01. 2012年8月18日 09:41:54
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イスラエルは一枚岩ではない。政府内で対立が発生している。IRIBイランイスラム共和国・国際放送ラジオ日本語より転載する。http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/31107-イスラエルの政治家らが、イラン攻撃を巡って対立 (転載開始) 2012/08/17(金曜) 22:24 イスラエルの政治家らが、イラン攻撃を巡って対立 「シオニスト政権イスラエルにイランの核施設を攻撃する力はない」とした同政権のペレス大統領の発言に対し、ネタニヤフ首相の支持者たちが強く反発しています。 ファールス通信によりますと、これ以前に非公式の会合で、イランに対する軍事攻撃に反対を示していたペレス大統領は、今回、テレビ番組ではっきりと、イラン攻撃への反対を表明し、その理由として、「イスラエルに、そのような戦争を統率する力はない」と語りました。 ペレス大統領は、16日木曜、イスラエルのテレビ局のインタビューで、「イスラエルにイランを攻撃する力はない」と語りました。 イスラエルのテレビ局は、12日日曜、「ペレス大統領は、イランの核施設攻撃に反対の立場を取る、イスラエルの政府高官と国会議員の連盟を主導する役目を負っている」と報じました。 この報道ではさらに、「ペレス大統領は、数週間前、アメリカのパネッタ国防長官との会談で、イラン攻撃は良い考えではないと強調し、イラン攻撃は、イスラエルに悪い結果をもたらすだろうと語った」とされています。 またイスラエルの新聞イェディオト・アハロノトは、最近、「現在、イスラエルの閣僚も、また治安機関の幹部たちも、イラン攻撃に反対している」と報じました。 (転載終了) ●イスラエル航空宇宙軍は世界でも屈指の航空戦力を誇っている。イラン攻撃に使用されると見られるF-15イーグル戦闘機が53機、F-15Eストライクイーグル戦闘爆撃機が25機、F-16ファイティングファルコンが300機保有している。実際の攻撃となると空中給油機を使用することとなるが、KC-707が7機、KC-130Hが4機ある。これに対するイラン空軍の航空戦力は、パーレビ王朝時代にアメリカから購入したものが多く、F-14トムキャットが36機、F-5が102機、F-4ファントムIIが72機あるが、西側の制裁によって部品供給、整備が不充分だと見られる。ロシアが整備を支援しているようだが、どの程度まで行なっているか不明だ。 ●イスラム革命後はソ連・ロシアからミグ29やスホーイSu-24、中国製のミグ19(F-6と呼ばれる)やミグ21(J-7と呼ばれる)を購入しているが、いずれも低価格だけを武器にする機体でイスラエル機との空中戦は無理ではないかと思われる。 ●こう書くと戦う前から決着がついているように見えるが、圧倒的に優位なイスラエルの内部でイランへの攻撃を巡って対立が起きているのも、世界一優秀なパイロットを失いたくないという躊躇があるからだろう。イスラエル航空宇宙軍のパイロットは、世界一厳しい選抜過程と訓練を受けなければならない。それだけに、優秀なパイロットを失うことへの恐れが大きいといえる。 ●一方のイランだが、彼らは敵と戦って死んだものは天国にいけるとか、イスラムの教えが徹底しており、かつての日本のようだ。彼らの強さはイスラムの信仰から来ている。太平洋戦争末期の日本で、一式陸上攻撃機から吊り下げられた特攻機「桜花」によるアメリカ海軍艦艇に対する体当たり攻撃が行なわれたが、これが今できるのはイスラム諸国しかない。イラン空軍のパイロットは、自国を守るために命を投げ出すことも厭わない。 ●イランの戦意を喪失させるため、アメリカやイギリスはイラン向けペルシャ語短波ラジオ放送で娯楽番組を連日、流しています。3S政策の一環ですな。イギリスBBC放送はイラン国内に600万人もの聴取者がいると発表していますが、イギリスの経済は悪化の一途を辿っており、他の言語の放送を縮小して、その予算を充当しているようです。日本語放送など、とっくの昔になくなっていますよ。ペルシャ語放送も、いつまで現在の体制を維持できるやら。 |