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シリアの戦闘員を秘密裏に支援する米国
2.08.2012, 21:21
http://japanese.ruvr.ru/2012_08_02/shiria-sentouin-shiensuru-beikoku/
米国のオバマ大統領は、シリア反体制派武装勢力を支援するために、特務機関の機関員らを派遣する許可を出した。マスコミが米政府筋からの情報として伝えた。
この米中央情報局を通した支援のほかに武器の供与もある。トルコはすでにシリア反体制派に携帯式地対空防御システムを供与している。専門家らは、これらのトルコと米国の行動は、シリア問 題の平和的解決を目指すアナン調停案の履行を阻んでいると指摘している。
ロイター通信の情報によると、反体制派武装組織「自由シリア軍」の戦闘員らは、米国から支援を受けている。これに関する指令文書に米国のオバマ大統領が数ヶ月前に署名したという。米中央情報局をはじめとした米国の特務機関の代表者らが、トルコの秘密基地に派遣された。この秘密基地はトルコのアダナ地域にあり、ここには現在シリア反体制派の部隊が配置されている場所があるという。なお米大統領府も米国家安全保障会議もこの情報についてコメントしていない。東洋学者のドルゴフ氏は、米国がこれらの情報を公式確認するのは時間の問題だとの確信を示し、次のように語っている。
「米国は米中央情報局やトルコルートを通して自由シリア軍や別の過激派組織に武器や資金を提供している。これはずいぶん前から知られている。トルコのインジルリクには米国の基地がある。この地域にはシリア反体制派武装グループの本部がある。基地にはトルコの代表者らと常時連絡を取っている米中央情報局の代表者たちがいる。ずいぶん前から武器の供給も行われている。」
米国はシリアの戦闘員らに資金援助もしている。これはすでに公式情報だ。米国務省は、通信手段などを含む武器以外の物質のために2500万ドルを拠出すると発表した。
マスコミによると、米国のほかにトルコも反体制派戦闘員と積極的に協力している。複数の情報によると、最近数ヶ月の間にシリア反体制派には銃などのほか携帯式地対空防御システムも供与されたという。政治学者で東洋学者のイサエフ氏は、トルコと米国のこれらの行動は、アナン調停案の履行を直接的に阻止するものだと指摘し、次のように語っている。
「このような兵器の供給は、アナン調停案の根底にある原則に違反している。調停のイニシアチブを背景に、当事者の一方が武器の供与場所を持ちながら問題解決について語るのはナンセンスだ。」
専門家たちは、シリア侵攻の可能性があり、現在それに向けた準備が進められていると指摘している。国連安全保障理事会ではロシアと中国が「力によるシナリオ」を阻止した。ドルゴフ氏は、シリア反体制派の「スポンサー」たちは、事態を促進しようとしていると指摘し、次のように語っている。
「国連の決定を通さずに、外国がシリアへ武力干渉する準備が進められている。合法的な方法で軍事介入するのは不可能だ。そのため西側諸国、トルコ、ペルシャ湾の立憲君主国などは、国連を通さずに全てを行おうとしている。その一つの道が、反体制派によるアレッポ掌握だ。アレッポでは武装グループがシリア軍に対する活動を続けるために、トルコから武器を受け取っている。」
トルコはシリアとの国境地域に軍部隊を集結させている。国境地域では1日、戦車の演習が開始された。
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- Re:オバマ米大統領がシリア反軍支援の「大統領決定」(東亜日報) 中田英寿 2012/8/03 19:43:46
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