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【カイロ前田英司】シリア空軍の戦闘機が21日、隣国ヨルダンの空港に緊急着陸し、パイロットが政治亡命を申請した。AFP通信によると、ヨルダンは亡命を受け入れたという。シリアでは昨年3月に反体制デモが本格化して以来、アサド政権の武力弾圧に反発する兵士の離反が相次いでいるが、戦闘機での亡命は初めて。
ロイター通信などによると、ロシア製のミグ21戦闘機がシリアの首都ダマスカス北東のドメイル軍用空港を離陸し、約30分後にヨルダン北部のキング・フセイン空軍基地に着陸した。パイロットはハッサン・ハマダ大佐(44)。シリア北部イドリブ県出身のイスラム教スンニ派教徒で、家族も既にトルコ国内に逃げたという。
推定29万人のシリア政府軍兵士の多くが国内多数派のスンニ派である一方、幹部はアサド大統領の母体で少数派のイスラム教アラウィ派が占める。離反兵士団体「自由シリア軍」は要員数が5万人を超したと主張している。
ヨルダンにとってシリアは重要な貿易相手。離反兵士の受け入れはシリアを刺激しかねず、反体制派への武器密輸ルートに利用される可能性もあると懸念している。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、ヨルダンには騒乱で2万4000人超のシリア人が逃げ込んでいる。
一方、シリア反体制派「地域調整委員会」によると、シリアでは21日も戦闘が続き、ダマスカス郊外などで70人以上が死亡した。
http://mainichi.jp/select/news/20120622k0000m030049000c.html
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