01. 2012年8月09日 23:19:57
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IRIBイランイスラム共和国・国際放送ラジオ日本語から8月9日(木)のニュースを転載する。http://japanese.irib.ir/news/本日のトピック/item/30952-シリアを巡る情勢 (転載開始) 2012/08/09(木曜) 20:53 シリアを巡る情勢 ナジャフィー解説員 シリア政府軍が、テロリストの掃討作戦に成功しています。シリア北部・アレッポのサラーフッディーン地区は、完全に政府軍に掌握されています。政府軍は、この地区の安全を宣言すると共に、アレッポ全域からテロや暴徒を掃討する用意を整えています。テロリストは、サラーフッディーン地区で大きなダメージを受け、この地域から撤収したことを認めています。このような状況は、シリア軍がアレッポ全域を掌握しつつあることを物語っています。 シリアのテログループは、西側、一部のアラブ諸国、トルコ、そしてシオニスト政権イスラエルの支援を受けています。そのことは、押収された武器や爆薬の多くが、西側諸国やイスラエル製であることによって証明されており、それは、シリア危機が、シリアの敵国、特にイスラエルの陰謀によって作り出させていることを物語っています。 イスラエルのリクード党のアイユーブ・カッラ議員は、エルサレムポストのインタビューで、シリアのテロリストや暴徒と直接、連絡を取り合っていることを認めました。シリアのテロリストや暴徒は西側やイスラエルの全面的な支援を受けているにも拘わらず、シリアの政府軍と国民の抵抗に対して、ほとんどダメージを与えることができていません。 シリアの専門家は、「外国勢力は、部族や宗派ごとにこの国を分割し、シリアの沿岸地域をアラウィ派、南部をドゥルーズ派、ハマーをイスマイーリー派、その他、スンニー派、シーア派、クルド人、キリスト教徒などの小国に分けようとしたが、この陰謀は失敗した」と語りました。 この専門家は、シリアの経済都市、アレッポでの戦闘に触れ、「アレッポの戦闘を、テログループは、運命を決定する戦いとしている。シリア政府は、テロリストに降伏までの猶予を与えたが、彼らはそれを受け入れなかった。そのためシリア軍は、この重大な戦闘に突入した」と語りました。こうした中、シリアの政治アナリストも、「シリア政府軍は、あと数日で、テロリストとの戦闘任務を終える」と強調しました。このように、シリアの情勢変化は、政府軍のテロ掃討作戦が、完全な勝利に近づいていることを物語っています。 (転載終了) ●シリア政府は、ラマザーン月の終了までにカタをつけたいようだ。その次は、どのような展開になるか。シリアとトルコ間に戦争が勃発する可能性がある。ノストラダムス預言書研究の加治木義博氏が書かれた「第三次欧州大戦」によると、リビアがトルコを攻撃とある。だがリビアのカダフィ政権は倒れており、これは現時点ではありえない。次点でシリアが有力ではないか。 ●自由シリア軍と称するテロリスト寄せ集め集団を支援しているバーレーンやサウジアラビアなど、湾岸王政諸国の反政府運動弾圧が激烈さを増している。この問題を、ロシアが国連安保理で取り上げる意向を示した。 http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/30953-ロシアが、バーレーン問題を巡る安保理会議を提案 (転載開始) 2012/08/09(木曜) 21:10 ロシアが、バーレーン問題を巡る安保理会議を提案 ロシアの国連大使が、最近の安保理の会合で、安保理でのバーレーン危機に関する検討を提案しました。 バーレーンでは、2011年2月半ばから反政府運動が展開されており、サウジアラビア軍の支援を受けたバーレーン政府軍の抗議者に対する攻撃で、これまでに多数が死傷したり、身柄を拘束されたりしています。 イルナー通信によりますと、ロシアの提案には、アメリカ、イギリス、フランスが反対すると見られています。 この提案は、会議の議長に提出されていましたが、7日火曜の会合では取り上げられませんでした。 国連の外交筋は、「この提案は、中東問題に対する、ロシアからの新たなアプローチと見なされる」と語っています。 この外交筋によれば、バーレーンの弾圧は、安保理内での、ロシアおよび中国と西側の新たな争点になりそうです。 この1年、ロシアと中国は、同じく安保理で拒否権を有するアメリカ、イギリス、フランスと、シリア問題をめぐって意見を対立させてきました。 バーレーンで反政府運動が始まってから1年半以上が経過しますが、国連安保理は何の対応もとっておらず、バーレーンの危機やサウジアラビア軍、バーレーン軍による反体制派の弾圧に関する話し合いすらも行われていません。 これまで、アメリカ、イギリス、フランスの圧力により、安保理は、シリア問題に関して100回以上の会合を行ってきました。その目的は、シリアへの軍事介入の土台を整えること、アサド政権を交代させることにありました。 安保理が、パレスチナやバーレーンの問題をまったく取り上げず、長きに渡ってシリア問題ばかりに集中してきたことで、一部の安保理常任理事国の二面性のある政策に対して多くの批判があがっています。 少し前には、中国の李保東国連大使が、世界の問題に対する一部安保理理事国の差別的で一方的な行動や決定を強く批判し、「さまざまな国の民間人の殺害に対して差別的な対応をとるべきではない。なぜなら、このようなアプローチは、安保理の地位や信用を損なうからだ」と語っています。 (転載終了) ●バーレーンやサウジアラビアなど、湾岸王政諸国は政変に見舞われるだろう。イランの影響力は強くなるだろう。 |