http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/714.html
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シリアの前首相hijabのヨルダンへの亡命については、これまでシリア要人として最高レベルの離反であるとして、アラビア語メディアが報じていますが、それらを取りまとめてみると、亡命までの経緯は次の様です。
それにしても彼及びその家族の亡命が自由シリア軍により進められたということは、(仮に事実とすれば)政権中枢にまでその手が伸びている{これだけ多数の人間を亡命させる作戦はかなりの規模に上ると思われ、特に通信、連絡、運輸手段の確保等ロジスティックの面で相当の作戦であったと思われます)ことを物語るもので、度重なる中枢への爆破事件と合わせて、あれだけ秘密警察、情報国家を誇ったアサドのバース党政権も、相当がたがきていることを窺わせます。
al jazeera net特派員に対し、前首相の報道官は、前首相は2月前に首相に任命された時から、任命を受けるか殺されるかの選択しかない、と考え当時から亡命の計画を練っていたと語った由。
亡命は自由シリア軍によりスーパーバイズされ、親族を含む家族10名とともにヨルダンに亡命したとのことです。
(なお、al arabiya net は首相の亡命には、他に大臣2名、複数の軍幹部も一緒であったと報じていますが、2名の大臣の氏名等も不詳で、他に同様の報道もないことから、勇み足の報道かと思われるが、シリアのことですから未だ未だ真偽のほどは解りません)
また、総ての通信が傍受され、監視されている状況で、連絡は彼の兄弟を通じて行われ、本来亡命は3週間前に行われる予定であったが、治安本部の爆破事件で予定を遅らせたとのことです。
最終的決定は5日行われ、政権との総ての連絡を遮断して、自由シリア軍の武装グループに守られて安全地帯まで脱出したとのことです。(他方al arabiya net は自由シリア軍の言として、同軍は今後とも亡命を希望する軍幹部、政権要人の亡命を支援する用意があると伝えています)
また前首相は近く家族とともにカタールに移る予定とのことです。
取りあえず記事の要点以上で、何処やらモサドの作戦のような趣さえありますが、この記事が正しければ、首相と云う立場の人間にまで自由シリア軍の手が及んでいた訳で、その辺が少数派政権として武力と警察力で多数派を抑えつけてきた政権の弱点だったのかもしれません。
http://www.aljazeera.net/news/pages/b68677f5-40f5-487b-8236-96308399b6f3?GoogleStatID=1
http://www.alarabiya.net/articles/2012/08/06/230718.html
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-08-06-12-03-17.htm
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