http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/824.html
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インド北東部アッサム州では7月下旬頃から先住民とイスラム教徒との衝突が発生し、80人が死亡し40万人もが避難したと言われている。そして8月16日、ムンバイやバンガロールなどの都市部に住むこの北東部アッサム州出身の学生や出稼ぎ労働者らの間で、イスラム教徒から”報復攻撃がある”との噂が広がり、パニックに陥った人々が脱出するため駅に殺到する騒ぎが起きていた。
このパニックを起こす原因となったのが、TwitterやFacebookなどのソーシャルネットワークサイトへの書き込みや携帯電話のメールだったのだ。そこで政府は対応策としてインターネットへの取り締まり強化に乗り出した。インドのNDTVによると21日までに254サイトを閉鎖する予定だが、すでにTwitter・Facebook・Youtubeなどの主な120サイトは閉鎖されている。
ソーシャルサイトがあり不安が無くならない限り書き込みは続くわけだが、インド政府はいつまでも閉鎖し続けることができるだろうか。インド政府は”表現の自由”と”国民の安全”との間で難しい判断を迫られている。
ワールドWave BS1で放送された内容を文字起こししてみる。日本時間の8月21日午前0時30分にインド最大の民放テレビ局『New Delhi Television(NDTV)』が放送したニュース。
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★不安を煽るような書き込み急増で254サイト閉鎖=インド
報復攻撃があるとのデマに怯えた学生や出稼ぎ労働者が退去して都市部から脱出を計った騒ぎを受け、政府がインターネットへの取り締まりを強化しています。
内務省は254のウェブサイトを21日までに閉鎖すると発表しました。前例のない厳しい対応はソーシャルネットワークサイトなどに不安を煽るような書き込みへの対策を迅速に勧めるよう促すためのものですが、はたして実効性があるのか疑問の声もあがっています。
すでにYoutube・Facebook・Twitterなど主だった120のサイトが閉鎖されており、このあとも次々と254のサイトが閉鎖されていく予定です。重要なのは政府が不安を煽るような写真を掲載したものは訴追するとしていることです。政府はまた、パキスタンとも情報を共有していくともしています。
インドのR・K・シン(R.K. Singh)内相「数百ものサイトを閉鎖しました。またパキスタンが発信元であるサイトも多数確認しました。このため我々も首相もここから着手するべきだと考え、実際にそうしているのです。」
政府の推計では不安を煽るような書き込みの3割ないし4割はパキスタンが発信源だということです。逆に言えば残りの6割すなわち半数以上はインド国内から発信されたものだということですが、それにも関わらずこれまで逮捕されたのがわずか9人というのはいかがなものでしょうか。またもう一つ大きな問題は、このインターネットの閉鎖がいつまで続けられるかどうかというところです。
NDTV
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この件に関するインド人数名のツイートを読んでみたが「閉鎖したサイトのリストを公開する必要がある」などの書き込みがあり、Youtube・Facebook・Twitter以外の閉鎖されたサイトの情報は分からない。
ネット版のNDTVには「政府は250以上のウェブサイトやブログを特定している。」と書かれており、TwitterやFacebookなど巨大なソーシャルサイト以外にも煽動を行なったとされるブログなども閉鎖するそうだ。
http://dailytaro.com/news/1005.html
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