http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/821.html
Tweet |
シリア北部アレッポで取材中に殺害されたジャーナリスト山本美香さん(45)の遺体は21日、トルコ南部キリスから西約200キロのアダナに搬送された。22日にも設備が整ったアダナの医療機関で司法解剖されるという。
付き添っている独立系通信社ジャパンプレス代表の佐藤和孝さん(56)が朝日新聞などの取材に明らかにした。司法解剖の後、一両日中に報告書が出るのを待って、遺体はイスタンブール経由で日本に戻る。山本さんの姉妹らがイスタンブールで遺体と対面する予定という。
アンカラの日本大使館の担当者が21日夜、佐藤さんが滞在するキリスを訪れ、帰国までの具体的な段取りを協議した。
現場で見つかった小型ビデオカメラには、山本さんが撮影していた映像が残されていた。政府軍側の兵士が右方向から迫り来る。「パン、パン」と銃声が響いた後、画面が真っ白になって映像は終わっているという。遺体の右腕が損傷が激しかったといい、佐藤さんは「銃撃の直前まで撮影し、カメラを構える右腕をもろに撃たれた」と見ている。
山本さんの所持品の大半は行方不明になっている。パスポートや携帯電話、財布、スチルカメラ、取材ノートなどで、取材中に身につけていたポシェットごとだ。佐藤さんは「政府軍が銃撃後に持ち去ったとしか思えない」と話した。
一方、シリアの北部や東部では政府軍と反体制派の戦闘が激しさを増している。ロイター通信は反体制派の話として、政府軍が戦闘機30機を北部アレッポや東部デリゾールなどに近い基地に再配置したと伝えた。反体制派への空爆を強める狙いとみられる。(キリス=玉川透)
http://digital.asahi.com/articles/TKY201208220261.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201208220261
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。