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米軍、サイバー戦への準備拡充(ウォール・ストリート・ジャーナル)
2012/07/06
http://jp.wsj.com/IT/node_473151?mod=WSJWhatsNews
米軍は、サイバー戦への備えを急速に拡充しており、その一環として訓練プログラムを強化している。
国防予算は削減方向にある中で、サイバー戦能力の増強は無人機や特殊作戦と並んで重視されている。空軍兵器学校では今年6月に、6人の空軍将兵がサイバー戦の訓練を受けた1期生として卒業した。訓練はネバダ州にあるネリス空軍基地で行われ、6人はネットワークへの侵入撃退など防衛のほか、サイバー攻撃のやり方を学んだ。
オバマ政権は、中央情報局(CIA)や国土安全保障省(DHS)など省庁横断でサイバー戦の攻撃・防御の技術の利用に乗り出している。米国は、イスラエルと共同でサイバー戦の儀実を使ってイランの核開発計画に打撃を与えたと報じられている。2011年のリビア空爆に際しても、米軍は事前にサイバー攻撃でリビアの防空網を機能不全に陥らせている。
米軍のサイバー戦能力の増強は2008年に始まり、「サイバー司令部」の創設につながった。同司令部は米軍のサイバー戦能力を結集し、国家安全保障局(NSA)のノウハウを統合している。
空軍と同様に海軍も、情報優先センター(CID)で毎年2万4000人にサイバー戦の訓練を施している。ジェームズ・カートライト前統合参謀本部副議長(退役海兵隊大将)は、サイバー戦の訓練の重視について潜在的な敵に対する有力な抑止になると指摘し、「サイバー戦の抑止を実効あるものとするには、意思と能力と訓練が必要である」強調する。
米国のサイバー武器の全体像は極秘となっているが、空軍兵器学校でサイバー課程を管轄しているボブ・リーブズ中佐は「我々のカリキュラムは、サイバー領域での攻撃や防衛を基本に置いている」と語る。
米国はまた、サイバー武器を使って敵の防空・防海システムを破壊することにも精通している。米軍当局者によれば、イスラエルが2007年に建設中のシリアの原子力発電所を攻撃した際には、イスラエル軍はサイバー技術を駆使しシリア軍が爆撃機を捕捉できないようにした。
米空軍サイバー空間作戦局のスタッフディレクターであるティモシー・フランズ中佐は「サイバー空間は紛争領域である」とし、「軍事目的のため電話やネットワークに侵入しようとする者がいる。我々は、同様の能力を持つことが将来の戦闘のために必要不可欠であることを認識している」と述べる。
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