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写真は、パキスタン・アボタバードで、国際テロ組織アルカイダの最高指導者ウサマ・ビンラディン容疑者の殺害作戦中に墜落した米軍ヘリコプター(2011年5月2日撮影)。
5月の国際テロ組織アルカイダ最高指導者ウサマ・ビンラディン容疑者殺害作戦中に墜落した米軍の最新鋭ステルスヘリコプターの残骸を、パキスタン情報機関が中国の軍事技術者に見せていた可能性があると、米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。
同紙が米情報機関筋の話として伝えたところによると、パキスタン情報機関に招聘された中国人技術者が、ビンラディン容疑者の潜伏地アボタバード(Abbottabad)での作戦中に墜落した米軍の最新鋭ステルス型ブラックホーク・ヘリの尾翼部の詳細な写真を撮影した可能性があるという。
作戦を実行した米海軍の特殊部隊SEALsは、ビンラディン容疑者が潜伏していた邸宅の敷地内にヘリが墜落した際、同機を爆破処理した。だが、尾翼はかなりの部分が無傷で残っていたという。
この米情報機関筋は、中国人がアボタバードを訪れたという確固たる証拠はなく、パキスタン当局も米軍最新鋭ヘリの情報を第三国の政府に譲渡したことはないと否定していることを指摘。疑惑の根拠は、パキスタン当局者が中国人をヘリ墜落現場に招く件について協議しているのを傍受したことだとNYタイムズ紙は報じている。
ある米高官によると、米情報当局は中国人技術者が墜落ヘリの写真を撮影できたことは確実とみており、残骸の一部を持ち帰った可能性すらあるという。
パキスタン軍の駐屯地があるアボタバードで潜伏生活を続けていたビン・ラディン容疑者を米国がパキスタン政府に無許可で殺害して以来、 両国には緊張関係が続いている。
http://www.afpbb.com/article/politics/2820200/7642519
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