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■1991年の湾岸戦争時から、自衛隊の武力行使を強要してきたアメリカ
米軍再編というと、普天間基地の移転計画とグアムへの海兵隊の移転、オスプレイの配置などが問題視されているが、アメリカ側の意図は別にある。
冷戦以降、アメリカは、「同盟国の力を利用し、世界に君臨しながら力を保ってゆく」ことに注力している。
実際、ヨーロッパに駐留していた10万人の米陸軍は撤退させ、極東アジア(韓国・日本]の10万人の陸軍は縮小させている。
アメリカべったりの日本国内のエセ愛国者・自民党議員・マスコミは、
・アメリカの介入に対して日本がNOを言うと、経済規制や、露骨な嫌がらせなどのしっぺ返しが必ず来る。
世界をどうするなんていう大問題にはアメリカに任せて、日本は一切口をはさまず、アメリカについていくことが最善だ。
・日本の周辺は核保有国だらけである。中国、ロシア、北朝鮮。この上に、韓国が核保有したら、日本の周りは全て核保有国ということになる。
しかも、友好的な国は一つもなく、全て日本との領土問題を抱えた国ばかりだ。
・万が一のときには、日本を守るために、24万人の自衛隊員、1200両の戦車、80隻の防衛艦、300機の戦闘機を使って、日本も「防空をしましょう」「ミサイル防衛をやりましょう」「武力行使しましょう」
などの発言を繰り返している。
■アメリカの手先となるエセ愛国者や自民党議員たちも、武力行使のために動いている
日本には、憲法九条があるため自衛隊の武力行使ができない状態だった。
憲法九条は、
・国際紛争を解決するために武力行使しないこと。
・それと自分がやられてもいないのに、同盟国を守るために武力を使わないこと。つまり集団的自衛権の行使もできない。
という大きな柱がある。このため、紛争があっても長い間、自衛隊を出せなかった。
しかし、アメリカの手先となるエセ愛国者や議員たちが、
1991年の湾岸戦争あたりからのアメリカ政府やCIAからの外圧で、改憲に動き始めている。
国民の目に見えるところでは、国際貢献という名のもとで
雲仙や阪神大震災、スマトラ沖地震、東ティモールのPKOとともに
イラクのサマワに自衛隊派遣とか、インド洋上での給油とかの自衛隊の派遣を行っている。
注目すべきは、安部政権のときには、憲法九条を改憲するための法案「国民投票法」が、施行となったことだ。
■日本国内はアメリカ軍自衛隊部隊化が進行している
すでに国民の知らないところで、日本国内はアメリカ軍主導で米軍と自衛隊との一体化が始まっているのをご存知だろうか。
・在日米軍の司令部があるキャンプ座間は、アジア太平洋で戦争する第一軍団が終結している。
アメリカのワシントン州フォーロルイスからも移転してくる。そこに陸上自衛隊の海外派遣司令部も入ることになっている。
・東京の横田基地には、在日米空軍司令部・在日米外国空軍司令部・在日米国司令部の三つの司令部と府中基地の航空自衛隊司令部が移転予定だ。
・横須賀基地でも、米軍と海上自衛隊の再編が行われており、世界最大の軍艦・ニミッツ級原子力空母(F14戦斗機など80機以上を収容可能)が配備されている。
・岩国基地も中国・朝鮮をにらんだ原子力空母配備を行っている。
■トモダチ作戦にみられる、核有事のための日米軍事演習が始まっている
「オペレーションプラン5029」という軍事作戦がある。
・北朝鮮におけるクーデター
・大規模亡命・大量脱北
・大量破壊兵器流出
・大規模自然災害
・体制を動揺させる急激な変化が発生した場合
などに備えて、アメリカ軍が、北朝鮮の核兵器の拡散と大量破壊兵器の管理権の奪取を行い、
韓国軍が米軍をサポートするという、アメリカ軍主導の軍事作戦だ。
東日本大震災では、「トモダチ作戦」としてアメリカ海軍・海兵隊・空軍が連携し、最大2万4000人の将兵、190機の航空機、24隻の艦艇が参加したとされている。しかし実際どのような活動を行ったのか不明だ。
事実として、自衛隊とともに、横須賀基地から出発した、大量破壊兵器(NBC兵器。核兵器・生物兵器・化学兵器)が専門のCBIRF(化学生物事態対処部隊)が福島第一原子力発電所事故への対応や復興支援を行ったことは確かだ。
まさに日本版「オペレーションプラン5029」の合同軍事演習が行われているのだ。
エセ愛国者や政府は、米軍移転にかかる数千億円の費用は日本の血税を投入している。
さらに、戦争放棄を定めた憲法を改悪し、海外派遣と武力行使を明記しようとしている。
アメリカがたくらむ中国、朝鮮、アジアへの戦争にふたたび日本人を総動員しようというのである。
「アメリカの庇護の元で67年目の春を迎えた日本、戦略なき未来やいかに」と思わずを得ない。
ニュースソース
半田滋/防衛庁・自衛隊の実像より
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