http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/385.html
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シリアに関する情勢は毎朝とリまとめて報告していますが、明日は所用の為更新はお休みしますので、取りあえずその後の動きについてal jazeera net 等より取りまとめておきます。
アラビア語の報道が正しければ、どうも米政府内で若干の意見の差が出てきているようで、いわゆる軍事オプションに関する発言にニュアンスの違いが見られます。
・シリアでは、5月31日の死者は45名に上った。大半が政府軍の銃撃によるもので、大部分がホムスであった。
・政府軍は1日首都ダマスカス郊外のダリヤ市を激しく砲撃した。またdir zur のブクマール市では、戦車、装甲車が激しく攻撃した。イドリブでは攻撃ヘリの爆撃があった。
http://www.aljazeera.net/news/pages/7ef08fdf-e2b6-488e-9f6c-c0154db9038a?GoogleStatID=1
・これに対して首都ダマスカスの多くのスーク(商業地区のこと:ダイナモ注)ではゼネストが続けられ、多くの店が閉鎖されたが、政府軍及びバース党民兵は閉じられた店を襲い破壊、略奪した。
http://www.aljazeera.net/news/pages/7ef08fdf-e2b6-488e-9f6c-c0154db9038a?GoogleStatID=1
・米国防長官はシンガポールへの途上、記者団に対して、米国としては必要があれば対シリア軍事行動の用意があるが、いまは未だ外交努力の時期で、また軍事行動には安保理の授権が必要であると語った。
(このal jazeera の記事に関して、al qods al arabiの記事は「いかなる軍事行動にも安保理の授権が必要」と語ったとむしろ、そちらの方に重点を置いた報道をしており、おそらくこちらの方が真意に近いのでHないでしょうか?)
http://www.aljazeera.net/news/pages/9cb39fc3-e4b3-4382-ac98-5c7060f65e74?GoogleStatID=1
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-06-01-06-07-06.htm
他方国連の米大使は31日安保理が早急にシリア市民保護の策を講じられなければ、安保理の授権なしの軍事行動が必要となるかもしれない、と語った。
http://www.aljazeera.net/news/pages/9cb39fc3-e4b3-4382-ac98-5c7060f65e74?GoogleStatID=1
(確かクリントン長官は米国は軍事行動には未だ反対であるとかなり明確に発言しており、上記2人の発言がその通りであれば、米政府高官が初めて軍事行動の可能性をほのめかしたものとして注目されます。なお、米国では歴代国連大使は閣僚級等の格を有する有力政治家であり、日本などの様な官僚ではないので念のため)
・クリントン元大統領は、現在のシリア情勢はかってのボスニア・ヘルツェゴビナの情勢に酷似しており、極めて複雑で、オバマが軍事介入を拒否していることは理解できるとして、ロムニ氏の批判をけん制した。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-06-01-07-43-37.htm
・米国連大使はソ連のアサドへの武器供与は非難されるべきものと批判した。
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-06-01-07-04-50.htm
・シリア外務省は、国連人権理事会あての書簡で、米国の複数の会社がシリアで破壊工作をする傭兵の訓練を行っており、地域内の複数の国が彼らを保護していると非難した
(シリアの非難、主張には、余りに虚偽の宣伝としか思われないものが多く、その鉄面皮性には感嘆するが、これなどはその最たる見本であろう)
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-06-01-06-44-29.htm
http://blog.livedoor.jp/abu_mustafa/
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