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【RPEジャーナル】↓
http://www.mag2.com/m/0000012950.html
【衝撃】★中国がシリアに軍艦を派遣!〜第3次大戦の兆し???
全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
中国がシリアに軍艦を派遣しました。
↓
.<中国軍艦艇3隻、シリアに向けスエズ運河通過
読売新聞 7月30日(月)11時8分配信
【カイロ=工藤武人】エジプトの政府系アル・アハラム紙(電子版)
は、中国軍の駆逐艦2隻とフリゲート艦1隻が29日、シリアに向
かうためエジプトのスエズ運河を通過したと報じた。 >
↑
シリアといえば、欧米が「はやく戦争したいぞ!」とウズウズして
いる国じゃあありませんか?
なんで中国は、そんなシリアに軍艦を送ったのでしょうか?
ゆっくり見ていきましょう。
ちなみに今回の話は、↓
http://archive.mag2.com/0000012950/20120725232558000.html
2012/07/25 【RPE】★(欧米vs中ロ代理戦争)シリア問題の行
方
のつづきです。
まだ読んでおられない方は、まずこちらからお読みください。
理解が10倍深まります。
▼シリア問題の現状
まず、世界の未来に大きな影響を与える「シリア問題」の現状を
復習しておきましょう。
7月19日、中国とロシアは国連安保理で、3度目の「拒否権」を行
使しました。
<<シリア>中露が米欧提出の決議案に拒否権 国連安保理
毎日新聞 7月20日(金)11時13分配信
【ワシントン白戸圭一】国連安全保障理事会は19日午前(日本
時間同日深夜)、シリアのアサド政権が停戦に応じない場合、経
済制裁発動を警告する米欧提出の決議案を採決した。
アサド政権への圧力強化に抵抗する常任理事国のロシア、中国
が拒否権を発動し、決議案は否決された。
中露がシリアに関する決議案への拒否権を行使するのは昨年10
月、今年2月に続き3度目。>
「国連安保理じゃあ、問題解決できんわ!」とシビレを切らしたアメ
リカ。
「これからは国連安保理無視していきますんでよろしく!」と宣言
します。
↓
<対シリア 安保理対応 米「枠外で行動」
産経新聞 7月22日(日)7時55分配信
【ニューヨーク=黒沢潤】国連安全保障理事会は20日、国連シリ
ア監視団(UNSMIS)の任期を30日間延長する決議案を採択した
が、前日にはシリアのアサド政権への制裁警告を盛り込んだ任期
延長決議案がロシアと中国の拒否権行使で廃案となった。
対シリア決議案での中露の拒否権行使は3度目で、米国はこの問
題での安保理の対応に“見切りをつける”方針を表明、ロシアは早
速反発し溝の深さをうかがわせた。>
アメリカが安保理を無視するのは、新世紀に入ってから二度目。
一回目は、いうまでもなく03年のイラク戦争。
この時、国連安保理では、拒否権をもつ常任理事国のフランス、中
国、ロシア3国が戦争に反対していました。
安保理の「お墨つき」を得ることが絶望的な状況で、アメリカは「無視
」することに決めたのです。
結果、全世界で大規模な「反戦運動」が起こりました。
さらにその後、「アメリカの開戦理由は全部大うそだった」ことがバレ
てしまった。
<「米上院報告書、イラク開戦前の機密情報を全面否定
【ワシントン=貞広貴志】米上院情報特別委員会は8日、イラク戦争
の開戦前に米政府が持っていたフセイン政権の大量破壊兵器計画
や、国際テロ組織アル・カーイダとの関係についての情報を検証した
報告書を発表した。(読売新聞 06年 9月9日)>
<「報告書は『フセイン政権が(アル・カーイダ指導者)ウサマ・ビン
ラーディンと関係を築こうとした証拠はない』と断定、大量破壊兵器
計画についても、少なくとも1996年以降、存在しなかったと結論付
けた」>(同上)
これで、アメリカは「正義の味方」ではなくなり、同国の権威と信用は
失墜したのです。
今回アメリカは、またもや「安保理」を無視しようとしている。
前回と同じように、アメリカは「悪の帝国」になるのでしょうか?
これが、どうもそうならない感じなのです。
「イラク問題」と「シリア問題」では状況が大きく違います。
何が違うのか、前号から転載。
<1、国際世論がアメリカ側についている
世界のメディアを見ると、「アサドが自国民を大量虐殺している」
という情報はひろく拡散されています。
一方ロシアが主張する、「反政府側も虐殺している」という情報
はあまりひろがっていません。
ですから、アメリカがシリア攻撃を決めても、それほど大きな反
対は起こらないでしょう。
2、欧州がアメリカについている
イラク戦争に反対していたのは、中国、ロシア。
もっと重要だったのは、フランス、ドイツが反対だったことです。
西欧の二大強国が反対ということで、国際世論が反米にむいた。
しかし、今回欧州は一致してアメリカの方針を支持しています。
3、アサド政権は「化学兵器保有」を認めた
アメリカはイラク戦争時「フセインは大量破壊兵器を保有している」
と主張していました。
それがウソだったことがバレ、苦境に立たされた。
大量破壊兵器とは、生物兵器、化学兵器、核兵器、放射能兵器
のことをさします。
アサド政権は、最近大量破壊兵器である「生物化学兵器保有」
の事実を認めました。
もっとまずいことに、「それを使う可能性がある」と宣言した。
↓
<大量破壊兵器の保有を公言、国民への使用は否定 シリア
CNN.co.jp 7月24日(火)10時3分配信
(CNN) シリア外務省は23日、外国から侵攻された場合に備
えて生物化学兵器などの大量破壊兵器を保有していると公言
した。ただしシリア国民に対して使うことはないと断言している。
シリア外務省のマクディシ報道官は記者団に対し、「シリアが
保有している(大量破壊兵器の)ストックや非通常兵器は、いか
なる状況においても民間人やシリア国民に対して使うことはな
い。
保有兵器はすべてシリア軍によって監視され、外部からシリア
に対する侵攻があった場合にのみ使用される」と発言した。>
つまり「外国から攻撃された場合は使う」と。
これは、「外国からの攻撃を阻止するため」に発表したのでしょう。
しかし、逆効果です。
アサドは、自ら「墓穴」を掘ることになりました。
欧米に、「アサドは自国民を大量虐殺し、生物化学兵器を使うと
公言するクレイジーな独裁者だ!いかなる手段を使っても排除
しなければ!」という口実を与えてしまいました。>
というわけで、イラク戦争時とは違い、国際世論はアメリカを支持
している。
だから、欧米が安保理を無視してシリアをせめても、大きな反戦
運動は起こらないし、アメリカの権威が失われることはない。
これは、シリアのアサド政権を支持してきた中国、ロシアの敗北
を意味します。
で、中国はどうしたのでしょうか?
冒頭で触れたように、「軍艦を派遣する」ことにしたのです。
「・・・・・・・・・・・・中国は欧米と戦争するつもりなのですか!?」
▼中国がシリアに軍艦を送った理由
その理由はこちらです。
↓
.<中国軍艦艇3隻、シリアに向けスエズ運河通過
読売新聞 7月30日(月)11時8分配信
【カイロ=工藤武人】エジプトの政府系アル・アハラム紙(電子版)
は、中国軍の駆逐艦2隻とフリゲート艦1隻が29日、シリアに向
かうためエジプトのスエズ運河を通過したと報じた。
シリアがイランやロシアと近く実施するとされる合同軍事演習に
加わるのが目的とみられる。 >
シリア、イラン、ロシア、中国で「合同軍事演習」をするのですね。
中国が軍艦3隻をシリアに送ったのはこれに参加するためなの
です。
どんな感じの演習が行われるのでしょうか?
<イランのファルス通信は6月中旬、9万人規模の大規模演習がシ
リア沖一帯で「数週間以内」に行われると伝えていた。
アサド政権はアレッポで反体制派拠点への総攻撃に踏み切り、国
際社会は懸念を強めている。
そうした中、アサド政権の士気向上を狙う演習に中露が参加するこ
とは物議を醸しそうだ。.>(同上)
↑
一体なぜこの時期に演習が行われるのでしょうか?
今までの流れをふりかえってみればわかります。
今まで、「シリア戦争」を望む欧米と、「シリア戦争阻止」を目指す
中ロ同盟は、「情報戦」を繰り広げてきました。
欧米は、「アサドは自国民を大虐殺している!」と宣伝してきた。
一方中ロは、
「内政干渉反対!」
「シリア人のことはシリア人が決めるべき!」
「アメリカは、アフガン、イラク、リビアを攻めたがこれらの国は全
然安定していないじゃないか!?」
「どの国もほとんど内戦状態で、これは要するに、アメリカの戦
争がこれらの国の問題解決に貢献していないことを意味する」
等々。
しかし、今回はイラク戦争時と違い、アメリカが情報戦で勝利をおさ
めつつある。
国際社会は、「アサドは化学兵器使用を公言する悪の独裁者だ!」
と見ている。
だから、欧米が「安保理決議抜き」で戦争を開始しても、OKな状況
になっている。
ここにいたって中国とロシアは、「このままじゃ戦争がはじまる。なん
とかしないといけない」と考えた。
それで、「合同軍事演習」をすることになったのです。
どこかの国とどこかの国が合同軍事演習する。
あたりまえですが「仮想敵」が設定されています。
日本とアメリカが演習する場合、当然中国や北朝鮮が仮想敵でしょ
う。
中国、ロシア、イラン、シリアの「仮想敵」はどこなのでしょうか?
これは、当然アメリカを中心とする「NATO軍」。
シリア戦争になれば、NATO以外の国も参戦するかもしれない。
だから、「アメリカを中心とする『有志連合軍』」といえるかもしれま
せん。
ここで注意が必要ですが、シリア戦争は、見た目アメリカ中心で
行われないかもしれません。
リビア戦争は英仏が主導し、アメリカが後から加わるような形でし
た。
なぜかというと、オバマさんは「好戦的なブッシュとは違う」ことを
前面に出して勝った大統領。
「ノーベル平和賞」ももらっています。
だから、戦争を主導するような立場にはなるべくいたくない。
「アサドが大量虐殺し、英仏が攻撃を決めたから、イヤだけど正
義のために参戦する」という形にしたい。
このように、今回の合同演習の仮想敵は欧米を中心とする勢力
ですが、
もちろん「中国とロシアが戦争をしたがっている」という意味では
ありません。
要するに、「シリアを攻めたら、中国とロシアと一戦交えることに
なるぞ!」と脅している。
つまり、中国とロシアは、アメリカのシリア攻撃を思いとどまらせ
ようとしているのです。
たとえば、アメリカと韓国が軍事演習するのもそうですね。
北朝鮮が無鉄砲な戦争をはじめないよう警告しているのです。
こう書くと、「なんだか中国とロシアは、『平和を愛する国』なのか
な?」と思えてきます。
もちろん、そうではありません。
中国は、ベトナムやフィリピンと衝突を繰り返している。
ロシアは、08年にグルジアと戦争をしている。
つまり、中ロは、「平和を愛する国」なのではありません。
「戦争は外交の延長」「外交で解決できなければ戦争で」と考え
る「普通の国」なのです。
それにしても、なぜ中国とロシアは、そうまでしてシリアのアサド
を守りたいのでしょうか???
▼中国の思惑
前号とかぶるところもありますが、大切なので再度触れます。
08年、「アメリカ一極世界」は崩壊し、「米中二極時代」が到来し
ました。
世界中で、「覇権維持を目指すアメリカ」と「覇権奪取を狙う中国」
が争っています。
皆さん、「俺はアメリカの支配者だ!」「中国を崩壊させる方法は
ないかな?」と考えてみてください。
なにか方法は浮かぶでしょうか?
真っ先に思い浮かぶのは、「経済をボロボロにすること」でしょう。
じゃあ、どうやったら中国経済をボロボロにできます?
中国は、安い労働力によって生み出される「安い製品」によって
繁栄しています。
(最近は賃金上昇で、外資が逃げはじめている。)
だから、「人民元」があがれば、「労働力」「製品の値段」も高くな
り、中国経済は崩壊します。
(崩壊という言葉は、少々大げさかもしれませんが・・・)
「高い中国製」なんて誰が欲しがります?
だからアメリカは、熱心に「人民元を上げやがれ!」と主張して
いるのです。
ちなみに、日本は80年代半ば「円高」を強要され、バブル経済→
バブル崩壊にむかっていった経緯があります。
しかし、中国はアメリカの意図がわかっているので、頑固に抵抗
している。
もっと「劇的」な方法もあります。
それが、「資源」をとめてしまうこと。
エネルギーがなくなれば、経済は成長できません。
一番わかりやすい例は、第2次大戦前の対日「ABCD包囲網」で
しょう。
エネルギーがらみで経済を崩壊させた例をもう少し。
レーガンさんは「悪の帝国ソ連」を崩壊させようと決意しました。
で何をしたか?
サウジアラビアを脅迫し、原油を増産させた。
それで、原油価格が暴落。
ソ連経済は、二度のオイルショックがあり原油が暴騰していた
70年代、絶好調でした。
80年代になると、原油価格の下落により、ソ連経済はボロボロ
になった。
そして、アメリカの思惑どおり、ソ連は崩壊にむかっていったの
です。
現在。
アメリカは世界中で「イランの原油を買わないように」強要して
います。
それで、イラン経済はボロボロになっている。
このように、「資源」「エネルギー源」をおさえることで、ある国の
経済を崩壊させることはできます。
アメリカがシリアのアサド政権を打倒すれば、次のターゲットは
アサドの後ろにいるイランです。
イランを打倒すれば、中東に「反米産油大国」はなくなります。
(民衆は概して反米だが・・・)
すると、アメリカは、いつでも中東→中国の原油の流れをカット
できるようになるでしょう。
だから中国は、シリアのアサドを守りたいのです。
▼ロシアの思惑
プーチン・ロシアとブッシュ・アメリカは、03年のユコス問題で
決定的に対立しました。
当時ロシアの石油最大手だったユコスのホドロコフスキー社長。
同社長は、ユコスをアメリカの「エクソンモービル」「シェブロンテ
キサコ」に売却すべく、交渉を進めていたのです。
プーチンは、最高検に「ホドロコフスキー逮捕」を命じ、アメリカ
に「ロシアの石油利権はおまえらにわたさない!」という強い決
意を見せました。
その後、アメリカは、ロシアの勢力圏である旧ソ連諸国で次々と
革命を起こし、「親米反ロ傀儡政権」を樹立していった。
03年グルジア、04年ウクライナ、05年キルギス。
(この辺の詳しい事情は、
●「プーチン最後の聖戦」 (集英社インターナショナル)
(詳細は→ http://tinyurl.com/8y5mya3 )
をご一読ください。山盛り証拠つきで、誰も否定できません。)
怒ったプーチンは、仮想敵NO2中国と同盟を結び、「アメリカ幕府
打倒」に動きます。
両国の争いはドンドンエスカレートしていき、「米ロ新冷戦」という
言葉も生まれました。
さらに、08年8月には、アメリカの傀儡国家グルジアとロシアの戦
争にまで発展していきます。
その後、「アメリカ発100年に1度の大不況」が起こったため、休戦。
「米ロ再起動」という言葉が流行りました。
しかし、プーチン再臨で、「米ロ新冷戦第2ラウンド」がはじまって
いるのです。
さて、シリア。
ここでも、「シリアの後はイラン」というのが重要です。
そもそも、プーチンの「倒幕戦略」の柱は、「ドル基軸通貨体制」
を「崩壊させること」でした。
ドル体制は、主に「ユーロ」の勢力拡大によって崩れてきた。
<<ユーロ>現金流通から5年 米ドルを超えた模様
06年12月30日19時46分配信 毎日新聞
【ロンドン藤好陽太郎】
欧州単一通貨ユーロの市中での紙幣流通量が今月初めて米ドルを超
えた模様だ。
ロシアや中東地域などユーロ圏外でも保有する動きが広がっているほ
か、ユーロ高でドル換算した額が膨らんだ。
旧ユーゴスラビア連邦のスロベニアも来月1日から新たにユーロに加
盟し、ユーロ圏は今後も拡大が予想される。通貨として誕生してから丸
8年、現金流通開始から5年。
ユーロは国際通貨としての存在感を強めつつある。>
反米イランも「ドル攻撃」をつづけてきました。
↓
<イラン、原油のドル建て決済を中止=通信社
07年12月10日9時31分配信 ロイター
[テヘラン 8日 ロイター] イラン学生通信(ISNA)は8日、ノ
ザリ石油相の話として、同国が原油のドル建て決済を完全に中
止した、と伝えた。
ISNAはノザリ石油相からの直接の引用を掲載していない。
ある石油関連の当局者は先月、イランの原油の代金決済の「
ほぼすべて」はドル以外の通貨で行われていると語っていた。>
そして、他の中東産油大国は、「アメリカがイランを見逃すのなら、
俺たちは「湾岸共通通貨をつくろう!」と画策していた。
これが、08年に危機が起こったときの状況だったのです。
あれから4年、世界を見渡してみましょう。
ドルに唯一対抗できる通貨だったユーロ。
今では、「ユーロ圏」はボロボロ。
ギリシャがユーロ圏を抜け、スペインが抜ければ、「ユーロは崩壊
する」といわれています。
08年まで、圧倒的にユーロ >>>ドル だったのが今では逆転
している。
これで、アメリカがイランに傀儡政権を樹立。
イラク同様、原油の決済通貨をユーロからドルに戻すことに成功
すれば?
ドルは復権し、再び「世界唯一の基軸通貨」になるでしょう。
プーチンの戦略すべてが崩壊することになります。
さらに。
アメリカが中東産油大国の完全支配に成功すれば?
アメリカは、80年代同様、原油価格を大暴落させることで、ロシ
ア経済を崩壊させることができるでしょう。
ちなみに08年夏、原油価格は140ドルを超えていました。
それが、リーマンショック後大暴落。
30ドル台になってしまった。
09年、ロシアのGDPはなんと−7.9%(!)。
このことは、「ロシアはいまだに完全石油依存経済だ」というこ
とを示しています。
もしアメリカが、原油価格を5年間「50ドル以下」におさえること
ができれば、プーチンの再選はかなり難しくなるでしょう。
こういう「悪夢」を回避するためにも、ロシアはイラン、そしてシ
リアを守る必要があるのです。
これが、中国、ロシア、イラン、シリアが「合同軍事演習」を決
めた背景です。
▼第3次大戦の予兆???
中ロは、「シリアを攻めたら俺たちが黙っちゃいないぞ!」とア
メリカを脅している。
では、実際欧米がシリアを攻めたら中ロは軍隊を動かすので
しょうか?
イラク戦争時、中ロはフセインを守りませんでした。
あれから9年の月日が流れ、アメリカの弱体化も著しいです。
だから、シリアのアサドを守る為に、アメリカと一戦する???
そうなれば、
欧米 対 中ロ の第3次大戦勃発。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まさに、聖書の「ハルマゲドン」がやってきます。
しかし、中ロはそこまでバカではないでしょう。
とはいえ、「大きな戦争」の予兆らしきものは、たしかにあります。
先日ロムニーさんが、イスラエルを訪問し、こんなことをいいまし
た。
↓
<イスラエルのイラン攻撃 ロムニー氏「決断なら尊重」
産経新聞 7月30日(月)7時55分配信
【カイロ=大内清】米大統領選の共和党候補に内定しているロムニ
ー前マサチューセッツ州知事は29日、訪問先のエルサレムでイス
ラエルのネタニヤフ首相と会談した。
ロイター通信によると、ロムニー氏の側近は会談に先立ち、同国が
核兵器開発の疑われるイランへの攻撃を決断した場合、ロムニー
氏は「その決断を尊重する」と述べた。
イスラエルにイラン攻撃の自制を求め、ネタニヤフ氏との関係もぎ
くしゃくしているオバマ米大統領との差別化を図ることで、米国内
の保守派に多い親イスラエル勢力の支持を固める狙いがあると
みられる。
会談でネタニヤフ氏は、イランの核兵器開発阻止には「制裁と、
強力で確かな軍事的圧力が必要だ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
と強調。
ロムニー氏は、かつて同じコンサルタント会社で働いたネタニヤフ
氏とイラン問題について話し合うのを「楽しみにしていた」と語り、
同氏との親密さもアピールした。>
これは、ユダヤを味方につけるための「選挙キャンペーンの一環」
というのが一般的な見方です。
そのとおりでしょう。
しかし、「イランへの攻撃を決断した場合、ロムニー氏は「その決
断を尊重する」と述べた」
というのは、「どうぞやってください、尊重します」という意味では
ありません。
「イスラエルがイランを攻めればアメリカはサポートしますよ!」
といってるわけです。
別の言葉で、「やっちゃいなよ!俺らが助けるから!」といって
いる。
「そそのかしている」ともいえます。
つまり、「シリア戦争」ばかりでなく、同時に「イラン戦争」も起こ
る可能性があるのですね。
アメリカがシリア、イランに傀儡政権を樹立し、中東支配に成功
する。
その次は、いよいよ、「ロシア」「中国」がターゲット。
こういう明確な見通しが描ける中で、中ロは黙っているでしょう
か?
●その他の情報は、【RPEジャーナル】↓
http://www.mag2.com/m/0000012950.html
●【世界一わかりやすいアメリカ没落の真実】(北野幸伯著)
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