http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/545.html
Tweet |
【カイロ=今村実】内戦状態のシリア中部ハマ近郊の村タラムセで、アサド政権側の攻撃によって百五十人以上が虐殺されたといわれる事件で、村の男性(40)が十三日、本紙の電話取材に応じた。「大勢の住民が集められ後ろ手に縛られて頭部を背後から撃たれた」と処刑のように虐殺が行われた実態を証言し、国際社会の支援を悲痛な声で訴えた。
この男性によると、村を包囲した政府軍は政権派の民兵集団シャビーハとともに、十二日午前五時半ごろから攻撃を開始。住民を「人間の盾」に使いながら、動くもの全てに発砲し、多くの若者を逮捕して処刑した。また遺体や家々を燃やし、略奪もした。
虐殺は午後八時半ごろまで続き、男性らは十三日、約百八十人の遺体を埋葬。多くの犠牲者は背後から撃たれたり、刃物で刺されたりしていた。
男性は十三日朝、逃げようとして殺害された十三人の遺体を農地で発見。「政権側は遺体を運び出し、負傷者を連行した。まだ発見されていない遺体があり、死者はまだ増えるはずだ」
村ではこの二カ月、反政府デモなどは起きていない。標的にされた理由について、男性は「政府軍から村出身の兵士や士官ら二十数人が離反した。その報復だろう」と語った。さらに「世界の皆さん、誰でもどんな方法でもいい。政権による殺りくを止めるため、助けてほしい」と強く求めた。
シリアでは政府軍が砲撃した後、シャビーハが住民を無差別に殺害する虐殺事件が相次ぐ。五月二十五日には中部ホムス近郊ホウラで百八人が死亡、六月六日にはハマ近郊の村クベイルなどで五十五人以上が殺された。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012071402000101.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。