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シリア情勢(16日) 中東の窓 国連停戦監視団の活動停止 アサドは最初から停戦条項を完全に無視
http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/458.html
投稿者 ダイナモ 日時 2012 年 6 月 17 日 20:35:07: mY9T/8MdR98ug
 

16日のシリア関連情勢al jazeera net 等より取りまとめたところ次の通りです。

国連停戦監視団の活動停止は、停戦無視の状況からすれば、当然の帰結でしょうが、その活動停止で双方が反省して(問題はもちろん特に政府側で、そもそもあまり人は指摘しませんが、アナンの停戦案の重要な条項は正規軍及び重火器類の市街地からの撤退ですが、アサドは初めからこの条項を完全に無視して来ました。アラブ社会が、これら重要な条項を無視しての停戦と云うのは政府に都合のよい隠れ蓑だと非難してきたことは周知の通り)停戦が実施されるとも思われず、おそらくこれでこの不幸な(隊員が死亡しなかったのは不幸中の幸い)監視団の任務はおしまいになるのでしょう。

アラブ連盟の監視団に次いで、これで2つ目の監視団が失敗したことになります。
シリアの今後ですが、現地ではどうせ政府軍等も監視団など(本質的には)無視して重火器を使用してきた訳で、今後は更に戦闘がエスカレートするだろうとしか言いようがないだろうと思います。その場合、反政府軍にどの程度の外部からの武器供与があるかが大きな問題になって来るだろうと思います。大規模な武器供与が無いかぎり、基本的に政府軍の軍事的優位という情勢は変わり様がありません。
問題は米ロEUアラブ諸国等の外部勢力ですが、監視団が失敗した以上、従来通りに国連サマに下駄を預けています、という言い訳は通用しなくなりそうで、シリア問題をどう収めるのか、関係国間(米露を含む)協議が頻繁になって行くでしょう。しかし、ロシアが大きく立場を変えるか、米欧が一方的軍事介入なり武器供与なり、政策を変更するかしない限り(当分どちらの可能性も見えない)現状の手詰まりは続いていくのではないでしょうか?

・国連停戦監視団団長は16日声明で、最近軍事行動が激しくなり、停戦が守られていに状況で、監視団の活動を中止すると発表した。監視団員は更なる決定があるまでは現地に留まる由
・これに対してシリア政府は理解を示すとともに、武装テロリストの活動を非難した。
他方シリア国民評議会は国際部隊の展開を要求した。
http://www.aljazeera.net/news/pages/482af240-7cd0-431d-8dae-da59a98fbe92?GoogleStatID=1
http://www.aljazeera.net/news/pages/9b5217f5-b7b2-4e7e-8a58-fc8065610054?GoogleStatID=1

・現地情勢では、主としてダマスカス郊外及びホムスに対する政府軍の砲激で、16日77名が死亡した。
ダマスカス郊外では20名が銃殺及び刺殺で処刑された(この数字が上記に含まれるのかは不明)。
また首都内でも正規軍と自由シリア軍との衝突があった。
ホムスでは正規軍が町を包囲して、砲撃を続行しており、住民の安否が危惧されている。
ダラアでも戦車砲での攻撃が続いている。
他方アレッポでは複数地域でゼネストが行われている。
http://www.aljazeera.net/news/pages/482af240-7cd0-431d-8dae-da59a98fbe92?GoogleStatID=1

・米大統領府は、監視団の活動停止を受けて、改めてアサドの停戦順守を呼びかけるとともに、今後のシリア対策を話し合うために、関係国と協議をしていると声明した。
・トルコ政府は安保理が新たな措置をとるように呼びかけた(具体的に何を求めているかは不明)
http://www.aljazeera.net/news/pages/9b5217f5-b7b2-4e7e-8a58-fc8065610054?GoogleStatID=1

・英telegrasph紙は、自由シリア軍の幹部が、武器供与のためワシントンで米高官と会談していると報じている。
記事によると自由シリア軍代表が国務省で、米シリア大使、中東問題調整官等と先週会談しており、また国家安全保障担当官とも会談した由。
代表団は対戦車ミサイル、重機関銃を含む必要な重火器のリストも提出した由。
記事は、現在のところ会談は予備的なもので、米国としては今後間接介入(要するに武器供与のことか?)するか否か決定しなければならないが、国防総省は重火器がイスラム過激派の手に落ちることを懸念している由。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-06-16-13-08-57.htm

・トルコ通信はシリア軍の高級幹部が離脱してトルコ領内に避難したと報じている。安全上の理由から彼の身分等は明らかにされていないが、これで高級軍人の離反は10人目である(ということは准将級ということか?)
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-06-16-14-53-45.htm


http://blog.livedoor.jp/abu_mustafa/
 

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コメント
 
01. 2012年6月17日 22:30:16 : SuHVWfSgk2
イラン・イスラム共和国ラジオ日本語より、シリア関連のニュースをまとめて転載する。

●シリアのテロリストに、最新鋭の武器や軍備供与
http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=29530:2012-06-15-14-02-05&catid=17:2010-09-21-04-36-53&Itemid=116

ロイター通信が、シリアのテロリストに、最新鋭の武器や軍備が供与されていると伝えました。
シリアのテレビ局がロイター通信の報道として伝えたところによりますと、シリアの武装勢力は、最新鋭の武器を供与されており、その多くは、サウジアラビアやカタールから送られており、その目的は、シリアの国民や政府系機関に対するテロ攻撃を拡大することにあるということです。
ロイター通信によれば、多くの武器は、レバノンやトルコの国境からシリアに密輸されています。
ロシアのラブロフ外務大臣は、13日水曜、テヘランで、イランのサーレヒー外務大臣と共同記者会見を行い、一部の国は、シリアでもリビアと同じシナリオを実行しようとしているとし、「アメリカは、シリアの武装勢力に武器を提供している」と語りました。
ラブロフ大臣は、シリア情勢に対する一部の国のダブルスタンダードを非難し、「これらの国の政府高官は、シリアでの衝突の終結を訴える一方で、武装勢力に武器を供与している」と述べました。
テログループは、2011年3月から、カタール、サウジアラビア、トルコの支援を受け、シリア各地の情勢を悪化させ、シリアの国民や治安部隊を殺害しながら、暴力の原因がシリア政府にあるように見せ、シリアへの軍事介入の土台を整えようとしています。

●ロシア外相、アサド後のシリアの議論を拒否
http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=29556:2012-06-16-13-43-45&catid=17:2010-09-21-04-36-53&Itemid=116

ロシアのラブロフ外務大臣が、シリアのアサド大統領退陣後のシリアに関する議論を拒否しました。
イスナー通信によりますと、ラブロフ大臣は15日金曜、ロシアの首都モスクワで行われた、イラクのズィバリ外務大臣との共同記者会見で、「アサド後のシリアに関する西側とロシアの協議に関して述べられていることは、正当性がなく、このような協議は、ロシアの政策にはない」と語りました。
ラブロフ大臣は、アナン・シリア特使の調停案は同国が現在の状況を抜け出す唯一の道だと強調しました。
ズィバリ大臣も、「イラクは、シリア問題に関する国際会議に関して、ロシアの政府関係者と協議したが、この会議はシリアの国内問題に影響力を及ぼす国や近隣諸国の存在なくして開かれるべきではない」と語りました。
こうした中、デイリーテレグラフとウォールストリートジャーナルは、15日、アメリカが、シリアの軍や治安部隊に対する攻撃のために、反体制派に兵器を供与することを決定したことや、アメリカの諜報機関がシリアの武装グループと協力していることについて伝えました。
ウォールストリートジャーナルは、アメリカの政府関係者の話として、「アメリカの諜報機関は、同盟国であるサウジアラビアと共に、シリアの反体制派の訓練と後方支援を行っている」と伝えました。
アナン特使の調停案により同国で停戦が発表されたにもかかわらず、武装グループは西側の支援を受け、テロを継続しています。
フランス通信がシリアの首都ダマスカスから伝えたところによりますと、15日暴力の拡大が監視団の問題の一つだと発表したシリアの国際監視団の団長は、翌16日土曜、監視団の活動を中断することを発表しました。

●イラン大統領、「一部の国の干渉によりシリア問題が複雑化」
http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=29571:2012-06-17-10-47-17&catid=17:2010-09-21-04-36-53&Itemid=116

イランのアフマディネジャード大統領が、「シリア問題が複雑化しているのは、西側諸国の政府や一部の国による地域諸国への内政干渉が原因である」と語りました。
アフマディネジャード大統領は、ドイツの新聞フランクフルター・アルゲマイネとのインタビューで、「イランは、世界の他の国と同様に、シリアに対しても、同国の国民が自由、選挙権、基本的人権、正義、尊厳と独立を享受する権利を有するべきだと勧告する。政治改革は必須であり、中東地域であれ、西側諸国であれ、選挙は平和的な雰囲気の中で行われるべきだ。しかし、遺憾ながら、NATO・北大西洋条約機構の加盟国や一部の地域諸国の干渉により、シリア問題が複雑化している」と述べています。
また、対話によりシリア問題を解決するため、あらゆる政治団体と話し合う用意があることを表明し、「イランは、シリアの各政治グループが互いに歩み寄り、話し合いのムードを作るため尽力してきた」としました。
アフマディネジャード大統領はさらに、イランの核問題を話し合う、国連安保理常任理事国にドイツを加えた6カ国とイランによる、ロシア・モスクワでの協議についても、「イランは、IAEA・国際原子力機関と最大限の協力を行っており、これを元に全ての国にとっての平等な権利が考慮されるべきである」と語っています。
そして、イランのパールチン軍事施設についても、「この施設の査察については、イランとIAEAとの合意には触れられていない」と述べました。
アフマディネジャード大統領はまた、「イランでは、20%濃度のウラン濃縮が、医療目的で実施されている」とした上で、「IAEAの規定に基づき、イランは20%を越えない濃度でのウラン濃縮を行う権利を有している」としています。

●ロシア、「シリア国際会議には地域の大国が参加すべきだ」
http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=29584:2012-06-17-13-02-55&catid=17:2010-09-21-04-36-53&Itemid=116

ロシアのラブロフ外務大臣が、首都モスクワでのシリア国際会議を成功させるための最低条件の一つは、地域の大国が参加することだと語りました。
イルナー通信が、ロシア外務省の声明として伝えたところによりますと、ラブロフ大臣は、16日土曜、国連とアラブ連盟のアナン・シリア特使と電話で会談し、シリア問題を巡るモスクワでの国際会議の開催について、様々な側面から意見交換を行いました。
ラブロフ大臣が、この会議への地域の大国の参加を強調したことは、イランの参加を支持したものと考えられており、それはこれまでにも、ロシア政府高官の発言の中で度々見られてきた事柄です。
この報告によりますと、ラブロフ大臣は、アナン特使に対し、この会議の最大の目的は、シリアでの流血を停止させ、シリア国民自身が、国家の将来について決定を下すことができるような政治プロセスを開始することであるとしました。
ラブロフ大臣は、アナン特使との会談でさらに、シリアの安定確立に重要な要素として、国連シリア停戦監視団の活動を支持しました。
一方のアナン特使もこの会談で、シリア問題の解決に向け、国際的なアプローチを決定する重要性を強調しました。

◎イラン・イスラム共和国からのラジオ日本語放送は、短波を使用しています。放送スケジュールは以下の通りです。

@日本時間 22:30〜23:30 (イラン時間18:00〜19:00)
周波数 13,630kHz(22メーターバンド) 15,555kHz(19メーターバンド)

A日本時間 06:00〜07:00 (イラン時間 01:30〜02:30)
【こちらは、前日22:30〜23:30の再放送です。】
周波数 11,765kHz(25メーターバンド) 13,710kHz(22メーターバンド)

●短波の聴けるラジオは、国内電気メーカーではソニーしかありません。周波数をデジタル表示できるタイプでないと合わせるのに苦労しますので、ICF-SW7600GRがお奨めです。3〜4万円で購入できます。これ以外のラジオとして、世界最大のラジオ生産国となった中国からの輸入品があります。ワールド無線や、ベストカカクなどで取り扱っていますので、そちらのサイトを検索してみてください。


02. 2012年6月18日 20:59:37 : 0TNWnaAoJo
シリア情勢を見ていると、中東の諸悪の根源は、サウジアラビアにあると見えてくる。アルジャジーラにしてもアルアラビアにしても反シリアでサウジと共闘し、アルカイダを含む反シリア軍には、サウジの金で買った大量の武器が流れているとも聞く。一方、シリア側からはプロパガンダ的の情報しか流れてこないようにも見える。混沌。

03. 2012年6月20日 00:49:48 : Z7jSNL6KAI
それでも、ダイナモ氏は工作員ではないのではないか?

税金寄生虫なる悪に上下の隔てはないという

一本筋の通ったイデオロギーで動いているからだ。

欧米日の戦争産業も、ロシア・リビア・シリアの

「独裁者」の「ばら撒き福祉」で現体制(当時の)を支持してる

「なまけ病の愚民ども?」も同列というワケだ。


過去の、ダイナモ氏の輝かしい福祉活動と、

ダイナモ氏を裏切った恩を仇で返すジコチューの連中に対する

失望と怒りに対しては同感できるのではあるが

「ナマポ長者叩きインターナショナル活動?」ばかりしてる先には

地獄よりも悲惨なセカイが待っている事が理解できていないな。

本当に福祉が必要な人々が萎縮してしまって渡らないノダ。



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