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「米国の電子情報機関がシリアのテレビを乗っ取る一方、NATOや湾岸産油国の支援を受けたシリアの反政府軍はシリアのテレビ局を襲撃、スタッフを殺害して事実を隠そうとする 」(櫻井ジャーナル)
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NATO/アメリカ軍はシリアでプロパガンダに力を入れている。「西側」の有力メディアを使って情報を操作するだけでなく、6月には反政府軍、つまりFSA(自由シリア軍)がシリアのテレビ局を襲撃、施設を破壊し、7名のスタッフを殺害(処刑)している。
先月にはシリアのテレビ番組に似せて作られた映像が流されたようだ。その偽番組の発信元はオーストラリアのパイン・ギャップにあるアメリカの電子情報機関、NSA(国家安全保障庁)の基地ではないかと疑われている。かつて、この基地を守るため、アメリカ政府はイギリス側の協力を得てオーストラリアのゴフ・ホイットラム政権を潰したこともあった。
シリアのテレビ局が襲撃する直前、反政府軍はテレビ番組の司会者だったモハメド・サイードをダマスカスで拉致したが、最近、反政府軍によって処刑されたと伝えられている。
プロパガンダは一種の幻術と言える。この幻術をアメリカの支配層は重視、第2次世界大戦が終わって間もなく、メディア支配の仕組みを作り上げた。いわゆる「モッキンバード」だ。
幻術を使う人びとが最も嫌うものは「事実」。2010年4月にウィキリークスが公表した映像では、アメリカ軍のアパッチ・ヘリコプターに乗った兵士が戦闘行為と関係のない十数名の人々を殺害する様子が映っていた。この映像(事実)が外部に漏れたこともダメージだろうが、犠牲者の中にはロイター通信のスタッフ2名も含まれていたことも偶然とは思えない。
この銃撃は2007年の出来事だが、その前、イラクへアメリカが2003年3月に軍事侵攻を始めた直後、イギリスの番組制作会社ITN(独立テレビニュース)の記者、テリー・ロイド記者をアメリカ軍は射殺している。交戦中ではなく、取材中に拘束されてからのことだ。
その翌月には、イラク戦争を取材する目的で各国から集まったジャーナリストが宿泊していたパレスチナ・ホテルをアメリカ軍の戦車が砲撃、ロイターのカメラマンとスペインのテレビ局テレチンコのスタッフが殺され、3名が負傷している。
5月にはバグダッドから約30キロメートルほど南の地点で日本人ジャーナリスト、橋田信介と甥の小川功太郎が殺されている。当時、日本のメディアは「交戦熱」に浮かされ(今は少し症状が軽くなっただけ)、戦争に反対したり、開戦の障害になるようなことをする人物を激しく攻撃していた。そうした中、橋田は熱に浮かされていない希有な人物。つまり、日本やアメリカの政府にとって邪魔な存在だった。
こうした犠牲は氷山の一角にすぎないわけだが、アメリカ軍に「はめ込まれた」形で「取材」しているメディアの記者も多い。これがアメリカ版の「大本営発表」である。
1970年代の後半からメディアの締め付けが厳しくなり、気骨のある記者は追放されてきた。その一方で1980年代からメディアと支配システムは一体化してくる。その一例がBAP(英米次世代プロジェクト)。このグループが創設される際、ルパート・マードックやジェームズ・ゴールドスミスの名前が出ていた。後にBAPはイギリスのトニー・ブレア政権を支えてることになる。日本にも似た仕組みがあるようだ。
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はめこまれているのはジャーナリストだけではありませんねえ。
「人権団体」とかいう実態は西側帝国主義のプロパガンダ機関と化している存在も同様
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