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【イスタンブール=花房良祐】中東の衛星テレビ局アルジャズィーラは6日、シリアのヒジャブ首相がアサド政権から離反し、家族と共にヨルダンに出国したと報じた。首相の報道官は同日「革命に参加する」との声明を同局を通じて読み上げた。これまでで最も高い位の要人の離反となる。一方、シリア国営テレビは同日、首相を更迭したと公表。「離反」を打ち消すことで政権の求心力低下を避けようとしているもようだ。
首相は「市民の殺害を続ける政権から離反する。今日から革命の一兵士となる」と声明で明らかにした。隣国で安全な場所にいるとしており、ヨルダンかトルコにいる可能性がある。シリア国営テレビは同日、後任の首相に暫定的にガラワンジ地方自治相が指名されたと報じた。
アサド政権の関係者ではアサド大統領と近いタラス准将や在外公館の外交官ら、国民的な英雄の同国初の宇宙飛行士で軍高官もこれまでに離反。隣国トルコには離反した軍の士官らが続々と出国している。トルコのアナトリア通信は6日、軍准将が5人の士官らとともにトルコに逃れ、反体制派に加わったと報じた。
首相の離反をきっかけにこうした動きが加速すれば、アサド政権は弱体化を避けられそうにない。中東の民主化運動「アラブの春」が内戦に発展したリビアでも要人が相次いで政権を去り、カダフィ独裁体制の崩壊につながった。
一方、首都ダマスカスでは6日、国営テレビの本社ビルで爆発があり、数人が負傷した。政権側は4日、首都の反体制派掃討に成功したと宣言していたが、抵抗は続いているようだ。ダマスカスでは7月中旬、治安機関のビルで爆発があり、国防相ら要人4人が死亡した。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM06039_W2A800C1FF1000/?dg=1
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