『脱原発』についてメディアなどで訴え、実動部隊は現役の野党議員というイメージだ。実際、私を含め野党幹部数人が、こうしたシミュレーションで連絡を取りながら、勉強会旗揚げの準備に入っている」

 小泉、細川両氏が後ろ盾となる「脱原発新党」が誕生すれば、確かに、世論の関心を高められそうだ。

 「こうなると、安倍政権も『脱原発』に舵を切らざるを得ないかもしれない。小泉さんは目的達成となり、新しい二大政党が続いていく。切らないなら、徹底して攻める側でやるだろう」(前出のベテラン議員)

 にわかに動向が注目され出した小泉氏は「もう国会議員には戻らないが、いつか本舞台で何かやってみたい」と周囲に話しているという。

 それが「脱原発」という歴史的転換なのか。小泉氏は今月以降も、講演などを控えている。


 ■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に「政党が操る選挙報道」(集英社新書)、「汚れ役」(講談社)、「最後の小沢一郎」(オークラ出版)など多数。  

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