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イラン 中東初の原発が本格稼働
9月2日 20時45分
イランは、中東地域で初めて建設した原子力発電所の本格的な稼働を始め、今後も新たな原発を建設する計画を示していることから、イランと敵対する欧米諸国やイスラエルは、原発の開発を口実に核兵器開発を進めるおそれがあるとして警戒を強めています。
イラン南部のブシェール原子力発電所は、イランがロシアの支援を受けて中東地域で初めて建設した原発で、イラン原子力庁は、1日、最大出力100万キロワットでの本格的な稼働を始めたことを明らかにしました。
ブシェール原発は、すでに去年9月から低出力での送電を始めていましたが、東京電力福島第一原子力発電所の事故などを受けて本格的な稼働が遅れていたものです。
ブシェール原発を巡っては、ロシアが核燃料の搬入や使用済み燃料の回収を請け負い、IAEA=国際原子力機関が監督することになっており、アメリカも容認する姿勢を見せてきました。
しかし、イランが今後も新たな原発を建設する計画や、原発の技術を諸外国に輸出する考えを示していることから、イランと敵対する欧米諸国やイスラエルは、原発の開発を口実に、核兵器の開発にもつながるウランの濃縮活動をさらに加速させるおそれがあるとして警戒を強めています。
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・ “イラン 濃縮ウラン製造を加速” (8月31日 14時14分)
・ イラン 会議で核の正当性訴える (8月31日 6時46分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120902/k10014723881000.html
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