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危険性がなければオスプレイは配備してもいいとでもいうのか
http://blogs.yahoo.co.jp/hellotomhanks/63380181.html
「天木直人氏の視点ー(2012/07/11)」 :本音言いまっせー!
米国のイラク攻撃が不当なものであったという理由のひとつに、決まって
語られるのが、大量破壊兵器はなかったのに先制攻撃をしたというのがある。
私も7月7日のメルマガ第520号「イラク攻撃と同様にアフガン攻撃も
正当性がなかった!」の中でそう書いた。
それを読んだ読者からすかさず次のようなメールが返ってきた。
天木さんさえも気づかずにその言葉を使っているが、それでは
大量破壊兵器があったら先制攻撃は認められたとでも言うのか、と。
なるほど確かにそうだ。
もし大量破壊兵器を持った国を先制攻撃することが許されるのなら
イスラエルがイランを攻撃することも許されることになる。
そんなことが許されるはずはない。
気に食わないからといって武力にまかせて先制攻撃すること自体が不当、
違法なのである。
それが戦後の国際社会の合意なのだ。
それを堂々と破る国の筆頭が米国なのである。
オスプレイ配備に反対することについても同様の事が言える。
オスプレイの危険性ばかりがメディアで語られるが、それでは危険性が
なければオスプレイを配備してもいいというのか。
オスプレイ配備の問題は危険性のほかにもあまたある。
むしろそれらの不都合を隠すために危険性だけがことさら強調される
のではないか。
たとえば英国で開かれた国際兵器見本市でオスプレイが展示されていた
というニュースをNHKが流していた。
もし日本がオスプレイの配備を危険だと言って断ったらなら兵器見本市に
おけるオスプレイの販売の大きな打撃になる。
米国がこのタイミングで強行にオスプレイ配備を日本に迫るのはそういう
理由も間違いなくある。
7月8日の朝日新聞は「ニュースがわからん!」という用語解説記事で
オスプレイについて次のように説明していた。
問 なぜこんなものをつくったのじゃ
答 海兵隊は敵地に真っ先に入り、戦う。上陸作戦にヘリは欠かせない
・・・より遠くにより速く、より多くの隊員や物資を運べる航空機を、
と開発された・・・
これを要するにオスプレイは憲法9条の認める専守防衛から逸脱した兵器
なのだ。海兵隊の存在自体が違憲なのだ。その海兵隊の敵地上陸作戦の
手助けをするオスプレイを日本に配備することこそ憲法9条下では認められ
ないのだ。
さらに日曜日夕方のNHKはこう報じていた。
あらたにブラウンルートがあることがわかったと。
すなわちこれまで防衛省が知らされていたのは次の六つの低空飛行訓練
ルートであった。
東北山間部グリーン/ピンク、
北アルプス・越後山脈周辺ブルー、
四国山地オレンジ、
九州山地周辺イエロー、
奄美諸島パープル。
それに7番目の中国山地を飛行するブラウンルートが出てきたと
いうのだ。
日本政府はオスプレイの配備については情報を与えられていないのだ。
そのような状態の中で安全情報を米国から確認するなどという事など
できるはずがない。
日米安保条約の交渉過程でいみじくもダレスが言ったように、米国は
「好きな場所に、好きなタイミングで、好きなだけ」軍隊日本全土の展開
できるのである。
それが今でもそのまま続いているということだ。
われわれはオスプレイについて何も知らされていない。
そんなオスプレイの配備などとんでもない話なのである。
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