02. 2012年7月29日 06:39:07
: d07iybJkXA
お馴染み、日々の感想ブログから。 このブロガーはSANA通信の記事を多く取り上げるが、シリアの通信社だから事実により近いと思って取り上げているわけではない。 アラビア語に明るいようで現地に知己がいるらしく直接情報を聞いて確認し、自分のブログに記事を上げている。 だから情報の精度に敏感である。プロパガンダはしょせんプロパガンダ(政府だろうと反体制だろうと)と割り切った上で自分の立ち位置を定め、自分はこう思うとブログ中に意見を書いている。 俺はこのブロガー氏の思想に全面的に同意していない(たとえば日本国内の在日排斥を強く主張しているが俺はそうは思っていない)、ただシリア関連の情報と主張に関しては氏の見解に同意している。 勝手に引用していながら余計なことだが、情報の取捨選択とは最終的には自分がどう思うか、思いを反映している情報なら既存メディアだろうが個人のブログやツイッターだろうが収集に当たるべきだがそれに依拠してはいけないことを判断として持っておかないといけない。 自分の思想や思考が近いから事実により近いと思うのは判断基準を放棄しているのと同じである。 前置きが長くなった。 シリア:アレッポ市内の様子 7月26〜27日
作成日時 : 2012/07/28 23:42 7月26日。前の記事 以下の4地区(城から西〜南西方向の川向こう)で、武装集団が住民多数を誘拐。虐殺したあと、「シリア軍がやった」と発表する可能性がある。 al-Mashhadアル・マシュハド(旧市街の城から南西へ2.9km。川向こうすぐで、大通りの北側)。 Salah al-Dinサラーフッディーン(城から西へ4.1km、やや下)。 Saif al-Daulahサイフッダウレ(城から西へ3.4km、やや下)。 al-Ansaariアル・アンサーリー(旧市街の城から西南西へ2.8km。川を渡ってすぐ)。 これまでの外国人戦闘員の死者576人。サウジ54人、リビア97人、チュニジア41人、レバノン18人、エジプト9人(注:以上で219人)。その他モロッコ、アルジェリア、イエメン、アフガニスタン、南アフリカ、マリ、湾岸アラブなど。 ダマスカスの武装集団にはエジプト人が多かった。アレッポではサウジ人が多い。 目撃者によると、軍がテロリスト掃討作戦を実施した結果、Salah al-Dinとal-Sukkariアッスッカリー(城から南西へ3km、さらに少し南。川向こうで、幹線道路の南側)を中心に、市内各地の裏道、小道でテロリストの死体が散乱している。 テロリストが、al-Nairabアン・ナイラブ(城から南東へ6.3km。空港の南)(注:似た地名のBab al-Nairabバーブン・ナイラブならば、城から南東へ1.2km)、al-Marjahアル・マルジェ(城から南東1.6kmにあるロータリー)で、破壊行為。 al-Zahraa'アッザフラー(城から西北西へ4.2km。アレッポ大学の敷地の西端の北隣)で、炎上した自動車の中から黒こげの遺体9体を発見。前日25日に誘拐して処刑し、この日、火を付けたと思われる。襲撃された警察署の警官ではないかとの声も。 14時過ぎ、政府軍が準備完了と発表。アレッポの作戦は、ダマスカスの作戦より難しく、市内はともかく、郊外までしっかり抑えるには、時間がかかるかもしれない。トルコと国境を接しており、積極的に妨害してくる可能性がある。(注:先日のコメントと逆。) 市内には約2000人のテロリストが既に入っており、郊外(つまりトルコ)から1500〜2000人のゲリラが応援に駆けつけている。 イドリブ県、アレッポ県郊外からアレッポ市内へ召集されている政府軍部隊に対し、武装勢力が攻撃を仕掛けている。 アレッポ市パスポート・オフィス(旧Meridienから南西へ200m。城から西へ3.1km、わずかに上の角地)の幹部と、アレッポ国際空港(城から東南東へ5.8km)の幹部が、誘拐された。 Saif al-Daulahにあるモスクのイマームal-Shaikh 'Abd al-Lateef al-Shamiアブドゥッラティーフ・アッシャーミー師が誘拐され、殺された。惨殺死体が、同地区の公園で発見された。アッシャーミー家は、アレッポ市から北東郊外マディーナトゥル・バーブ、マンビジュ、そしてラッカ県にかけて多い。 al-Zahraa'とal-Muhandiseenアル・ムハンディスィーン(城から西へ5.3km、やや上)で、武装集団が検問所を襲撃。 7月27日。 午前3時ごろ、al-Faidアル・ファイド(城から西へ2.2km、やや上)で爆発。大統領モスクのガラスが割れた。ほかに市内2ヶ所で爆音の情報あり。
早朝、以下の3地区で交戦の情報あり。 al-Kurah al-Ardiyyahアル・クラトゥル・アルディーイェ(城から西へ4.5km。旧Meridienの南西400m。Aleppo College前のロータリー) al-Sukkariアッスッカリー(城から南西へ3km、さらに少し南。川向こうで、幹線道路の南側)。 バグダード駅周辺。 al-Firdousアル・フィルドゥース(城から南西へ1.9km)から多数の住民が避難。午後、砲撃で10人以上が死亡。(反体制派の情報なので、死んだのはテロリストである可能性。) アレッポ県郊外、農民・労働者枠で選出の人民議会議員Ikhlaas al-Badawiイフラース・アル・バダウィー(女性)が、政府の治安対策に抗議してトルコに亡命と、イギリス系Sky News Arabicが報道。バアス党員。 議会の公式HPに記載されている彼女の経歴。(注:トルコに亡命して、なぜトルコのメディアが接触しないのか不思議。) http://parliament.sy/forms/members/viewMembers.php?member_id=155 http://megalodon.jp/2012-0728-0849-47/parliament.sy/forms/members/viewMembers.php?member_id=155 高度通信機器を装備した米国人記者2人が、Salah al-Dinに立てこもっている武装集団と共に行動しているところが目撃された。 武装勢力に参加していたパレスチナ人1人が、政府軍によって射殺された。 武装集団がアレッポ小児科専門病院を占拠したとの情報は、嘘。 郊外Daarah al-'Izzahダーラトゥ・アィッゼ(城から29.6km)からアレッポ市に向かっていた政府軍の隊列に対し、武装集団が攻撃を仕掛けたが、反撃して潰した。 軍筋のコメント。持てる最大の力でテロリストを叩き、アレッポから一掃するまで、我々は兵舎に戻らない。裏切り者は焼き払う。この国はアサドの巣であり、ネズミにアレッポの人々を侮辱させない。 al-Furqanアル・フルカーン(城から西へ3.9km。最高級住宅地の一つ)で、軍が武装勢力と交戦。テロリスト2人殺害、3人逮捕。武器を押収。 ロシアのGatilovガティロフ外務次官が7月27日、インターファクスに語った。我々は、アレッポの治安状況と、そこに住むロシア人の行く末を懸念している。外交の他の側面について発言。 http://arabic.rt.com/news_all_news/news/590698/
武装勢力は、リビアから入手した化学兵器をシリアで使用し、シリア政府を非難する可能性(偽旗(にせはた)作戦)がある。リビア政府も、武器供与を公式に認めている。6月10日付け記事。 http://www.rt.com/news/syria-chemical-weapons-plot-532/ http://megalodon.jp/2012-0728-2241-57/www.rt.com/news/syria-chemical-weapons-plot-532/ 同じ内容の別記事。 http://www.infowars.com/warning-possible-nato-fsa-false-flag-attack-in-syria/ http://megalodon.jp/2012-0728-2241-35/www.infowars.com/warning-possible-nato-fsa-false-flag-attack-in-syria/ http://counterpsyops.com/2012/07/28/syrians-nato-backed-militants-seen-donning-gas-masks/ http://megalodon.jp/2012-0728-2246-07/counterpsyops.com/2012/07/28/syrians-nato-backed-militants-seen-donning-gas-masks/
http://hibikan.at.webry.info/201207/article_197.html |